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*切札勝舞はマジック:ザ・ギャザリングを使いつづける [#p870da63]

コロコロアニキ2018年秋号から2021年春号まで連載された漫画。作者は[[コーヘー]]氏で、[[Wizards of the Coast]]社が監修・協力として携わっている。
原作『デュエル・マスターズ』のスピンオフ作であり、[[勝舞編]]から派生したifストーリーを描いている。

当初の原作は『[[Magic:The Gathering]]』(以下MtG)を扱った漫画だったが、神殿編における[[白凰]]との最終戦から[[デュエル・マスターズ]](以下DM)カードを使用した漫画へとシフトした。

しかし本作では、主人公の[[切札 勝舞]]がDMに転向せずにMtGを続ける事を選んでおり、原作とは異なる世界線のストーリーが展開されている。
その際に勝舞が発した台詞は''「D・Mに手を出すのやめる!!カードゲームで死にたくないからな。」''である。
往年のファンなら一度は考えたであろう内容に、台詞のインパクトも手伝って、連載発表から大きな反響を起こした。

原作は連載が進むにつれシリアスな漫画になっていったが、本作は純粋なギャグ漫画になっている。「生死を賭けた戦い」という要素を強めた、かつてのラスボスの[[ザキラ]]ですら例外ではなく、「マジック:ザ・ギャザリング」を「マジンガー・ギャルソン」と言うボケをかましている。

DMというカードゲームの概念はたびたび出てくるが、勝舞がMtGをやり続けたことによって、ほとんど誰も遊ばなくなるほど廃れてしまっている。そのため、最初は原作通りDMを続けていた白凰も結局MtGに戻ってきており、[[ザキラ]]もMtGで世界を征服することにしている。

ギャグ漫画ではあるものの、かつてのMtGの有名プレイヤーである、Wizards of the Coast社の社員の金子真実氏がアドバイザーに付いているため、デュエルの内容はしっかりしたものになっている。

カードプールは原作の時代のものではなく、本作の連載時点のものに刷新している。デュエル描写はわかりやすさを重視しており、複雑なコンボなどは省いているので、MtGのルールをほとんど知らない読者でも安心して楽しむことができる。

[[DMEX-08]]でMtGの[[コラボカード]]として登場した[[《溶岩コイル》]]は、本作に対するコラボカードでもある。
[[DMEX-18]]は、本作同様「もし勝舞がMtGを続けていたら?」がコンセプトの1つになっており、本作を意識したと思われるコラボカードが多数収録されているほか、CMでも本作と同一の世界から来たと思われる切札勝舞が登場している。


**参考 [#sb151746]
-[[切札 勝舞]]
-[[勝舞編]]
-[[《溶岩コイル》]]
-[[DMEX-18]]

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