#author("2024-01-25T06:57:21+09:00","","")
#author("2024-03-07T21:44:23+09:00","","")
*アカシック計画 [#r3282881]
[[背景ストーリー]]に登場する用語。
本頁では「アカシック計画」そのものの設定と、それに関連するいくつかの背景ストーリー用語について記載する。同計画に関連するクリーチャーそのものについては[[アカシック]]の記事を参照。

**概要 [#n7a317bc]
[[水文明]]で行われていた、生物を変質させる計画。TCGと[[デュエル・マスターズ プレイス]]で設定に差異がある。

TCGと[[デュエプレ>デュエル・マスターズ プレイス]]の[[背景ストーリー]]は、それぞれ大枠では一致しているものの細部で異なる展開を辿っている。
アカシック計画についてはTCGでもデュエプレでも行われていたことがわかっているものの、両者が同一のものなのか、似て非なる計画なのかは2022年2月現在判然としない。

***TCG版での設定 [#b327d95d]
[[基本セット背景ストーリー]]の終盤で始動した研究計画。[[サイバーロード]]達が[[サバイバー]]の生命力に目をつけ(([[《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》]]))、他生物を取り込む方法を模索する生存戦略(([[《アカシック・パラレル》]]))。他生物を取り込むアカシック計画に並行し、他生物そのものになる方法も研究されていた。

[[アカシック・タレス]]と[[アカシック・ゼノン>《アカシック・ゼノン》#story]]からなる彼ら双子の[[サイバーロード]]、[[アカシック兄弟]]が主導した計画。アカシック兄弟は、シミュレーション装置「[[アカシック・レコード]]」によって、超獣世界の最悪の結末たる「審判の日」の事を知ってしまう。これを回避すべく、ゼノンは世界構造を変化させて未来を改竄する事を計画。その最初のプランとして行われたのが、クリーチャーとクリーチャーを掛け合わせた新たなクリーチャーを生み出し、それによって世界構造を書き換えるアカシック計画であった。

しかしアカシック計画では「審判の日」を回避するには至らず、計画は失敗。[[《アカシック・ファイナル》]]を最後に計画は凍結され、クリーチャーと[[異なる力>呪文]]を掛け合わせる「双子の約束計画」こと「[[ツインパクト計画>ツインパクト化#backstory]]」へと引き継がれていく。

***[[デュエル・マスターズ プレイス]]での設定 [#jb40b87b]
[[水文明]]が始動した、生物のさらなる進化を促進する計画(([[《巨翼の爪》]]))。

長らく凍結されていたが、[[無限軍団>ウェーブストライカー]]に対抗する術として再始動した(([[《電磁旋竜アカシック・ファースト》]]))。その研究は想像以上の成果をもたらし、あらゆる生物を模倣できる超生物[[アカシック・サード>《電磁無頼アカシック・サード》]]が誕生した(([[《電磁無頼アカシック・サード》]]))。

**設定の変遷 [#yd9a56ff]
アカシック計画に関連すると思われるカードの初出は、[[DM-13]]で登場した[[《電磁旋竜アカシック・ファースト》]][[《電磁霊樹アカシック・セカンド》]][[《電磁無頼アカシック・サード》]]の3体。これらの登場時点では「アカシック計画」という言葉すら登場しておらず、[[カード名]]と[[種族]]から何らかの関連がほのめかされる程度であった。

「アカシック計画」という言葉が初登場したのはTCGではなく、[[デュエプレ>デュエル・マスターズ プレイス]]であった。
[[DMPP-04]]にて「長らく凍結されていたが[[ウェーブストライカー]]に対抗するために再始動した」「さらなる進化を促すものであり、水文明により主導された」「研究の成果としてあらゆる生物を模倣できる[[《電磁無頼アカシック・サード》]]が誕生した」という3つの設定が開示された。

さらにその後TCGでも、[[《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》]]の[[フレーバーテキスト]]で「アカシック計画」という言葉が初登場し、「[[サイバーロード]]が主導していた」「元は[[サバイバー]]を研究し、その生命力を得るための研究である」設定が開示されている。さらに[[《アカシック・パラレル》]]の[[フレーバーテキスト]]で「他生物を取り込む研究」「並行研究として、他生物そのものになる方法が模索されていた」設定が開示されている。

[[DM22-EX1]]の[[フレーバーテキスト]]で「[[アカシック兄弟]]」の存在について言及され、同時期に公開された[[デュエチューブ]]の動画で補足がなされた。ここで「アカシック・レコードによって知り得た『審判の日』を回避するための計画だった」「『審判の日』の回避には至らず計画は凍結、研究成果は『双子の約束計画』に引き継がれた」設定が開示された。

**関連する用語 [#q2d2abff]
特に関連する計画については、作中の時系列順に記す。
***「審判の日」 [#judgement]
[[デュエチューブ]]で明かされた用語。「アカシック計画」が破壊すべき目標地点。
詳細は不明だが、「超獣世界の終焉」における「最悪の結末」である。アカシック兄弟はこの最悪の結末を回避するため、アカシック計画を始めとする様々な計画で「世界構造の変革」並びにそれによる「未来の改竄」を狙っている。だが、現時点ではまだ不可避のものであるらしい。
なお、あくまで審判の日とは「最悪の」結末を指す言葉であり、アカシック兄弟は「世界の終焉」そのものを回避しようとしているわけではない。
[[フレーバーテキスト]]で「世界の終わり」に言及されている[[《アポカリプス・デイ》]]や、「審判の日」という[[能力を持つ>《グローリー・スノー》]][[《「創世」の頂 セーブ・ザ・デイト》]]との関連は不明。
-メタ的には「[[デュエル・マスターズ]]の展開終了」ではないかとも言われている。
***「ツインパクト計画」 [#twinpact]
[[DM22-EX1]]が初出。アカシック兄弟が実行した第2の計画。
最初に実行されたアカシック計画に続き、ゼノンは既存のクリーチャーに別の魔力=[[呪文]]を封じ込める技術を生み出した。この研究は、[[アカシック・タレス]]と[[アカシック・ゼノン>《アカシック・ゼノン》#story]]の「&ruby(Twin Pact){双子の約束};計画」=「ツインパクト計画」と名付けられた。
彼らの技術は[[ウェーブストライカー]]のクリーチャーたちに与えられ、ツインパクト化したウェーブストライカーは「第1回[[デュエル・マスターズ]]」で[[ミロク>《仙界一の天才 ミロク》]]の[[サイキック・クロスギア]]と激闘を繰り広げた。
また、[[ランド大陸]]の[[海底研究所>《Dの天災 海底研究所》]]に放棄されたツインパクト計画の技術から、[[ギュウジン丸>《伝説の正体 ギュウジン丸》]]は「侵略ウイルス」や「[[天災計画>《SSS級天災 デッドダムド》]]」を生み出し、後に[[侵略者]]としてランド大陸を襲う事となる。
***「アカシックZ計画」 [#planz]
[[DM23-BD6]]のフレーバーテキストが初出。
ツインパクト計画をさらに発展させたもので、「クリーチャー同士を混ぜ合わせる」アカシック計画と、「クリーチャーと呪文を混ぜ合わせる」ツインパクト計画の両方を混ぜ合わせたもの。この計画で生み出されたクリーチャーは、[[サイバーロード]]ではない別の種族がベースになっている。
***「アカシア計画」 [#acasia]
[[DM23-EX1]]のフレーバーテキストが初出。
ツインパクト計画及びアカシックZ計画に続く第3の計画で、[[ゴッド]]の力に目をつけ、「神と人との融合」による変革を目指し[[ミロク>《仙界一の天才 ミロク》]]と共に生み出された。
だが、生み出された[[機械仕掛けの神>メカ・ゴッド・ノヴァOMG]]は他者と「融合する」のではなく、他者を一方的に「取り込んでしまう」性質を持っていた。これでは方針に合わないと判断したゼノンはアカシア計画を諦め、計画に関する資料は[[機械神殿アカシア>《神化設計図》]]に廃棄された。
しかしその後、神になることを目論んだ[[ゾロスター]]によってプログラムが再起動され、[[メカ・ゴッド・ノヴァOMG]]が誕生してしまった。[[オラクル]]たちはその信仰心を利用されて[[ゾロスター>《偽神類 ゾロスター》]]ともども取り込まれていき、さらには[[《機械神類 ヨミ》]]の姿に惹かれた[[イズモ]]すらも[[取り込まれてしまう>《機械神類 イズモ》]]。[[アウトレイジ]]たちはせっかく和解したオラクルたちが心なき姿にされていく様を見て、機械と化したオラクルたちに魂の歌を届けるためのバンド「[[RAGE CRYSTAL>マジック・アウトレイジMAX]]」を結成し、新たなる戦いが始まった。
計画の内容そのものについては不明な点が多く、「計画はすでに廃棄されている」「[[メカ・ゴッド・ノヴァOMG]]を作ったのは[[ミロク>《仙界一の天才 ミロク》]]である」くらいしか明らかになっていない。

***「[[12のプログラム]]」 [#program12]
[[《サファイア・ウィズダム》]]の手によって超獣世界に仕組まれているプログラム。世界が不安定になった時、新たな構造を生み出す。
[[デュエチューブの動画>https://youtu.be/5FwPMzmBgxA]]にて、12のプログラムが不安定になった世界構造を改変してしまう事が、アカシック計画の失敗の遠因である事が示唆された。
だが同時に、[[《13番目の計画》]]によって12のプログラムが停止した状態なら、アカシック兄弟ら[[サイバーロード]]の計画は[[止まる事はないのではないか>《フューチャー・ブレイン》]]とも示唆されている。

**その他 [#f1ec3c02]
-「[[サイバーロード]]が主導した、他生物を取り込む計画」という設定を反映してか、初期のアカシック計画で生まれた[[クリーチャー]]は全て種族に[[サイバーロード]]を持っており、そのほとんどが[[多色]]・多[[種族]][[クリーチャー]]である。
--ただし、アカシック計画以外で生み出されたクリーチャーには例外も存在する。アカシック計画の並行研究で生まれたという設定の[[《アカシック・パラレル》]]は[[単色]]で[[サイバーロード]]単[[種族]]であり、アカシックZ計画で生まれた[[《アカシック・C/「叩き潰すのよ、クラッシュ!」》]]らはいずれも[[単色]]かつ[[サイバーロード]]を含まない。

-「アカシック」という単語は「アカシック計画」以外でも[[水文明]]の初期の背景設定にしばしば登場している。代表例として上述の「[[アカシック・レコード]]」や、[[《完全水中要塞 アカシック3》]]など。

-[[《テンペスト・ベビー》]]は[[アカシック・サード>《電磁無頼アカシック・サード》]]にまつわる実験で生まれたとされている。
しかし、アカシック計画の特徴である「クリーチャー同士が混ざり合った」などの特徴を持たず、さらには[[《ペコタン》]]が誕生に関わっていることが明確にされているので、アカシック計画そのものとは関係なく、[[《電磁無頼アカシック・サード》]]という一個体にまつわる実験の中で生まれたのだろう。
--こちらは[[《完全水中要塞 ''アカシック&ruby(スリー){3};''》>《完全水中要塞 アカシック3》]]の表記ゆれである可能性もある。
--なお[[《剛撃電磁サイバゴン》]]のように、[[アカシック]]シリーズ以外にもアカシック計画に関わったクリーチャーがいること自体は示唆されている。

-[[《&ruby(アカシック・フォース){虚空の力}; レールガン》>《虚空の力 レールガン》]]は[[《電磁旋竜アカシック・ファースト》]]らと同じく「アカシック+序数」をカード名に含んでいるが、この計画との関連は不明。
[[サイバーロード]]ではなく、[[フレーバーテキスト]]等でも特に触れられていないため、計画との関連性は薄いと思われる。ただし[[アウトレイジ]]なので名前は拝借している可能性は十分ありうる。

**参考 [#g81e183c]
-[[用語集]]
-[[アカシック]]

-アカシック計画で生まれたと思われる[[クリーチャー]]
--[[《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》]]
--[[《アカシック・パラレル》]]
--[[《電磁旋竜アカシック・ファースト》]]
--[[《電磁霊樹アカシック・セカンド》]]
--[[《電磁無頼アカシック・サード》]]
--[[《テンペスト・ベビー》]]
--[[《アカシック・ファイナル》]]
--[[《剛撃電磁サイバゴン》]]

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