#author("2025-04-15T13:16:45+09:00","","") #author("2025-04-16T03:26:53+09:00","","") *&ruby(ちょうこんクロス){超魂X}; [#top] [[コロコロコミック]]2025年4月号で登場した[[キーワード能力]]。 この能力を持つカードがクリーチャーの下にあれば、以下に示す能力を同一[[オブジェクト]]に[[付与]]する[[常在型能力]]。 |コッコ・超魂・ルピア UC 火文明 (3)| |クリーチャー:アーマード・ファイアー・バード/フュージョナー 3000| |このクリーチャーから進化するクリーチャーのコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。| |BGCOLOR(#cde):|c |''超魂X''(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)| |各ターン、このクリーチャーがはじめてバトルに勝った時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。| 「①%%%これがクリーチャーの下にあれば%%%、そのクリーチャー②''にも''以下の能力を与える」という表記から、 +クリーチャーの下に置かれていない状態では、超魂Xは働いていない。 (例えば「超魂Xからの付与を受けているクリーチャーを参照する」または「クリーチャーの下で超魂Xを発動させているカードを参照する」効果が登場した場合、超魂Xを持つクリーチャーをバトルゾーンに出しているだけでは「発動している」扱いにはならない。) +超魂Xを持つクリーチャー自身も、その示された能力を持っている扱いになる。 (1.により、カード自身が持つときは[[付与]]ではない。[[《奇石 アゾールα》]]を[[《ヘブンズ・ゲート》]]で出せるように、[[キーワード能力]]を参照する必要がある場合にはバトルゾーン以外でも持っていることになる。) [[《ガヤルドスカイ-A3》]]は超魂Xの[[ブロッカー]]だが、[[《ヘブンズ・ゲート》]]で出せる。 基本的にはこれを持つ[[クリーチャー]]を[[進化]]させることでその特色が発揮される。[[進化元]]の[[能力]]が残ったまま[[進化]]できるとも、[[進化]]先を強化できるとも取れる。 同弾では[[G-NEO進化]]・[[NEO進化]]がプッシュされており、そちらと組み合わせて使う想定だろう。 [[ボードアドバンテージ]]を生まないという性質上、氷山の一角だけが一線級で輝き、大多数が対戦で不遇な目になることが多い[[進化クリーチャー]]だが、超魂Xの登場によってこれまで注目されていなかったものに思わぬコンボが生まれるかもしれない。 -進化元に複数の超魂Xがあれば、その分だけ進化クリーチャーを強化できる。 [[G-NEO進化]]では重ね着に旨味が少ないものの、[[スター進化]]が耐性増加の目的などでさらに進化させた際には、最新のクリーチャーに超魂Xは引き継がれる。 -たとえクリーチャーの下に置かれても、[[《秩序の邪将 ビホルダー》]]や[[《極限邪神M・ロマノフ》]]、[[《暗黒神星アポロデス・フェニックス》]]などで''裏向き''にした場合は参照できない。 -能力のテキストごと与える裁定については[[《MAX-Gジョラゴン》]]が参考になる。 -コスト6以上の進化クリーチャーとしてバトルゾーンにあるものは、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の影響を受けるかは不明。[[《コッコ・超魂・ルピア》]]はコスト5以下の範囲だが、何等かのカードの下にある間も「''コスト5以下の''クリーチャーの能力」として超魂Xへの[[無視]]チェックが入るのかどうかが明確な裁定はない。 --①「[[ブロッカー]]」が無視されていても[[ブロッカー進化]]の進化元にできる。②[[《奇天烈 シャッフ》]]の継続的効果は効果をかけられた時点ではなく、最新の情報を見る。この2つの前例から、[[エレメント]]として見る状態がコスト6以上ならば超魂Xの適用およびそれで得られる能力テキストが無視されないのではと仮説を立てることができる。 **[[背景ストーリー]] [#u6767df4] [[《悪魔世界ワルドバロム》]]が世界の理を書き換えた結果生まれた、一部のクリーチャーが自らの魂をモノに込めて他の超獣に受け継がせる能力。(([[《超魂設計図》]]のフレーバーテキスト)) -カード右下のワイプのイラストで勢力の特徴を表している。 |勢力|イラスト| |[[黒赤緑]]の「魔誕」勢力|魔法陣| |[[白青緑]]の[[メカ]]/[[マジック]]/[[ジャイアント]]の連合軍|宝石| |[[青黒赤]]の[[アビス]]|霊体・魂| |[[白青黒]]の[[スチーム・ナイト]]|本| |[[白赤緑]]の[[テクノ・サムライ]]|クレジットカード| |[[《王闘竜皇 ボルシャック・ドラゴン》]](([[《コッコ・超魂・ルピア》]]のみ))|[[《ボルシャック・ドラゴン》]]の腕| **その他 [#u62298b0] -能力としての元ネタは恐らく[[Magic:The Gathering]]の[[変容>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%A4%89%E5%AE%B9]]。 -デュエマでありそうでなかった、進化元の能力が進化先に直接影響を与えるカード。ただし総合ルール200.3aによって進化元のカードの特性が無視されることはもともと定義されているため、今回のような例外がなければ実現しなくても不思議ではなかったと言える。 --進化元が間接的に効果を発揮したり、進化先に効果を与えたりする例は[[DM-34]]の[[《霊騎幻獣コライオン》]][[サイクル]]や[[シンカパワー]]という前例がある。 ちなみに前者は進化クリーチャーの存在、後者は([[バトルゾーン]]から)進化をすることが前提だが、超魂Xは[[クリーチャーの下]]にさえあればよいため、[[墓地進化]]等で[[バトルゾーン]]以外から[[進化]]した時はもちろん、[[退化]]や[[進化]][[魔導具]]+[[無月の門]]などによって、進化ではない[[クリーチャーの下]]に仕込んだ状態でも発動する。 -[[マナ進化]]、[[墓地進化]]などの一部進化は[[進化元]]のコストを払う事なく超魂Xを仕込めるため注目を集めている([[シンカパワー]]は[[バトルゾーン]]から進化する必要があったので実現しなかった)。 超魂X大量付与が狙える現代[[スペック]]の[[超無限墓地進化]]である[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]が特に注目されているが、《DOOM》を出せるほど[[墓地肥やし]]できたのなら別の手段でも勝てているかもしれない。 --同様に、「進化元にする」以外の方法で進化元を補充できるカードとも高相性である。[[《暴覇斬空SHIDEN-410》]]はまさに超魂Xのために下にカードを敷く効果を持っている。 [[《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》]]や[[《守護聖天タース・ケルケルヨ》]]などはバトルゾーンから供給するため「超魂Xを出す」という一手間が噛む。したがって[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]や[[《三界 ブッディ》]]といった、バトルゾーン以外からカードを供給できるタイプが望ましいが、それらの単体スペックは課題となる。 [[《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》]]や[[《守護聖天タース・ケルケルヨ》]]などはバトルゾーンから供給するため「超魂Xを出す」という一手間が噛む。したがって[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]や[[《三界 ブッディ》]]といった、バトルゾーン以外からカードを供給できるタイプが望ましいが、それらの単体スペックは課題となる。[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]なら文明や種族といった縛り無く、しかも山札から2枚補充できるため、様々なコンボの余地がある。 -[[S級侵略[轟速]]]の「バトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい」の部分も有効活用できる。例えば下に[[《魔誕の悪魔デスモナーク》]]を含んだ闇または火の進化コマンドが攻撃する時、バトルゾーンから[[《禁断の轟速 ブラックゾーン》]]などを重ねることによって、その2体それぞれの超魂Xがひとまとめになって1体の能力になる。 -名前の「X」は、[[クロスギア]]を装備させる「[[クロス]]」「[[S・トリガーX]]」と共通している。[[王道W]]の[[白赤緑]]では[[テクノ・サムライ]]が中心になる事が紹介されているため、意識されている可能性は存在する。 -超魂Xを持つクリーチャーは[[パワー]]の表記が通常より高い位置にあり、超魂Xで与える能力の[[テキスト]]はパワー表記よりも下に書かれている。また[[イラスト]]もその部分には光るようなエフェクトが描かれており、右下には台形の枠の中に独自のイラストが描かれている。 超魂Xの[[パワー]]表記と[[進化クリーチャー]]の[[パワー]]表記を重ね合わせるように置き、[[進化クリーチャー]]の[[テキスト]]の下に超魂Xの[[テキスト]]が続いて見えるような置き方を想定しているのだろう。 --右下のイラスト枠も、下に重なっている超魂Xが何なのか区別しやすくするための配慮だろう。 --下のカードの能力が見えるようにカードを重ねていくというギミックは、重ねる方向は逆だが[[オレガ・オーラ]]と同じコンセプトである。 //-[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]の[[殿堂入り]]の一因が自身の下にカードを溜め込む効果で超魂X大量付与が狙えるからかもしれないと騒がれたこともあり -[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]の[[殿堂入り]]の一因とも噂される。本能力の公開直前に入れ替わるように規制された。 《COMPLEX》は下に大量のカードを溜め込むため、超魂Xが落ちればそれだけで発動してしまう。《COMPLEX》を[[フィニッシャー]]に据えていた[[【青黒COMPLEXコントロール】]]は既にデッキスロットが埋まっており、またそもそも起き上がった時点でほぼ勝ちのようなカードのため別に本体性能の強化はいらず超魂Xを組み込む余裕は無かったと思われるが、当時既に[[トップメタ]]だった《COMPLEX》をうっかり強化してしまわないよう予防的に規制されたという見方もできる。 --あるいは逆に、[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]の[[殿堂入り]]が既定路線だったからこそ、[[シナジー]]を警戒せずにこちらがデザインされた可能性もあるだろう。 いずれにせよ真相は闇の中。はっきりしている事と言えば、[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]がそれ自体が既に[[殿堂入り]]に相応しい強力無比な実力を有していたという事実のみである。 ---大喜利的な話になるが、下に大量に超魂Xがある《COMPLEX》で持つ能力を全部見えるようにするには[[五元神]]などのように物理的に邪魔な存在になるという問題もあった。過去にも[[アドバンス]]では[[オレガ・オーラ]]を大量に付けた[[GRクリーチャー]]の置き場所に困ることがあった。[[オリジナル]]でも使用制限がない能力なので[[リモートデュエマ]]が再燃した場合に視認性の弱点はネタではなく本気で障害になる。 -この効果とは恐らく無関係だが、コナミ社のTCG「遊☆戯☆王」にはX(エクシーズ)というモンスターにモンスターを重ねて出すギミックが存在する。 登場当時、[[進化V]]及び[[メテオバーン]]との類似性が話題になった。 **参考 [#f946c842] -[[《コッコ・超魂・ルピア》]] -[[フュージョナー]] -[[進化クリーチャー]] -[[の下]] -[[《霊騎幻獣コライオン》]] -[[シンカパワー]] -[[キーワード能力]] -[[用語集]] &tag(用語集,能力,キーワード能力,超魂X);