#author("2022-11-30T23:30:04+09:00","","")
#author("2024-08-07T02:54:32+09:00","","")
*&ruby(わ){割};り&ruby(ふ){振};り&ruby(かりょく){火力}; [#m48f1df2]


[[パワー]]または[[コスト]]が規定値以下になるように対象を割り当てる[[火力]]除去の俗称。
初出は[[DM-07]]の[[《地獄万力》]]。

|地獄万力 R 火文明 (7)|
|呪文|
|相手のクリーチャーを、パワーの合計が8000以下になるように好きな数選び、破壊する。|

[[《デーモン・ハンド》]]や[[《ナチュラル・トラップ》]]などは[[パワー]]・[[コスト]]に関係なく[[クリーチャー]]を[[除去]]することができるが、1体しか[[除去]]することが出来ない。
一方で割り振り火力は[[パワー]]・[[コスト]]の影響を受ける反面、2体以上の[[クリーチャー]]を[[除去]]することが可能な点では優位に立つ。

また、[[火文明]]には[[《バースト・ショット》]]など、規定値以下の[[パワー]]・[[コスト]]をもつ[[クリーチャー]]を何体でも全て[[除去]]することが可能な[[カード]]が別途存在している。
基本的にこれらは小型のみに有効で、中型や大型の[[クリーチャー]]相手には腐ることが多い。
一方で割り振り火力は小型用の除去が届かない中型+小型を討ち取ったり、大型獣1体を討ち取ったりと柔軟性に富む。

-黎明期の割り振り火力を持つ[[カード]]は[[《地獄万力》]]に転じて[[《地獄スクラッパー》]]、[[《インフェルノ(=地獄)・シザース》>《インフェルノ・シザース》]]など、「地獄」の文字を持つことが多かった。しかし、[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]以降は「[[スクラッパー]]」の文字を持つものが圧倒的に多くなっている。
--地獄(インフェルノ)については割り振り火力より、[[《インフェルノ・ゲート》]]をはじめとした[[リアニメイト]]絡みのもの(他の例として、[[《地獄のMISSOKATSU・カイザー》]]、[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]など)が多くなっている。

-割り振り火力は基本的に「合計がxxxx以下になるように好きな数選び、破壊する。」というテキストで示される。
『合計が固定値ではなく何らかの値を参照する』『「2体まで」など選ぶ数に制限がある』『[[火力]]ではなく[[コスト火力]]』などの例外も存在する。例として[[《メテヲシャワァ <バジュラ.Star>》]]はこの3つの全てに当てはまる。

-初出の頃から一貫して、テキストの表現がやや曖昧である。例えば[[《地獄万力》]]で言うと、初心者が「相手のクリーチャーを、(''相手の''クリーチャーの)パワーの合計が8000以下になるように好きな数選び、破壊する」、すなわち「バトルゾーンに合計8000の分だけ残す」と誤解してしまうケースが稀にあるが、当然誤り。正しくは、「相手のクリーチャーを、(''選んだ''クリーチャーの)パワーの合計が8000以下になるように好きな数選び、破壊する」である。

**割り振り火力を持つカードの例 [#pa16cd9b]
***クリーチャー [#e5dee7f3]
-[[《血風聖霊ザーディア》]]
-[[《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》]]
-[[《スクラッパー・ドラゴン》]]
など

***呪文 [#p8f9eae7]
-[[《地獄万力》]]
-[[《地獄スクラッパー》]]
-[[《超銀河弾 HELL》]]
など

***その他 [#rfab0877]
-[[《インフェルノ・シザース》]]


**参考 [#x879c8ab]
-[[用語集]]
-[[火力]]
-[[除去]]

&tag(用語集,割り振り火力,火力,除去);