#author("2025-01-10T04:45:45+09:00","","") #author("2025-01-24T07:13:58+09:00","","") *ヨビニオン [#ec1e14fe] [[DM24-BD2]]で登場した[[キーワード能力]]。 |八卦ヨーイ UC 無色[ジョーカーズ] (4)| |クリーチャー:ジョーカーズ 5000| |''ヨビニオン''(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)| |悪魔世界の閃光 R 光文明 (6)| |呪文| |''S・トリガー''| |''ヨビニオン''(自分の山札の上から、この呪文よりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)| |自分のクリーチャーをすべてアンタップする。次の自分のターンのはじめまで、自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。| 「[[連鎖]]」能力をアレンジしたような[[キーワード能力]]。 そちらとは異なり決まった[[コスト]]の[[クリーチャー]]が出るまで1枚ずつ[[山札]]を[[表向き]]にしていく。 踏み倒し範囲に含まれるクリーチャーを一種類に絞る事で、狙った[[クリーチャー]]をほぼ確実に[[リクルート]]できる。 踏み倒しは山札に踏み倒し先が0枚ではない限り必ず出す試みは成功するが、出したクリーチャーは召喚ではないため[[クリーチャー]]のヨビニオンが連鎖することはない。上振れが抑えられている代わりに安定性は高いといえる。 **ルール [#b0a5e648] -「表向きにしたカードだけを」シャッフルして、山札の一番下に戻す。山札の状態によっては大量のカードを公開する可能性があるが、そうした枚数に関係ない[[《歓喜の歌》>《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]の考え方に近く、[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]のように山札全体をシャッフルする[[カード]]もあるため、ルールミスをしないよう注意。 -クリーチャーが持つヨビニオンは[[解決]]時に[[特性]]を参照する[[誘発型能力]]である。そのため、[[待機]]中に[[進化]]して発生源の[[名目コスト]]が変わっていれば変化後のコストで後続クリーチャーを探す。 -出そうとしたクリーチャーが[[出せない]]ため不発になった場合、それも「[[残り]]」に含み[[山札の下]]に送られる。例えば進化元がいない[[進化クリーチャー]]だったときや、3体目のクリーチャーがヨビニオン持ちで[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]のよって4体目が出せない場合だったとき、出そうとしたクリーチャーを含めてシャッフルし、山札の下に置く。([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/45263/]])(類似例:デュエプレでシールド化できない場合の[[《天運の精霊龍 ヴァールハイト》]]) -[[クリーチャー]]のヨビニオンは[[召喚]]した時にしか発動しないため[[踏み倒し]]では発動しない場合がある。一方、[[呪文]]のヨビニオンは基本的に[[唱える]]以外の発動がないためどのような[[踏み倒し]]でも発動する。 **ゲームにおいて [#nbb7e497] -一部ヨビニオン持ちクリーチャーは「各ターン、自分の2体目のクリーチャーが出た時〜」から始まる[[誘発型能力]]を持っており、自身のヨビニオンから誘発させられるようになっている。 -[[メインデッキ]]の採用カードを工夫することで、[[《ヒラメキ・プログラム》]]と同じく特定クリーチャーの[[リクルート]]として使える。軽量級ヨビニオンであればデッキ構成をそこまで歪めずに出るカードを確定させることも出来る。 -出すだけで[[ボードアドバンテージ]]を2体分稼げる上構成次第で[[リクルート]]として運用でき、更に一部クリーチャーは自身のヨビニオンから自身の誘発型能力を誘発できるデザインになっているため、全体的に[[カードパワー]]が高く、[[《ヨビニオン・マルル》]]からの[[《天災 デドダム》]]を筆頭に環境で活躍している。 しかし、[[コスト踏み倒しメタ]]等不利なデッキへの[[軽量級]]対策[[クリーチャー]]が採用しづらい、[[ヨビニオン]]で出すのは[[召喚]]ではないのでコスト違いの[[ヨビニオン]]を入れると軽い方が重い方のハズレになり共存しにくいという明確な弱点も設定されている。 -山札に踏み倒し先が残っていない場合、相手に山札を全て公開しただけで終わってしまう。能力の使用は[[任意]]のためそのような状況では使用しなければ済む話ではあるが、[[盾落ち]]や[[封印]]に[[埋まる]]ことにより予想外に起こってしまう可能性は当然ある。特に、こちらを当てにして踏み倒し先の採用枚数を絞る場合や、そもそも[[殿堂入り]]している[[《単騎連射 マグナム》]]を呼び出したい場合等では留意しておくべきだろう。 -[[特殊な条件下で差別化]]を起こしやすい能力であり、[[クリーチャー化]]、[[ツインパクト化]]、軽量化した[[上位互換]]をあえて使わない理由になりうる。 **コストごとのヨビニオンの一覧 [#g88fcf5b] -''コスト4'' #taglist(ヨビニオン3) -''コスト5'' #taglist(ヨビニオン4) -''コスト6'' #taglist(ヨビニオン5) -''コスト7'' #taglist(ヨビニオン6) -''コスト8'' #taglist(ヨビニオン7) //-''コスト9'' #taglist(ヨビニオン8) -''コスト10'' #taglist(ヨビニオン9) **元ネタについて [#s7407f79] -モチーフは[[Magic:The Gathering]]の「[[続唱>http://mtgwiki.com/wiki/%E7%B6%9A%E5%94%B1]]」と[[明かされている>https://x.com/syaba3/status/1819336266078736399]]。 |続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)| そちら「続唱」はカード指定で発生源自身未満のコストに追加プレイを可能にするものであり、「召喚によって」やそれに似た制約が少なく((唱えないといけないためいわゆるリアニメイトなどでは誘発しないが、マナコスト踏み倒しでも唱えてさえいれば誘発する))続唱持ちを連鎖させることも可能。トーナメントシーンで大暴れし、更に下記のルール上の複雑さの問題から本流セットでの再録は困難とされており、2024年現在においても本流セットに再録されたことのない凶悪能力である。 --MTGではマナ・コストを持たず普段通り唱えることができない代わりに、テキスト内の[[代替コスト]]で自身を唱えることを可能にするカードがある。続唱を経由することで代替コストをすっ飛ばして直接唱えるコンボが利用可能である((マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイトにも意外な組み合わせというニュアンスな「裏技」として明記されている。『[[サイ続唱:裏技大集結(モダン)>https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0036577/]]』))。 --旧ルールでは、デュエマにおける[[《ブレイン珊瑚の仙樹》]]と[[ツインパクト]]と似たようなルールにより、軽いコストの側を参照してカードの無償使用権を獲得した後、重い方のコストの側として使えた。それを悪用したデッキが環境に大きな影響を与えたため、ルールの改定で後にできなくなった。 -[[デュエチューブ]]での開発秘話によると、[[ハイパーエナジー]]のバックアップとしてそちらと擦り合わせたこの能力が開発されたとのこと。元々この手の能力は[[【JO退化】]]における[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]のようなゲーム性を損なう危険な挙動をすると不安視されていたため、テスト時にもあまり噛み合い過ぎないように気を配ったという([[参考>https://www.youtube.com/watch?v=SVXyJKUnRyc]])。 -開発部の[[射場本正巳]]氏はコスト4ヨビニオンでコスト3以下のクリーチャーを出す動きについて、「ほぼ[[GR召喚]]だけど、出力を狙って絞れる点がヨビニオンの強さ」と述べている。[[参考>https://x.com/syaba3/status/1882548869877383638]] -名前の由来は「従者」や「下僕」を意味する「ミニオン/minion」+「呼ぶ」か。 **ヨビニオンに関する能力を持ったカード [#hbcdce1c] -[[《魔誕の騎士ザガーン》]] **参考 [#m65805e2] -[[用語集]] -[[キーワード能力]] -[[コスト踏み倒し]] -[[W・ヨビニオン]] -[[連鎖]] -[[《八卦ヨーイ》]] &tag(用語集,能力,キーワード能力,ヨビニオン,cip,召喚限定cip,コスト参照,コスト踏み倒し);