#author("2024-09-22T20:01:34+09:00","","") #author("2025-02-26T21:23:45+09:00","","") *実質コスト [#ufc81994] カードをプレイしたのと同様の結果を得るために必要なコストのこと。 主にカード本来の[[マナコスト]]と対比させる時に使われる言葉。その場合、[[マナコスト]]の方は「[[名目コスト]]」と呼ぶ。 以下のケースにおいて発生しうる。 +[[コスト軽減]]や[[コスト加重]]を加味する時 +1.と、それを発生させるカードのコストを加味する時。[[《フェアリー・ギフト》]]のようなタイプの[[コスト軽減]]が絡む場合に用いられる +他の[[カード]]を[[使う]]ことによって、目的のカードを[[コスト踏み倒し]]する時 +マナゾーンへの[[アンタップイン]]を加味する時 1.と2.は''総コスト''とも言う。 -例えば、[[名目コスト]]が8の[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]を召喚する場合を例に挙げる。ここで、バトルゾーンに[[ジャイアント]]が2体いる場合、[[シンパシー]]によってその実質コスト(総コスト)は''6マナ''となる。 --そのジャイアントのうち1体が[[《西南の超人》]]であったならば、その効果でさらに2軽減され、総コストは''4マナ''となる。 --[[《フェアリー・ギフト》]]を唱えながら出した場合、さらに3軽減されることで《ドルゲーザ》の実質コストは''3''となる。しかし、[[《フェアリー・ギフト》]]を唱えるのに1マナを消費しているので、それらを合算した総コストは''4''である。このように、《フェアリー・ギフト》はテキスト上では3マナを軽減しているが、総コストとしては-2の軽減となる。 --一方、相手が[[《聖霊王エルレヴァイン》]]を出していたならば、コストが+4されてしまうため、総コストは''10''となる。 3.の場合、踏み倒されるカードと踏み倒しカードのマナコストが同じなら使う意味が薄いため、踏み倒されるカードより軽い踏み倒しカードが使われる。 3.の場合、踏み倒されるカードと踏み倒しカードのマナコストが同じなら、実質コストが名目コストと変わらないことになってしまう。そのため、名目コストから軽くなる場合(稀に重くなる場合)について「実質コスト」の話題が出ることがほとんどである。 //踏み倒されるカードと踏み倒しカードのマナコストが同じなら使う意味が薄いため、踏み倒されるカードより軽い踏み倒しカードが使われる。 //《百鬼の邪王門》の手打ちや《アーテル・ゴルギーニ》など反例はいくらでもある 断定は早計 例として、[[《暗黒GUY・ゼロ・ロマノフ》]]のマナコスト([[名目コスト]])は7だが、マナコストが5である[[《ミラクル・リ・ボーン》]]によってリアニメイトする場合、''実質コストは5''である。 -例として、[[《暗黒GUY・ゼロ・ロマノフ》]]のマナコスト([[名目コスト]])は7だが、マナコストが5である[[《ミラクル・リ・ボーン》]]によってリアニメイトする場合、''実質コストは5''である。 また、[[サイキック・クリーチャー]]や[[GRクリーチャー]]は普通に召喚することができないため、実質コストによって性能を評価される。 -また、[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート]]、[[GRクリーチャー]]は普通に召喚することができないため、実質コストによって性能を評価される。例えば、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]のマナコストは7だが、多くの場合コスト5の[[《超次元リバイヴ・ホール》]]や[[《超次元リュウセイ・ホール》]]などで呼び出されるため、コスト5相当と言える。 -[[侵略]]や[[革命チェンジ]]など、能動的に[[コスト踏み倒し]]を狙っていける能力を持ったクリーチャーの実質コストは非常に軽くなる。例として[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]を[[《“龍装”チュリス》]]で踏み倒すことを想定すると、まず《チュリス》の名目コストが5、そこから[[B・A・D]]で軽減されて3になり、実質コスト3で《ドギラゴン剣》を出したことになる。 4.の例として、[[《カラフル・ダンス》]]はマナコストが4だが、山札から5枚アンタップインで置かれるので、4-5で''実質コストは-1''である。 なお、このタイプは最終的にアンタップされたマナが生まれるとしても、最初にそのカードの正規コストが支払えなければ実現することはできない。 -[[マナ回復]]もこれに入ると言える。例えば、[[《原始 サンナップ》]]は3マナで出て3マナを回復するので、実質コストは0である。 ここで[[コスト軽減]]が入ると、払ったコストが回復するマナ数を下回り、''実質コストがマイナスに''なる。回復するマナが無制限である[[《ボルバルザーク・エクス》]]等はそのようなお膳立てなしでもこの状況が発生しうる。 -なお、このタイプは最終的にアンタップされたマナが生まれるとしても、最初にそのカードの正規コストが支払えなければ実現することはできない。 **参考 [#db3ad100] -[[用語集]] -[[名目コスト]] -[[マナコスト]] &tag(用語集,コスト);