#author("2022-11-02T03:29:51+09:00","","")
#author("2023-02-26T22:47:53+09:00","","")
*要求値 [#tf8e06af]

特定のコンボを始動させたい時点で、そのターン数に対して必要となるパーツを揃えることの難易度を表した用語。

「要求値が高い」となると、「確率的には容易ではない」という意味合いとなる。

特に、手札補充を用いずコンボを達成させたい場合に用いられやすい。例えば、[[《友情の誓い》]]と[[《五連の精霊オファニス》]]を組み合わせたデッキは、純粋にプレイヤーの引きの強さだけが要求される。

-同じ「N種類が必要」な場合でも、いつまでに揃えなければならないかによって、要求値は変わってくる。1ターン目の時点で2種類のカードが必要なのと4ターン目の時点で2種類が必要なのでは、[[ドローステップ]]の有無や[[《サイバー・チューン》]]といった[[手札交換]]を使う余地があるかにより、雲泥の差がある。

-要求値という単語が使われる理由は、単に確率計算が煩雑であることに由来する。また、採用枚数の違いでも確率は変わってくるため、一概に何パーセントと表記するわけにもいかないのも理由である。
--コンボパーツだけでなく、他のカードの[[文明]]の枚数によっても[[色事故]]により確率は変化する。[[多色]]カードの[[タップイン]]等まで考えると、正確な計算は非常に困難になる。

**要求値が高い例 [#z14cba97]
先攻1ターン目に、[[殿堂入り]]している[[《“轟轟轟”ブランド》]]を[[マスターG・G・G]]で出すのは手札の要求値が高い。

-条件
--初期手札の5枚で、コスト1の火のクリーチャーを[[代替コスト]]に使って[[《ニクジール・ブッシャー》]]を召喚し、手札を[[《“轟轟轟”ブランド》]]だけにする。
---※[[盾落ち]]は考慮せず、単純に40枚からランダムに5枚を取り出した際に、それが実現できる手札になる確率を求める。
//---※[[盾落ち]]は考慮せず、単純に40枚からランダムに5枚を取り出した際に、それが実現できる手札になる確率を求める。
//初期手札の場合、40枚からランダムに5枚を取り出すことと同義なので、この場合盾落ちは確率に影響しない。
--デッキに[[《ニクジール・ブッシャー》]]を[[4枚積み]]
--デッキにコスト1の火のクリーチャーを合計12枚
--デッキに[[《“轟轟轟”ブランド》]]を1枚

この条件なら、「コスト1の火のクリーチャー」を1枚以上、「[[《ニクジール・ブッシャー》]]」を1枚以上、「[[《“轟轟轟”ブランド》]]」を1枚ちょうど引ける確率で求まる。
結果は……''約0.887%''

-このように、高すぎる要求値を数値化してもあまり役に立たない。現実的に起こり得ないのなら、戦術としては破綻している。単に「起こればラッキー」の一言で済む。
--そもそも、コスト1の火のクリーチャーを12枚より多く採用したり、[[《ニクジール・ブッシャー》]]の水増しに[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]も採用したりしても、計算結果が変わってきてしまう。

**参考 [#lf803ba6]
-[[用語集]]
-[[再現性]]