#author("2024-05-30T18:30:24+09:00","","")
#author("2024-06-03T09:26:23+09:00","","")
*各プレイヤーの1ターン中、効果の適用を9回までとする。 [#g8200339]

DCGである[[デュエル・マスターズ プレイス]]にて、ハマりや勝利までに時間を要する[[コンボ]]を制限するための、カード指定で設けられた仕様。
カードテキストやゲーム内ヘルプでは存在は一切確認できず、実カードを使用した際に効果の無視(バトルログには「適用回数制限の為、無効」と表示されている)または公式サイトのお知らせのみで確認できる。

-名称指定はないが、当然同名カードで回数は共有される。
//手札に複数枚《暗黒鎧 ギラン》を用意し、「適用回数制限の為、無効」になるまで1枚目を使い倒し、それから2枚目を召喚してバトルに負けても復活しないことを確認済み
-なぜかカードテキストに書かれていないうえにゲーム内ヘルプにも情報が存在しないため自分で覚えておくしかなく、後から確認するには日々更新されるお知らせを延々と遡って該当ページを探すか、当ページのような非公式サイトを頼るしかないというのは問題点。お知らせより後にゲームを開始したプレイヤーに至っては、そのような仕様があることを知ることすら困難である。この点については、後述する[[《正体不明》]]の一件で運営自らが露呈させてしまった。

**[[《母なる大地》]] [#mf27ba68]
https://dmps.takaratomy.co.jp/news/5727
|クリーチャー1体をその持ち主のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、そのマナゾーンから、その最大マナ以下のコストを持つ進化でないクリーチャー1枚を選び、持ち主はこれをバトルゾーンに出す。|

10ターン目以降の[[《ボルバルザーク・エクス》]]などを用いて、任意のクリーチャーを半永久的に出し入れするのを防ぐため。

**[[《神羅スカル・ムーン》]] [#y33f1d5a]
https://dmps.takaratomy.co.jp/news/5727
|破壊される時、パワーが0より大きければ、かわりに相手のパワーが最も大きいクリーチャー1体を破壊する。(複数あるなら、ランダムに1体)|

[[《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》]]によって《神羅スカル・ムーン》を破壊しようとすると、[[置換効果]]の連鎖の原則のため破壊置換効果での[[シールド化]]は行われずに《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》が破壊される状況が発生する。[[cip]]の[[リアニメイト]]では破壊されたばかりの《ヴィオラ・ソナタ》が墓地にあるため、選択肢のあるループが発生する。

**[[《ホーガン・ブラスター》]] [#n1791094]
https://dmps.takaratomy.co.jp/news/5727
|自分の山札をシャッフルし、上から1枚目を表向きにする。そのカードがクリーチャーであればバトルゾーンに出し、呪文であればコストを支払わずに唱える。それ以外であれば、手札に加える。|

**[[《暗黒鎧 ギラン》]] [#a9b5f632]
https://dmps.takaratomy.co.jp/news/8813
|このクリーチャーがバトルに負けた時、このクリーチャーを墓地からバトルゾーンにタップして出す。|

[[《無限掌》]]や[[《偽りの名 ゾルゲ》]]などで選択肢のあるループが発生する。

**[[《インフィニティ・ドラゴン》]] [#vdccc668]
https://dmps.takaratomy.co.jp/news/7736
|自分のドラゴンがバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードがドラゴンまたはファイアー・バードであればバトルゾーンに出し、それ以外なら自分の墓地に置く。|

自分の山札が[[山札回復]]できるカードを含んだドラゴンのみの状態で、[[常在型能力]]の[[パワー低下]]や[[《早撃人形マグナム》]]といった方法で出たドラゴンが即座にバトルゾーンを離れる状況になれば、選択肢のないループが発生する。

**[[《正体不明》]] [#u9a733b3]
https://dmps.takaratomy.co.jp/news/9358
|召喚によってバトルゾーンに出た時、自分の手札から好きな数の進化でないクリーチャーをバトルゾーンに出す。その後、自分の手札から好きな数の進化クリーチャーをバトルゾーンに出す。このターンの後に相手のターンを追加する。|

10ターン目以降の[[《ボルバルザーク・エクス》]]などを用いて、任意のクリーチャーを半永久的に出し入れするのを防ぐため。

#region2(修正の原因の一因になったと思われるTCGのコンボ){{
TCGでは以下のような[[即死コンボ]]ができた。

+[[《正体不明》]]を召喚し、[[《深海の伝道師 アトランティス》]][[《ボルバルザーク・エクス》]][[《斬斬人形コダマンマ》]]、適当なクリーチャー1体(初回のみ)を出す
+《コダマンマ》で[[シールド回収]]
+《エクス》で[[マナ回復]]
+《アトランティス》で適当なクリーチャー以外を[[バウンス]]
+1〜4を好きなだけ繰り返す
+《アトランティス》で《コダマンマ》以外をバウンス
+[[《燃える革命 ドギラゴン》]]を召喚。《コダマンマ》の上に進化
+ターンを終了する
+《ドギラゴン》の[[cip]]により「ゲームに勝たない」状態で相手は無限にターンを続ける。いずれ[[ライブラリアウト]]してこちらの勝利

しかし、すぐわかる通りこのコンボには穴がある。[[《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》]]など[[常在型能力]]で[[敗北回避]]できるカードを使えばライブラリアウトは対策できるし、《ヴァルハラ・グランデ》がナーフされた[[デュエプレ]]においても、[[《サイバー・N・ワールド》]]と[[《龍脈術 落城の計》]]の組み合わせなどで何ターン対戦を続けてもライブラリアウトしない状態は作れる。
後に整備された[[チャンピオンシップ]]のルールに照らし合わせれば、20分経過時点で相手がライブラリアウトしていなければ[[両者敗北]]になる。(もっとも、[[革命編]]当時は「30分経過時点で残りシールドの多い方が勝利」という[[ローカルルール]]も根強く支持されていた。つまり、コンボが決まった時点の見た目の印象と勝敗が逆転する可能性があった)

いずれにせよ、冗長な展開でプレイ体験を損なうことは明白なので、デュエプレではこのコンボはできなくなった。

実用性はともかく知名度はそれなりにあるデッキのため、公式も[[デュエプレデッキビルド杯 投稿サンプル>https://x.com/dmps_info/status/1794217074971292042]]で当デッキを作り[[ユウヤ]]のセリフの再現まで挟んでいる。
しかしその内容が9回制限の事を忘れているもしくは知らないとしか思えない内容のものであったため、ユーザーから総ツッコミを受けてしまっている。実際、この制限を知らずに使ってしまえば9回もの追加ターンを相手に渡して終わりになりかねず、その後酷い目にあうのは想像に難くない。

}}

**[[《革命目 ギョギョウ》]] [#i108369d]
https://dmps.takaratomy.co.jp/news/9593
|相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンから、そのクリーチャーのコスト以下の、自分の進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出してもよい。|

自分のマナゾーンに[[《封魔霊騎アガチャー》]](([[《霊騎ラグマール》]]の互換カードだと使用可能マナが増えないので成立しない。))があり、相手が[[《遺跡類神秘目 レジル=エウル=ブッカ》]]など[[コスト軽減]]の重複で《アガチャー》以上のコストを持つクリーチャーを1マナで[[マナ召喚]]が可能な状態だと、選択肢のあるループが発生する。具体的には常時4軽減で[[《獣軍隊 ランキー》]]→[[《獣軍隊 ランボンバー》]]で[[マナ召喚]]を繰り返した場合や、必要量常時軽減で[[《獣軍隊 キンコング》]]とそれによる進化先の踏み倒しの繰り返しで起こり得る。
+お互いが[[《革命目 ギョギョウ》]]を出しており、[[ターン・プレイヤー]]側のマナゾーンに[[《霊騎ラグマール》]]の互換カードがある。非ターン・プレイヤーがそれ以上のコストを持つクリーチャーを出すと、ターン側《ラグマール》登場→お互いに[[マナ送り]][[選ばせ除去]]→非ターン側が同コストを踏み倒し……で、選択肢のあるループが発生する。
+自分のマナゾーンに[[《封魔霊騎アガチャー》]](([[《霊騎ラグマール》]]の互換カードだと使用可能マナが増えないので成立しない。))があり、相手が[[《遺跡類神秘目 レジル=エウル=ブッカ》]]など[[コスト軽減]]の重複で《アガチャー》以上のコストを持つクリーチャーを1マナで[[マナ召喚]]が可能な状態だと、選択肢のあるループが発生する。具体的には常時4軽減で[[《獣軍隊 ランキー》]]→[[《獣軍隊 ランボンバー》]]で[[マナ召喚]]を繰り返した場合や、必要量常時軽減で[[《獣軍隊 キンコング》]]とそれによる進化先の踏み倒しの繰り返しで起こり得る。

TCGでは[[ターン・プレイヤー]]側が諦めて異なる行動を取ることでループを省略して進行させるが、DCGでは特に[[競技イベント運営ルール>デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]]の制限がないため、無意味なやり取りに歯止めが効かない。

**補足 [#je5d5032]
一部カードにはお知らせの告知なく回数制限のある挙動が存在した。

:[[《オロチム》]]|
自分のターン中に選択肢のあるループを行えても、ゲームプログラムで''8回まで''で強制的に中断されるよう組まれていた。([[参考動画>https://youtu.be/isLRSjf78sk?t=304]])
→[[DMPP-26]]期に再検証したところ、自分のターン中であっても、8回を超えてループを構成することができる。そもそもサイレントで8回制限が掛かっていて好きな回数繰り返せない時期があったほうが問題点だった。

:[[《インフェルノ・ゲート》]]|
[[トレーニング]]でオートモードを有効にしている状態で[[《邪眼皇ロマノフI世》]]にて選択肢のあるループを行えても、ゲームプログラムで''4回まで''で強制的に中断されるよう組まれていた。([[参考動画>https://youtu.be/AOrZorhdnRQ?t=31]])
→[[DMPP-26]]期に再検証したところ、上記実装は継続していた。詳細は[[トレーニング]]を参照。

**参考 [#reference]
-[[デュエル・マスターズ プレイス]]
-[[TCG版との差異点 (デュエプレ)]]
-[[コンボ]]
-[[ループ]]
-[[ソリティア]]

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