#author("2022-07-03T16:50:56+09:00","","") #author("2022-09-19T15:06:29+09:00","","") *&ruby(はかい){破壊};されない [#o7c125eb] 「破壊されない」は、[[ルール]]に影響を及ぼす[[継続的効果]]である。 初出は最初期の[[コロコロコミック]]付録の[[《聖清の精霊アムニス》]]と[[《邪獄ギリアム》]](この時期はまだ「[[破壊]]」という用語は存在せず、「[[破壊]]されない」という文が登場したのは[[DMR-01]]の[[《アクア・カスケード》]]が初)。 |アクア・カスケード UC 水文明 (2)| |クリーチャー:リキッド・ピープル/ハンター 6000| |ブロッカー| |このクリーチャーは攻撃することができない。| |このクリーチャーのバトル中、バトルしている相手クリーチャーは破壊されない。| |不死身のブーストグレンオー P 火文明 (7)| |サイキック・クリーチャー:フレイム・モンスター/ハンター 6000| |このクリーチャーは破壊されない。| |このクリーチャーがバトルに負けた時、自分の超次元ゾーンに戻す。| |W・ブレイカー| |BGCOLOR(white):[[《剛腕の政》]]と[[覚醒リンク]]後⇒[[《爆裂ダッシュ!グレンセーバー政》]]| |BGCOLOR(white):[[《剛腕の政》]]と覚醒リンク後⇒[[《爆裂ダッシュ!グレンセーバー政》]]| この[[効果]]を受けた[[クリーチャー]]は、いかなる状況でも破壊されない。 すべての[[破壊]]カードがこの[[能力]]の前には[[腐る]]ため非常に強力。 よくある間違いだが、この[[効果]]は「[[破壊されるかわりにとどまる>破壊置換効果]]」とは違う。 **ルール [#ccd9c6e8] -ややこしい話だが、「破壊する」というのは「クリーチャーを墓地に置こうとする」ことに対し、「破壊されない」は「墓地に置かれない」ことである。「墓地に置こうとする」効果の対象にはなるため、「破壊する」効果の対象にはなる。要は、''破壊されないクリーチャーを破壊することはでき、結果的に墓地に置かれない''。 --そのため、[[《デーモン・ハンド》]]などの''[[破壊]][[効果]]で選ぶことはできる''。 //-「破壊されない」クリーチャーを破壊した場合、''「破壊した」扱いにはなるが、「破壊された」扱いにはならない''。 //↑ソース希望。《鬼槍の一撃》を使えば正当に「破壊する」ことができるはずだが。 -[[カード指定除去]]によって墓地に送られる場合も、破壊されない効果は適用され、バトルゾーンにとどまる。 --現在のルールでは、[[カード]]をバトルゾーンから墓地に置く行為は「破壊」に当たるからである(([[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]の制定前は「墓地に置く」は「破壊する」に当たらなかった))。 --ただし、[[特性]]を失った[[進化クリーチャー]][[の下]]や、[[セル]]から構成される[[クリーチャー]]の[[カード]]単体としての[[墓地送り]]では、クリーチャーが[[破壊]]されたとはみなされない。 特に、以前のルールでは「破壊」されるのはクリーチャーのみとされていた。このため、[[《不死身のブーストグレンオー》]]は[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]に耐性があるが、[[覚醒リンク]]後の[[《爆裂ダッシュ!グレンセーバー政》]]は葬られてしまう、という事象が発生していた。 -[[《無敵王剣 ギガハート》]]を[[装備]]している[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]や[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]において、[[装備]]中の[[ウエポン]]は[[クリーチャー]]オブジェクトの構成単位ではなく、別の独立した[[ウエポン]]オブジェクトとして扱われる。したがって、これらはれっきとした1枚構成の[[クリーチャー]]であり、[[攻撃]]中に[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]を踏んだとしても「破壊されない」が適用されることになる。その[[トリガー]]で[[龍解]]を防ごうとする場合は[[マナ武装]]7のほうで[[《無敵王剣 ギガハート》]]そのものを直接狙うしかない。 -「[[離れない]]」にも言えることだが、この能力を持つ[[クリーチャー]]は[[パワー低下]]能力により[[パワー]]が0以下になっても、「ルールによる破壊」を無視してバトルゾーンを離れない。そのためパワー0以下になっても生き残る事ができる。 ***2021年9月24日の「よくある質問」更新による影響 [#i22e455c] >Q.「マナ武装5」が発動している[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《†正義†と「正義」》]]を唱えました。次の相手のターン、自分は離れなくなったクリーチャーで「シールド・セイバー」を何度も使えますか? A.いいえ、[[《†正義†と「正義」》]]の効果を受けているクリーチャーを破壊して「シールド・セイバー」を使うことはできません。「破壊されない」や「離れない」効果を与えられているクリーチャーを破壊して「シールド・セイバー」のようなかわりに破壊する置換効果を使用することはできません。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40248/]] >Q.[[《超越の使い 蒼転》]]のP能力の「破壊されない」を使われた状態のクリーチャーを置換効果で「かわりに破壊する」ことはできますか? A.いいえ、できません。「破壊されない」や「離れない」効果を与えられているクリーチャーを破壊して「シールド・セイバー」のようなかわりに破壊する置換効果を使用することはできません。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40294/]] これまでは破壊されないクリーチャーでクリーチャーを破壊するプレイングは普通に行われてきた。 例:[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]に[[《転生プログラム》]]の破壊効果を選び、クリーチャーを破壊せずにコスト踏み倒しを行う。 ところが、2021年9月24日付で、「裁定変更のお知らせ」の告知なく上記2つの特殊裁定が出されることとなった。 この2つ以外には情報がないため推測となるが、あくまで「◯◯するかわりに(破壊できないクリーチャーを)破壊する」ということは、置換効果の原則「変更された後のイベントが実行できない場合、置換する事はできない」ルールでできなくなったと思われる。 [[《邪魂創世》]]などの[[置換効果]]ではない「(破壊できないクリーチャーを)破壊する。そうしたら」のテキストには触れられていないため、おそらくこれまで通り使えるだろうが、あくまで推測の域を出ない。 -[[置換効果]]に限って破壊されないを破壊対象に選べないと判断するなら、[[《神羅スカル・ムーン》]]が破壊される時に、その置換効果で[[《不死身のブーストグレンオー》]]を破壊対象として選ぶことは、そもそも選ぶことすらできなくなり、相手のクリーチャーが[[《不死身のブーストグレンオー》]]しかいないなら[[置換効果]]を使うことができなくなった。 -後に[[鬼S-MAX進化]]が登場。[[《滅亡の起源 零無》]]などの[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]と合わせる事で凶悪な詰みコンボとなるため、これの登場を見越した変更だったのかもしれない。 **参考 [#j0c6c2a0] -[[用語集]] -[[《不死身のブーストグレンオー》]] -[[離れない]] ---- [[公式Q&A]] >Q.[[《超越の使い 蒼転》]]のキズナ能力の「破壊されない」を使われた状態のクリーチャーを置換効果で「かわりに破壊する」ことはできますか? A.いいえ、できません。「破壊されない」や「離れない」効果を与えられているクリーチャーを破壊して「シールド・セイバー」のようなかわりに破壊する置換効果を使用することはできません。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40294]] #region2(削除されたQ&A){{ >Q.''《超越の使い 蒼転》''のP能力の「破壊されない」を使われた状態のクリーチャーを置換効果で「かわりに破壊する」ことになった場合どうなりますか? A.「破壊されない」は「破壊されるかわりにとどまる」と違い、そのクリーチャーに関する事実であるので、どのような置換効果によっても破壊されることはありません。ですので、たとえばシールド・セイバーを持つクリーチャーにこの能力を適用した場合、好きなだけシールドを守ることが可能です。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31655]](2021年9月25日削除) }} &tag(用語集,能力,破壊されない,破壊されない付与);