#author("2021-02-28T01:08:39+09:00","","")
#author("2022-05-13T22:02:30+09:00","","")
*【化身コン】 [#bb9036a3]

[[DM-06]]で、DM史上初のライブラリ破壊[[呪文]][[《ヘル・スラッシュ》]]と、[[マナ回収]]との組み合わせによってそれを使い回せる[[《恵みの化身》]]が生まれたことで誕生した[[ライブラリアウト]][[デッキ]]。

当時の[[メタゲーム]]は[[【トリガーターボ】]]や[[【リーフ青単】]]などの[[《アストラル・リーフ》]]を軸にしたデッキによって完全に支配されていた。
しかし分が悪いながらも、多少なりともそれに対抗しうるこのデッキや「[[サバイバー]]」の登場により、[[《アストラル・リーフ》]]一色だった[[環境]]が多少揺らいでいる。

|恵みの化身(ブレッシング・トーテム) UC 自然文明 (6)|
|クリーチャー:ミステリー・トーテム 5000|
|タップ能力|
|このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。|
|TT−自分の墓地からカードを3枚まで選び、自分のマナゾーンに置く。|

|ミスティック・クリエーション UC 水文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分のマナゾーンからカードを3枚まで選び、自分の手札に戻す。|

主な流れは以下の通り。
+[[《ヘル・スラッシュ》]]を唱える。[[《ヘル・スラッシュ》]]は墓地へ。
+[[《恵みの化身》]]の起動型能力を起動。[[《ヘル・スラッシュ》]]はマナへ。
+[[《ミスティック・クリエーション》]]を使い、[[《ヘル・スラッシュ》]]と2枚目の[[《ミスティック・クリエーション》]]を手札に戻す。1枚目の[[《ミスティック・クリエーション》]]は墓地へ。
以下1に戻り、3で使った[[《ミスティック・クリエーション》]]を2でマナに戻して無限ループ。

序盤の弱さは[[火]]の[[火力]][[除去]]や[[《ブラッディ・イヤリング》]]、各種[[マナ加速]]や[[《ラブ・エルフィン》]]の速さでしのぐ。デッキカラーはもちろん[[光]]以外の四色。
[[DM-05]]までの[[【黒赤ライブラリアウト】]]がかなり未発達だったのに比べ、山札破壊のエンジンが多少なりとも揃ったこちらは動きやコンセプトもはっきりしており、完成度が一気に上がっている。
ある意味、「DMで初めて出現したライブラリアウトデッキらしいデッキ」とも言える。

なかなか強力なデッキだったが、[[DM-07]]に入ると今度は[[《アストラル・リーフ》]]が入った超速[[除去コントロール>【除去コントロール】]]、[[【ターボメビウス】]]が登場し、このデッキは[[メタゲーム]]から失墜する。
その後、[[DM-08]]で[[《アストラル・リーフ》]]が[[殿堂入り]]しこのデッキは復権するかのように思われたが、ドロー呪文が軒並み殿堂入りしたため[[《スケルトン・バイス》]]などの使用頻度が高まり、[[ハンデス]]に弱いこのデッキは新興の[[【青黒赤ライブラリアウト】]]に大きく水を空けられてしまう。
さらに[[DM-09]]で[[《恵みの化身》]]に頼らずともマナへ行く[[《ロスト・チャージャー》]]が登場し、そちらはさらにメジャーになった。
[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]に入ると[[【アクアンホワイトブラック】]]などデッキパワーの上がったデッキが増えてきたため、このデッキは完全に[[メタ]]から失墜することに。

現在でも[[《恵みの化身》]]の回収エンジン自体は生きているため、それを使った[[【除去コントロール】]]が組まれることはある。[[《ヘル・スラッシュ》]]の代わりに[[《英知と追撃の宝剣》]]を使い回して[[バトルゾーン]]と[[マナゾーン]]を制圧し、[[《ロスト・ソウル》]]で[[バウンス]]した[[手札]]を落として敵の動きを[[ロック]]するものが強力。

**参考 [#o864d70d]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/除去コントロール]]
-[[デッキ集/ライブラリアウト]]
-[[ライブラリアウト]]
-[[【黒赤ライブラリアウト】]]
-[[【青黒赤ライブラリアウト】]]