#author("2023-12-20T11:23:11+09:00","","")
#author("2024-01-24T22:54:24+09:00","","")
*メガ・ラスト・バースト [#top]

|''メガ・ラスト・バースト''(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい。)|

[[DM23-SD3]]で登場した[[キーワード能力]]。

|調律師ピーカプ R 火文明 (4)|
|クリーチャー:マジック・マシン・イーター 4000|
|''スピードアタッカー''(このクリーチャーは召喚酔いしない)|
|''メガ・ラスト・バースト''(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)|
|BGCOLOR(#ccd):|
|♪音速で 本番中に チューニング R 火文明 (3)|
|呪文:マジック・ソング|
|このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。そのクリーチャーのこのターン最初の攻撃の終わりにアンタップする。|

[[ラスト・バースト]]の[[能力]]に加え、[[手札]]と[[マナゾーン]]に置かれた場合でも[[呪文]]側を踏み倒せる。同弾で復活した[[革命チェンジ]]とは[[デザイナーズコンボ]]であり、[[スーサイド]]の手間なく能動的に[[誘発]]させられる。

カードの形態は[[ラスト・バースト]]から変化はなく、境界線の左下にカミナリマークがある。仮面のような紋章もデザインは変わったが引き続き描かれている。

実際のゲームでは[[ラスト・バースト]]の[[上位互換]]として扱える。擬似的な[[除去]][[耐性]]として相手の動きを牽制したり、従来通りスーサイドコンボに組み込んだりとその用途は広い。なお、使用は[[任意]]なので[[《母なる星域》]]で[[マナ送り]]したらセルフ[[ランデス]]になってしまった、などということは起こらない。

-単に「離れた時」ではなく、移動先のゾーンが限定されている。よって一覧に書かれていない[[超次元送り]]、[[シールド送り]]、[[山札送り]]には無力。非公開ゾーンはともかく、[[超次元ゾーン]]からも唱えられないことには注意したい。
--これはメガ・ラスト・バーストが、[[スマッシュ・バースト]]のように呪文側のトークンを生成する能力ではなく、あくまで自身を呪文として唱える能力(後述)であるからと考えられる。例えば[[《「無情」の極 シャングリラ》]]のように無作為に山札に置かれる除去を受けた場合、このカードを適切に使用できない。
//呪文側のテキストを求められた際に示せないため、いつか外部ゾーンが追加された時に超次元ゾーンだけ特別扱いとなることを防ぐためだろう。

-「メガ」は100万倍を意味する。

**メガ・ラスト・バーストに関する効果を持ったカード [#af5367d9]
-[[《暴徒-da-bummer》]]

**裁定 [#y727955c]

-[[バウンス]]、[[マナ送り]]にされてメガ・ラスト・バーストする際、''唱えたあとで墓地に置かれる''。
--[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]などで打ち消された場合も、そのまま墓地に送られると思われる。
--この裁定により、[[ラスト・バースト]]に当時存在していた矛盾点が解決された。必然的に墓地からしか唱えない[[ラスト・バースト]]も、原理的には「墓地から唱えて墓地にとどまる」ことでメガ・ラスト・バーストとなんら変わりなかったのだと思われる。

-メガ・ラスト・バーストの解決前に、もう一度ゾーン移動していたら、移動先のゾーン名に関係なく詠唱不可となる。[[追跡処理]]は行わない。

-[[ラスト・バースト]]の[[裁定>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33095/]]では[[《帝神龍装 ティーゾリス》]]で効果を2回使うことができることになっているが、たとえ墓地から唱えて墓地に残ったとしても[[《♪面白き こともなき墓地を 面白く》]]対策の裁定変更でカードを対象としていた効果は1度唱えた時点で消失するため、[[追跡処理]]ができない処理と同じく2回目は詠唱不可と思われる。

//-誘発先のゾーンが[[非公開ゾーン]]である[[手札]]を含んでいるため[[使用宣言]]が必要(参考 603.2e)。メガ・ラスト・バーストを持つクリーチャーが、バトルゾーンから手札・マナゾーン・墓地に離れることが確定した時点で効果を使うか使わないかを相手に伝える必要がある。
//--手札に加わるときの[[ビビッドロー]]の裁定と同じく、宣言はカードを移動させる効果に割り込んで済ましておかなければならない。例えば[[《アラゴト・ムスビ》]]が[[マーシャル・タッチ]]で手札に離れさせる場合、1ブーストを行う前にメガ・ラスト・バーストを[[待機]]させるか効果を破棄するかを決める必要がある。[[《学校男》]]や[[《獰猛なる大地》]]など墓地やマナゾーンが移動先でも同様。

-メガ・ラスト・バーストが誘発するゾーンは、バトルゾーンである。したがって、進化元としてカードがある状態で手札、マナゾーン、墓地いずれかに置かれても誘発しないし、[[《あたりポンの助》]]などでクリーチャーの能力が無視されていたらトリガーもしない。一方で、事前の[[使用宣言]]も不要。

-[[使用宣言]]はしない一方で、離れた先のゾーンから更に移動してしまった場合は[[追跡処理]]しないため、メガ・ラスト・バーストが処理できなくなる。そのため、[[《陰謀と計略の手》]]などでハンデスする際はバウンスしたメガ・ラスト・バースト持ちを公開しつつ[[無作為に選んで>見ないで選ぶ]]ハンデスする必要がある。

**開発秘話 [#bcf5fa14]
-[[デュエチューブ]]で明かされた話によると、開発段階ではどのゾーンに移動しても[[誘発]]するデザインであったが、テストプレイですぐにルール的な問題が出たので製品版の形になったという。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=MYEwiD3NTKI]]

**参考 [#reference]
-[[離れた時]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[唱える]]
-[[ツインパクト]]
-[[スマッシュ・バースト]]
-[[ラスト・バースト]]
-[[フレンド・バースト]]
-[[《調律師ピーカプ/♪音速で 本番中に チューニング》]]

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[[公式Q&A]]

>Q.「''メガ・ラスト・バースト''」とはなんですか?
A.「''メガ・ラスト・バースト''」を能力に持つクリーチャーがバトルゾーンを離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、そのカードの呪文側をコストを支払わずに唱えられる能力です。&br;手札やマナゾーンから呪文側を唱えた場合は、その後墓地に置きます。&br;ただし、「''メガ・ラスト・バースト''」を持つカードがバトルゾーンのカードの下に置かれていたり、カードの上に置かれている封印そのものだった場合、能力が無視されるため、それが離れて手札やマナゾーン、墓地に置かれても「''メガ・ラスト・バースト''」は使えません。
#region2(([[総合ルール]] [[200.3>総合ルール本文#rule200_3]])){{
:200.3. |特性は無視される事があります。
::200.3a |進化などによってカードの下に置かれているカードは通常のゲーム中は特性が無視されています。ただし、カードを指定する場合、特性は参照されます。カード以外を指定する場合は参照されません。&br;例:光と水文明を持つクリーチャーの上に進化した水のクリーチャーは水のクリーチャーであり、パワーも種族も下のカードから影響されません。ただし、《テック団の波壊 Go!》の効果を受けた場合、下のカードもコストを参照し、適正であれば効果を受けます。&br;例:《卍月 ガ・リュザーク 卍》の無月の門・絶は魔導具を参照しているため、《卍 デ・スザーク 卍》の下にあるカードは参照できません。
::200.3b |封印の特性は確認できません。封印をカード指定する場合、コストは0で、他の特性がないカードとして扱います。
::200.3c |両面カードをカード指定する場合、表になっている面を参照します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43769]](2023.9.8)

//----

>Q.自分の手札が1枚だけの状況で、相手は[[《陰謀と計略の手》]]を唱えて自分の「''メガ・ラスト・バースト''」を持つクリーチャーを手札に戻しました。&br;手札に戻した後、手札を捨てる処理はどうやって行いますか?
A.手札に戻した「''メガ・ラスト・バースト''」を持つクリーチャーが同一のカードであることを示すためにも、手札に戻した「''メガ・ラスト・バースト''」を持つクリーチャーは効果の処理が終わるまで表向きにする必要があります。&br;例えば[[《踊戯音愛 パステル》>《踊戯音愛 パステル/♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》]]の「''メガ・ラスト・バースト''」がトリガーしている場合、[[《踊戯音愛 パステル》>《踊戯音愛 パステル/♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》]]は手札で表向きにしたまま、相手は[[《踊戯音愛 パステル》>《踊戯音愛 パステル/♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》]]を含めた自分の手札をランダムに1枚選び、捨てます。この際、表向きになっていた[[《踊戯音愛 パステル》>《踊戯音愛 パステル/♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》]]が捨てられてしまった場合は[[《踊戯音愛 パステル》>《踊戯音愛 パステル/♪摩訶不思議 マジカルプリズン キンキラリン》]]の「''メガ・ラスト・バースト''」は使えません。
#region2((競技イベント運営ルール 4.7)){{
''4.7 見ないで選ぶ''
見ないで選ぶとは、あるゾーンにあるカードを、それぞれの区別ができない状態にし、その中から指定枚数のカードを選ぶことである。見ないでカードを選ぶ際、そのゾーンにあるカードの一部が表向きになっているなどして物理的に区別できる場合、プレイヤーはそのカードが他のカードと区別できない状態で、カードを選ぶ必要がある。&br;&br;例:&br; ターン・プレイヤーのクリーチャーが攻撃した時、ターン・プレイヤーは《龍装者 バルチュリス》の効果の使用を宣言した。その後、攻撃クリーチャーによるシールドのブレイクの際に、非ターン・プレイヤーが「S・トリガー」で《ゴースト・タッチ》を使用した。上記のように、選べるカードの一部が表向きになっている場合でも、表向きのカードはそのままで、他のカードと区別できないようにしてカードを選ぶ必要がある。こういった状況での処置の一例を以下に示す。&br;&br;処置例:&br; ターン・プレイヤーは、効果の使用を宣言した《龍装者 バルチュリス》を表向きにしたまま、手札を非ターン・プレイヤーに見せないようシャッフルし、手で覆い隠す。その後、非ターン・プレイヤーは上から何番目のカードを選ぶかを決定し、選ばれたカードを《ゴースト・タッチ》の効果で捨てる。なお、この際に何らかの理由で物理的にカードを覆い隠せないなど、見ないで選ぶ処置の実行が困難である場合は、ジャッジや主催者にその補助を依頼してもよい。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43767]](2023.9.8)

>Q.自分の手札が1枚もない状況で、相手は[[《陰謀と計略の手》]]を唱えて自分の「''メガ・ラスト・バースト''」を持つクリーチャーを手札に戻しました。&br;手札に戻したクリーチャーはそのまま捨てられて墓地に置かれますが、その後「''メガ・ラスト・バースト''」を使えますか?
A.いいえ、使えません。&br;「''メガ・ラスト・バースト''」は、トリガーした時にあったゾーンから再度移動してしまった場合は使えません。今回の場合、手札に移動して能力がトリガーした後、墓地に再度移動してしまっているので、使えません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43768]](2023.9.8)
#region2(類似裁定(2023.9.15)){{
>Q.[[《フォース・アゲイン》]]で[[《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》]]を破壊してバトルゾーンに出した時、「''メガ・ラスト・バースト''」は使えますか?
A.いいえ、使えません。「''メガ・ラスト・バースト''」は、トリガーした時にあったゾーンから再度移動してしまった場合は使えません。今回の場合、バトルゾーンから墓地に移動して能力がトリガーした後、バトルゾーンに再度移動してしまっているので、使えません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43794]]
}}

>Q.相手の[[《若き大長老 アプル》]]がバトルゾーンにいる状況です。&br;自分の「''メガ・ラスト・バースト''」を持つクリーチャーが手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、その呪文側を唱えられますか?
A.手札に移動した場合のみ、唱えられます。&br;「''メガ・ラスト・バースト''」は移動先のゾーンで解決されます。マナゾーン、墓地に置かれた場合、そこから呪文を唱えようとするので、[[《若き大長老 アプル》]]の効果で唱えられません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43867]](2023.10.11)

>Q.自分の[[《暴徒-da-bummer》]]が2体バトルゾーンにいる状況です。&br;自分のツインパクト・クリーチャーが破壊された際、そのクリーチャーの「''メガ・ラスト・バースト''」を2回使えますか?
A.いいえ、1回しか使えません。&br;1回目の「''メガ・ラスト・バースト''」を解決した結果、保留状態になったことで与えられていた効果を失うため、2回目の「''メガ・ラスト・バースト''」は不発になります。
#region2(([[総合ルール]] [[409.1d>総合ルール本文#rule409_1d]])){{
:409.1d |保留状態になったカードが保留状態ではなくなった後、そのカードは、保留状態になる前に与えられていた効果を失います。&br;例 : 「このターン、自分の墓地から使ってもよい」という効果が与えられたカードを自分の墓地から使用した結果、そのカードが再度墓地に置かれた場合、それをもう一度使うことはできません。&br;例2: 《蛇手の親分ゴエモンキー!》の効果を与えられたクリーチャーをマナゾーンから召喚した際、そのクリーチャーが《獣軍隊 ヤドック》の置換効果でマナゾーンにとどまった場合、そのクリーチャーを再度マナゾーンから召喚することはできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44203]](2023.12.15)

&tag(用語集,能力,キーワード能力,ツインパクト,メガ・ラスト・バースト,ラスト・バースト,バースト,離れた時,呪文側を唱える,コスト踏み倒し);