#author("2023-03-11T18:24:02+09:00","","")
#author("2023-11-12T09:17:53+09:00","","")
*ネタカード [#t033cb77]

[[プレイヤー]]の間で話や笑いの種になりやすいカードのこと。

以下の特徴を持つカードはネタカードと呼ばれやすい。
-[[フレーバーテキスト]]の内容と[[ゲーム]]での強さが一致しない。
-非常に[[オーバーキル]]、または[[カードパワー]]が低いために使いどころがない。
-何らかの作品とコラボレーションしている。もしくは露骨にパロディしている。
-特徴的な[[カード名]]、[[カードイラスト]]、[[フレーバーテキスト]]を持つ。
-[[テキスト]]に誤植がある。
-完成度の高い[[ジョークカード]]である。

ネタカードには大きく3つのパターンに分かれる。

**公式ネタカードの場合 [#o4175d8b]
いわゆる「狙ったネタカード」のこと。
詳細は[[ジョークカード]]を参照。

**対戦カードゲームとして適した性能ではない場合 [#r0af6bc9]
例えば、[[《メテオレイジ・リザード》]]、[[《アクア・マスター》]]、[[《ガウレザル・ドラゴン》]]などの[[ゲーム]]での実用性の低さは言うまでもないが、逆にその弱さが愛され、ネタとして人気を博してしまう場合がある。

[[フレーバーテキスト]]で強そうに書かれている[[《暗黒の騎士ザガーン》]]や[[《残虐覇王デスカール》]]も同様で、[[DMX-12]]でわざわざ[[再録]]されるという、ネタカードとしての厚遇を受けた。

弱小[[バニラ]]の代表格である[[《シザー・アイ》]]に至っては、なんと[[【シザー・愛】]]なる[[ファンデッキ]]まで作られるようになった。まさしく弱さが愛された代表格と言えるだろう。(こちらについては後に、派生カードの[[《シザー・ラヴ》]]も登場している。)

逆に言えば、そうでもしなければ[[カードイラスト]]と[[フレーバーテキスト]]以外に存在価値はほぼないため、ネタカード扱いは、弱いカードに残された数少ない楽しみ方と言える。

これらに含まれるカードは大体が[[ハズレア]]か[[下位互換]]の[[バニラ]]・[[準バニラ]]である。
そうではない場合は不安定・不確実・[[オーバーキル]]が原因でのロマンカードである。

-[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]や[[《天海の精霊シリウス》]]など、発売当初はサポートが乏しくネタ扱いされていたカードでも、相性のいいカードの出現が評価が見直されることもある。そのようなこともカードゲームの醍醐味と言えるだろう。

**ゲーム中の強さ・弱さ以外の何らかの原因でネタ扱いされてしまう場合 [#n9a6231d]
[[環境]]で活躍した[[グッドスタッフ]]でも、何らかの要素があればネタ扱いされることもあり、いくつか例がある。

-[[《超竜バジュラ》]]と[[《英霊王スターマン》]]
《バジュラ》はパワー13000もあるにもかかわらず、パワー9000の《スターマン》に背景ストーリーでやられてしまっている。
バジュラは殿堂入りを果たした知名度の高いカードだけあって、多くのプレイヤーにネタにされる。
[[デュエル・マスターズ プレイス]]で《スターマン》が登場した際は、このストーリーの再現とでも言わんばかりに[[すべてのバトルに勝つ]]能力が追加された。
-[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]と[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]
背景ストーリーでは敵対関係の2体だったが、実際のデュエルでは同じデッキに入るほどかなり相性が良く、バトルゾーンで普通に共闘することもあるため、ネタにされる。背景ストーリーでは、《ボルシャック・ドギラゴン》が禁断解放した《ドキンダムX》によって封印された同志を救うために駆け付けたとされるが、実際のデュエルでは《ボルシャック・ドギラゴン》は《ドキンダムX》の禁断解放を手伝っている。そのため、背景ストーリーで《ドキンダムX》が禁断解放されたのは、《ボルシャック・ドギラゴン》が駆け付けたためではないかという推測を交えて、ネタにされる。
-[[《封魔ヴィレ・アポストロ》]]
誤植で[[グランド・デビル]]ではなく、グラン・''ドデビル''と書かれてしまっている。
これについては[[エラッタ]]が出されたが、この誤植で[[ドデビル>グランド・デビル#l1758497]]という愛称が定着し、現在でも使用されている。

他にも実用性はあるが、ネタにされたカードは沢山ある。

[[プレイヤー]]が集まれば会話が付きものであり、その時にちょっとしたネタを提供してくれるようなカードは、ありがたい存在と言える。

[[公認グランプリ]]や[[チャンピオンシップ]]、店舗大会等での競技性を重視した真剣勝負以外にも[[デュエル・マスターズ]]を楽しむ要素はいくらでもあるため、時には[[ゲーム]]に関係ない点に注目してみるのも楽しいだろう。

**その他 [#v0e11ff9]
-ネタカード扱いと言っても、ほとんどは軽い冗談の類であり、そのカードを悪く言うものではないことが多い。ただし、過剰なネタ扱いを嫌う[[プレイヤー]]もいるので注意。

-[[エピソード1]]には[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]など非常にユニークかつエキセントリックな[[カード名]]の[[カード]]がいくつか登場し、以降もこうしたギャグテイストのカードは増え続けている。強力なものも多いが、そのギャップも相まってしばしばネタカード扱いされる。

-ジョークエキスパンションとしての要素も持つ[[DMX-12]]と[[DMX-22]]は、まさしくネタカードの宝庫である。

-ネタカードのみで組まれた[[ファンデッキ]]も存在する。基本的に実戦を想定していないため、友人同士での[[カジュアル]]戦に使うのが無難だろう。

-ネタカード扱いと言っても、ほとんどは軽い冗談の類であり、そのカードを悪く言うものではないことが多い。ただし、性能の低さをネタとする場合もあるため、過剰なネタ扱いを嫌う[[プレイヤー]]もいるので話題にする際には多少注意が必要。
--逆にジョークカードや公式からのネタカード扱いそのものを嫌う[[プレイヤー]]もいる。こちらに関しても単なる苦言・クレームになることが多いため発言には注意すること。
**参考 [#vb50cdc1]
-[[用語集]]
-[[ファンデッキ]]
-[[地雷]]
-[[コラボカード]]
-[[ジョークカード]]

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