#author("2025-12-30T13:52:36+09:00","","") #author("2025-12-31T17:22:48+09:00","","") *確定除去 [#o08fee63] 特定の[[除去]][[能力]]・[[効果]]を総称した俗称。 大雑把に言えば「''シンプルかつ強力な''」「''対象を選ぶ際に条件がない''」除去を指す。 ただし後述の事由により、その言葉が指す範囲や、『確定』という言葉の妥当性はあやふやなものとなっている。 |デーモン・ハンド R 闇文明 (6)| |呪文| |S・トリガー| |相手のクリーチャーを1体破壊する。| [[DM-01]]の[[《デーモン・ハンド》]]はこの除去の代表格とされる。 これに倣い、以降の文章では便宜的に、 |相手のクリーチャーを1体破壊する。| を「確定除去」と呼ぶことを前提として解説を行う。 **「確定除去」という言葉の範囲 [#k9eab4ce] ここで言う「確定」とは主に、 +[[火力]]などの条件付き[[除去]]と対比して、対象の制限が一切ないこと ここで言う「確定」とは、「狙う対象を確定で(=確実に)」除去できるという意味である。具体的な性質を挙げると、 +[[火力]]などの条件付き[[除去]]と対比して、対象の条件・制限が一切ないこと +[[バウンス]]などと対比して、その場しのぎでなく、再利用ができない(難しい)ゾーンに送るものであること +[[選ばせ除去]]と対比して、自身に選択権があること を指す事が多い。 を満たすものが確定除去と呼ばれやすい。 -『無条件の[[除去]]』であるという点は、特に[[火力]]の[[パワー]]制限と比較される文脈が強い。そのため、制限が[[特殊タイプ]]や[[文明]]に由来する[[《魂と記憶の盾》]]や[[《炎獄スマッシュ》]]、パワー制限の天井が非常に高い[[《ダイナボルト <カツキング.Star>》]]はしばしば(実質的な)確定除去と呼ばれるケースがある。 -『無条件の[[除去]]』であるという点は、特に[[火力]]の[[パワー]]制限と比較される文脈が強い。そのため、制限が[[特殊タイプ]]や[[文明]]に由来する[[《魂と記憶の盾》]]や[[《炎獄スマッシュ》]]、[[火力]]でもその範囲が非常に広い[[《ダイナボルト <カツキング.Star>》]]はしばしば(実質的な)確定除去と呼ばれるケースがある。 --クリーチャー除去より範囲の広い[[除去]]として、[[カード指定除去]]や[[エレメント]]除去が存在するが、歴史的な経緯によりクリーチャーを除去できる時点で確定除去と呼ばれることが多く、「クリーチャー以外を除去できないから確定ではない」という考えはあまり優勢でない。 -確定除去という言葉には「ピンポイントで除去したい対象を取り除ける」というニュアンスも多少含まれる。そのため、全体を強制で巻き込む[[リセット]]については、確定除去と呼ばれることは少ない。 -[[パワー低下]]は擬似的な[[火力]]とされるが、[[《凶槍乱舞 デスメタル・パンク》]]や[[《零》]]のようにパワーを無限に減らす、もしくは0にする[[能力]]は「パワー制限のない除去」ということになり、事実上の確定除去である。 -送り先のゾーン別に見ると、[[墓地送り]]([[破壊]])と並んで再利用が難しい[[マナ送り]]や[[超次元送り]]は確定除去と呼ばれやすい。[[シールド送り]]や[[山札送り]]については、話し手や状況に左右されるところがある。 --[[山札送り]]は送る位置によっても再利用のしやすさが変わるため、一概に言うことはできない。 --[[サイキック・クリーチャー]]など超次元ゾーンに属するカードについては、送り先が超次元ゾーンに統一されるため、送り先による「確定除去か否か」の判別は意味をなさない。「再利用が簡単なため、破壊が確定除去として機能しない」とも、「バウンスですら確定除去になる」とも形容される。 --[[封印]]はゾーンを変更しないものの、除去とほぼ同等の効果が得られ、また対象に制限のないケースがほとんどのため、確定除去と並べて語られることが多い。 ***確定除去は本当に「確定」か [#rcda0f0a] [[《デーモン・ハンド》]]登場当時こそ存在しなかったものの、[[カードプール]]の拡大により、[[除去]]への[[耐性]]にさまざまな種類が登場した。例を挙げると、 -除去対象に選ぶことができない[[アンタッチャブル]] -他のものを身代わりにして本体が除去に耐える[[除去置換効果]]([[セイバー]]、[[エスケープ]]、[[EXライフ]]など) -何度除去を食らっても耐える[[とどまる]]、[[離れない]] などが、この記事で言う確定除去1発では除去できない対象となっている。 これら[[耐性]]持ち[[クリーチャー]]の台頭により、この記事で言う確定除去が「確定」で[[クリーチャー]]を破壊できるという信頼性は薄まってきている。 このような状況下でも「確定除去」という言葉が使われ続けていることもまた事実であるが、その結果、この用語を使う人が自由に解釈を広げることができてしまい、当Wikiでもかなり曖昧な使われ方が散見される。 可能であれば、[[破壊]]、[[マナ送り]]といったより定義の明確な言葉に言い換えていく事が望ましい。 -2025年に、[[離れない]]などの[[除去]][[耐性]]を無視して[[除去]]できる「[[深淵送り]]」という[[キーワード処理]]が登場した。「確定除去」という言葉は破壊よりもこちらへの方がふさわしい言葉と言えるだろう。ただし、あちらも[[アンタッチャブル]]に対しては無力。 //深淵送りは移動柵のゾーンではなく「その移動が妨害されない」という特殊処理がミソなので、他のゾーン送りと並ぶ記述位置には移動させないようお願いします ***成り立ち [#a1fb0878] [[除去]]とは、相手クリーチャーに干渉する方法の一つであり、その優秀さに応じてコストの軽さ・重さが変動する傾向にあった。 例えば、[[《デス・スモーク》]]はコストは4だが[[タップ]]したクリーチャーを[[破壊]]することができず、[[《炎獄スマッシュ》]]もコストは4だが[[多色]]ではないクリーチャーしか破壊できない。 唱えても除去を遂行することができない可能性のあるカードということで「非確定な除去」と認識されたのだろう。 それに対してコスト6の[[《デーモン・ハンド》]]は相手の[[クリーチャー]]ならば、「[[進化]]ではない」や「[[多色]]ではない」など[[特性]]や状態を問わずに[[破壊]]できるため、先ほどの例と対比させて「確定除去」と名付けられた。 また、火文明の主要な除去手段であった[[火力]]は、どれだけコストが高くなってもパワーを参照する都合上、どうしても破壊できないクリーチャーも存在することになってしまう。 実際、コスト7の[[《ドリル・トラップ》]]はパワーが6000より大きいクリーチャーを破壊することができない。 闇文明の除去は[[《デーモン・ハンド》]]クラスになれば、基本的に破壊できないクリーチャーは存在しない。 つまり、火文明では成し得ない最高峰の除去という意味合いも込めて「確定除去」という語が古くは使われていた。 それに付随して、[[《デーモン・ハンド》]]と類似する効果を持つ[[《ナチュラル・トラップ》]]も「確定除去」に含むことも多くあった。 -この手の俗語としては珍しく、[[Magic:The Gathering]]からの転用ではないと思われる。 #region2(考察){{ [[MTG Wiki>http://mtgwiki.com/wiki/]]の編集履歴を遡った。 「除去」というページで確定除去の記述が行われたのは[[2018年4月23日 (月) 11:33時点における版>http://mtgwiki.com/index.php?title=%E9%99%A4%E5%8E%BB&diff=prev&oldid=209955]]である。 デュエマの[[基本セット]]時代は2000年代であり、ここからMTG側が後発ということがわかる。ただし、あくまで記載された時期のみをソースとしているため、口頭で確定除去の語句がMTG界隈でも使われていた可能性については調査できていない。 }} //**主な確定除去カードの例 [#v0c87b03] //-[[《デーモン・ハンド》]] //-[[《ガンヴィート・ブラスター》]] //-[[《魔狼月下城の咆哮》]](条件付き) //-[[《死神ハンド》]] //-[[《デビル・ハンド》]] //-[[《狼虎サンダー・ブレード》]] //-[[《ナチュラル・トラップ》]] //-[[《リーフストーム・トラップ》]] //-[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]] //-[[《「無情」の極 シャングリラ》]] **参考 [#ob04db5a] -[[用語集]] -[[除去]] -[[火力]] -[[《デーモン・ハンド》]] -[[《ナチュラル・トラップ》]] &tag(用語集,除去,確定除去);