#author("2025-04-21T11:52:14+09:00","","")
#author("2025-05-22T21:44:19+09:00","","")
*特殊タイプ [#zdd788ca]

[[カードタイプ]]に付きうる、より細かいカテゴリのこと。
[[特性]]の一つ。

例えば[[カードタイプ]]の欄に「[[進化クリーチャー]]」とあるカードは、正確には『特殊タイプ「[[進化]]」を持つ[[クリーチャー]]』となる。

特殊タイプには、それぞれ独自のルールを持つことが多い。先の特殊タイプ「進化」の例で言えば、この特殊タイプを持つだけで、そのクリーチャーは「召喚酔いしない」というルールがある。
ただし、[[エグザイル]]のように基本的に共通する特徴を持つだけでルールを持たない場合や、[[DG]]や[[Mono]]など特殊タイプに起因する特徴すらない場合もある。

また、特殊タイプは[[カード]]の[[能力]]で参照されることがある。ルールを持たない特殊タイプは[[種族]]とほぼ変わらない扱いと言っていい。

-特殊タイプとカードタイプの文字上の繋がり方は複数のパターンがある。これは組み合わせごとに異なる。
--繋ぎの文字がないもの(基本パターン。[[進化クリーチャー]]、[[零龍星雲]]など)
--「・」で区切るもの(カタカナ同士の場合に多い。[[エグザイル・クリーチャー]]など)
--「の」で修飾するもの(数が少ない。[[禁断の鼓動]]、[[幸せのフィールド]]、[[零龍の儀]])
--半角スペースで区切るもの(英字が連続する場合。[[NEO GRクリーチャー]])

-1つのカードは複数の特殊タイプを持ちうる。[[DM25-RP1]]時点で2つまでが素の状態で確認されており、付く順番は[[NEO]]>[[進化]]>[[サイキック]]・[[エグザイル]]・[[GR]]・[[ドリーム]]となっている。こちらもつなぎ方は場合ごとに異なる。
--[[《王子》]]と[[《王闘竜皇 ボルシャック・ドラゴン》]]は、ゲーム中に3つの特殊タイプを持つ状態となりうる。ただし[[注釈文]]が省略されており(あったとしても[[G-NEO進化]]の[[注釈文]]のように他の特殊タイプについての記述が省略される可能性が高い)、3つになった時の正確な順序は不明である。
ちなみに、理論上は[[ダイナモ]]と[[G・リンク]]を使ってあらゆる[[クリーチャー]]を強引に[[リンク]]させることができるため、現存する[[クリーチャー]]用の特殊タイプはほぼ全て繋げることができる。もちろんその場合の順序は不明。

**特殊タイプ一覧 [#e7bbfdab]
太字で書かれたものはルールを持つカードであるもの。[[《あたりポンの助》]]などで能力が[[無視]]されていてもそのルールは失われない。

各特殊タイプの詳しいルールは、それぞれのページを参照。

|特殊タイプ名|''ルール''・特徴|持ちうるカードタイプ|h
|[[進化]]|[[進化]]能力を持つ(この能力で指定された''適正なカードを進化元にしなければ出すことはできない'')((「適正な進化元」が0枚というものはあり、カードではない物体を進化元にするものもある))&br;''[[召喚酔い]]が無効になる''|[[クリーチャー]]&br;[[クロスギア]]|
|[[スター進化]]|[[スター進化]]能力を持つ(この能力で指定された''適正なカードを進化元にしければ出すことはできない'')(([[禁断スター進化]]は「適正な進化元」が0枚である))&br;''[[召喚酔い]]が無効になる''&br;''そのクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる''|[[クリーチャー]]|
|[[S-MAX進化]]|''[[召喚酔い]]が無効になる''&br;[[S-MAX進化]]能力を持つ(下記のルール・特徴はこの能力の一部)&br;-''進化元を必要としない''&br;-''自分のS-MAXが2体以上あれば、1体になるよう手札に戻す''&br;-[[敗北回避能力]]|[[クリーチャー]]|
|[[NEO]]|[[NEO進化]]能力を持つ&br;''下にカードがあると特殊タイプ「[[進化]]」が追加される''|[[クリーチャー]]|
|[[G-NEO]]|[[G-NEO進化]]能力を持つ&br;''[[G-NEO]]であることは[[NEO]]を持つことと同義である''((総合ルール803.1.))&br;''下にカードがあると特殊タイプ「[[進化]]」が追加され、離れる時、かわりに下のカードすべてが離れる''|[[クリーチャー]]|
|[[エグザイル]]|[[ドロン・ゴー]]を持つ(一部除く)&br;同名エグザイルを出せない(一部除く)|[[クリーチャー]]|
|[[サイキック]]|''ゲーム開始時に[[超次元ゾーン]]に置き、そことバトルゾーン以外には存在できない''([[マナ数]]は未定義)&br;両面カード&br;多くは[[裏返す]]と[[クリーチャー]]から別の[[クリーチャー]]になる([[クリーチャー]]以外のケースもある)|[[クリーチャー]]&br;[[セル]]&br;[[フィールド]]&br;[[クロスギア]]|
|[[サイキック・スーパー]]|''ゲーム開始時に[[超次元ゾーン]]に置き、そことバトルゾーン以外には存在できない''([[マナ数]]は未定義)&br;''[[サイキック・スーパー]]であることは[[サイキック]]を持つことと同義である''((総合ルール806.1.))&br;両面カード&br;複数の[[セル]]が[[リンク]]されていることで成立するクリーチャー|[[クリーチャー]]|
|[[ドラグハート]]|''ゲーム開始時に[[超次元ゾーン]]に置き、そことバトルゾーン以外には存在できない''([[マナ数]]は未定義)&br;両面カード&br;[[裏返す]]とさまざまな[[カードタイプ]]に変化する(一部同じカードタイプ同士のものも存在)|[[ウエポン]]&br;[[フォートレス]]&br;[[クリーチャー]]&br;[[セル]]|
|[[禁断]]|[[封印]]された状態で場に出る(方法は種類ごとに異なる)&br;一部は両面カードでその場合の[[マナ数]]は未定義|[[クリーチャー]]&br;[[鼓動]]&br;[[コア]]&br;[[フィールド]]|
|[[D2]]|''出ると古い[[D2フィールド]]は[[墓地]]へ置かれる''|[[フィールド]]|
|[[GR]]|''ゲーム開始時に[[超GR]]に置き、そことバトルゾーン以外には存在できない''([[マナ数]]は未定義)&br;裏面が通常カードと異なる|[[クリーチャー]]|
|[[オレガ]]|オーラが[[オレガ・オーラ]]としてのみ存在するため、[[特殊タイプ]]としての性能は不明|[[オーラ]]|
|[[ギガ・オレガ]]|[[オレガ・オーラ]]の性能に加え、''出した時に[[GR召喚]]をする''|[[オーラ]]|
|[[キング]]|縦面は[[セル]]、横面は[[クリーチャー]]または[[呪文]]&br;特定の[[キング・セル]]が手札またはマナゾーンに揃っていれば、[[キング・クリーチャー]]または[[呪文]]((「キング呪文」ではなく、単なる「呪文」))として[[使う]]ことができる|[[セル]]&br;[[クリーチャー]]|
|[[ドリーム]]|''自分の同名の[[ドリームレア]]は2つ以上出ない''|[[クリーチャー]]|
|>|>|BGCOLOR(#ccd):|
|[[最終禁断]]|1組しかなく、特殊タイプがもたらす影響は不明|[[クリーチャー]]&br;[[フィールド]]|
|[[零龍]]|~|[[儀]]&br;[[星雲]]&br;[[クリーチャー]]|
|[[幸せ]]|なし([[幸せスイッチ]]という固有能力はある)|[[フィールド]]|
|[[無月]]|なし([[無月の門99]]という固有能力はある)|[[フィールド]]|
|[[DG]]|なし|[[フィールド]]|
|[[T2]]|~|[[フィールド]]|
|[[DM]]|~|[[フィールド]]|
|[[ドラゴニック]]|~|[[フィールド]]|
|[[フェアリー]]|~|[[フィールド]]|
|[[ヒストリック]]|~|[[フィールド]]|
|[[ルナティック]]|~|[[フィールド]]|
|[[Mono]]|~|[[Artifact]]|
|>|>|BGCOLOR(#ccd):|
|[[ゴッド]]|''バトルゾーンを離れると[[ゴッド・カード]]または[[中央G・リンク]]の元クリーチャーに戻る''&br;[[マナ数]]が未定義のものと1のものがある&br;[[デュエル・マスターズ プレイス]]でのみ存在する|[[クリーチャー]]|

**ルール [#m41d4a36]
//[[カードタイプ]]が変更された[[カード]]は、適応中の効果、あるいは[[待機]]中の[[誘発型能力]]は失効するが、特殊タイプだけが変更された場合は失効しない([[進化]]、[[NEO進化]]、[[覚醒]]などが該当する)。
//変更があっても失効しなくなった模様
//https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40415/

-特殊タイプは加点方式である。例えば[[《名も無き神人類》]]([[非進化]])と[[《蒼世神 ADAM》]]([[進化]])が[[G・リンク]]して1体の[[クリーチャー]]になった場合、「[[進化]]」の特殊タイプを持つことが優先されて[[進化クリーチャー]]となる。
また参照する場合もこの法則に従う。例えば「[[進化クリーチャー]]」は「[[進化]]である[[クリーチャー]]」と意味が等しいので、[[NEO進化クリーチャー]]などの単に「[[進化クリーチャー]]」という文字列が含まれるものだけでなく、[[進化サイキック・クリーチャー]]や[[進化エグザイル・クリーチャー]]も含まれる。

-一部の特殊タイプは他の特殊タイプを内包する。例えば[[スター進化]]や[[S-MAX進化]]は[[進化]]に含まれ、[[《進化設計図》]]で手札に加えられる。
//「スター」と「[[進化]]」に分けることはできない。つまり「スター進化クリーチャー」は「スターであり進化であるクリーチャー」ではなく、
//↑そもそも「スタークリーチャーを」などとテキストで指定されることがないから、ゲーム中に分けられないデメリットは存在しない。
--[[サイキック・スーパー]]と[[サイキック・クリーチャー]]/[[G-NEO]]と[[NEOクリーチャー]]およびその派生との関係も同じはずだが、こちらは総合ルールで別途、同等であるとの記載がある。
//--[[ギガ・オレガ・オーラ]]と[[オレガ・オーラ]]については、カードの能力ではすべて「[[オーラ]]」の形で指定されるため、同等であるかそうでないかは意味をなさない。

**その他 [#hf30e956]
-[[DM25-RP1]]時点で、特殊タイプを持つ[[呪文]]および[[城]]は存在しない。
--呪文でありながら別の[[カードタイプ]]を包括するカードには[[ツインパクト]]と[[《新世界秩序》]]が存在し、前者は一部が[[進化]]や[[NEO]]など、後者は[[キング]]の特殊タイプを持つが、[[側]]単位ではあくまで普通の「[[呪文]]」となる。後者は同じく[[キング・セル]]の側を持つ「[[キング・クリーチャー]]」が存在するにも関わらず、「キング・呪文」とはならない。
--呪文でありながら別の[[カードタイプ]]を包括するカードには[[ツインパクト]]と[[《新世界秩序》]]が存在し、前者は一部が[[進化]]や[[NEO]]など、後者は[[キング]]の特殊タイプを持つが、[[側]]単位ではあくまで普通の「[[呪文]]」となる。後者は同じく[[キング・セル]]の側を持つ「[[キング・クリーチャー]]」が存在するにも拘わらず、「キング・呪文」とはならない。
--同弾時点で、これらカードにはいずれも[[エレメント]]ではないという共通点がある。
ただし、エレメントでなくても特殊タイプは持ち得る([[儀]]など)。

-ルール上単体では扱いに差がない特殊タイプもある(例:[[サイキック・クリーチャー]]と[[ドラグハート・クリーチャー]])。
また、特殊タイプは同じだが[[側]]の数などが異なるカードも存在する(例:[[3D龍解]]、[[禁断]]の両面カードと片面カード、通常[[クリーチャー]]または[[呪文]]と[[ツインパクト]]など)

-一部のテキストでは『[[究極進化]][[クリーチャー]]』が指定されることがあるが、「究極進化」ないしは「究極」という特殊タイプは存在しない。これは例外的に『「[[究極進化]]」を持つ[[クリーチャー]]』のことを指しており、『「究極進化」の特殊タイプを持ったクリーチャー』という意味ではない。

-多くのルール用語の例に漏れず、これも[[Magic:The Gathering]]から。

**参考 [#uf8f0352]
-[[特性]]
-[[カードタイプ]]

&tag(用語集,特性,特殊タイプ);