#author("2025-03-31T16:04:42+09:00","","") #author("2025-03-31T16:07:08+09:00","","") *【緑零ゼニス・セレス】 [#of8d5c3d] [[自然]]の水晶[[マナブースト]]により[[水晶マナ]]を素早く増やし、[[ゼニス・セレス]]を早出しして制圧する[[【ビッグマナ】]]。 [[DM24-SP2]]で[[フィニッシャー]]の[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]と複数の初動札を獲得し、緑零だけで十分なフィニッシュ力を得た事で、[[《「呪怨」の頂天 サスペンス》]]のために黒を入れていた[[【黒緑ゼニス・セレス】]]から黒が抜けて成立。 |「この私のために華を咲かすのだ!」 C 自然文明 (2)| |呪文| |''S・トリガー''(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)| |自分の山札の上から1枚目を、裏向きのままマナゾーンに置く。(マナゾーンにある裏向きのカードは、マナの数字が1の無色カードとして扱う。その持ち主はそれをいつでも見てもよい)| |「戦鬼」の頂天 ベートーベン SR 自然文明 (13)| |クリーチャー:ゼニス・セレス 19000| |''水晶ソウル3''(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)| |''マッハファイター''| |''Q・ブレイカー''| |このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、好きな数のクリーチャーを相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを裏向きにして、マナゾーンに置く。| |このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーは自分を攻撃できない。| |''エターナル・Κ''(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)| |蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ SR 無色 (15)| |クリーチャー:ゼニス・セレス 57975| |''革命チェンジ'':ゼニス(自分のゼニスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)| |''ワールド・ブレイカー''(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)| |このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の手札をすべて裏向きでマナゾーンに置く。| |相手は、自分のマナゾーンにある裏向きのカードの枚数よりコストが小さい呪文を唱えられない。| |''エターナル・Κ''(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)| **主要カード [#zbf4b49b] |BGCOLOR(#F8F8F8):|BGCOLOR(#F8F8F8):|c |[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]|[[革命チェンジ]]:[[ゼニス]]&[[ワールド・ブレイカー]]&br;[[cip]]でお互いに[[水晶マナ]]化させる形の全[[ハンデス]]、自分の[[水晶マナ]]の数以下の[[呪文]]封じ| |[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]|[[水晶マナ]]が5枚以上あれば[[G・ゼロ]]で出せる[[T・ブレイカー]]&br;[[出たターン、相手プレイヤーを攻撃でき>バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]、[[cip]]で[[ゼニス]]または[[無色]][[カード]]を[[墓地回収]]| |[[《水晶設計図》]]|[[山札]]の上4枚から[[ゼニス]]または[[無色]]カードを1枚サーチ&br;[[水晶マナ]]生成のおまけ| |[[《シャングリラ・クリスタル》]]|[[水晶武装]]2で2[[マナブースト]]できる[[水晶マナ]]デッキのメインエンジン。[[G・ストライク]]も| |BGCOLOR(#ccffcc):|BGCOLOR(#ccffcc):|c |[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]|[[手札補充]]、[[マナブースト]]、[[除去]]、[[攻撃誘導]]など複数の役割を担える。終盤は[[フィニッシャー]]にも| |[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]|最小コストの[[水晶マナ]]ブースト。《シャングリラ・クリスタル》と[[コンボ]]| |[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]|《シャングリラ・クリスタル》の5枚目以降。こちらは自然1マナ多く掛かるが無条件で2ブースト| **候補カード [#k51da62e] |BGCOLOR(#F8F8F8):|BGCOLOR(#F8F8F8):|c |[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]|クリーチャーのcipをコピーする。[[ブロッカー]]と[[敗北回避]]で[[受け]]にも役立つ| |[[《「無」の頂天 タブラ=ラーサ》]]|《黙示録の水晶》と同コストで同じく[[全体除去]]札だが、こちらは[[パワー低下]]+水晶[[マナブースト]]。[[無色]]でない味方を巻き込むため注意| |[[《「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア》]]|出たターンにプレイヤーを攻撃でき、攻撃する時にアンノウンまたはゼニスをリクルート| |[[《天頂と停滞と水晶の決断》]]|[[リソース]]確保に長けた[[アタック・チャンス]]| |[[《黙示録の水晶》]]|[[エレメント]]指定で[[全体除去]]。[[水晶ソウル]]使用で疑似[[《サイバー・ブレイン》]]にも| |[[《水晶のセレナーデ》]]|ゼニス専用[[《フェアリー・ギフト》]]。更に1枚[[マナを裏返す>水晶マナ]]| |[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]|[[ターン1]]で水晶マナを生成し[[Dスイッチ]]で大量[[マナ回復]]する[[D2フィールド]]| |[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]|大量展開メタの[[D2フィールド]]| |[[《策士のシダン ニャハン》]]|水晶[[マナブースト]]兼受け札| |BGCOLOR(#ccffcc):|BGCOLOR(#ccffcc):|c |[[《呪華のサトリ カナザー》]]|疑似[[《種族選別》>《偽りの名 13/種族選別》]]内蔵クリーチャー| |[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]|[[cip]][[メタ]]+全体[[マッハファイター]][[付与]]できるフィニッシャー候補。[[水晶ソウル]]が無くきっちり7マナ要求されるので注意| |[[《ラブ・エルフィン》]]|呪文を唱える[[コスト軽減]]、水晶マナ生成呪文を連打して一気に水晶マナを増やす| |[[《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》]]|手札以外を[[メタ]]/[[墓地リセット]]付き[[水晶チャージャー]]| |[[《ピクシー・ライフ》]]|[[無色]][[カード]]を[[任意]]で[[マナ回収]]できる2コストマナブースト&br;《華を咲かすのだ》の5枚目以降だったが《ラブ・エルフィン》発掘以後は選択| |[[《セレスティアル・トラップ》]]|受け札、 [[水晶マナ]]も作れる| |[[《ベートーベン・キューブ》]]|受け札、[[水晶武装]]4で[[アンノウン]]か[[ゼニス]]を踏み倒し| |[[《ニアピン・モスキート》]]|受け札、《ベートーベン》で拾える[[マナ回収]]| |[[《ア:グンテ》]]|受け札、[[水晶マナ]]と一切関連はないが3体同時除去で[[ビートダウン]]系デッキを強引にねじ伏せる[[S・トリガー]]| |BGCOLOR(#ffccff):|BGCOLOR(#ffccff):|c |[[《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》]]|受け札、[[水晶マナ]]と一切関連はないが3体同時除去で[[ビートダウン]]系デッキを強引にねじ伏せる[[S・トリガー]]| **コスト2初動カードの比較 [#q8a6beab] |~2t目の使用カード|~3t目の&br;マナ|~手札|>|~3t目に必要な[[要求値]]|~特徴| |~|~|~|~4t[[《黙示録の水晶》]]|~4t[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]|~| |BGCOLOR(#ccffcc):|||CENTER:|CENTER:||c |[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]|▮▮▮▯|-1|《クリスタル》|《クリスタル》|全ての[[要求値]]も手札消費も低い&br;緑マナが出る| |~|~|~|《命懸け》|《命懸け》|~| |~|~|~|《この華》|BGCOLOR(#000000):|~| |~|~|~|《ニャハン》|~|~| |[[《ピクシー・ライフ》]]|▮▮▮▮|-1|CENTER:《命懸け》|《命懸け》+《設計図》or《ニャハン》or《D》|[[マナ回収]]&br;緑マナが出る| |~|~|~|~|《この華》or《ニャハン》+《クリスタル》|~| |[[《ラブ・エルフィン》]]|▮▮▮|-1|《命懸け》|《命懸け》+《クリスタル》or《ニャハン》|[[コスト軽減]]で終盤の[[鬼回り]]に&br;緑マナが出る| |~|~|~|~|《この華》+《クリスタル》or《命懸け》|~| |~|~|~|~|《ニャハン》+《クリスタル》|~| |BGCOLOR(#F8F8F8):|||CENTER:|CENTER:||c |[[《策士のシダン ニャハン》]]|▮▮▮▯|-2|《クリスタル》|《クリスタル》|[[G・ストライク]]&br;離れると[[マナ回収]]&br;手札は減るが[[要求値]]が《この華》同等| |~|~|~|《命懸け》|《命懸け》|~| |~|~|~|《この華》|BGCOLOR(#000000):|~| |~|~|~|《ニャハン》|~|~| |[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]|▮▮▯|-1|《クリスタル》|《クリスタル》|《黙示録》[[要求値]]が低い&br;終盤の[[鬼回り]]にも| |~|~|~|《この華》|BGCOLOR(#000000):|~| |~|~|~|《ニャハン》|~|~| |~|~|~|《設計図》|~|~| |[[《水晶設計図》]]|▮▮▯|0|《クリスタル》|~|[[サーチ]] 《ベートーベン》には繋がらない| |[[《水晶設計図》]]|▮▮▯|0|《クリスタル》|~|《ベートーベン》には繋がらない&br;《クリス=バアル》との相互回収による山札掘削がメイン| ※[[《シャングリラ・クリスタル》]]を[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]×2で代用なども挙げていたらキリがないので要求値は枚数の少ないもののみ **このデッキの回し方 [#a033605c] [[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]、[[《水晶設計図》]]、[[《シャングリラ・クリスタル》]]、[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]、などでとにかく[[水晶マナ]]を生成し、[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]の着地を目指す。 《ベートーベン》の水晶マナブーストで[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]の[[G・ゼロ]]を達成して出し、[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]を[[革命チェンジ]]で繰り出し勝利する。[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]による回復を挟めば大量展開が可能。 [[コスト踏み倒しメタ]]が邪魔する場合は[[《黙示録の水晶》]]や[[エターナル・Κ]]を盾に《ベートーベン》の[[マッハファイター]]で強引に排除。 [[S・トリガー獣]]が不安なら[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]で[[cip]]封じ。 [[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]は自身で貼り替える事でDスイッチを使い直せる。終盤の展開時には重要となってくるテクニック。 **長所 [#i24a5d3d] 【ゼニス・セレス】共有の強みとして[[ゼニス]]特有の強力なcipを持ちながら同時に[[水晶ソウル]]での早出しが容易な点が挙げられる。 中でも【緑零ゼニス・セレス】は初動と足回りを担う2・3コスト帯のカードが非常に充実しており、初動[[事故]]率が低い。 また、既存マナを裏返すのではなく[[マナブースト]]として[[水晶マナ]]を増やすカードが[[《シャングリラ・クリスタル》]]のみならず[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]][[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]][[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]と手厚く揃っているため、[[チャージ]]を待たないと裏返すマナが不足しがちで[[色事故]]も怖くなる他[[文明]]の【ゼニス・セレス】よりスムーズに[[水晶マナ]]を増やせる。 その為他の【ゼニス・セレス】と比較しても4ターン目[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]着地が成功しやすい。 《ベートーベン》は地上戦に於いて非常に高い能力を誇り、デッキ次第ではある程度[[水晶マナ]]が溜まった状態で《ベートーベン》が着地するだけで詰みになりかねない。 更にこのデッキならターンを跨ぐ事なく[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]や[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]を連鎖的に叩きつける事も可能で、安定性と爆発力を両立している。 [[水晶マナ]]シナジーを共有するカード群の[[カードパワー]]の高さも強みの一つ。 [[《水晶設計図》]]は2コストながら4枚の[[サーチ]]並び[[水晶マナ]]生成を1枚に担う。 [[《黙示録の水晶》]]は[[水晶ソウル]]で大幅にコスト軽減しつつ3枚ドロー可能な上、コスト5以下の[[エレメント]]一掃効果が小型獣主体の[[【白黒赤ファイアー・バード】]]や[[【白赤緑ドリームメイト】]]等に対して覿面に刺さる。手札や水晶マナを補充しつつパワー19000の強力な壁役となれる[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]も入るため、一度着地まで持って行けばそれらのデッキを詰みに追い込む事すら出来てしまう。 [[【白黒赤ファイアー・バード】]]対面ではコスト踏み倒しメタである[[《ハッター・ルピア》]]が懸念材料となるが、[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]は[[エターナル・Κ]]を持つため、強引に耐えつつ[[マッハファイター]]で逆に処理可能。 [[《偽りの名 ワスプメリサ》]]と[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]を同時に立たせることができれば、呪文[[ロック]]+[[cip]]使用不可+[[オールハンデス]]で限りなく逆転困難な状況に相手を追い込むという、かつて[[【黒緑ゼニス・セレス】]]で行っていた動きを[[自然]]と[[無色]]のみで再現する事ができる。 また、[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]の[[水晶武装]]は[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]であれば、その後に続く「または攻撃した時」や「または離れた時」等の部分も無効化の対象となるため、不意に[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]等を投げられても安心してやり過ごせる。 [[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]を出した後は[[水晶マナ]]を大量に確保出来るため、[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]の[[クリスターナル・Κ]]による[[敗北回避]]効果を生かし易い。 **短所 [#o0e76f9e] 【ゼニス・セレス】共通だがデッキ構築の段階や[[水晶マナ]]化で色マナを減らしすぎると[[色事故]]が起こりうる。 それはこのデッキも例外ではなく、[[自然]]マナの枚数を減らしすぎると[[自然]]のカードを使うためのマナが出せない状況が起こり得る。2ターン目[[《水晶設計図》]]3ターン目[[《シャングリラ・クリスタル》]]だと4ターン目に非水晶マナ3水晶マナ3しか揃わず《ベートーベン》にぎりぎり届かないため、4ターン目《ベートーベン》を安定させるには初動の時点で自然マナを用意できている必要がある。 このデッキ特有の弱点としては、前半戦の弱さ、[[呪文ロック]]への耐性、防御の脆さが挙げられる。 基本的にデッキ内のほぼ全カードが水晶[[マナブースト]]・水晶マナ化か重量級の[[ゼニス・セレス]]で構成されており、前半戦における敵への足止め手段が乏しい。 また、デッキの性質上初動ではマナブースト[[呪文]]を連打する必要がある為、初期の手札管理の難易度は高いかつ[[呪文]]依存度が高い。この性質上、序盤の[[ハンデス]]、[[呪文ロック]]が非常に厳しい。 [[水晶マナ]]を確保さえすれば[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]、[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]や[[《黙示録の水晶》]]等の[[手札補充]]で手札管理・[[呪文ロック]]共に劇的な問題ではなくなるが、《クリス=バアル》と《黙示録の水晶》や[[《水晶設計図》]]の相互回収で山札を掘り進める動きが取れなくなるので爆発力が大きく下がる点は注意。 防御面に関しては、[[S・トリガー]]を積むスペースが単純に少ないのみならず[[水晶マナ]]シナジーがある[[S・トリガー]]には有用な物が少なく[[シールド]]からの防御札が[[《シャングリラ・クリスタル》]]や[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]等の持つ[[G・ストライク]]ぐらいしか無くなるのもザラ。 [[水晶マナ]]とは関係のない[[S・トリガー]]で補う場合でも、[[自然]]の[[S・トリガー]]はあまり強くなく[[S・トリガー・プラス]]を達成しないとフルスペックを発揮できない[[《ア:グンテ》]]や[[《ニアピン・モスキート》]]止まり。 その為、[[手打ち]]を想定して[[自然]]トリガーを採用するか、手打ち不可能な他色トリガーを採用するかの選択となる。 この点は[[黒]]の有用な[[S・トリガー]]で補える[[【黒緑ゼニス・セレス】]]から劣化してしまった点である。 また、デッキが回っても防御手段は基本[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]の[[攻撃誘導]]頼り。 《ベートーベン》が立つ前に押し切れる速度があるデッキや、[[《同期の妖精》>《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]等で[[G・ストライク]]が機能しないデッキには勿論、[[マッハファイター]]の的が居なかったり、[[スレイヤー]]付与等で《ベートーベン》メタを貼ってくるデッキには基本的に不利がつく。 また、一部のメタカードを投げられるとフィニッシュまで一手間生じる。[[《ベイB セガーレ》]]等のコスト参照かつ着地置換型の踏み倒しメタや[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]等の着地時攻撃制限等がキーカードである[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]や[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]に対して痛烈に刺さってしまう他、《クリス=バアル》は[[エターナル・Κ]]を持たないため[[G・ゼロ]]にも反応するコスト踏み倒しメタを出されると除去しない限りそちらは封殺されてしまう。 基本的には[[《黙示録の水晶》]]で押し流せてしまえるため問題になり辛いものの、《黙示録の水晶》やサーチ手段である[[《水晶設計図》]]が引けなかったり[[呪文ロック]]とこれらメタクリーチャーを併用されると試合運びが厳しくなる。 その他、切り札のひとつである[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]は自分にも[[オールハンデス]]をかけてしまうため、これを出した後に何らかの手段で逆転を許してしまうと立ち直りが難しい。 [[S・トリガー]]持ち[[タマシード]]や[[G・ストライク]]は止められないため、それらで耐え切られると[[ワールド・ブレイク>ワールド・ブレイカー]]も相まって相手のみが大量に手札を持つという非常に危険な状況に陥る。 これらを避けるために[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]や[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]等のロック持ちを事前に立てて置くことがほぼマストで、劣勢時などでも見切り発車は行いにくい。 最も苦手とするデッキは[[【ジョーカーズ】]]。このデッキは[[緑]]と[[無色]]のみが主体のため[[《ジョリー・ザ・ジョニー Final》]]への耐性こそ有るものの、こちらが苦手とする[[《ベイB セガーレ》]]方式の踏み倒しメタである[[《ベイビーポンの助》]]、[[G・ゼロ]]に反応する[[《ポクチンちん》]]、[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]方式の攻撃制限の[[《万能バンノー》]]の全てを兼ね備えている上に頭数や過剰打点が早期に並び易く、尚且つ同じ[[無色]]主体のデッキであるがために本来大量展開への返しとなる[[《黙示録の水晶》]]を完全に無効化されてしまう。[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]の刺さりが悪い所も痛手の一つ。 さらにこのデッキの主な防御手段は[[G・ストライク]]頼りな故に、[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]]や[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]で打点強化された小型[[ジョーカーズ]]に一突きされるだけで致命傷に至りかねない。そしてそれが[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]や[[《ハイパー・ザ・ジョニー》]]だった場合は最悪[[エクストラウィン]]による即死すら有り得る。 極めつけに[[ブロッカー]]や[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]の攻撃誘導で耐えようにも[[G・ゼロ]]呪文の[[《勝熱と弾丸と自由の決断》]]で簡単に能力を消されるため役割を果たせない。 **環境において [#k45eae31] [[DM24-SP2]]の発売直後、[[オリジナル]][[CS>チャンピオンシップ]]で早速成果を残している。(([[妖精 CS in ブックオフイオン橋本店>https://x.com/Fai_ry_CS/status/1842530789378105387]]))(([[第16回 出張こあら杯inミトロコ【オリジナル】>https://x.com/koaranomachiDM/status/1842867135275823130]])) [[DM24-SP2]]発売当初は《偽りの名 ワスプメリサ》が相性の良い切り札として注目を集めたが、召喚コストの高さ、[[【白黒赤ファイアー・バード】]]との相性の悪さなどから、2枚以下に抑えられる例も多くみられるようになった。中には、踏み倒し手段である[[《呪華のサトリ カナザー》]]ともども一切採用せず、[[S・トリガー]]や除去札に多く枠を割いて[[ビートダウン]]デッキに対応した型、最速で[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]→[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]をぶつけることに重点を置いた攻撃的な型なども登場した。(([[ミトラスCS in ポンポコ>https://x.com/mitorasuCS/status/1843285059673149470]]))(([[はっちcs in カードショップはっち>https://x.com/hattid_Official/status/1844968398666805754]])) [[DM24-SP2]]登場から数週間が経過すると徐々に見られなくなっていったが、[[【ガレックマーシャル】>【青白マーシャル】#bc16809f]]の台頭に合わせて、それに対し呪文[[ロック]]と[[オールハンデス]]を同時に繰り出せる[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]が非常に有効であるとして再び環境に姿を現す。 この期には、[[【ガレックマーシャル】>【青白マーシャル】#bc16809f]]との中盤戦を有利に進めつつ苦手な[[【ジョーカーズ】]]と[[【白黒赤ファイアー・バード】]]を牽制できる[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]、複数体を同時に止める[[S・トリガー]]の一種でありながら同時に[[マナ回収]]札としても使用できる[[《ニアピン・モスキート》]]、[[水晶マナ]]加速の手段である各種呪文を[[コスト軽減]]し展開速度を強化できる[[《ラブ・エルフィン》]]など、初期には見られなかったカード群の採用が散見されるようになった。 『全国大会2024』エリア予選ジャッジ大会では【赤緑ゼニス】が優勝構築に輝いた。[[《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》]]3枚と[[《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》]]1枚を採用し、それらで[[カウンター]]封じする型であった。 [[DM24-BD6]]で[[《策士のシダン ニャハン》]]を獲得。[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]の5枚目以降として採用され、3ターン目のフルスペック[[《シャングリラ・クリスタル》]]、[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]の再現性が向上した。ただし手札を消費するデメリットもあることから、このカードの枚数を抑えて[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]などのカードと初動の枠を分ける構築も散見された。 **サンプルレシピ [#v957757b] 妖精CS inブックオフイオン橋本店[[オリジナル]][[CS>チャンピオンシップ]](64名参加) 優勝:明太king選手(自然無色ゼニス) |~■無色|~(23)| |[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]|4| |[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]|3| |[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]|1| |[[《水晶設計図》]]|4| |[[《シャングリラ・クリスタル》]]|4| |[[《黙示録の水晶》]]|3| |[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]|4| |~■自然文明|~(17)| |[[《偽りの名 プラット》]]|4| |[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]|4| |[[《ピクシー・ライフ》]]|1| |[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]|4| |[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]|4| **参考 [#g59ad6e1] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/種族デッキ]] -[[デッキ集/ターボ・ビッグマナ]] -[[【ビッグマナ】]] -[[DM24-SP2 「キャラプレミアムデッキ Duel Masters LOST 誓いの水晶」>DM24-SP2]] &tag(デッキ集,種族デッキ,ターボ・ビッグマナデッキ);