#author("2023-11-05T09:55:17+09:00","","")
#author("2024-07-11T00:08:51+09:00","","")
*&ruby(てふだ){手札}; [#d7637ac7]

|>|>|>|>|BGCOLOR(white):CENTER:&br;[[バトルゾーン]]&br; |
|BGCOLOR(white):CENTER:[[シールドゾーン]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[山札]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[墓地]]|BGCOLOR(white):CENTER:[[超次元ゾーン]]&br;または&br;超GRゾーン|BGCOLOR(white):CENTER:[[超GRゾーン]]&br;または&br;超次元ゾーン|
|>|>|>|>|BGCOLOR(white):CENTER:&br;[[マナゾーン]]&br; |

|BGCOLOR(pink):CENTER:&br;手札&br; |

[[ゾーン]]の一つ。
文字通り「手の中にあるカード」、または「手の中にあるカード」がある[[ゾーン]]のこと。
[[デュエル]]では手札からカードを使っていくことで[[ゲーム]]を進めていく。

当然ながら多くの手札を持っていたほうがプレイの選択肢が広がるため有利となる。
[[デュエル・マスターズ]]では、初期ルールでは各プレイヤーはゲーム開始時に5枚の手札を持ってスタートする。
[[《滅亡の起源 零無》]]のカード効果で対戦相手に1枚追加させる。[[デュエパーティー]]の6枚のように特殊[[レギュレーション]]で変更になる場合もある。

デュエル・マスターズでは、[[手札補充]]効果のあるカードを使用しない場合、原則として1[[ターン]]に1枚ずつしか手札の補充ができない。一方、手札を使うチャンスは1ターンに最低2回([[チャージ]]1回+[[メインステップ]])訪れるため、序盤で無計画にカードを消費していくと4〜5ターン目で手札がなくなってしまう。

この状況を回避するために、ほとんどの[[デッキ]]では[[サーチ]]や[[ドローソース]]などの[[手札補充]]や、強力なカードの使用タイミングを早めるための[[マナブースト]]が組み込まれる。

他のカードゲームにも言えるが、「手札を制した者がゲームを制する」と言っても過言ではない程の重要な領域である。手札の枚数がたった一枚違うだけでも、後のプレイに大きな影響を及ぼしかねない。そのため、[[手札補充]]や[[ハンデス]]を行うカードの調整は、開発側にとって非常に難しいと言え、[[殿堂入り]]や[[プレミアム殿堂]]に指定されたカードの中には、この類の能力を持っているものが多い。

ただ、[[ドローソース]]のカテゴリでは後になって[[殿堂解除]]したものはかなり多い。最大で[[プレミアム殿堂]]まで上がった[[《サイバー・ブレイン》]]ですら2022年7月1日より4枚採用可能になった。
逆に[[ハンデス]]のカテゴリは[[《超次元バイス・ホール》]]が[[プレミアム殿堂]]から[[殿堂入り]]に緩和した程度。

-手札は基本的に相手に見せる必要はないが、[[《解体人形ジェニー》]]や[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]などカードの能力によって相手に見せなければならない場合もある(>[[ピーピング]])。特に後者は半永久的に「手札を表向きにしてプレイ」させられるため非常に不利になる。

-[[デュエル・マスターズ]]では手札の枚数に上限はないので、何枚でも持つことができる。ただし、[[ドロー]]のしすぎは控えるべきである。[[山札]]を過度に減らすことになり、[[ライブラリアウト]]の危険を高めてしまう。また、[[《ロスト・ソウル》]]を喰らった時の被害も大きくなる。

-[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]/[[《禁断のドキンダム》]]は、[[ゲーム]]開始時の5枚の[[手札]]のうちに固定される特殊な[[カード]]。両面[[カード]]であるため、必ず公開札となる。

-[[《滅亡の起源 零無》]]は、相手の手札を6枚で[[ゲーム]]を始める特殊なカード。安易な採用は注意されたし。

-「手札を意図的に見せても良い」というルールは''存在しない''。詳細は[[非公開ゾーン]]、[[ブラフ]]のページを参照。
--ただし、[[侵略]]等の「手札にある」ということが能力の使用条件である場合には証明のためカードを見せなければならない。[[《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》>《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]の[[手札]]にある間に他の[[カード]]に影響する[[常在型能力]]を持つ場合も同様である。
--漫画において敵が主人公をなめきった時に無意味に手札を公開する例があるが、これは演出である。

-イカサマ防止の観点から手札は[[ゲーム台]]の上など[[プレイヤー]]やジャッジの見えるところに置く必要がある。

-ゲーム開始時に引いた5枚の手札は「初手」と呼ばれることが多い。
--[[チャンピオンシップ]]など競技性の高い大会でデッキリストに不備が確認された際には、初手を減らすなどの措置が取られた上でジャッジが大会参加続行を認める場合がある。

-[[Magic:The Gathering]]の設定では[[手札]]は「プレイヤーの知識」とされており、[[デュエル・マスターズ]]でもその設定を踏襲したカードがしばしば見られる。
[[水]][[文明]]の[[ドローソース]]には「知識を得る」内容の[[フレーバーテキスト]]が多く([[《エナジー・ライト》]]など)、カード名では[[《サイバー・ブレイン》]]など[[ブレイン]]と付くなど、「頭脳」に関わるテイストのカードが多い。
逆に[[ハンデス]][[能力]]を持つカードは、[[《ロスト・ソウル》]]を筆頭に「精神」や「魂」に関わるようなテイストのカードが多い。メンタルが揺らぐと、頭脳面でも冷静な判断ができなくなることをイメージしているのだろうか?

-この手札を狙った妨害行動が[[ハンデス]]([[手札破壊]])である。強力な[[カード]]でも使われる前に封じるだけでなく、単純にプレイの選択肢を狭めることができるので、序盤から終盤まで一定の成果を上げることができる。

-手札の枚数の優位性を[[ハンドアドバンテージ]]と呼ぶ。[[コンボデッキ]]同士の試合や、[[除去]]や[[ハンデス]]の応酬になった時などはこれが大きい方が有利になる。(>[[アドバンテージ]])

**参考 [#afefd829]
-[[用語集]]
-[[ゾーン]]
-[[非公開ゾーン]]

-[[ドロー]]
-[[ドローソース]]
-[[ハンドアドバンテージ]]
-[[手札補充]]
-[[召喚]]
-[[ハンデス]]
-[[ピーピング]]
-[[今引き]]
-[[手札事故]]

&tag(用語集,手札,ゾーン);

&tag(用語集,手札,ゾーン,非公開ゾーン);