#author("2024-04-15T01:27:06+09:00","","")
#author("2024-04-15T04:54:17+09:00","","")
*攻撃もブロックもできない [#x2dcac30]

相手の[[クリーチャー]]を、[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない状態にさせる[[効果]]。

|勝利のプリンプリン C 光/水/自然文明 (5)|
|サイキック・クリーチャー:ハンター/エイリアン 4000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。|
|V覚醒リンク−バトルゾーンに自分の《勝利のガイアール・カイザー》と《勝利のリュウセイ・カイザー》がある時、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。|
|BGCOLOR(white):[[《勝利のガイアール・カイザー》]]、[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]と[[V覚醒リンク]]後⇒[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]|

この効果は[[ブロッカー]]や[[アタッカー]]への足止めに有効で、さらにこの[[効果]]を放てる[[能力]]を持った[[カード]]は妨害として[[コストパフォーマンス]]も高いため、登場以降[[バトルゾーン]]から離さない[[除去]]として[[環境]]で愛用されている。

[[革命編]]以降この効果が放てる多数のカードが登場している。
[[革命編]]以降[[水]]にこの効果が放てる多数のカードが登場している。

-[[DMR-04]]の[[《勝利のプリンプリン》]]のものが有名であり、そこから転じて[[プリン効果]]とも呼ばれる。
しかし、このデバフを与えるカードは、《プリンプリン》のキャラクターとは無関係に単に水文明の[[カラーパイ]]のひとつとして数多く輩出されているのが現実である。
しかし、この状態にさせるカードは、《プリンプリン》とは無関係に単に水文明の[[カラーパイ]]のひとつとして数多く輩出されている。
[[フォーマット]]が分かれ[[オリジナル]]環境が主流になったこともあり、[[アドバンス]]環境でしか見掛けない[[《勝利のプリンプリン》]]自体を知らない世代が現れ始めているのではないかと懸念されている。
--「次の自分のターンのはじめまで」という指定に限らなければ[[DMR-02]]の[[《ガンリキ・インディゴ・カイザー》]]、さらに[[誘発型能力]]に限らなければ[[DM-16]]の[[《ノーブル・エンフォーサー》]]が存在する。
このようなカードも、一緒くたにしてプリン効果と呼ばれることは少なくない。

-[[《金縛の天秤》]]あたりを見ると[[革命編]]では1体あたり2コスト程度の査定であったと見られるが、[[新章デュエル・マスターズ]]以降は[[《オクトーパの相対性魔力講義》]]や[[《コザラン攪乱大混乱》>《暴君 アーザラン/コザラン攪乱大混乱》]]を見るに1コスト程度の査定となっていると言える。尤も、軽量で1体に対してのこの効果以外にこれといった効果を持たないカードの場合はカード1枚あたりの役割が少ないため、少々お得目の[[コスト論]]でデザインされるのかもしれない。

-効果としては単体ではささやかな上に[[バトルゾーン]]から離せないため、[[メインデッキ]]を圧迫する軽量域のものは敬遠されやすい。
だが、相手全体へ効果が及ぶ上に[[アタックトリガー]]で継続的に[[トリガー]]できる[[《奇天烈 シャッフ》]]、[[超次元]][[呪文]]による付加価値が狙える上に空いた[[超次元ゾーン]]の枠に挿せる[[《勝利のプリンプリン》]]、[[S・トリガー]]を持っている上に[[革命チェンジ]]でワンチャンスを作れる[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]などは積極採用される。
要は運用性や[[汎用性]]の問題である。

-[[《奇天烈 シャッフ》]]によるこの[[効果]]は相手[[クリーチャー]]全体への[[効果]]である。よって、発動後に[[バトルゾーン]]に出た[[クリーチャー]]には[[効果]]が及ばない。そのため、[[スピードアタッカー]]には無力。

-[[攻撃]]や[[ブロック]]ができない点から[[フリーズ]]と似ている。タップさせないので[[タップキル]]はできないが、[[S・トリガー]]で時間稼ぎする観点では連続攻撃が可能でも完全にストップできるこちらのほうが優秀。
--[[《金縛の天秤》]]や[[《堕呪 ギャプドゥ》]]、[[《偽りの名 システイス》]]のように[[S・トリガー]]とこの効果の複合はどんどん数を増やしていっているが、[[S・トリガー]]を複合した[[フリーズ]]のほうは[[《聖歌の聖堂ゾディアック》]]や[[《オヴィデンス・メーザー》]]、[[《創世と終焉のゼニスパーク》]]とあるにはあるが汎用的に使えるカードの新規はかなり少ない。

-判別しやすいように、この[[効果]]を受けた[[カード]]を逆さまにするプレイヤーがいる。
デュエマには[[D2フィールド]]のみ[[上下逆さま]]の位相があり、クリーチャーを上下逆さまにしても何の処理とも干渉しない。別TCGのようにコントロール奪取がなく、どちらのプレイヤーに所属しているか忘れてしまう原因にもならない。
むしろ分かりやすくて混乱が起こりにくくなり、特に問題のない行為である。公式大会でもこの行為が咎められることは少ない。
当然、ターンが過ぎて[[効果]]が切れた場合は早急に戻した方がいいだろう。

-[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などの[[置換効果]]で[[バトルゾーン]]に[[とどまる]]、いわゆる「不死ブロッカー」に有用。そちらは[[《勝利のプリンプリン》]]が登場したことによって環境から失墜したという過去を持つ。

//-[[DMR-02]]の[[《ガンリキ・インディゴ・カイザー》]]が初出とされるが、そちらは厳密に言うと効果の継続期間が「次の自分のターンのはじめまで」ではなく「このターン」である。また、「[[攻撃]]も[[ブロック]]もできなくする」[[能力]]自体はそれよりも前の[[DM-16]]で[[《ノーブル・エンフォーサー》]]が登場している。

-単に[[ロック]]と呼ばれる事もあるらしいが、ロックという用語は「何らかのカードの効果やエレメントの着地などを禁止する」という意味で扱われることが多い。同名の俗称があるためこのページの内容のことはロックと呼ばないほうが良いだろう。
また、[[フリーズ]]と呼ばれる事もある。こちらは同名の[[キーワード能力]]が存在する公式の用語であり、俗称としてのフリーズも「タップさせ[[アンタップ]]を封じる」という意味で使われるため、こちらも避けるべきだろう。
//「ロック」も俗称

-デュエル・マスターズの開発内では[[フリーズ]]と区別するために、[[MTG>Magic:The Gathering]]の同じような能力から引用し[[『留置』>http://mtgwiki.com/wiki/%E7%95%99%E7%BD%AE]]と呼ばれていることが明らかにされた(([[射場本正巳]]氏の[[ツイート>https://twitter.com/syaba3/status/1474575634672365568]]))。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-25]]からこの状態に専用エフェクトが付いた。

**[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない状態にさせる有名なカード [#ocd5c611]
-[[《ガンリキ・インディゴ・カイザー》]](先駆け)
-[[《勝利のプリンプリン》]](次の自分ターンまで[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない効果の初出)
-[[《金縛の天秤》]]
-[[《奇天烈 シャッフ》]](宣言した数字のコストのクリーチャー限定)
-[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]
-[[《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]](呪文面&宣言した数字のコストのクリーチャー限定)

**参考 [#i67c7753]
-[[ロック]]
-[[フリーズ]]
-[[攻撃制限]]
-[[ブロックできない]]

&tag(用語集,プリン効果,攻撃ロック,攻撃できない付与,ブロックできない);