#author("2024-05-27T15:22:15+09:00","","") #author("2024-09-09T14:26:09+09:00","","") *【&ruby(ジェイオー){JO};退化】 [#h5b376da] [[DMRP-20]]発売から2022年8月15日付の[[プレミアム殿堂コンビ]]までの期間使用可能だったデッキ。 デッキ内の[[非進化]][[レクスターズ]]を[[《未来王龍 モモキングJO》]]のみにした上で[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]を出して[[破壊]]すると [[禁断スター進化]]で下に置かれた《モモキングJO》が場に残ることを利用して《モモキングJO》を早期着地させ、《モモキングJO》の[[能力]]による連続攻撃で勝利を狙う[[デッキ]]。 主に[[黒赤緑]]の3色で構築される。 |禁断英雄 モモキングダムX KGM 闇/火文明[ジョーカーズ] (2)| |スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/禁断/レクスターズ 99999| |''禁断スター進化'':このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から進化ではないレクスターズが出るまで表向きにし、それをこのクリーチャーの下に置く。その後、山札をシャッフルする。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)| |自分の他のレクスターズが出た時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてこのクリーチャーの下に置いてもよい。| |このクリーチャーは、カードが6枚以上含まれていなければ、攻撃できず、相手に選ばれない。| |このクリーチャーに含まれるカードが6枚になった時、このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-99999する。| |''T・ブレイカー''| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※[[COLOR(white):《未来王龍 モモキングJO》>《未来王龍 モモキングJO》]]とプレミアム殿堂コンビ''| |未来王龍 モモキングJO KGM 火/自然文明[ジョーカーズ] (5)| |クリーチャー:ジョーカーズ/ヒーロー・ドラゴン/レクスターズ 7000| |''スピードアタッカー''| |''W・ブレイカー''| |このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーから進化できる、名前に《モモキング》とある進化クリーチャーを1体、自分の手札からこのクリーチャーの上に置いてもよい。| |''シンカパワー'':このクリーチャーが進化する時、このターン、このクリーチャーの攻撃の終わりに、このクリーチャーの一番上のカードを墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップし、カードを1枚引く。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※[[COLOR(white):《禁断英雄 モモキングダムX》>《禁断英雄 モモキングダムX》]]とプレミアム殿堂コンビ''| **主要カード [#tcd45b0c] |[[《未来王龍 モモキングJO》]]|手札の[[進化]][[モモキング]]に疑似的な[[侵略]]を与える。攻撃後に一番上のカードを[[墓地]]に送ることで[[アンタップ]]し、1ドロー| |[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]|[[破壊]]すると[[禁断スター進化]]で下に置いた[[レクスターズ]]が場に残ることを利用して《モモキングJO》早期着地させる| **クリーチャー候補 [#x559f584] |[[《アルカディアス・モモキング》]]|[[光]]以外の[[呪文を封じ>呪文ロック]]、相手の[[クリーチャー]]を[[タップイン]]。[[呪文ロック]]が刺さる場面では、攻撃後に[[墓地]]に送らず場に残しても強力| |[[《禁断のモモキングダム》]]|[[アンタッチャブル]]。[[S・トリガー]]や[[G・ストライク]]で選ばれないので、安全に攻撃できる| |[[《無双龍騎 ボルバル・モモキング》]]|[[cip]]で自己[[ブレイク]]。その後、[[効果バトル]]。[[ターン終了時>ターン終了ステップ]]に6000の[[全体>全体除去]][[火力]]&br;自己[[ブレイク]]によって[[手札補充]]ができ、[[効果バトル]]で連続攻撃の邪魔になる[[パワー]]の高い[[ブロッカー]]や、[[コスト踏み倒しメタ]]などの[[除去]]が出来る| |[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]|[[モモキング]]ではないが、[[侵略]]で[[《未来王龍 モモキングJO》]]やその進化先の上に乗れる。[[cip]]で次の相手ターン中、出せるクリーチャーを1体までに制限する。&br;[[離れた時]]に[[進化元]]を残しつつ[[アンタップ]]する能力は、相手の[[S・トリガー]]や[[コスト踏み倒しメタ]]による[[除去]]に対する疑似的な除去耐性になる| |[[《神帝英雄 ゴッド・モモキング》]]|[[手札補充]]しつつ、捨てたカードに応じて[[アンタップ]]&[[バウンス]]除去| //ゴッドモモキングは全国大会で活躍実績あり **候補カード [#nf6b627d] |[[《進化設計図》]]|[[進化クリーチャー]]を大量に手札に加えられる| |[[《エボリューション・エッグ》]]|必要な[[進化クリーチャー]]を[[サーチ]]| |[[《未来設計図》]]|[[進化クリーチャー]]や、[[退化]]に必要なカードを[[サーチ]]| |[[《バッドドッグ・マニアクス》]]|《モモキングダムX》を退化させつつ、[[コスト踏み倒しメタ]]などを[[除去]]| |[[《雪溶の鎖/堕牛の一撃》]]|呪文側を使用。《モモキングダムX》を退化させつつ、手札補充| |[[《怒りの影ブラック・フェザー》]]|[[cip]]で《モモキングダムX》を退化。&br;[[クリーチャー]]なので[[呪文ロック]]の影響を受けず、[[打点]]としても使える| |[[《新世界王の闘気》]]|光/闇/自然文明の[[キング・セル]]。[[色事故]]を減らすための、[[アンタップイン]]の[[黒緑]]マナ基盤| **デッキの回し方 [#a99f473f] [[《進化設計図》]]や[[《エボリューション・エッグ》]]で[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]と[[進化]][[モモキング]]を手札に揃える。 [[《禁断英雄 モモキングダムX》]]を出すと、デッキ内の[[非進化]][[レクスターズ]]が[[《未来王龍 モモキングJO》]]のみなので[[禁断スター進化]]で《モモキングJO》が下に置かれる。 [[《禁断英雄 モモキングダムX》]]を[[破壊]]すると、[[禁断スター進化]]で下に置いた《モモキングJO》が場に残る。 その後は《モモキングJO》の能力による連続攻撃でワンショットキルを狙う。手札に2~3枚の[[進化]][[モモキング]]があればワンショットできる。 連続攻撃は[[S・トリガー]]や[[G・ストライク]]を[[《アルカディアス・モモキング》]]や[[アンタッチャブル]]の[[《禁断のモモキングダム》]]で封じつつ 次のターンに相手が出せる[[クリーチャー]]の数を1体までに制限する[[cip]]と、疑似的な除去耐性を持つ[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]を使って逆転の芽を摘みながら行う。 時には[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]の禁断解放を狙う、[[《アルカディアス・モモキング》]]を攻撃後に[[墓地]]に送らず残す、といったプランを取る場合もある。 **長所 [#k9339c88] 3~4ターン目に動き出す[[速攻]]デッキでありながら極めて高い攻撃性能と[[ロック]]性能を持ち、更に安定性や[[コスト踏み倒しメタ]]への耐性も高い。 [[S・トリガー]]や[[G・ストライク]]を封じながら連続攻撃するため[[《オリオティス・ジャッジ》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]でも[[トリガー]]しない限り攻撃が止まらない。 連続攻撃が止まってしまった場合でも[[《アルカディアス・モモキング》]]の[[呪文ロック]]と強制[[タップイン]]、[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]の1体までしかクリーチャーを出せなくする[[cip]]がある上、3~4ターン目では相手のマナが少ないため逆転されにくい。 《モモキングJO》を出すのに必要なのは《モモキングダムX》と[[退化]]に必要なカードの2枚のみと要求値が低い点、[[退化]]に必要なカードを2~3種計10枚程度入れる事が出来る点、[[《進化設計図》]]等の強力な手札補充呪文を入れることができる点から安定性が高い。 [[《バッドドッグ・マニアクス》]]で殆どの[[コスト踏み倒しメタ]]を[[除去]]することができ、[[《バッドドッグ・マニアクス》]]では除去できない[[コスト踏み倒しメタ]]である [[《異端流し オニカマス》]]は《モモキングJO》の攻撃時に[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]を[[侵略]]させれば[[バウンス]]される限り無限に攻撃できるため刺さらない。 [[着地置換効果]]を持たない[[コスト踏み倒しメタ]]は、《モモキングJO》の攻撃時に[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]の[[侵略]]を[[宣言]]した上で、[[《無双龍騎 ボルバル・モモキング》]]を重ねて[[cip]]の[[効果バトル]]で除去することでも突破出来る。 このように[[コスト踏み倒しメタ]]への耐性が高い。 **短所[#m9e5c993] 場に[[コスト踏み倒しメタ]]がいる場合、[[除去]]するカードが引けないと動きが遅れる。 [[除去]]の困難な[[コスト踏み倒しメタ]]である[[《ガル・ラガンザーク》]]は天敵。そのため[[《クリティカル・ラブ》]]が採用されることもあった。 [[《禁断英雄 モモキングダムX》]]と[[退化]]に必要なカードが揃わないと動きが大幅に遅れる。特に[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]はおろか《モモキングJO》すら引けず、 [[手札]]には[[進化]][[モモキング]]ばかりというような場合だと、《モモキングダムX》か《モモキングJO》が引けるまで全く動けなくなる。 **環境において [#va1d275b] DMRP-20発売以降、その圧倒的な速度と攻撃性能ゆえに[[オリジナル]]、[[アドバンス]]ともに[[トップメタ]]に君臨していた。 [[【JO退化】]]を意識した[[デッキ]]として、[[コスト踏み倒しメタ]]を多数採用した[[【鬼羅.Star】]]、[[《アルカディアス・モモキング》]]の[[呪文ロック]]下でも受け札として機能する[[《オリオティス・ジャッジ》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などを採用した[[【白青黒退化】]]、[[【5色マッド・デッド・ウッド】]]、また[[【JO退化】]]の天敵である[[《ガル・ラガンザーク》]]を擁する[[【青魔導具】]]の増加が見られたが、それらの[[デッキ]]は[[コスト踏み倒しメタ]]を初手で引いたり、[[S・トリガー]]を踏ませれば[[【JO退化】]]に勝てるといった具合であり[[【JO退化】]]に有利とは言い難く、[[【JO退化】]]には不利だがそれ以外のデッキには有利という[[【グルメ墓地ソース】]]の台頭もあり、[[【JO退化】]]の使用率が大きく減少することは無かった。 『全国大会2019』日本一決定戦では優勝を飾っている。優勝者は[[アドバンス]]で行われた予選でもこれを使用している。ベスト4進出者中2人が使用、ベスト8進出者中5人が使用と、高い入賞率を記録した。予選実績に関しては、オリジナルでは47人中19人が使用、アドバンスでは47人中23人が使用。アドバンスの予選では使用者23人中18人がロックをすり抜けられることを見越してか[[《アルカディアス・モモキング》]]を不採用として、代わりにメタゲームに左右されにくいリソース要員である[[《無双龍騎 ボルバル・モモキング》]]の採用が目立った。 続けて行われた『[[超CSIV 静岡>超CS]]』([[オリジナル]])でも優勝。[[王来MAX環境]]の頂点に君臨するデッキとなった。この大会では天敵である[[《ガル・ラガンザーク》]]も処理できる[[《クリティカル・ラブ》]]を採用した型、[[《未来王龍 モモキングJO》]]の4枚目を採用することでロングゲームや除去合戦に強くした型も目立った。 しかし『[[超CSIV 福岡>超CS]]』([[オリジナル]])では、ベスト128にこそ21人進出したが、対策・警戒されすぎたためか最高実績はベスト8にとどまっている。 そのあまりの活躍ぶりから、2022年8月15日付で[[《未来王龍 モモキングJO》]]と[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]が[[プレミアム殿堂コンビ]]に指定される。これにより、従来の[[退化]]を用いた型は事実上消滅することとなってしまった。 『超CSIV 宮城』(オリジナル)では従来型において最後の活躍となる準優勝を記録した。 **サンプルレシピ [#r8c5dcb7] 『[[超超CS Ⅳ静岡>超CS]]』(オリジナル)優勝 |■カード名|文明|枚数| |■クリーチャー|| | |[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]|[[闇]]/[[火]]|4| |[[《未来王龍 モモキングJO》]]|[[火]]/[[自然]]|3| |[[《アルカディアス・モモキング》]]|[[光]]/[[火]]|3| |[[《無双龍騎 ボルバル・モモキング》]]|[[火]]/[[自然]]|2| |[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]|[[火]]|4| |[[《怒りの影ブラック・フェザー》]]|[[闇]]|3| |■呪文|| | |[[《進化設計図》]]|[[自然]]|4| |[[《未来設計図》]]|[[自然]]|1| |[[《バッドドッグ・マニアクス》]]|[[火]]|4| |■ツインパクト|| | |[[《雪溶の鎖/堕牛の一撃》]]|[[闇]]/[[自然]]|4| |■キング・セル|| | |[[《新世界王の闘気》]]|[[光]]/[[闇]]/[[自然]]|2| |[[《新世界王の破壊》]]|[[水]]/[[闇]]/[[自然]]|2| **その他 [#n170e624] -[[DM22-EX1]]にはこのデッキで使われるカードが多数再録されており、それらのフレーバーテキストもこのデッキを意識したものになっているが、その発売前にこのデッキは構築不可能になっている。 商品の開発段階では発売後にこのデッキの規制をかける予定だった、もしくはあくまでデュエキングの歴史を称える再録ということか。 -デッキのカラーとしては[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]と[[《未来王龍 モモキングJO》]]の[[黒赤緑]]のみでも成立するものの、[[進化]][[モモキング]]が全文明に存在するため、[[タッチ]]の分まで含めると事実上[[5色]]デッキとなる。 『全国大会2019』で優勝したデッキは[[《アルカディアス・モモキング》]]と[[《神帝英雄 ゴッド・モモキング》]]が採用されており、タッチ白青の5色構築となっていた。 -2023年5月に[[デュエチューブ]]にアップロードされた「殿堂ゼロ王」1回戦第3試合ではむーちゃんが使用。途中[[【ダッカルパラノーマル】]]を使用していたヤマダ氏のギャラクシールドに遅延されるも、[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]の[[大量展開メタ]]能力で2体目以降の[[ギャラクシーGO]]を封殺し、[[《アルカディアス・モモキング》]]の呪文ロックで詰めてむーちゃんが勝利。 --8試合目準決勝ではむーちゃんと[[【ジャックメイカー】]]を握ったアーチー氏との勝負となった。むーちゃんは後攻3ターン目に[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]を召喚するが、[[禁断スター進化]][[能力]]を[[状態定義効果]]と勘違いしたのか、[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]]存在下で召喚する致命的なミスを犯す。そのままアーチー氏が物量とロックで押し切って勝利。 **参考 [#i71101fe] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]] -[[デッキ集/進化デッキ]] -[[モモキング]] -[[【モモキングJO】]] &tag(デッキ集,コスト踏み倒しコンボデッキ,進化デッキ,モモキング,モモキング (名称カテゴリ)); &tag(デッキ集,コスト踏み倒しコンボデッキ,進化デッキ);