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* &ruby(まつもと){松本};しげのぶ [#ndb0d1c8]
漫画『[[デュエル・マスターズ]]』の作者。
[[ヒーローズ・カード]]の[[キャラクター]]や、過去に彼らが使った[[切り札]]の[[プロモーション・カード]]のカード[[イラスト]]も担当している。→[[Shigenobu Matsumoto]]

1999年から[[Magic:The Gathering]]をテーマにした漫画[[デュエル・マスターズ]]を連載開始し、その後[[デュエマ]]に路線変更するもの、今なおシリーズを継続中である。[[デュエマ]]の人気を支え続ける功労者の一人と言えるだろう。

**漫画家として [#i15bd117]

デュエル・マスターズ以前はコロコロ巻末の読者投稿ページのカットや、「おどろき!ももの木笑店街」のようなギャグマンガを手掛けていた。

元がギャグ畑の作家ということもあってか、[[ジョージ]]や[[山本・エレガンス・久美子]]などあまりにも個性的なキャラの造形、「死ね」「殺す」などの過激なセリフ回し、[[黒城 凶死郎]]や[[不亞 幽]]などに見られる過剰な感情表現に特徴がある。

-氏が漫画家を志すきっかけとなったのは[[水木しげる]]氏の緻密な絵と親しみやすいキャラクターに魅了されたから」だと、水木しげる氏の没後に発刊された「VS」6巻の作者コメントで語られている。
--デュエマの「原作者」のひとりである松本しげのぶ氏と水木しげる氏にこのような縁があるからか、[[BBP]]を中心にしばしば[[コラボカード]]が収録されている。
--[[別冊コロコロコミック>コロコロコミック]]2018年6月号から同誌にて、水木しげる氏の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」の新作漫画を連載していた。

-漫画無印の7巻辺りまでは、MtGのルールもうまく飲み込めず、アシスタントもいない中1話につき作画を1週間で仕上げなければならなかったため、絵が荒れていたと振り返っている。折角4巻の牛次郎編で手応えを感じたにもかかわらず、7巻でいきなり[[新しいカードゲーム>デュエル・マスターズ]]を始めようという話が出た時には「終わった」「新しいカードゲームで成功するわけなんかない」と落胆していた。[[参考>https://corocoro.jp/news/87632/]]

-「VS」連載時はカード売上低下への打開策の一環として勝太を中学生に成長させることを半ば強要され、自分が描きたい内容を描かせてもらえないことで大きな心労に見舞われていたという。病気と闘いながらデュエマを行っていた[[ルシファー]]に氏は作品作りに苦労していた自分を重ね合わせたとオマケ漫画で振り返っている。

-2019年のインタビューでは「勝舞編のように自分がライブ感で漫画を作るのではなく、今はすでに作られたスケジュールをこなす感じになっている」という趣旨の話をしている。[[参考>https://corocoro.jp/news/87635/]]
**ゲームへのかかわり [#aff2b73b]
「キャラクターが持っている内面をクリーチャー化したい」と語っており、会議を通じてゲームデザイナーに発案している。

-「シールドを全てブレイクし相手に直接攻撃したプレイヤーが勝利する」というデュエマの根本的なゲームデザイン自体が、氏が「漫画を描くにあたって絵的に映え、尚且つ流血など過激な表現を避けられる要素が欲しい」と提言したことが切っ掛けで生まれた。

-[[アーマード・ドラゴン]]や[[デーモン・コマンド]]といった初期の[[デュエル・マスターズ]]を代表する[[種族]]は氏の発案で生まれている。

-[[禁断クリーチャー]]は「MTGにおける[[《Sliver Queen, Brood Mother》>http://m.mtgwiki.com/wiki/Sliver_Queen,_Brood_Mother]]のように始めからバトルゾーンに出ているクリーチャーを漫画で描きたい」との思いからカードの制作が始まっている。

-[[新章背景ストーリー>新章デュエル・マスターズ背景ストーリー]]以降の背景ストーリーは氏の考えたストーリーを原作としている。

-[[ジョーカーズ]]のデザインは氏の担当したものが多いようで、書籍や公式Webサイトなどで氏のデザインラフが公開される事がしばしばある。

-[[十王篇]]の[[キングマスターカード]]は全て氏がデザインラフ案を描き、それをもとに各イラストレーターがブラッシュアップするという形で生まれている。
[[王来篇]]でも[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]のラフデザインを担当しているが、他のキングマスターカードに関しては不明となっている。
その他[[《“魔神轟怒”ブランド》]]や[[零龍]]のラフも手掛けており、明かされてないだけでデザイン原案を担当したカードは多いと思われる。

-ゲームデザインやクリーチャー造形など重要要素に携わっているものの、あくまで松本氏本人は「''コロコロ漫画及びそれを元にしたメディア作品としての[[デュエル・マスターズ]]の原作者''」という立ち位置であり「商品としてのデュエマ」の原作権利元はタカラトミーとWotCに当たる。どちらかと言えば松本氏とタカラトミーとWotCが共同で作り上げた物が「デュエル・マスターズ」といえる。こうした原作関係は所謂メディアミックス展開としてはよくある話ではあるが、一人の人物が交代せずアニメ漫画に毎年関わり商品販売元とメディア展開側で別々の原作者が存在するのはホビー物としてはかなり異例の状態である。
--この為下記のクリーチャーデザインの話など、コロコロコミックにおける児童向け漫画の地位の事情もあり「デュエマをやっているが漫画は読んでいない」というプレイヤーの声も多かった。この為20周年の節目の[[王来篇]]に入ってからは原作者としての出演や[[デュエチューブ]]やコロコロオンラインのインタビュー、コメントなど露出度も増えるようになった。

**その他 [#v1f183ba]
-[[DMX-12]]において氏をモチーフにした[[《松本大先生》]]なる[[カード]]が登場。もちろん氏が自ら[[イラスト]]を担当した。

-[[DM-01]]の[[《放浪の勇者ジージョ》]]は氏の飼っていたインコから命名された。

-[[エピソード3]]で登場した[[ブータン]]は、氏が[[別冊コロコロコミック>コロコロコミック]]1999年6月号に寄稿した読み切り「でろでろブータン」の登場人物である。

-[[斬札 ウィン]]の得意料理であるタコさんウィンナーは、氏の好物であるらしい((アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』第16話より))。

-[[DMX-21]]には、氏がイラストを担当した新規カードがそれぞれのパックに1種類ずつ収録されている。

-「全方位カードファイル」にて、DM黎明期にカード用に[[クリーチャー]]の[[イラスト]]を描いたが没になったという裏話を披露している。
--「VS」10巻のオマケ漫画では、カード用のクリーチャーの原画を黎明期から一貫して描いているが、手伝いに来た青年から「そんな下手な絵でデザインに関与しているはずがない」と信じてもらえず、何とか長年描き溜めた原画を青年に見せて納得してもらったが作者本人は深く傷ついた、という様子が描かれている。

-自画像は短髪に点のような目とタラコ唇というデザイン。右のような感じである→(・3・)。漫画では群衆(モブ)として描かれることもある。

-[[DM23-RP1]]、[[DM23-RP2]]および[[DM23-RP4]]のCMでは作画も担当した。

**参考 [#k82cb2f6]
-[[用語集]]
-[[人物]]

-[[Shigenobu Matsumoto]]

-[[《松本大先生》]]
-[[《松本大大大先生》]]

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