#author("2025-03-23T17:42:56+09:00","","") #author("2025-03-23T17:49:40+09:00","","") *白黒 [#q5d883ad] [[光]]と[[闇]]の組み合わせ。 または、その2色で組まれた[[デッキ]]のこと。 [[白]]は[[手札]]や[[シールドゾーン]]を利用してリソースを稼ぐことが多く、[[黒]]は[[墓地]]を経由してリソースを稼ぐことが多いため、リソースの稼ぎ方という観点で全く助け合いにならず、一般的には[[デッキカラー]]では相性が悪い組み合わせとなる。 一応混色にすると、[[白]]の[[ブロッカー]]や[[呪文ロック]]などで盤面制圧し、[[黒]]の[[破壊]]や[[ハンデス]]などでそれを補助するという使い方はできる。 白の[[呪文]]回収と黒の[[クリーチャー]]回収が合わさり、墓地に落ちたカードは大体[[サルベージ]]可能なのも利点。 その場合でも[[ドローソース]]を扱える[[白青黒]]、[[マナブースト]]が得意な[[白黒緑]]に比べると動きが不安定になりやすく、白黒2色でなければならない確固たる理由には乏しいタイプである。 数少ない白黒コントロールにはかつて[[【ネロ・グリフィス】]]が台頭した。 しかし、それは当時[[自然]]の[[ナイト]]が殆ど存在しなかった事、[[コスト踏み倒し]]に頼るので[[マナ加速]]をそこまで必要としなかった事、[[水]]抜きでも[[《魔弾グローリー・ゲート》]]や[[《天雷の導士アヴァラルド公》]]などで手札を十分稼げた事情があるのを留意。 つまるところ、''[[手札補充]]・[[マナ加速]]の有無を果たすだけのカードが無ければ、白黒コントロールは難しい''のである。 //[[【白単ドラグハート】]]や[[【黒単ヘルボロフ】]]のように、その2色を混ぜずに単文明のほうが力を発揮しやすい。 プレイヤーの開拓によって生まれたものには[[【白黒ヘルボロフ】>【黒単ヘルボロフ】#a7ce5d90]]が存在した。[[《真聖教会 エンドレス・ヘブン》]]の[[シールド追加]]の誘発条件が「自分のクリーチャーが破壊された時」であり[[《学校男》]]などと相性抜群なことから成り立っている。 やや方向性は異なるが、デュエプレでは《エンドレス・ヘブン》の[[ナーフ]]前には[[【トリガーロージア】>【トリガーロージア】 (デュエプレ)]]が大きな存在感を示した。[[黒]]の[[破壊]]除去と[[白]]の[[シールド追加]]を基調にして[[コントロール]]する。 [[光]]には[[《巡霊者メスタポ》]]や[[《剛厳の使徒シュライバー》]]、[[闇]]には[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]や[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]などの優秀な[[ウィニー]]が多いので、それらを繰り出して妨害しつつ、殴っていくという[[メタ]][[ビート>ビートダウン]]にする手もある。 ちょうど[[文明]]が合う[[《至宝 オール・イエス》]]も相性がよく、手軽に[[ウィニー]]を[[パンプアップ]]しつつ[[ハンデス]]で相手を[[コントロール]]出来るようになる。 使い手の腕前が問われる上級者向けの色構成と言えるだろう。 [[【白黒ゼオス】]]の構築論、[[《奇怪な鬼祭》]]や[[《魔王と天使のカナシミ》]]で[[サバキZ]]を発動させるといった具合に、うまいこと組み合わせを見つけてやりたい。 -[[Magic:The Gathering]]のラヴニカ次元の2色の組み合わせからなるギルドの一つ、「[[オルゾフ組>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%BE%E3%83%95%E7%B5%84/The_Orzhov_Syndicate]]」を語源とする「オルゾフ・カラー」、''白黒''という組み合わせから「モノクロカラー」という俗称がある。いずれにせよ、色の組み合わせは俗称を使うより、色名で言った方が親切だろう。 **白黒2色デッキについて [#kd31d5c0] -この2色の多色カードには[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]や[[《魔光神官ルドルフ・アルカディア》]]など、[[カードパワー]]が高いものが少なくないが、やはり2色だけではデッキの足回りが貧弱になる。概要通り、基本は3色以上にして足回りを強化するのが必須。 -[[種族]]は[[エンジェル・コマンド]]が絡むことが多い。[[デーモン・コマンド]]の複合は[[《悪魔聖霊アウゼス》]]や[[《悪魔聖霊バルホルス》]]など多めではあるが、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]や[[《魔光大帝ネロ・グリフィス》]]や[[《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》]]のようにデーモンではないものも目立つ。 -[[オラクル]]は無色と全文明に存在するが、[[ヨミ]]、[[イズモ]]、[[ゾロスター]]関連のカードは白黒をメインカラーとしている。 -歴代の[[構築済みデッキ]]でも、純粋な白黒2色デッキは少ない。大抵は[[水]]や[[自然]]によるサポートが入っている。最後に登場したのは[[エピソード3]]の[[DMD-10 「1stデッキ オラクル・ダッシュ」>DMD-10]]、[[無色]]すら入っていないのは[[戦国編]]の[[DMC-46 「Arcadias騎士団(アルカディアス・ナイツ)」>DMC-46]]くらいである。 -[[カラーパイ]]から見た場合に難しい白黒だが、すべての組み合わせの2色がフィーチャーされた[[十王篇]]では「[[シールドゾーン]]からの[[墓地肥やし]]/[[手札補充]]」が白と黒の架け橋になると見出され、[[月光王国]]に[[オシオキムーン]]という能力として昇華された。 -[[アビス・レボリューション]]後半からは[[メカ]]が白黒担当になったが、白お得意の手札から展開と、黒お得意の墓地から展開を同時に行うカードが多く、効果がそこまで噛み合っている印象は薄い。 -[[DM24-EX4]]において[[夜見れな]]がこの2色を担当したが、やはりこちらも[[【白黒メカ】]]と同様、白は手札・黒は墓地と役割分担して[[《幻双の絆》]]を軸とするデザインとなった。 --狙ったのかは定かではないが、[[ファンキー・ナイトメア]]は[[ナイト]]でもある裁定より【白黒[[ネロ・グリフィスII世>《魔光大帝ネロ・グリフィスII世》]]】の強化パーツとなっている。 **参考 [#t8227d06] -[[用語集]] -[[多色]] -[[白単]] -[[黒単]] -[[ナイト]] -[[ゴッド・ノヴァOMG]] -[[月光王国]] -[[メカ]] -[[友好色]] --[[白青]] --[[青黒]] --[[黒赤]] --[[赤緑]] --[[白緑]] -[[敵対色]]([[対抗色]]) --''白黒'' --[[青赤]] --[[黒緑]] --[[白赤]] --[[青緑]] &tag(用語集,色,光文明,闇文明,白黒,2色,多色,敵対色);