#author("2023-09-23T14:47:33+09:00","","") #author("2024-01-19T06:08:34+09:00","","") *ドラゴン・サーガ [#ld740759] -''BEFORE'':[[エピソード3]] -''NEXT'':[[革命編]] [[デュエル・マスターズ]]13番目のシリーズ。 [[ブロックマーク]]は[[DS>DSマーク]] (= ''D''ragon ''S''aga)。 超全集E3の付録である[[《神撃の カツドン DASH》]]と[[《最終章 カツエンド》]]が先駆けてこのシンボルのカードとして登場した。 [[エピソード1]]から始まったエピソードシリーズも[[エピソード3]]で幕を閉じ、今シリーズからは全く別の世界を舞台とした[[物語>背景ストーリー]]が開始した。 名前からも分かる通り、このシリーズでは[[ドラゴン]]がストーリーの中心であり、[[ベリーレア]]以上は全て[[ドラゴン]]になっている。([[革命編]]の新種族である[[ダーク・ナイトメア]]のプレビューとして登場した[[《夢幻騎士 ヴィシャス・デスラー》]]のみ例外) 現在、このセットに当てはまる[[エキスパンション]]は、 -新たなるカードタイプである[[ドラグハート・ウエポン]]/[[ドラグハート・クリーチャー]]と[[マナ武装]]が登場した&br;[[DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」>DMR-13]] -[[デュエル・マスターズ]]初の横向きカードである[[ドラグハート]]の新形態[[ドラグハート・フォートレス]]が登場した&br;[[DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」>DMR-14]] -ウエポンを2枚装備できる[[ドラグナー]]、[[マナ武装]]を2つ持つクリーチャーが登場した&br;[[DMR-15 「ドラゴン・サーガ 第3章 双剣オウギンガ」>DMR-15]] -初の2種類のバージョンが存在するエキスパンションであり、多数の新能力と新[[種族]]が登場した&br;[[DMR-16極 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×極」>DMR-16極]]&br;[[DMR-16真 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×真」>DMR-16真]] の5つ。 -[[マナ武装]]など特定の[[文明]]を要求するカードが多く、[[単色]]推しの[[エキスパンション]]群。新規の[[多色]]カードは[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]、[[《五邪王 ニガ=ヴェルムート》]]、[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]のみ。 --後者2つは[[龍解]]後の[[ドラグハート・クリーチャー]]であるため、実質的な意味での[[多色]]は[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]のみ。さらに言えばそちらも[[構築済みデッキ]]収録のカードであるため、通常弾だけ見れば[[神化編]]以来の「[[単色]][[カード]]だけで構成された」シリーズであると言える。 --[[ブースターパック]]が5つ存在するシリーズとしては[[不死鳥編]]以来である。 -現時点では、[[多色]]に関連のある新規カードはすべて[[《薫風妖精コートニー》]]を擁する[[自然]][[文明]]を含んでいる。 これまで以上に[[単色]]カードのカードパワーが上昇しており、ドラグナーやフォートレスの仕様上ゲームスピードが高速化したり容易に切り崩せない場面も増えた。 -新規の[[無色]]カードは一枚も登場していない。 -今シリーズでフィーチャーされた[[種族]]は次のとおり。各文明に新たな[[コマンド・ドラゴン]]が登場し、このエキスパンションで登場した[[ドラゴン]]でない[[種族]]の[[クリーチャー]]たちが同[[文明]]の[[ドラゴン]]の[[サポート>サポート種族]]を請け負う。 --光 ---[[エンジェル・コマンド・ドラゴン]] ---↑[[ジャスティス・ウイング]] --水 ---[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]] ---↑[[リキッド・ピープル閃]] --闇 ---[[デーモン・コマンド・ドラゴン]] ---↑[[ファンキー・ナイトメア]] --火 ---[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]] ---↑[[ヒューマノイド爆]] --自然 ---[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]] ---↑[[ビーストフォーク號]] -上述の新[[種族]]において、[[DM-01 第1弾>DM-01]]の黎明期から存在する古株の[[種族]]をリメイクしたものが[[ドラゴン]]あるいは[[サポート種族]]のいずれかに各[[文明]]1種族ずつ存在している。 -[[DMX-16]]版の[[《ノウメン》]]の[[フレーバーテキスト]]によれば、[[《偽りの名 13》]]によるパンドラスペースの崩壊により別離した別世界、ある意味で[[エピソード2]]以降のパラレルワールド世界である。各[[文明]]ごとの抗争がメインになる流れなど[[基本セット]]のストーリーを意識した流れになっている。 --アニメ、漫画でも前作と同じ世界観ながらデュエマ禁止から2年後で[[るる>滝川 るる]]や[[コジロー]]など新規のレギュラーキャラを多数追加、[[切札勝舞>切札 勝舞]]の再登場など新規一転しつつ過去作を意識する展開になっている。 -背景ストーリーの主人公は[[《グレンモルト》>《龍覇 グレンモルト》]]。1つ前のシリーズの最終弾に[[《爆闘剣士 グレンモルト》]]が先行登場して以降、毎弾彼の成長過程である新[[クリーチャー]]が収録された。 こうした《グレンモルト》系の[[カード]]の中には、[[カード名]]の最後に「(漢字一文字)」とあるものが存在したり、また[[ドラゴン]]強い関わりを持っていたりと、[[エピソード2]]の[[鬼丸>《黄金世代 鬼丸「爆」》]]と共通点が多い。今シリーズ展開中に発売された[[DMD-20]]でも[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]の[[再録]]がなされるなど、意識的に似せていることが窺える。 --《グレンモルト》だけでなく、[[《龍覇 ストラス・アイラ》]]や[[《爆炎シューター マッカラン》]]、さらには他文明の[[ドラグナー]]など、クリーチャー達が成長したカードも毎弾に渡って存在する点も、かつてのエピソードシリーズを想起させる。 -ドラゴンサーガ展開時の2014年時、「妖怪ウォッチ」や「パズドラ」など多数の新規のキッズ向けのホビー、ゲーム作品が登場した点、別社TCGの「バディファイト」が参入し競争が激化した点もあり、ビギニング・ドラゴン・デッキの500円販売やパック付録などそれまでとは違った対応も見せている。 --特に[[DMR-13]]の付録パックの際には爆発的にコロコロの売上を伸ばした事もあり、複数に渡るジャンボカード付録や「ポケモン」のゲーム体験版付録など他作品にも影響を与えている。 -[[カードパワー]]が極めて大きい[[カード]]も多く、それら[[カード]]によって様々な既存の[[デッキタイプ]]が強化、あるいは新規[[デッキタイプ]]を形成するなどした。[[【ヘブンズ・ゲート】]]の[[環境]]入りなどの環境変化や戦績を残している。一方で、今までのシリーズ以上に[[インフレ]]やゲームスピードの高速化に拍車を掛けたため、賛否両論が見られた。 -[[エキスパンション]]シリーズの目玉でもあり、ゲーム上でも強力であった[[ドラグハート]]に関しても、批判が見られた。 それらを呼び出すための[[ドラグナー]]には[[レア]]以上の[[レアリティ]]を持つものが多いため、複数入手がやや困難であった。[[ドラグハート]]自体も、特に強力なものは[[ビクトリー]]、[[ダブルビクトリー]]であるため封入率が低く、非常に価格が高騰していた。このシリーズ展開中の派生のパック販売やデッキの販売も多かったこともあり、子供は勿論、大人さえも、相当の資産力がなければ激変する[[環境]]に追いつくことができないという、非常に敷居が高いゲームになってしまった(特に、主役であり高い[[カードパワー]]と高レートになりやすい《グレンモルト》系統と、[[背景ストーリー]]上で彼が扱う[[ドラグハート]]にこの傾向が顕著)。 「低[[レアリティ]]の[[ドラグナー]]は持っているが、それによって呼び出すべき[[ドラグハート]]を持っていない」だとか、逆に「[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]のような[[ドラグハート]]は持っているが、[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]のような高[[レアリティ]]の[[ドラグナー]]が足りていない」といった事態が頻発した。 --あろうことか新規プレイヤー参入の場とも言える''[[コロコロコミック]]のふろくカード''[[《勝舞城 ボルシャック》]]にも同様の問題が発生した。こうした付録にも[[《時空の侍ボルメテウス・若武者・ドラゴン》]]に対する[[《超次元ムシャ・ホール》]]の様な呼び出し先・呼び出す相手が揃っていれば人気が上がったかもしれない。 -このシリーズの[[2章>DMR-14]]から[[デュ円]]が封入された。 -売上的には強力なカード性能もあってパック販売数は[[エピソード3]]時を上回ったが、「妖怪ウォッチ」ブームによる市場の食い潰し合いの影響もあり全体的な売上は低下しており、近年では最も売上が落ち込んだ[[エキスパンション]]となってしまった。重課金系のゲームとして「パズル&ドラゴンズ」という強敵が台頭したのも大きく、TCGに新商品「バディファイト」が参入した影響もある。非[[ドラゴン]]プッシュから[[ドラゴン]]プッシュに回帰したにもかかわらず売上が落ち込んだという事実は多くの衝撃を残した。2015年には[[DMD-20]]の再販が中止されるという影響があった。後に4Gamer.netに公開された2017年度戦略発表会の売上変遷のスライドと覚醒編のエキスパンション売上が62億円であることを照らし合わせると、一説にドラゴン・サーガの売上は40億円台後半と推測される。この推測通りだとすれば、公式に明示された中で全シリーズ中最低売上(52億円)となる不死鳥編を凌ぐ商業的不振である。 --これを受け、2015年4月2日に「2015年度戦略発表会」が関係者向けに開催された。小学生向けのTCGが高年齢層向け化している事実を認めながら、新規参入を促すための施策として「革命」と称した3つの試みを公表した。 1つ目は、アニメ放送枠の移動。土曜に学校がある小学生に配慮して日曜の同時間帯に引越しすることとなった。 2つ目は高レアリティカードの封入率の改善。[[革命編]]以後は1パックに必ずレア以上が封入されるようになった。 3つ目は[[デュエルロード]]の廃止。エンタメ性を高めるために[[デュエ祭]]に再編され、[[デュエルロード]]に求められていた役割は[[チャンピオンシップ]]と[[公認グランプリ]]に引き継がれることになった。 これらの施策の影響か、[[革命編]]以後の2年間、デュエル・マスターズの売上はV字回復を果たす。 -[[前シリーズ>エピソード3]]では瞳の描かれた人型[[クリーチャー]]が多く登場したが、今シリーズの人型クリーチャーは従来の、いわゆる「目隠れ」へと戻った。しかし、[[《龍覇 グレンモルト》]][[《爆鏡 ヒビキ》]]は[[《爆走鬼娘モエル・ゴー》]]の様にうっすらと瞳が描かれている。 **このシリーズに発売された商品 [#z8af1704] ※= [[ブロックマーク]]なし -[[DMD-15 「ビギニング・ドラゴン・デッキ 熱血の戦闘龍」>DMD-15]] -[[DMD-16 「ビギニング・ドラゴン・デッキ 正義の天聖龍」>DMD-16]] -[[DMD-17 「ビギニング・ドラゴン・デッキ 神秘の結晶龍」>DMD-17]] -[[DMX-16 「超王道戦略ファンタジスタ12」>DMX-16]] -[[DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」>DMR-13]] -[[DMD-18 「スーパーVデッキ 燃えよ龍剣 ガイアール」>DMD-18]] -[[DMD-19 「スーパーVデッキ 滅びの龍刃 ディアボロス」>DMD-19]] -[[DMX-17 「龍の祭典!ドラゴン魂フェス!!」>DMX-17]] -[[DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」>DMR-14]] -[[DMX-18 「三段変形!龍解オールスターズ」>DMX-18]] -[[DMD-20 「スーパーVデッキ 勝利の将龍剣ガイオウバーン」>DMD-20]] -[[DMR-15 「ドラゴン・サーガ 第3章 双剣オウギンガ」>DMR-15]] -[[DMX-19 「スーパーレア100%パック」>DMX-19]] -[[DMR-16極 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×極」>DMR-16極]] -[[DMR-16真 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×真」>DMR-16真]] **参考 [#b2089d38] #include(シリーズリスト,notitle) -[[ドラゴン・サーガ環境]] -[[ドラゴン・サーガ背景ストーリー]] -[[ドラゴン]] -[[勝太編]] &tag(用語集,シリーズ,勝太編,ドラゴン・サーガ);