#author("2025-10-19T07:13:17+09:00","","")
#author("2025-10-19T07:36:05+09:00","","")
*ダイレクトアタック [#top]
その攻撃を受ければ、ゲームに敗北する攻撃のこと。もしくはそれによって勝利すること。

シールドがない状態でプレイヤーが攻撃を受ける時、[[攻撃]]を防御できなかった[[プレイヤー]]はゲームに敗北する。

[[デュエル・マスターズ]]において、ダイレクトアタックはいつの時代でも最も基本的な勝利条件である。

相手[[プレイヤー]]の[[シールド]]が1枚でも残っている状態ではダイレクトアタックではなく、勝敗は決しない。[[《魔の革命 デス・ザ・ロスト》]]のように、攻撃中に相手のシールドをブレイクする能力を持ったカードは、相手のシールドが残っている状態でもダイレクトアタックを通すことはできるが、やはりこれも相手のシールドを0にするからダイレクトアタックが通るのである。つまり、相手へのダイレクトアタックが成立したのに、相手のシールドが残っているという状態は原則存在しないのである。(例外:カードの効果による「シールドがあっても直接攻撃になる」という指定。''101.1. カードの効果はルールに勝つ'')

**ルール [#rules]
-確認するのはシールドが「ある」「ない」の情報のみ。シールドがない状態なら、たとえ[[《完全決闘》>《白騎士の聖霊王アルカディアス/完全決闘》]]の「[[ブレイクされない]]」効果でプレイヤーを保護していたり、[[シールド・セイバー]]を準備していたとしてもそれらの適用タイミングはなく、ダイレクトアタックの敗北は防げない。

-「シールドをブレイクできない」あるいはそれに類する[[《極楽鳥》]][[《夢幻なる零龍》]]、[[《九極の精霊 マウリエル》]]で「シールドを0ブレイクする」に到達したないしは元々そうする指示の「[[ヌル・ブレイカー]]」が攻撃してもダイレクトアタックになる。

-誤解されやすいが''シールドそのものは攻撃対象に選べない''。あくまで[[クリーチャー]]の[[攻撃]]目標は相手[[クリーチャー]]か相手[[プレイヤー]]の二択であり、そのうち''相手[[プレイヤー]]への[[攻撃]]をシールドが遮るために結果としてシールドが[[ブレイク]]される''。
--上の理由により「相手[[プレイヤー]]を[[攻撃できない]]」という[[テキスト]]を持つ[[クリーチャー]]は、ダイレクトアタックはもちろん、シールドを[[ブレイク]]することも出来ない。
--[[《晶鎧亜スペクトライト》]]や[[《R.S.F.K.》]]で[[プレイヤー]]を[[攻撃]]した際、[[アタックトリガー]]で相手の残り[[シールド]]を0にできた場合は、その[[攻撃]]がダイレクトアタックになる。

//逆に、ダイレクトアタックさえ決まれば、相手の[[敗北回避]]効果が機能してない限りは、[[パワー]]1000程度のクリーチャーの攻撃でも勝利できる。そのため、デュエマにおいて[[パワー]]の高さは軽視されがち。
//
//例えば、[[シールド]]が1枚の相手[[プレイヤー]]を[[W・ブレイカー]]などで[[攻撃]]した場合、その1枚の[[シールド]]が[[ブレイク]]されるだけで、ついでにダイレクトアタックする、ということはできない。

-[[パワー]]の小ささはダイレクトアタックに関与しない。パワー500の[[《予言者クルト》]]でもパワー∞の[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]でもパワー0の[[《零龍》]]でも、等しく人は死ぬ。

-余剰ダメージ・貫通ダメージの概念はない。例えば、相手のシールドが1つの状態で[[W・ブレイカー]]をしても、1点がシールドを割り、もう1点分がプレイヤーへの攻撃扱いとなるといった処理はなされない。シールドの残りを上回るブレイク数は、シールドが0になった時点で終了になる。

-[[敗北回避]]のカードテキストでは、多少の表記ゆれはあるが、ダイレクトアタックのことを「相手のクリーチャーの攻撃によって、相手がゲームに勝つ時」と表記している。
--逆にダイレクトアタック以外のことは「クリーチャーで攻撃する以外の方法」などになる。

***廃止されたルール [#yabdc9d6]
(2025年10月17日ルール変更前)[[シールド]]があるなしに関係なく、相手のプレイヤーに攻撃することも「ダイレクトアタック」だった。

ルール変更前の[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]ではこの定義だったが、一般的な「ダイレクトアタック」の認識とは異なっていた。詳しくは、[[ダイレクトアタックステップ]]にて解説。

**その他 [#others]
-ダイレクトアタックによって勝利を目指すデッキタイプが環境の大半を占め、公式も最も推している勝利方法である。ダイレクトアタック以外での勝利方法が環境の大半を占めかねないような事態が発生するならば、そういう事態を引き起こすカードに必ず規制が入る。[[ライブラリアウト]]系では、[[《ヘル・スラッシュ》]]、[[《フューチャー・スラッシュ》]]などがそれに当たる。
-デュエマの基本的な勝利条件の1つにして、プレイヤーからは可能な限り別の手段が模索される難儀なものでもある。
--正確にはダイレクトアタックそのものではなく、''ダイレクトアタックに至るまでの過程に''かなり多くの逆転のリスクがはらんでいるからである。[[シールド焼却]]をしないシールドブレイクするデッキでもカウンター封じを搭載するのはもはやほぼ常識となっており、公式にも「'''[[逆転を封じることもカードゲームだ!>《単騎連射 マグナム》]]'''」とネタにされた。

-ダイレクトアタック以外の勝利方法があまり好ましくないとされるのは、そもそもデュエル・マスターズというゲームがダイレクトアタックで勝利することが大前提で作られているからである。その証拠に、デュエル・マスターズ創生期は、相手の山札を削る[[カード]]や[[エクストラウィン]]能力を持ったカードは存在せず、ダイレクトアタック以外で勝利することなど接待でもない限りほとんど不可能だった。また、ダイレクトアタック以外の勝利方法が流行ると、シールドという存在や、クリーチャーが相手のプレイヤーもアタックできるというルールが意味を成さなくなってしまい、デュエル・マスターズの根幹となる要素が否定されることになる。
--ただし、あくまで「環境の大半を占めてしまう」ような特殊勝利が[[殿堂入り]]に指定されやすいだけで、[[エクストラウィン]]能力やそれを引き起こせる能力を持つカード自体は今では多数登場している。またダイレクトアタックを目指すデッキの[[フィニッシャー]]でも、「著しく速度の速い[[速攻]]の核」だとか、「[[ロック]]をかけて相手の反撃を封じてのダイレクトアタック」などの場合は規制対象になりうる。
//-ダイレクトアタックによって勝利を目指すデッキタイプが環境の大半を占め、公式も最も推している勝利方法である。ダイレクトアタック以外での勝利方法が環境の大半を占めかねないような事態が発生するならば、そういう事態を引き起こすカードに必ず規制が入る。[[ライブラリアウト]]系では、[[《ヘル・スラッシュ》]]、[[《フューチャー・スラッシュ》]]などがそれに当たる。
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//-ダイレクトアタック以外の勝利方法があまり好ましくないとされるのは、そもそもデュエル・マスターズというゲームがダイレクトアタックで勝利することが大前提で作られているからである。その証拠に、デュエル・マスターズ創生期は、相手の山札を削る[[カード]]や[[エクストラウィン]]能力を持ったカードは存在せず、ダイレクトアタック以外で勝利することなど接待でもない限りほとんど不可能だった。また、ダイレクトアタック以外の勝利方法が流行ると、シールドという存在や、クリーチャーが相手のプレイヤーもアタックできるというルールが意味を成さなくなってしまい、デュエル・マスターズの根幹となる要素が否定されることになる。
//--ただし、あくまで「環境の大半を占めてしまう」ような特殊勝利が[[殿堂入り]]に指定されやすいだけで、[[エクストラウィン]]能力やそれを引き起こせる能力を持つカード自体は今では多数登場している。またダイレクトアタックを目指すデッキの[[フィニッシャー]]でも、「著しく速度の速い[[速攻]]の核」だとか、「[[ロック]]をかけて相手の反撃を封じてのダイレクトアタック」などの場合は規制対象になりうる。

-ダイレクトアタック以外の勝利条件は、「相手の[[山札]]が0(ライブラリアウト)になる」、「自分が[[特殊勝利]]する」、「相手が[[特殊敗北]]する」がある。
--上に挙げたような勝利条件とは異なるが、[[投了]]によっても試合を終わらせる事ができる。ダイレクトアタックが通りそうな時、[[S・トリガー]]などの反撃手段に期待できない事が明らかな場合は投了するというプレイヤーも少なくない。

-[[攻撃]]中の[[クリーチャー]]を[[ブロッカー]]による[[ブロック]]や[[ニンジャ・ストライク]]などによって排除できれば、ダイレクトアタックを阻止することができる。

-[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]や[[《十弐制覇 鬼「王者」》]]など、相手が[[ゲーム]]に[[勝利することを防ぐ>敗北回避]][[カード]]もある。

-この[[タイミング]]でのみ発動する能力には[[革命0トリガー]]が存在する。
-シールドが1つもないプレイヤーに攻撃することを誘発条件とする能力には[[革命0トリガー]]が存在する。

-ダイレクトアタック以外の勝利条件は、「相手の[[山札]]が0(ライブラリアウト)になる」、「自分が[[特殊勝利]]する」、「相手が[[特殊敗北]]する」がある。
--上に挙げたような勝利条件とは異なるが、[[投了]]によっても試合を終わらせる事ができる。ダイレクトアタックが通りそうな時、[[S・トリガー]]などの反撃手段に期待できない事が明らかな場合は投了するというプレイヤーも少なくない。

-よくダイレクトアタックが通って負ける時、「参りました」の意を込めて、相手に手札を全部見せる人がいるが、ルール上そんなことをする必要はない。手札に[[ニンジャ・ストライク]]や[[革命0トリガー]]などのダイレクトアタックを阻止する手段がないということを示すための行為だろうが、普通に「参りました」の意思を伝えられればどんな方法でもいい。

-漫画やアニメの影響で「とどめ」と宣言する人も多い。地域によっては「[[プレイヤー]][[アタック>攻撃]]」、「直接攻撃」、「チェックメイト」、「直(接攻撃)」など呼び方は様々であり、どんな呼び方だろうとダイレクトアタックに含む。

*&ruby(ダイレクト){直接};&ruby(アタック){攻撃}; [#g83f6ea9]

[[DM25-BD3]]で登場した漢字表記。

|伝説龍剣 ガイLEGEND VIC 火文明 (100)|
|ドラグハート・ウエポン|
|これを装備したクリーチャーは、パワーを+1000000され、相手に直接攻撃できる。(相手プレイヤーを攻撃して攻撃先が変更されなかった時、その攻撃はシールドがあっても直接攻撃になり、相手はゲームに負ける)|
|BGCOLOR(white):龍魂解放前⇒[[《ガイアールの伝説》]]|

//-注釈[[テキスト]]通りであれば、[[プレイヤー]]が[[攻撃]]された時に[[ブロック]]や[[攻撃曲げ]]を行わずに[[攻撃中止]]をしても相手はゲームに負ける事になってしまうが裁定は不明。

-「[[攻撃を中止>攻撃中止]]」は、攻撃先を変更する効果ではないため、[[注釈文]]の受け売りなら相手はゲームに負けることになりかねない。無論「&ruby(ダイレクト){直接};&ruby(アタック){攻撃};」が「&ruby(アタック){攻撃};を中止」で止まらないという裁定が出ると想定するのもおかしな話ではあるか。

-変更点(2025.10.17)で成立した概念。
--強いてカタカナと違いを挙げるなら、「直接攻撃」は[[ダイレクトアタックステップ]]で行う行為にして[[状況起因処理]]に関連する[[キーワード処理]]であり、「[[ダイレクトアタックステップ]]そのものではない」というもの。

**その他 [#id4df3cc]

-ありきたりな単語の組み合わせなので仕方ないとはいえ、別のカードゲームである遊戯王OCGにも「直接攻撃(ルビは、ちょくせつこうげき)」についてのルール整備がある。トゥーンモンスターや《人造人間7号》などが持つ。

-[[Magic:The Gathering]]でも、「あるクリーチャーが攻撃をしていて、それをブロックしなければ敗北が確定する」というものはありうる。[[触れられざる者フェイジ>http://www.mtgwiki.com/wiki/%E8%A7%A6%E3%82%8C%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%96%E3%82%8B%E8%80%85%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B8/Phage_the_Untouchable]]や[[無限の精霊>http://www.mtgwiki.com/wiki/%E7%84%A1%E9%99%90%E3%81%AE%E7%B2%BE%E9%9C%8A/Infinity_Elemental]]がプレイヤーの残りライフを参照せず勝利する。

**参考 [#reference]
-[[用語集]]
-[[キーワード処理]]
-[[《伝説龍剣 ガイLEGEND》]]

-[[ブレイク]]
-[[エクストラウィン]]
-[[革命0トリガー]]

&tag(用語集,ダイレクトアタック,直接攻撃,攻撃,勝利);