#author("2025-12-12T01:59:30+09:00","","")
#author("2025-12-12T02:01:19+09:00","","")
*【フェリックス・ミザリィ】 (デュエプレ) [#top]

強力な[[アタックトリガー]]を持つ[[《フェリックス・ミザリィ》]]を軸に、相性の良い[[墓地肥やし]]や[[リアニメイト]]を採用した[[デッキ]]。

分類上は[[ビートダウン]]だが、相手の[[リソース]]を消しながら立ち回る[[コントロール]]の側面もある。

[[DMPP-31]]実装直後は[[黒単]]型が使われていたが、遅くとも「[[BATTLE ARENA]] 2025 SUMMER」後には[[青黒]][[タッチ]][[無色]]が主流化した。

|フェリックス・ミザリィ SR 闇文明 (6)|
|NEOクリーチャー:マフィ・ギャング 6000|
|NEO進化:闇のクリーチャー|
|NEO進化クリーチャーとして召喚する場合、コストを2少なくする。|
|自分の闇のクリーチャーが2体以上あれば、自分の墓地からこのクリーチャーを召喚してもよい。|
|W・ブレイカー|
|攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、自分の墓地からコスト6以下の、進化でない闇のクリーチャー1枚をバトルゾーンに出してもよい。|

|凶鬼03号 ガシャゴズラ SR 闇文明 (6)|
|クリーチャー:マフィ・ギャング 3000|
|バトルゾーンに出た時、自分の墓地からコスト3以下の進化でないクリーチャーを3枚までバトルゾーンに出す。|
|自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。|

**主要カード [#pri]
|>|BGCOLOR(#ccc):|c
|[[《フェリックス・ミザリィ》]]|[[アタックトリガー]]で2枚[[墓地肥やし]]+6以下[[リアニメイト]]&br;闇のクリーチャーが2体いれば[[墓地召喚]]可能|
|[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]|コスト3以下を一気に[[リアニメイト]]する[[横並び]]の要。&br;[[スレイヤー]]で[[タップ]]状態の《ミザリィ》を守る|
|[[《学校男》]]|軽量[[除去]]、[[上限枚数]]対策、ループパーツ|
|[[《亡禍医 ヘモグロ》]]|《学校男》と《ガシャゴズラ》で使い回して相手の手札を枯らす|
|[[《大獄の封殺ディアス Z》]]|[[DMPX-02]]からの新戦力。継続的な[[墓地肥やし]]&br;進化すると強力な[[アタッカー]]&[[山札回復]]に|

**候補カード [#sec]
|>|BGCOLOR(#fcf):|c
|[[《戦略のD・H アツト》]]|コスト2[[手札交換]]|
|[[《【問2】ノロン⤴》]]|~|
|>|BGCOLOR(#cff):|c
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|[[防御札]]。[[S・トリガー]]呪文で[[リアニメイト]]&br;稀に[[アタックキャンセル]]に使う|
|[[《ドンドン吹雪くナウ》]]|[[コンボパーツ]]を集める。[[メタカード]]の除去にも|
|>|BGCOLOR(#ccc):|c
|[[《地獄門デス・ゲート》]]|[[防御札]]&br;[[《冥王の牙》]]は[[《超無限神星アポロヌス・アガペリオス》]]メタ|
|[[《戒王の封》]]|~|
|[[《冥王の牙》]]|~|

**その他の候補カード [#ter]
|>|BGCOLOR(#ccc):|c
|[[《特攻人形ジェニー》]]|コスト2帯の水増し|
|[[《凶鬼56号 ゴロン》]]|~|
|BGCOLOR(#cff):||c
|[[《異端流し オニカマス》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]&br;刺さらない場面を考えて枚数を抑えることが多い|
|BGCOLOR(#fff):[[《洗脳センノー》]]|~|
|>|BGCOLOR(#cff):|c
|[[《改速 エクステンスW》]]|[[墓地利用メタ]]。貴重な[[ブロッカー]]|
|[[《アクア・スーパーエメラル》]]|[[ブロッカー]]、[[S・トリガー]]を仕込んだり、[[シールド送り]]ケアに|
|>|BGCOLOR(#fcc):|c
|[[《単騎連射 マグナム》]]|[[S・トリガー獣]]が多い環境で|
|>|BGCOLOR(#fcf):|c
|[[《【問2】 ノロン》]]|[[バトルゾーン]]のクリーチャーを手札か墓地に移動させられる|

**このデッキの回し方 [#howto]
対応力の高さ故に立ち回りの難度・対面理解が要求される。

どのパターンでも、理想は4ターン目に[[NEO進化]]で[[《フェリックス・ミザリィ》]]を出し、[[アタックトリガー]]を使って[[アドバンテージ]]を稼いでいくこと。
その為、2〜3ターン目に[[手札交換]][[クリーチャー]]や[[《大獄の封殺ディアス Z》]]を出して[[手札]]と[[墓地]]を整えていく。
墓地の質の関係で[[手札交換]]クリーチャーを優先したい場面も多いが、《ディアス Z》は[[パワー]]が高く除去されにくいため盤面に残りやすく、4ターン目《ミザリィ》を安定させやすいのは覚えておきたい。

[[手札交換]]で何を捨てるかも慎重に選びたい。
理想ムーブなら4ターン目開始時に2体[[闇]]のクリーチャーが並ぶ=[[《フェリックス・ミザリィ》]]の[[墓地召喚]]が有効にはなるが、実際の試合運びでは[[除去]]のケア、[[ハンデス]]メタとして手札にキープしておきたい場面が多い。
また、試合が長引き6マナ帯まで溜まれば、[[手札交換]]クリーチャーから《ミザリィ》進化で[[進化速攻]]出来るのもポイント。
ただし2枚目以降を墓地に落としておけば1体目の《ミザリィ》効果で[[リアニメイト]]可能になりフィニッシュの際に強力なのも事実のため、対面デッキから判断したい。
基本的には[[ビートダウン]]を通したい相手には2体目を墓地に落とす、そうでない相手には手札に保存…と動くと間違いが少ない。
《ミザリィ》以外だと、盤面を展開できる上[[スレイヤー]]付与が優秀な[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]が最優先。
ただし、こちらも[[除去]]を繰り返された時に《ガシャゴズラ》素出しで切り替えすという運用方法が存在する為、2枚目以降をどう扱うかの判断は慎重に行う必要がある。

[[手札交換]]を行わなくても既にパーツが揃っていてる・1回目の手札交換でパーツが揃った場合は勿論、妨害をしたほうがいい場合は[[《亡禍医 ヘモグロ》]]や各種メタを立てる事を優先する。
《ヘモグロ》と[[《学校男》]]を合わせれば盤面を削らず[[選ばせ除去]]+[[ランダムハンデス]]が継続的に行えるため《ミザリィ》が引けるまでこれで時間を稼ぐことも。

4ターン目からの動きとして、[[ビートダウン]]プランを通したいのなら最初の[[《フェリックス・ミザリィ》]]の[[攻撃]]で[[W・ブレイク>W・ブレイカー]]を、[[コントロール]]プランを選ぶなら[[《学校男》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]で[[アタックキャンセル]]を行う。 

どちらを通すかは対面によって判断すべきだが、[[先攻]]時や[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]で[[横並び]]できそうな時、相手が[[事故]]を起こした時はそのまま[[ビートダウン]]が通りやすいというのは判断材料の1つとして記憶しておきたい。
また、相手の除去のリスクが低い場合は、3ターン目の時点で2ターン目に出した[[手札交換]]用のクリーチャーで1点通しておくと[[ビートダウン]]が格段に通りやすくなる。



[[コントロール]]プランの場合、5ターン目以降は[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]の[[スレイヤー]][[付与]]を盾に[[ウィニー]]を展開し、[[《学校男》]]・[[《亡禍医 ヘモグロ》]]等を使って除去、[[ハンデス]]を毎ターン使い回しつつ《ミザリィ》の[[アタックトリガー]]で[[墓地]]を肥やす。
墓地が14枚溜まったら[[《改速 エクステンスW》]]などの[[《大獄の封殺ディアス Z》]]を出し、[[S・トリガー]]などをケアしつつ[[ダイレクトアタック]]。
最終的には[[《改速 エクステンスW》]]などの[[ブロッカー]]を添えたりターン終わりの墓地肥やしで[[進化]]出来る状態の[[《大獄の封殺ディアス Z》]]を添え、[[S・トリガー]]などをケアしつつ[[ダイレクトアタック]]を決める。

***疑似[[シールド焼却]][[ループ]] [#bonus1]
[[リアニメイト]]と[[スーサイド]]を駆使することで、毎ターン相手の[[シールド]]を攻撃しながらその加えたカードを[[ハンデス]]できる。相手が逆転する手段が実質[[S・トリガー]]と[[今引き]]のみになるので非常に強力。

[[バトルゾーン]]に攻撃可能な[[シングル・ブレイカー]]と[[《フェリックス・ミザリィ》]]、[[墓地]]に[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]][[《学校男》]]各2枚と[[《亡禍医 ヘモグロ》]]がある状態でループ開始。

+《ミザリィ》の[[アタックトリガー]]で《ガシャゴズラ》Aをリアニメイト
+《ガシャゴズラ》の[[cip]]で《ヘモグロ》《学校男》A《学校男》Bをリアニメイト
+《学校男》Aの[[cip]]で《ミザリィ》《学校男》Aを破壊
+《学校男》Bの[[cip]]で《ヘモグロ》《学校男》Bを破壊
+《ミザリィ》が破壊されたので[[アタックキャンセル]]
+シングル・ブレイカーで攻撃
+ターンの終わりに《ヘモグロ》が出る
+次のターン、《ミザリィ》を《ガシャゴズラ》Aの上に[[NEO進化]]
+《ミザリィ》のアタックトリガーで《ガシャゴズラ》Bをリアニメイト
+《ガシャゴズラ》Bの[[cip]]で《学校男》A《学校男》Bをリアニメイト
+《学校男》Aの[[cip]]で《ミザリィ》《学校男》Aを破壊
+《学校男》Bの[[cip]]で《ヘモグロ》《学校男》Bを破壊
+《ミザリィ》が破壊されたので[[アタックキャンセル]]
+シングル・ブレイカーで攻撃
+ターンの終わりに《ヘモグロ》が出る
+次のターン、《ミザリィ》を《ガシャゴズラ》Bの上に[[NEO進化]]
+1に戻る

上記の初期盤面のうち、《ガシャゴズラ》1枚と《学校男》3枚の場合でもループ可能。その場合は《学校男》Bの代わりに《ガシャゴズラ》を破壊し、残った《学校男》の上に《ミザリィ》をNEO進化させる。
***[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]ケア [#bonus2]
墓地にカードが15枚以上、[[バトルゾーン]]に攻撃可能なコスト6のクリーチャーがいる時に[[《フェリックス・ミザリィ》]]の[[アタックトリガー]]で[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]を出し、《ガシャゴズラ》の[[cip]]で[[《大獄の封殺ディアス Z》]]を出す。

[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]の効果で攻撃可能なクリーチャーを破壊すると[[《大獄の封殺ディアス Z》]]が[[進化]]する状況を作りたい。また、[[スーパー・ボーナス]]の[[効果バトル]]は[[強制]]なので《ガシャゴズラ》がいると相手に[[アタッカー]]が残らない。

***[[《「誣」の頂 ウェディング・イノセンス》]]ケア [#bonus3]
早めに[[シールド]]を割り切り、[[シールド送り]]されない[[《洗脳センノー》]]で[[ダイレクトアタック]]を目指す。

または[[上限枚数]]まで[[ウィニー]]を出しておき、シールドからの溢れで[[《フェリックス・ミザリィ》]]が墓地に置かれることを祈る。
例として[[進化元]]が各1枚ある[[《フェリックス・ミザリィ》]]2体と他のクリーチャー5体がいる時、[[《フェリックス・ミザリィ》]]が1枚以上墓地に落ちる確率は約72%ある。

***その他のテクニック [#bonus4]
[[《終末の時計 ザ・クロック》]]で相手の[[マッドネス]]や[[《貝獣 パウアー》]]、[[pig]]持ちの[[効果]][[解決]]を飛ばせることがあるので覚えておきたい。

[[《大獄の封殺ディアス Z》]]は[[コマンド]]なので闇のクリーチャーに付けられた[[P'S封印]]を外せる。[[DMPX-02]]以前は[[《改速 エクステンスW》]]程度しかコマンドが入らず、闇[[単色]]からは5マナ払って外していたので画期的。

[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]の[[ファイナル革命]]を受けても[[《戒王の封》]]を[[手打ち]]すればすり抜けられる。

[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]の[[スレイヤー]][[付与]]は重複する。[[《煌龍 サッヴァーク》]]の[[除去置換効果]]が[[強制]]に弱体化したため、そちらの有力な[[メタカード]]と化している。

**長所 [#pros]
-[[カウンター]]封じが弱体化していて[[地上戦]]重視の[[環境]]になりやすい[[デュエプレ]]では、[[スレイヤー]][[付与]]と[[墓地召喚]]の組み合わせがすでに強力。6マナ貯めればコスト2の闇のクリーチャーと[[《フェリックス・ミザリィ》]]で墓地から[[進化速攻]]も可能。
相手としては[[バトルゾーン]]に闇のクリーチャーを残せない時間が非常に長く、除去を強要することで攻めのチャンスを作りやすい。

-状況や相手の行動に合わせて[[ビートダウン]]から[[コントロール]]に切り替えられる(逆は困難だが)。ゆっくりとした試合展開になったら自分だけ疑似[[シールド焼却]][[ループ]]を目指し、相手と差を付ければよい。

-構築にもよるが[[《単騎連射 マグナム》]]などを添えた上でループに入れば[[S・トリガー]]を1〜2枚踏んでも全く負けない。一度有利状況を作ってからは逆転されにくいデッキと言える。

**短所 [#cons]
-[[コスト踏み倒しメタ]]、[[ハンデス]][[メタ]]、[[墓地利用メタ]]はすべて[[刺さる]]。[[誘発型能力]]によるものであれば[[《終末の時計 ザ・クロック》]]で飛ばせる場合もあるが、根本的な解決には繋がらない。
[[《破獄の殲滅者ディアボロス Z》>《大獄の封殺ディアス Z》]]の[[cip]]は比較的マシな対抗手段だが、[[墓地リセット]]に無力。

-[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]の能力でクリーチャーを出しすぎると[[バトルゾーン]]の[[上限枚数]]に達しやすい。[[《フェリックス・ミザリィ》]]による[[リアニメイト]]を計算に入れるだけでなく、S・トリガーの[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を召喚する余裕も確保しておきたい。

-[[《奇天烈 シャッフ》]]の[[タイタントリガー]]で「6」を宣言されると[[《フェリックス・ミザリィ》]]と[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]が攻撃できなくなり、前者は[[進化元]]からもロックが[[引き継が>引き継ぎ]]れる。おまけのようにS・トリガーの[[《地獄門デス・ゲート》]]([[All Division]]では[[《戒王の封》]])も止まる。

-採れるプランの幅が広い分、[[プレイング]]の負担が大きく慣れるまで回すのが難しい。

**サンプルレシピ [#recipe]
[[デュエル・マスターズ プレイス]]公式サイトより「[[BATTLE ARENA]] 2025 SUMMER」準優勝
@さうす/Glanz選手

[[超次元ゾーン]]は[[ブラフ]]のため省略

|CENTER:[[カード名]]|[[コスト]]|枚数|h
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#cff):|c
|[[《異端流し オニカマス》]]|2|2|
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#ccc):|c
|[[《学校男》]]|2|4|
|[[《凶鬼56号 ゴロン》]]|2|2|
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#fcf):|c
|[[《戦略のD・H アツト》]]|2|4|
|[[《【問2】ノロン⤴》]]|2|4|
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#fff):|c
|[[《洗脳センノー》]]|3|2|
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#cff):|c
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|3|4|
|[[《改速 エクステンスW》]]|3|2|
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#ccc):|c
|[[《亡禍医 ヘモグロ》]]|3|4|
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#fcc):|c
|[[《単騎連射 マグナム》]]|3|1|
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#fcf):|c
|[[《【問2】 ノロン》]]|3|1|
|>|>|CENTER:BGCOLOR(#ccc):|c
|[[《フェリックス・ミザリィ》]]|6|4|
|[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]|6|4|
|[[《地獄門デス・ゲート》]]|6|2|

**参考 [#reference]
-[[デュエル・マスターズ プレイス]]
-[[デッキ集 (デュエプレ)]]

&tag(デッキ集 (デュエプレ));