#author("2024-12-03T15:48:46+09:00","","")
#author("2024-12-03T23:26:28+09:00","","")
*【緑零ゼニス・セレス】 [#of8d5c3d]

[[水晶ソウル]]で強力な[[ゼニス・セレス]]を早出しするギミックを軸に、相性の良い[[オラクル]]や[[アンノウン]]を採用した[[アーキタイプ]]。
[[水晶ソウル]]が登場した[[DM23-EX3]]発売と同時に成立。さらに本アーキタイプを元にした[[構築済みデッキ]]である[[DM24-SP2]]で一気に強化された。

|蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ SR 無色 (15)|
|クリーチャー:ゼニス・セレス 57975|
|''革命チェンジ'':ゼニス(自分のゼニスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)|
|''ワールド・ブレイカー''(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)|
|このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の手札をすべて裏向きでマナゾーンに置く。|
|相手は、自分のマナゾーンにある裏向きのカードの枚数よりコストが小さい呪文を唱えられない。|
|''エターナル・Κ''(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)|

|「奇妙」の頂天 クリス=バアル 無色 SR (10)|
|クリーチャー:ゼニス・セレス 17371|
|''G・ゼロ'':自分のマナゾーンに裏向きのマナが5枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーは、出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。|
|このクリーチャーが出た時、ゼニスまたは無色のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。|

**主要カード [#zbf4b49b]
|BGCOLOR(#F8F8F8):|BGCOLOR(#F8F8F8):|c
|[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]|[[革命チェンジ]]:[[ゼニス]]&[[ワールド・ブレイカー]]&br;[[cip]]でお互いに[[水晶マナ]]化させる形の全[[ハンデス]]、自分の[[水晶マナ]]の数以下の[[呪文]]封じ|
|[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]|[[水晶マナ]]が5枚以上あれば[[G・ゼロ]]で出せる[[T・ブレイカー]]&br;[[出たターン、相手プレイヤーを攻撃でき>バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]、[[cip]]で[[ゼニス]]または[[無色]][[カード]]を[[墓地回収]]|
|[[《水晶設計図》]]|[[山札]]の上4枚から[[ゼニス]]または[[無色]]カードを1枚サーチ&br;[[水晶マナ]]生成のおまけ|
|[[《シャングリラ・クリスタル》]]|[[水晶武装]]2で2[[マナブースト]]できる[[水晶マナ]]デッキのメインエンジン。[[G・ストライク]]も|
|[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]|[[Dスイッチ]]で大量[[マナ回復]]する[[D2フィールド]]。[[能力]]はおまけ。入れないと[[ミラーマッチ]]で話にならない|
|BGCOLOR(#ccffcc):|BGCOLOR(#ccffcc):|c
|[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]|[[手札補充]]、[[マナブースト]]、[[除去]]、[[攻撃誘導]]など複数の役割を担える。終盤は[[フィニッシャー]]にも|
|[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]|最小コストの[[水晶マナ]]ブースト。《シャングリラ・クリスタル》と[[コンボ]]|
|[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]|《シャングリラ・クリスタル》の5枚目以降。こちらは自然1マナ多く掛かるが無条件で2ブースト|

**候補カード [#k51da62e]
|BGCOLOR(#F8F8F8):|BGCOLOR(#F8F8F8):|c
|[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]|クリーチャーのcipをコピーする。[[ブロッカー]]と[[敗北回避]]で[[受け]]にも役立つ|
|[[《「無」の頂天 タブラ=ラーサ》]]|《黙示録の水晶》と同コストで同じく[[全体除去]]札だが、こちらは[[パワー低下]]+水晶[[マナブースト]]。[[無色>ゼロ文明]]でない味方を巻き込むため注意|
|[[《「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア》]]|出たターンにプレイヤーを攻撃でき、攻撃する時にアンノウンまたはゼニスをリクルート|
|[[《天頂と停滞と水晶の決断》]]|[[リソース]]確保に長けた[[アタック・チャンス]]|
|[[《黙示録の水晶》]]|[[エレメント]]指定で[[全体除去]]。[[水晶ソウル]]使用で疑似[[《サイバー・ブレイン》]]にも|
|[[《水晶のセレナーデ》]]|ゼニス専用[[《フェアリー・ギフト》]]。更に1枚[[マナを裏返す>水晶マナ]]|
|[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]|大量展開メタ|
|BGCOLOR(#ccffcc):|BGCOLOR(#ccffcc):|c
|[[《呪華のサトリ カナザー》]]|疑似[[《種族選別》>《偽りの名 13/種族選別》]]内蔵クリーチャー|
|[[《奔々のシダン オシャマンベ》]]|2[[マナブースト]]できるクリーチャー|
|[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]|[[cip]][[メタ]]+全体[[MF>マッハファイター]][[付与]]できるフィニッシャー候補。[[水晶ソウル]]が無くきっちり7マナ要求されるので注意|
|[[《偽りの名 プラット》]]|受け札、[[水晶ソウル]]2でも出せる|
|[[《ア:グンテ》]]|受け札、[[水晶マナ]]と一切関連はないが3体同時除去で[[ビートダウン]]系デッキを強引にねじ伏せる[[S・トリガー]]|
|[[《ニアピン・モスキート》]]|受け札、[[マナ回収]]|
|[[《ラブ・エルフィン》]]|呪文を唱える[[コスト軽減]]|
|[[《ラブ・エルフィン》]]|呪文を唱える[[コスト軽減]]、水晶マナ生成呪文を連打して一気に水晶マナを増やす|
|[[《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》]]|手札以外を[[メタ]]/[[墓地リセット]]付き[[水晶チャージャー]]|
|[[《ピクシー・ライフ》]]|[[無色]][[カード]]を[[任意]]で[[マナ回収]]できる2コストマナブースト|
|[[《セレスティアル・トラップ》]]|受け札、 [[水晶マナ]]も作れる|
|[[《ベートーベン・キューブ》]]|受け札、[[水晶武装]]4で[[アンノウン]]か[[ゼニス]]を踏み倒し|
|BGCOLOR(#ffccff):|BGCOLOR(#ffccff):|c
|[[《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》]]|受け札、[[水晶マナ]]と一切関連はないが3体同時除去で[[ビートダウン]]系デッキを強引にねじ伏せる[[S・トリガー]]|

**このデッキの回し方 [#a033605c]
序盤は[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]や[[《シャングリラ・クリスタル》]]などで[[マナブースト]]。中盤戦も[[《水晶設計図》]]や[[《呪華のサトリ カナザー》]]などで[[水晶マナ]]作りと手札補充を継続して行い、堅実に準備を整えていく。
十分にマナ枚数を増やしたら、[[《黙示録の水晶》]]や[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]など強力なカードを用いて盤面・リソース的優位を確固たるものとする。
最後は、[[G・ゼロ]]で簡単に出せる[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]から[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]を[[革命チェンジ]]で繰り出し勝利する。

**長所 [#i24a5d3d]
初動と足回りを担う2・3コスト帯のカードが非常に充実しており、初動[[事故]]率が低い。

本デッキのエース級である[[ゼニス・セレス]]たちは、[[ゼニス]]特有の強力なcipを持ちながら同時に[[水晶ソウル]]や[[革命チェンジ]]など簡単に出す手段が用意されており、ある程度の速度と高い制圧力を両立している。

特に強力なのは水晶マナ5枚で[[G・ゼロ]]による踏み倒しが可能な[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]。条件を満たせばコスト0で召喚出来るため、[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]を出したついでにそちらのサーチ効果で回収して出したり、コスト0で[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]の[[Dスイッチ]]を起動する等小回りが利く。フィニッシャーである[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]へ即座に[[革命チェンジ]]可能なのは勿論の事、自身の[[cip]]や[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]の効果で2体目以降の《クリス=バアル》を回収すれば連鎖的に展開する事も出来る。

[[《黙示録の水晶》]]は[[水晶ソウル]]で大幅にコスト軽減しつつ3枚ドロー可能な上、コスト5以下の[[エレメント]]一掃効果が小型獣主体の[[【白黒赤ファイアー・バード】]]や[[【白赤緑ドリームメイト】]]等に対して覿面に刺さる。手札や水晶マナを補充しつつパワー19000の強力な壁役となれる[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]も入るため、一度着地まで持って行けばそれらのデッキを詰みに追い込む事すら出来てしまう。[[【白黒赤ファイアー・バード】]]対面ではコスト踏み倒しメタである[[《ハッター・ルピア》]]が懸念材料となるが、[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]は[[エターナル・K]]を持つため、強引に耐えつつ[[マッハファイター]]で逆に処理可能。

[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]と[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]を同時に立たせることができれば、呪文[[ロック]]+[[cip]]使用不可+[[オールハンデス]]で限りなく逆転困難な状況に相手を追い込むという、かつて[[【黒緑ゼニス・セレス】]]で行っていた動きを[[自然文明]]と[[ゼロ文明]]のみで再現する事ができる。
また、[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]の[[水晶武装]]は[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]であれば、その後に続く「または攻撃した時」や「または離れた時」等の部分も無効化の対象となるため、不意に[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]等を投げられても安心してやり過ごせる。

[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]を出した後は[[水晶マナ]]を大量に確保出来るため、[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]の[[クリスターナル・K]]による[[敗北回避]]効果を生かし易い。

**短所 [#o0e76f9e]
【ゼニス・セレス】系デッキ共通の特徴だが、マナの色管理が難しい。[[水晶マナ]]は文明を持たないため、無計画にマナを裏返し過ぎると[[自然文明]]のカードが使えなくなってしまう。[[闇文明]]など他の文明を混ぜるなら、その分だけ色管理の難易度は更に上がっていく。

切り札のひとつである[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]は自分にも[[オールハンデス]]をかけてしまうため、これを出した後に何らかの手段で逆転を許してしまうと立ち直りが難しい。[[ST>S・トリガー]]持ち[[タマシード]]や[[G・ストライク]]は止められないため、それらで耐え切られると[[ワールド・ブレイク>ワールド・ブレイカー]]も相まって相手のみが大量に手札を持つという非常に危険な状況に陥る。

デッキ内のほぼ全カードが水晶[[マナ加速>マナブースト]]か重量級の[[ゼニス・セレス]]で構成されており、前半戦における敵への足止め手段が乏しい。

一部のメタカードを投げられるとフィニッシュまで一手間生じる。[[《ベイB セガーレ》]]等のコスト参照かつ着地置換型の踏み倒しメタや[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]等の着地時攻撃制限等がキーカードである[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]や[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]に対して痛烈に刺さってしまう他、《クリス=バアル》は[[エターナル・K]]を持たないため[[G・ゼロ]]にも反応するコスト踏み倒しメタを出されると除去しない限りそちらは封殺されてしまう。

最も苦手とするデッキは[[【ジョーカーズ】]]。このデッキは[[緑]]と[[無色]]のみが主体のため[[《ジョリー・ザ・ジョニー Final》]]への耐性こそ有るものの、こちらが苦手とする[[《ベイB セガーレ》方式の踏み倒しメタ>《ベイビーポンの助》]]、[[G・ゼロに反応する踏み倒しメタ>《ポクチンちん》]]、[[《ボン・キゴマイム》方式の攻撃制限>《万能バンノー》]]の全てを兼ね備えている上に頭数や過剰打点が早期に並び易く、尚且つ同じ[[無色]]主体のデッキであるがために本来大量展開への返しとなる[[《黙示録の水晶》]]を完全に無効化されてしまう。[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]の刺さりが悪い所も痛手の一つ。
さらにこのデッキの主な防御手段は[[G・ストライク]]頼りな故に、[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]]や[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]で打点強化された小型[[ジョーカーズ]]に一突きされるだけで致命傷に至りかねない。そしてそれが[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]や[[《ハイパー・ザ・ジョニー》]]だった場合は最悪[[エクストラウィン]]による即死すら有り得る。
極めつけに[[ブロッカー]]や[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]の攻撃誘導で耐えようにも[[G・ゼロ]]呪文の[[《勝熱と弾丸と自由の決断》]]で簡単に能力を消されるため役割を果たせない。

**環境において [#k45eae31]
[[DM24-SP2]]の発売直後、[[オリジナル]][[CS>チャンピオンシップ]]で早速成果を残している。(([[妖精 CS in ブックオフイオン橋本店>https://x.com/Fai_ry_CS/status/1842530789378105387]]))(([[第16回 出張こあら杯inミトロコ【オリジナル】>https://x.com/koaranomachiDM/status/1842867135275823130]]))

[[DM24-SP2]]発売当初は《偽りの名 ワスプメリサ》が相性の良い切り札として注目を集めたが、召喚コストの高さ、[[【白黒赤ファイアー・バード】]]との相性の悪さなどから、2枚以下に抑えられる例も多くみられるようになった。中には、踏み倒し手段である[[《呪華のサトリ カナザー》]]ともども一切採用せず、[[S・トリガー]]や除去札に多く枠を割いて[[ビートダウン]]デッキに対応した型、最速で[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]→[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]をぶつけることに重点を置いた攻撃的な型なども登場した。(([[ミトラスCS in ポンポコ>https://x.com/mitorasuCS/status/1843285059673149470]]))(([[はっちcs in カードショップはっち>https://x.com/hattid_Official/status/1844968398666805754]]))

[[DM24-SP2]]登場から数週間が経過すると徐々に見られなくなっていったが、[[【ガレックマーシャル】>【青白マーシャル】#bc16809f]]の台頭に合わせて、それに対し呪文[[ロック]]と[[オールハンデス]]を同時に繰り出せる[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]が非常に有効であるとして再び環境に姿を現す。
この期には、[[【ガレックマーシャル】>【青白マーシャル】#bc16809f]]との中盤戦を有利に進めつつ苦手な[[【ジョーカーズ】]]と[[【白黒赤ファイアー・バード】]]を牽制できる[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]、複数体を同時に止める[[S・トリガー]]の一種でありながら同時に[[マナ回収]]札としても使用できる[[《ニアピン・モスキート》]]、[[水晶マナ]]加速の手段である各種呪文を[[コスト軽減]]し展開速度を強化できる[[《ラブ・エルフィン》]]など、初期には見られなかったカード群の採用が散見されるようになった。
**サンプルレシピ [#v957757b]
妖精CS inブックオフイオン橋本店[[オリジナル]][[CS>チャンピオンシップ]](64名参加)
優勝:明太king選手(自然無色ゼニス)

|~■無色|~(23)|
|[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]|4|
|[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]|3|
|[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]|1|
|[[《水晶設計図》]]|4|
|[[《シャングリラ・クリスタル》]]|4|
|[[《黙示録の水晶》]]|3|
|[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]|4|
|~■自然文明|~(17)|
|[[《偽りの名 プラット》]]|4|
|[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]|4|
|[[《ピクシー・ライフ》]]|1|
|[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]|4|
|[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]|4|

**参考 [#g59ad6e1]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[デッキ集/ターボ・ビッグマナ]]
-[[DM24-SP2 「キャラプレミアムデッキ Duel Masters LOST 誓いの水晶>DM24-SP2]]

&tag(デッキ集,種族デッキ,ターボ・ビッグマナデッキ);