#author("2024-07-28T13:06:49+09:00","","")
#author("2024-08-30T22:52:31+09:00","","")
* 別名 [#s6ffaafe]
文字通り、特定のカードが持つ別の名前のこと。
[[デュエル・マスターズ プレイス]]の[[プライズ]]で初登場し、[[デュエル・マスターズ]]にも[[DMART-10]]で登場した。

定義のしかたが両媒体で異なり、デュエプレでは[[特性定義能力]]、TCGでは「別名行」という[[特性]]の一つとして扱われている。

|さんばか・チャージャー R 闇文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札の上から2枚を墓地に置く。|
|チャージャー|
|(このカードは《ボーンおどり・チャージャー》として扱う)|

|オプティマスプライム MAS 火文明 (7)|
|(“罰怒”ブランド)|
|クリーチャー:ビートジョッキー 9000|
|''マスターB・A・D''(このクリーチャーを、コストを2少なくし、さらに、このターンに召喚した自分の他の火のクリーチャー1体につき追加で2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、このクリーチャーのコストは0以下にならない)|
|''W・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)|
|自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)|

別名を持つカードは、''なんらかの既存のカードとして扱う''という特徴を持つ。
どのカードとして扱うかはカードごとに決まっており、例えば[[《オプティマスプライム》]]は[[《“罰怒”ブランド》]]そのもの、[[《さんばか・チャージャー》]]なら[[《ボーンおどり・チャージャー》]]そのものとして扱われる。
別名を定義する[[特性]]と[[カード名]]を除けば、書かれている性能も指定されたカードのものと全く同じ。

言い換えれば、別名持ちのカードとは単に「とある既存カードのバージョン違い」である。
その性質上、基本的には[[コラボカード]]がこの形をとる。新規の[[コラボカード]]ではなく、性能上は既存の[[カード]]でありながらも、[[カードイラスト]]のみならずカード名まで変更させられているものがこれにあたる。
明確に世界観の違うもの同士が組み合わさるからこそ「既存のカードでありながら違う名前を持つ」という性質が成り立つ、[[コラボカード]]ならではの仕様と言えよう((もし仮に[[コラボカード]]でない普通のカードが別名を得ても、特にメリットは存在せず、ややこしくなるだけである。))。

TCG版の[[総合ルール]]上では、「別名」の名が使われているのは元となったカードの[[カード名]]に対して。
一方でゲーム上では後述のように、メインに設定されているカードの名前は参照できず、元の[[カード]]の名前のみを扱うことができる。
つまり「『別名』と呼ばれている方がそのカード本来のカード名」という若干ややこしい事になっている。

**ルール [#y718276d]
-別名を持つカードは、TCGでは「別名行」に書かれた名前([[《オプティマスプライム》]]なら[[《“罰怒”ブランド》]])を、そのカードの''元々の[[カード名]]として扱う''。(総合ルール202.6)
デュエプレでは、特性定義能力の指定する名前([[《さんばか・チャージャー》]]なら[[《ボーンおどり・チャージャー》]])と''同名ではないが、同一のカードとして扱う''。
--指定される別名のカードと合わせて4枚までしか入れられない。合わせて8枚積むことは不可能。デュエプレでは8枚積もうとしてもそもそも編集できなくなる。
--例えば、[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]で[[カード名]]を参照した場合、《オプティマスプライム》を[[バウンス]]して通常の《“罰怒”ブランド》を[[ハンデス]]したとしても、[[シールド焼却]]は発動する。
---デュエプレでも同様に[[《バンブル》]]を[[バウンス]]して[[《サイバトロン情報員 バンブルビー》]]を捨てさせた場合、[[シールド焼却]]は発動する。
//2024.7.26確認

***デュエプレで起き得る事象 [#fe831db9]
-[[探索]]するゾーンに《ボーンおどり》と《さんばか》の両方がある場合、どちらか一方しか示されない。
-[[《黒神龍アマデウス》]]は、《ボーンおどり》と《さんばか》各1枚ずつでも、同名カードがある条件を満たし、[[自壊]]する。
-[[《時空の賢者ランブル》]]は、山札の一番下3枚に《ボーンおどり》《さんばか》が含まれており、山札の一番下がどちらかであれば、どちらを選んでも[[《恐気の覚醒者ランブル・レクター》]]に[[覚醒]]する。
-[[《オプティマスプライムトレーラー》]]/[[《サイバトロン司令官 オプティマスプライム》]]は、自身の[[覚醒]]/[[解除]]で指定するカード名が元カードのテキストからアレンジが加わっているが、[[《霊騎ラディア》]]や[[《天使と悪魔の墳墓》]]といったカードの効果で指定するものとは根本的に異なる。

***TCGで起き得る事象 [#we9bb43b]
-TCGでは、別名行に名前を持つカードの通常[[カード名]]は、''デュエル・マスターズに存在するカード名として扱うことができない''。(総合ルール202.6a)
--[[《原罪の悪魔龍 グルデムボウ》]]や[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]の能力で、《オプティマスプライム》と宣言することはそもそも不可能。《“罰怒”ブランド》としてのみ指定が可能である。
--なお[[DMPX-01]]現在デュエプレには[[カード名を選ぶ]]能力は存在しないので、これらの違いによる扱いの差はほとんどない。

**その他 [#wc51ed5b]
//-TCGの[[DM24-EX1]]及びデュエプレの[[DMPX-01]]時点で、別名を持つカードは全て元のカードと[[コスト]]や[[パワー]]、[[能力]]などが全く同じである。
//ただし、あくまで別名はどちらにおいても「元のカード名とは別に、それに加えて存在する」扱いなので、理論上は特性(コストや能力など)の異なるカードも別名を持つ同名カードとして存在できる。
//もちろん、デッキに入れることができるのは最大4枚というルールに関係しているため、イラスト違い・便宜上の名前違いの範疇を超えた差異があるカードは一切登場してはならない。万が一[[《ボーンおどり・チャージャー》]]と[[《さんばか・チャージャー》]]の基礎スペックで上位互換・下位互換の関係が成立したと仮定するならば、それは同種カードとして区分する意味がなくなってしまう。
-TCG版について補足だが、[[《レアリティ・レジスタンス》]]や[[《ハムカツのイラスト百烈ペン》]]のように、バージョン違いで説明できる部分なら現物カードの[[特性]]を参照すると認められているケースはある。
[[《最終龍覇 ロージア》]]は[[DMBD-14]]版と[[DMART-10]]版([[《アーシー》]])で[[レアリティなし]]と[[レア]]、[[Yuukoo009]]と[[Mikio Masuda]]の違いがある。

-カードがルール上でも2つの名前を持つケースは、素の状態では[[ツインパクト]]など同じ個数の側を持つカードしか存在しないが、[[《名も無き神人類》]]のように能力によって後付けで得る形のものは存在する。

-「既存のカードを別名のカードとして扱う」カードは、デュエマよりも先に[[Magic:The Gathering]]で登場していた。そちらでも、大きく書かれた「別名」とは別に、ルール上の名前となる「副題行」を持っている。

**関連項目 [#s9f1b22c]
-[[用語集]]
-[[プロキシ]]

-[[《さんばか・チャージャー》]]
-[[《オプティマスプライム》]]

&tag(用語集,別名,カード名として扱う (デュエプレ));