#author("2025-04-30T22:32:55+09:00","","")
#author("2025-10-04T16:13:28+09:00","","")
*サブタイプ [#gb03b449]

かつて存在していた、[[カード]]の[[特性]]の呼び方。
[[クリーチャー]]の以外の[[カードタイプ]]が持つ[[種族]]のこと、もしくはクリーチャーも含めた種族全般を指していた。
[[クリーチャー]]以外の[[カードタイプ]]が持つ[[種族]]のこと、もしくはクリーチャーも含めた種族全般を指していた。

''2022年4月8日のルール変更にともない、サブタイプは廃止され、[[種族]]に統合される。今後は[[クリーチャー]]以外が持つサブタイプも[[種族]]として扱い、ルール上の扱いも[[種族]]に準ずる。''

総合ルール上に存在していたものの、テキスト上では一度も登場していない。
-[[このページ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31649/]]では、「サブタイプは種族として扱わない」事例があったことをQ&Aで書かれているが、''テキスト上では『[[種族]]』表記で統一されている''。サブタイプと種族の区別は、プレイヤー側にとってはほとんど実態のないものであったため、廃止も妥当と言える。
--例として、[[《ユニバース・ラピア》]]のテキストでは、[[クリーチャー]]とそれ以外の[[カードタイプ]]の[[カード]]に[[フェニックス]]の『[[種族]]』を一律与えるという形になっている。サブタイプの方が広い概念なのであれば、ここには『サブタイプ』と入るはずである。
--実際、プレイヤー間でも『[[《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》]]で[[ナイト]]や[[サムライ]]を選んでから選んでから相手の手札を見たとき、非クリーチャーのナイト呪文やサムライ・クロスギアを[[ハンデス]]できる』という認識、および実際の運用の方が優勢であった可能性が高い。と言うより、そもそも《ガル・ヴォルフ》の登場時期はそれら非[[クリーチャー]]で種族持ちカードが初登場した[[戦国編]]であるため、公式の意図する挙動も左記の形であったと考えるのが妥当である。
[[総合ルール]]上に存在していたものの、[[テキスト]]上では一度も登場していなかった。
-[[このページ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31649/]]では、「サブタイプは種族として扱わない」事例があったことをQ&Aで書かれているが、''テキスト上ではいずれのカードにおいても『[[種族]]』表記で統一されていた''。サブタイプと種族の区別は、プレイヤー側にとってはほとんど実態のないものであったため、廃止も妥当と言える。
--変更前の総合ルールでは、現在だと種族を扱っている項目203.のうちの203.1.~203.2.において、まずすべてのカードは[[カード名]]の下に記述がある場合はそのサブタイプを持つものとし、その中でクリーチャーはそれを種族として扱うとされていた。そして残る項目203.3.~203.5.ではそれらと効果との関係性が記述されていたが、ここではサブタイプにのみ言及しており、種族には言及しておらず、当然ながら種族とサブタイプの運用上の違いについても言及していなかった。しかし先述のとおりテキスト上では対象がクリーチャーであるかを区別・考慮しないまま『種族』としか記載されなかったため、テキスト上の『種族』とは総合ルール上の『サブタイプ』に該当する表記であり、かつ効果の対象が非クリーチャーであっても問題ないものなのだと考えられていた。つまりサブタイプはカードの区別に関する厳密なルールを語る上でしか登場せず、種族との運用上の差異はないものとされており、2015年7月の総合ルールのリリース当初から半ば形骸化していた。
--例として、[[《ユニバース・ラピア》]]のテキストでは、[[クリーチャー]]とそれ以外の[[カードタイプ]]の[[カード]]に[[フェニックス]]の『[[種族]]』を一律与えるという形になっている。サブタイプの方が広い概念なのであれば、ここには『サブタイプ』と入るはずである。したがって上記のリンク先のQ&Aでは変更前だと「クリーチャーにしか効果を及ぼさない」という裁定だったとしているが、上述のとおりプレイヤー間ではそうは扱われておらず、むしろ実際の効果の適用範囲に反したルール上不適切な、あるいは矛盾したテキストの最たる例だと考えられていた。
--総合ルールのリリース以前からプレイヤー間では『[[《凶刻の刃狼ガル・ヴォルフ》]]で[[ナイト]]や[[サムライ]]を選んでから相手の手札を見たとき、非クリーチャーのナイト呪文やサムライ・クロスギアを[[ハンデス]]できる』などの認識、および実際の運用の方が優勢であった。というより、そもそも《ガル・ヴォルフ》の登場時期はそれら非[[クリーチャー]]で種族持ちのカードが初登場した[[戦国編]]であるため、当初の公式の意図する挙動も左記の形であったと考えるのが妥当である。

-上記のルール改定は[[DMSD-20]]および[[DMSD-21]]発売の1日前。多くが種族を持ち[[クリーチャー]]に[[進化]]できる特徴([[シンカライズ]])を持つ新たな[[カードタイプ]]、[[タマシード]]が登場するタイミングであり、そちらの特徴に合わせてルールの整合性が見直されたものと取れる。
--なお、[[クリーチャー]]以外で種族(サブタイプ)を持つのが多数派の[[カードタイプ]]として登場したものには[[オレガ・オーラ]]という先輩がいるが、そちらの登場時には特にルールの見直しなどは行われなかった。

-デュエマの総合ルールは同じ[[開発元>Wizards of the Coast]]の[[MTG]]から流用されていると推測され、その証拠としてそれによる記述の不備が見られると指摘されている((MTGには存在するもののデュエマではほぼ使われない記述の例として、「~たび」という条件の[[誘発型能力]]や「探す」というテキストなどがあり、このような記述に関する差異によって一部の裁定が不明瞭になっている。))。また、MTGにも種族およびサブタイプの概念やそれに関するルールが存在し、そもそも種族以外にも多くのサブタイプに属する概念が以前から存在していた。よってテキスト上ではそれらを踏まえた記述がなされていた。
一方でデュエマでは当初は種族しか存在せず、サブタイプの概念すらなかった。そして種族の範囲が途中から拡張され、MTGに比べて曖昧なテキストが多かったこともあり、デュエマの『種族』はMTGとは異なるものになりつつあった。
これらから推測するに、総合ルールを作ることになって後からこの概念をデュエマにも流用したものの『種族』の性質の変化を考慮しておらず、結果として実情にそぐわないものとなってしまったのだと考えられる。

&tag(廃語);

#include(種族,notitle)


//[[カード]]の[[特性]]の一つ。
//多くのカードに[[カード名]]の下部に小さく表記されている。表記がないものはサブタイプを持たないカードである。
//[[クリーチャー]]が所有している場合、それは[[テキスト]]では[[種族]]と呼ばれる((総合ゲームルールでは「クリーチャーはサブタイプに書かれている種族を持ちます」「クリーチャーのサブタイプは種族と呼ばれる特性です。1体のクリーチャーが複数の種族を持つこともあります」とある。))ため、本ページでは基本的にクリーチャー以外のサブタイプについて述べる。
//
//''2022年4月8日のルール変更にともない、サブタイプは廃止され、[[種族]]に統合される。今後は[[クリーチャー]]以外が持つサブタイプも[[種族]]として扱い、ルール上の扱いも[[種族]]に準ずる。''
//
//サブタイプは[[クリーチャー]]を除けば、[[呪文]]、[[クロスギア]]、[[城]]、および[[オーラ]]が所有していることがある。
//
//[[クリーチャー]]以外の[[サブタイプ]]の例として、[[クロスギア]]の[[サムライ]]、[[呪文]]の[[ナイト]]などがある。
//この2例は[[クリーチャー]]でないカードに[[サブタイプ]]が与えられた初のケースでもある。
//
//-原則として[[クリーチャー]]は必ずサブタイプ([[種族]])を持つ。一方、[[ウエポン]]、[[フォートレス]]、[[セル]]のように、元からサブタイプを所有するカードが存在しないカードタイプもある。
//--[[DMR-18 「革命編 第2章 時よ止まれミラダンテ!!」>DMR-18]]ではサブタイプを持たない([[無種族]])[[クリーチャー]]・[[《禁断》]]が登場した。
//
//-古くは[[呪文]]や[[クロスギア]]のカード名の下に表記があった場合、それも[[種族]]と呼び習わされてきたが、2015年7月にリリースされた[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]にて、クリーチャー以外のそれはサブタイプと呼ばれることが明記された。
//とはいえ、[[クリーチャー]]以外にもサブタイプを追加する[[《ユニバース・ラピア》]]のテキストでは「種族に〜を追加する」と表現されている。今まで[[テキスト]]上でサブタイプの語が用いられたカードは存在しないため、ほぼ『種族=サブタイプ』となっている。これまでの慣習などからしても、基本的に[[種族]]と呼んで問題はないだろう。
//--なお当Wikiにおいても、サブタイプ持ち[[呪文]]について説明する際、[[種族]]とサブタイプを混同している記述が時折みられるため注意されたい。
//
//-[[《ユニバース・ラピア》]]の登場により、[[セル]]と[[コア]]以外のすべての[[カードタイプ]]にはサブタイプを与えることができる、ということが確定した。
//--[[セル]]や[[コア]]、[[封印]]はサブタイプを持てず追加する事もできない。
//
//**参考 [#x50a3453]
//-[[用語集]]
//-[[種族]]
//--[[種族カテゴリ]]
//--[[無種族]]
//-[[カードタイプ]]
//
//-[[特殊タイプ]]……名前は似ているがサブタイプと直接の関係はない
//----
//公式Q&A
//>Q.[[《Code:1059》]]は種族にドラゴンを持っていますが、[[《メガ・メイキング・ドラゴン》]]の能力で[[《Code:1059》]]をバトルゾーンに出せますか?
//A.はい、カードタイプの指定はないので、オレガ・オーラである[[《Code:1059》]]も出すことができます。
//[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33704]]