#author("2024-01-19T06:01:44+09:00","","") #author("2024-02-25T01:57:53+09:00","","") *&ruby(しんしょう){新章};デュエル・マスターズ(正式名称:デュエル・マスターズ) [#wece8fd2] -''PREV'':[[革命ファイナル]] -''NEXT'':[[双極篇]] デュエル・マスターズ16番目のシリーズ。正式名称は「''デュエル・マスターズ''」。 [[ブロックマーク]]は「DM」(=''D''uel ''M''asters)。 [[革命編]]、[[革命ファイナル]]と売上を回復させていった「デュエル・マスターズ」だが、さらなる頂を目指し、「原点回帰」をテーマに設計されたエキスパンションである。 正式名称「デュエル・マスターズ」は開発のかなり早い段階で決定していた事項である。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=WhyND3Cz5bY]] 当wikiでは、[[TCG名>デュエル・マスターズ]]との混同を避けるため、エキスパンションシリーズの「デュエル・マスターズ」を指す場合は「''新章''デュエル・マスターズ」と表現する。 ただし、このシリーズ中に小学館から発売された書籍では「デュエル・マスターズ ''新時代''フルコンプリート BOOK((このシリーズの書籍はその後も「デュエル・マスターズ 双極編フルコンプリート BOOK」や「デュエル・マスターズ 超天篇フルコンプリート BOOK」などの名称で展開されている。))」となっており、正式なシリーズ名としては「新章」よりも「新時代」が適切である。[[《新時代の幕明け》]]もこのシリーズへの移行に合わせて登場したカードである。 また2017年から放送開始したアニメ新シリーズのタイトルも「デュエル・マスターズ」だが、そちらも原作第1部やアニメ第1シリーズ(無印)と区別するために「新章デュエル・マスターズ」や「デュエル・マスターズ(2017)」などと呼ばれている。 6年間続いた「[[勝太編]]」が終局を迎え、新たなる主人公「[[切札 ジョー]]」が誕生したことで[[彼にバトンタッチ>ジョー編]]。ジョーが描いて自作した[[ジョーカーズ]]軍団と、ライバルたちとの戦いを描いている。 このセットに当てはまる[[エキスパンション]]は -新たな“''文明''”、「[[ジョーカーズ]]」による時代の幕明け&br;[[DMRP-01 「デュエル・マスターズ 新1弾 ジョーカーズ参上!!」>DMRP-01]] -[[火]]の''[[限界を超えた魂>B・A・D]]''と[[光]]の''[[影を孕んだ正義>ラビリンス]]''&br;[[DMRP-02 「デュエル・マスターズ 新2弾 マジでB・A・Dなラビリンス!!」>DMRP-02]] -''[[魂の炸裂>J・O・E]]''と''[[力の共鳴>キズナ]]''が起こる中着々と進む''[[プラン「DG」>《プランDG》]]''&br;[[DMRP-03 「デュエル・マスターズ 新3弾 気分J・O・E×2 メラ冒険!!」>DMRP-03]] -''[[刻まれる裁き>裁きの紋章]]''と''[[開かれる無月>無月の門]]''、現れる2つの「D」&br;[[DMRP-04裁 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスタードラゴン!!〜正義ノ裁キ〜」>DMRP-04裁]]&br;[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」>DMRP-04魔]] の5つ。 特徴として[[エピソード3]]以来の[[無色]]が全面に押し出されたシリーズである。しかし、かつての[[ゼニス]]よろしくどの[[文明]]でも使える[[カード]]というよりは''第6の[[文明]]''として[[無色]]のみで[[デッキ]]を固められるものとなっている。事実、多くの[[ジョーカーズ]]が[[バトルゾーン]]/[[マナゾーン]]に[[ジョーカーズ]]が一定枚数あることを条件とする能力を持っており、その影響で[[無色]]の[[呪文]]も[[サブタイプ]]として[[ジョーカーズ]]を有する。 一方で既存の[[種族]]はほとんど登場せず、各[[文明]]のメイン[[種族]]も''[[メタリカ]]''([[光]])、''[[ムートピア]]''([[水]])、''[[マフィ・ギャング]]''([[闇]])、''[[ビートジョッキー]]''([[火]])、''[[グランセクト]]''([[自然]])と新たなものに入れ替わっている。特に[[ドラゴン]]は''全て絶滅した''ことになっており、代わりにドラゴンの化石を身に纏った''[[ドラゴンギルド]]''が各[[文明]]に結成されている。このように[[背景ストーリー]]・収録[[カード]]共に新時代の幕明けを意識させるものとなっている。 また、[[特殊種族]]として''[[スペシャルズ]]''が登場。''[[コロコロコミック]]で読者公募された[[クリーチャー]]イラストを[[カード]]化''したものにつく[[種族]]で、[[名前>カード名]]や[[イラスト>カードイラスト]]も元の[[種族]]とは異なる個性的なものになっている。なお、採用されたものがそのまま[[カード]]化されるわけではなく多くが[[文明]]・[[種族]]の異なるものだが、その反面[[能力]]・特徴はよく再現されているので、アイデアが蔑ろにされていることはない。特に[[イラスト>カードイラスト]]は''読者の絵を元に''描き直されたものである。 最高[[レアリティ]]が[[革命編]]と[[革命ファイナル]]にあった[[レジェンドカード]]に代わり、[[マスターカード]]がこのエキスパンションシリーズより登場。 このレアリティを持つクリーチャーは必ずではないものの[[特殊な能力を持ち>マスター能力]]、[[背景ストーリー]]におけるその[[文明]]の代表者の側面を持つ。 //---- -今シリーズでフィーチャーされた[[種族]]は以下の通り。それまでのシリーズと比べても純粋な新種族の比率が高い。 --[[ジョーカーズ]] --[[メタリカ]] --[[ムートピア]] --[[マフィ・ギャング]] --[[ビートジョッキー]] --[[グランセクト]] --[[ドラゴンギルド]] --[[スペシャルズ]] --[[DG]] --[[サバキスト]] --[[マスター・ドラゴン]] --[[魔導具]] --[[マスター・ドルスザク]] -非[[ドラゴン]]の主要種族が5文明(と無色)にそれぞれ配置されるスタートは[[不死鳥編]]を彷彿とさせ、メインとサポートに分離すること無く、単種族で統一されている点は[[エピソード3]]を彷彿とさせる。[[背景ストーリー]]では[[ドラゴン]]が絶滅したことになってはいるものの、やはり新規ドラゴンを全くリリースしないのは危険と判断されたためか、ドラゴンの化石を身にまとってドラゴンの力を得るという設定の[[ドラゴンギルド]]を[[特殊種族]]として登場させている。 --その一方[[ティラノ・ドレイク]]や[[アウトレイジ]]などドラゴンでなくてもメインになる主役側の種族がドラゴンのような爬虫類の姿を持っていたが今シリーズでは存在しないなど異例の展開である。 -全体的に見ると[[ドラゴン・サーガ]]〜[[革命ファイナル]]でオーバースペックカードが登場しすぎたことを反省か、それまでの新種族推しシリーズ同様[[スペック]]はやや抑え気味なものの、強力なものも多く[[ジョーカーズ]]や[[メタリカ]]、[[ビートジョッキー]]などが[[環境]]に入りそのほかの[[デッキ]]も結果を残すなど全体的に見ればかなり活躍したと言える。 -その一方[[【モルト NEXT】]]など前年環境に残ったテーマも環境に残りトップメタになった為、割を食った活躍になってしまった。新章では殆どプッシュされなかった[[ドラゴン]]や[[コマンド]]中心のものが多く噛み合わないこと、また新種族の方のデッキにも旧来のカードや[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]メタなどそれらを意識したカードの組み合わせも多く新種族推しがお世辞にも上手くいっていたとは言い難く結果的には依然ドラゴンやコマンドが残る環境になった。[[「ファイナル・メモリアル・パック 〜DS・Rev・RevF編〜」>DMX-26]]の再販や旧種族メインの[[「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]]の販売、2018年3月1日時の大量殿堂入り、次シリーズの[[双極篇]]での2ブロック制導入などその影響が見られる。 -その一方[[【モルトNEXT】]]など前年環境に残ったテーマも環境に残りトップメタになった為、割を食った活躍になってしまった。新章では殆どプッシュされなかった[[ドラゴン]]や[[コマンド]]中心のものが多く噛み合わないこと、また新種族の方のデッキにも旧来のカードや[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]メタなどそれらを意識したカードの組み合わせも多く新種族推しがお世辞にも上手くいっていたとは言い難く結果的には依然ドラゴンやコマンドが残る環境になった。[[「ファイナル・メモリアル・パック 〜DS・Rev・RevF編〜」>DMX-26]]の再販や旧種族メインの[[「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]]の販売、2018年3月1日時の大量殿堂入り、次シリーズの[[双極篇]]での2ブロック制導入などその影響が見られる。 -[[デュエ祭]]をさらに気軽に参加できるものとして、[[デュエマフェス]]に改良する施策が採用された。 -例年だと5〜6月に新シリーズが始まりがちだったデュエル・マスターズのエキスパンションシリーズだったが、[[革命ファイナル]]が極端に短くしたこともあり、当[[エキスパンション]]では3月スタートに是正された。これも小学生を意識した施策と見られる。 -初めて大規模なルール変更が実施された。[[2017年3月25日ルール改訂]]の頁で詳しく解説されている。またゲーム以外でも公式HPの大規模な改変やデュエマTV終了など全体的に見直しが行われている。 -地味に[[ベリーレア]]の封入率が1BOXあたり1枚分増加して7枚封入確定となっている。 -「2017年度戦略発表会」を踏まえて商品展開した[[エキスパンション]]だったが、上記の状況や勝太で6年続き前作で最終章と大々的に宣伝した為に卒業者が多発した事や、新主人公の使うカード群がエピソード1・2と同じかそれ以上に賛否の分かれるネーミング&キャラクターデザインである事、新種族や新キャラクターの受けが全体的に悪かった事もあってか、前年度に比べて売上が落ちており「遊戯王」など他TCGも同年に不調な事も重なり2017年度のTCG界隈全般が低迷する要因になった。 --上記の新[[種族]]の誕生と[[ドラゴン]]絶滅の[[背景ストーリー]]も考えると、過去の[[不死鳥編]]の売上低迷を彷彿とさせる。デュエル・マスターズにおいて[[ドラゴン]]が如何に重要な存在であったかがよく分かる事だろう。また、[[多色]]プッシュでもあった革命ファイナルとは打って変わって単色かつ新種族ばかりだったというのも大きい。革命ファイナルで高過ぎたカードパワーを見直したかのような[[デフレ]]シリーズと言える(そもそもの革命ファイナルが史上最大級のインフレシリーズであったのだが)。 --販売月を前倒しにした事や前年度より商品数が多い影響で昨対91%と全体売上そのものはそこまで落ちていないが、パック販売数や[[シングルカード]]価格も前エキスパンションらと比較して総じて低く実際には数値以上に落としており、小売店や中古屋泣かせの商材である。 **このシリーズに発売された商品 [#z8af1704] ※= [[ブロックマーク]]なし -[[DMSD-01 「NEWヒーローデッキ ジョーのジョーカーズ」>DMSD-01]] -[[DMSD-02 「NEWヒーローデッキ キラのラビリンス」>DMSD-02]] -[[DMRP-01 「デュエル・マスターズ 新1弾 ジョーカーズ参上!!」>DMRP-01]] -[[DMSD-03 「NEWヒーローデッキ ボルツのB・A・D」>DMSD-03]] -[[DMRP-02 「デュエル・マスターズ 新2弾 マジでB・A・Dなラビリンス!!」>DMRP-02]] -[[DMSP-01 「ステキ!カンペキ!!ジョーデッキーBOX」>DMSP-01]] -[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」>DMBD-01]] ※ -[[DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」>DMBD-02]] ※ -[[DMRP-03 「デュエル・マスターズ 新3弾 気分J・O・E×2 メラ冒険!!」>DMRP-03]] -[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]] ※ -[[DMBD-03 「超メガ盛りプレミアム7デッキ 集結!! 炎のJ・O・Eカーズ」>DMBD-03]] -[[DMBD-04 「超メガ盛りプレミアム7デッキ キラめけ!! DG超動」>DMBD-04]] -[[DMRP-04裁 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスタードラゴン!!〜正義ノ裁キ〜」>DMRP-04裁]] -[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」>DMRP-04魔]] **参考 [#lf1649ed] #include(シリーズリスト,notitle) -[[新章デュエル・マスターズ環境]] -[[新章デュエル・マスターズ背景ストーリー]] -[[ジョー編]] &tag(用語集,シリーズ,ジョー編,新章デュエル・マスターズ);