#author("2025-04-29T23:40:27+09:00","","") #author("2025-04-29T23:55:51+09:00","","") *&ruby(ジェネレート・ギア){転生編}; [#y6fd2f23] -''PREV'':[[聖拳編]] -''NEXT'':[[不死鳥編]] [[デュエル・マスターズ]]4番目のシリーズ。 「転生編」と書いて「''ジェネレート・ギア''」と読む。 [[プロモーション・カード]]の[[シリーズナンバー>ブロックマーク#ynumber]]は「Y4」。 ハイ[[スペック]]カード満載な[[聖拳編]]に比べれば、地味な[[カード]]が多くを占める印象を受ける。しかし、各[[エキスパンション]]毎に強力なカードももちろん有り、多くの[[デッキ]]がこのシリーズで強化された。 また、当初の評価は低くても[[カードプール]]の拡大により[[何年も>《巡霊者メスタポ》]][[後に>《ディオーネ》]][[な>《進化設計図》]][[っ>《グローリー・マッスル》]][[て>《巡霊者ウェビウス》]][[か>《ルナ・コスモビュー》]][[ら>《予言者プロキオン》]][[再>《ヴァリアブル・ポーカー》]][[評価>《シナプス・キューブ》]][[さ>《マインド・リセット》]][[れ>《デュアルショック・ドラゴン》]][[た>《天真妖精オチャッピィ》]][[カード]]も多く、[[G・ゼロ]]や[[S・バック]]はその典型例と言えるギミックでもある。中には後の時代で凶悪な[[コンボ]]が発見されて[[殿堂入り]]・[[プレミアム殿堂]]に至ったケースもあり、 --[[《怨念怪人ギャスカ》]]([[殿堂入り]]) --[[《フェアリー・ギフト》]]([[殿堂入り]]) --[[《セブンス・タワー》]]([[殿堂入り]]→[[殿堂解除]]) --[[《バジュラズ・ソウル》]]([[殿堂入り]]) --[[《アクア・パトロール》]]([[プレミアム殿堂]]) --[[《マーシャル・クイーン》]]([[殿堂入り]]) --[[《パラダイス・アロマ》]]([[殿堂入り]]→[[殿堂解除]]) --[[《盗掘人形モールス》]]([[殿堂入り]]) --[[《ドリル・スコール》]]([[殿堂入り]]) --[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]([[プレミアム殿堂]]→[[殿堂解除]]) --[[《ダンディ・ナスオ》]]([[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]]) と[[聖拳編]]程ではないものの地味なセットにしてはいくつもの[[殿堂入り]]を輩出するようになった。まさに大器晩成のシリーズと言えるだろう。 このシリーズのメインテーマは、第3のカードである[[クロスギア]]の登場と過去のカードの[[転生]]。 [[クロスギア]]版[[S・トリガー]]の[[S・トリガーX]]や、[[クロス]]した[[クリーチャー]]がパワーアップする[[アクセル]]など、それらを補助するシステムが目立つ。 [[戦国編]]までは[[クロスギア]]に関するカードのほとんどはこのシリーズに収録されていたため、自分で使うにも対策するにも転生編のカードは必須だった。もちろん今でも有用なギア系カードは多数。 このセットに当てはまる[[エキスパンション]]は、 -[[クロスギア]]が初登場した120枚セット。前シリーズとはうって変わって[[単色]]デッキを推進している [[DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」>DM-14]] -[[アクセル]]、[[S・トリガーX]]の登場で、さらに[[クロスギア]]強化を推し進めた [[DM-15 「転生編 第2弾 神滅奥義継承(シークレット・オブ・ヒドゥン・ギア)」>DM-15]] -目玉に[[DM-08]]以来の[[進化]][[ドラゴン]][[サイクル]]を置き、ノーコスト[[召喚]]能力[[G・ゼロ]]が生まれた [[DM-16 「転生編 第3弾 魔導黙示録(オリジン・オブ・パーフェクト・ギア)」>DM-16]] -[[進化クロスギア]]が初登場。[[S・トリガー]]に続く防御システム[[S・バック]]が生まれた [[DM-17 「転生編 第4弾 終末魔導大戦(ジ・オーバーテクノクロス)」>DM-17]] の4つ。 シリーズ全体にわたって、過去カードのリメイクである[[転生]]カードが収録されている。[[クロスギア]]も過去のカードをモチーフにデザインされたようなものが多い。後半に真価を発揮する[[メタモーフ]]能力の初出もこのシリーズ。 -[[DM-17]]の[[進化クロスギア]]以外は全て単色カードであり、[[聖拳編]]とは逆に単色メインのシリーズとなった。 -歴代クリーチャーの[[転生]]もテーマだが、[[自然文明]]のカードで転生版と言えるのは[[《ブラッサム・トラップ》]]と[[《モビル・フォレスト》]]、[[《式神イノセント》]]のみであり、[[フォイルカード]]には登場しなかった。 -[[カードパワー]]が異常な[[聖拳編]]の人気が高すぎたということもあるが、シリーズ作品特有の長期化の流れやこの時期のコロコロコミックの目玉作品が欠けたこともあってか基本的にこのシリーズから次のシリーズ[[不死鳥編]]まで、[[デュエル・マスターズ]]の新弾初動売上は徐々に降下線を辿っていく。それもあってか、このシリーズのエキスパンションを購入する意欲を高まらせるために転生編末期からレギュレーションを変えた[[アフタージェネレートリーグ]]が開催された。 --このシリーズはデュエマ史上最初の[[デフレ]]シリーズとされる。 --誤解されがちだが、''転生編全体(2005年度)の年間売上(109億円)は[[聖拳編]]全体(2004年度)の年間売上(96億円)を上回っており''、商業的に見れば転生編期が年間を通して低迷していたという訳ではない。前年の[[聖拳編]]によるデュエマ人気が継続していたことや映画による認知度の高まりで新規参入者が多かった事情もあり、シリーズ通年で売れていなかったというのは全くの誤りである。 --環境面についての指摘もあるが、当時の客層は低年齢層の割合が高く[[構築済みデッキ]]の質も低かったため[[ジャンクデッキ]]や[[ファンデッキ]]が主流となっており、現在の認識や価値観でこの時期を振り返ろうとすると誤解を招く危険性もある。また、一時期このシリーズ前後の[[殿堂レギュレーション]]におけるデマ([[《ロスト・チャージャー》]]や[[《アクアン》]]の殿堂入り日など)が広まっていたこともあり、この時期の売上や環境を取り上げた情報サイトにはしばしば誤りが散見される。 --そもそも、このシリーズで極端に[[カードパワー]]が低かったのは[[DM-17]]くらいで全体で見れば[[聖拳編]]から[[多色]]カードが抜けただけであり、細かく見ると[[単色]]強化サイクルなども存在している。後に再評価されたカードは勿論のこと、当時から[[環境]]で活躍していた優秀なカードも多数存在する。その中には[[転生カード>転生]]や[[クロスギア]]も含まれており、それらが全て失敗ギミックだったというのは暴論である。 --そもそも、このシリーズで極端に[[カードパワー]]が低かったのは[[DM-17]]くらいで全体で見れば[[聖拳編]]から[[多色]]カードが抜けただけであり、細かく見ると[[単色]]強化サイクルや[[【除去コントロール】]]や[[【ボルバル】]]に対する[[メタカード]]なども存在している。後に再評価されたカードは勿論のこと、当時から[[環境]]で活躍していた優秀なカードも多数存在する。その中には[[転生カード>転生]]や[[クロスギア]]も含まれており、それらが全て失敗ギミックだったというのは暴論である。 ---実際、当時のゲームスピード上において[[クロスギア]]が[[カードパワー]]で極端に劣っているとは言い難く、評判こそ[[DM-14]]の時点では良いとは言えなかったものの、[[S・トリガーX]]や[[《ペトリアル・フレーム》]]、[[《バジュラズ・ソウル》]]が登場した[[DM-15]]、[[《ノーブル・エンフォーサー》]]などの非[[クロス]]時にも効果が使える[[クロスギア]]が出た[[DM-16]]と当時の[[環境]]においては徐々に株を上げていったという経緯がある。しかしながら[[DM-17]]の[[進化クロスギア]]が不評だったことや[[戦国編]]の[[サムライ]][[クロスギア]]の[[スペック]]が[[ナイト]][[呪文]]に比べて相対的に控え目だったこと、[[カードプール]]の増加による[[環境]]の[[高速化]]によってその後は評判を落としていった。 --全体的に[[レア]]以下に優良カードが多く、[[フォイルカード]]は地味な[[スペック]]な性能であることも偏見の一因となっている。特に[[DM-17]]は[[スーパーレア]]と[[ベリーレア]]10枚のうち7枚が使い勝手の宜しくない大型[[クロスギア]]と[[進化クロスギア]]で占められており、非常に印象が悪い。 --また一部のプレイヤーにはこの[[シリーズ]]自体を毛嫌いする層もおり、「サファイア地獄」や「終末ナスオ大戦」など当時の[[環境]]や[[エキスパンション]]を揶揄した造語も作られた。特に後者は当wikiが発祥で広まったとされている。 --また一部のプレイヤーにはこの[[シリーズ]]自体を毛嫌いする層もおり、「サファイア地獄」や「終末ナスオ大戦」など当時の[[環境]]や[[エキスパンション]]を揶揄した造語も作られた。特に後者は当wikiが発祥で広まったとされている。後の[[超天篇]]や[[十王篇]]と似た側面があり、些か叩かれすぎな部分もある。 --[[聖拳編]]では多色や[[《無双竜機ボルバルザーク》]]などのオーバースペックカードが登場しすぎたことを反省したからか、カードパワーは聖拳編の時より抑え気味だったと言えるだろう。デュエマ史上においては[[不死鳥編]]、[[エピソード3]]に次ぐ代表的な[[デフレ]]シリーズであるという評価が一般的。それでも[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]や[[《バジュラズ・ソウル》]]など抜きんでた強さを持ったカードがあったこと、ドルバロムなどの転生クリーチャーが低年齢層に受けたことによって人気は保っていた。[[デュエル・マスターズ プレイス]]でも転生編に当たる[[DMPP-06]]の売上は好調であり、いかにこのシリーズが不当に過小評価されていたかが分かる。 --とは言うものの、[[クロスギア]]専用のサポートや[[除去]]カード、[[再録]]ではない[[バニラ]]や[[準バニラ]]相当のカードがいくつも目立つのはやはり考えものである。 またこの時期には[[ハーフデッキ]]の発売やDM初の[[ブロック構築]]となる[[アフタージェネレートリーグ]]の開催、[[ローソンのドリンクに>《ヘリオス・ティガ・ドラゴン》]][[おまけカードをつける>《白虎の剣皇ダーク・サラマンダス》]]など様々な試みが行われていたが、いずれも長続きしなかったことから、そういった点でも迷走していたと捉えられがちである。 -[[《死蝶将軍レイラ》]]や[[《解体人形ジェニー》]]、[[スプラッシュ・クイーン]]の登場など、この頃から[[イラスト]]における、所謂美少女[[クリーチャー]]が解禁されたと言われている。また、今シリーズで登場した[[スノーフェアリー]]は再録を含め全て女性型である。 -[[DMC-42]]は、このシリーズのカードを中心に[[再録]]されている。 **このシリーズに発売された商品 [#z8af1704] -[[DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」>DM-14]] -[[DMS-04 「転生編(ジェネレート・ギア)スターターセット」>DMS-04]] -[[DMC-22 「ヘルブースト1/2デッキ」>DMC-22]] -[[DMC-23 「スピードバーン1/2デッキ」>DMC-23]] -[[DMC-24 「イリュージョンブルー1/2デッキ」>DMC-24]] -[[DM-15 「転生編 第2弾 神滅奥義継承(シークレット・オブ・ヒドゥン・ギア)」>DM-15]] -|[[DMC-25 「勝舞紅蓮鋼速(しょうぶフルメタル・ファイアー)デッキ」>DMC-25]] -[[DMC-26 「白凰聖霊帝国(はくおうエンジェルキングダム)デッキ」>DMC-26]] -[[DM-16 「転生編 第3弾 魔導黙示録(オリジン・オブ・パーフェクト・ギア)」>DM-16]] -[[DMC-27 「コロコロ・ドリーム・パック」>DMC-27]] -[[DM-17 「転生編 第4弾 終末魔導大戦(ジ・オーバーテクノクロス)」>DM-17]] -[[DM-18 「ベスト・チャレンジャー」>DM-18]] -[[DMS-05 「ベスト・チャレンジャースターターセット」>DMS-05]] **参考 [#e74aac61] #include(シリーズリスト,notitle) -[[転生編環境]] -[[転生編背景ストーリー]] -[[勝舞編]] -[[デフレ]] &tag(用語集,シリーズ,勝舞編,転生編);