#author("2022-11-11T19:17:44+09:00","","")
#author("2022-11-15T08:26:12+09:00","","")
*【パクリオループ】 [#u923330b]

[[《パクリオ》]]と[[《サイバー・N・ワールド》]]の[[cip]]を交互に[[解決]]させる[[無限ループ]]を組み込むことで、相手の[[山札]]と[[手札]]、[[墓地]]の合計枚数を6枚以下に抑え、[[ライブラリアウト]]させるのを目的とした[[即死コンボ]]、あるいは[[コンボデッキ]]の総称。

|パクリオ UC 水文明 (4)|
|クリーチャー:サイバーロード 1000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見る。その中から1枚選んで裏向きにし、新しいシールドとして相手のシールドゾーンに加えてもよい。|

|サイバー・N・ワールド SR 水文明 (6)|
|クリーチャー:サイバー・コマンド 6000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーは自身の手札と墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、それぞれ、5枚カードを引く。|
|W・ブレイカー|

要するに、[[《サイバー・N・ワールド》]]で[[強制]]的に引かせた相手の[[手札]]を[[《パクリオ》]]で[[埋める>埋まる]]ことで、間接的に[[山札]]の枚数を減らしていくのを目的としている。こちらも[[《サイバー・N・ワールド》]]により、(無限に[[手札補充]]ができるとは言え)[[手札]]がランダムになるため、[[山札圧縮]]は必須である。今のところ、[[手札]]を[[シールド]]に[[埋める>埋まる]]ことで誘発する[[誘発型能力]]は[[《海王龍聖ラスト・アヴァタール》]]や[[《極大左神 マックス》]]ぐらいしかないため、[[ループ]]が始動した場合に相手が防ぐ手段は''ほぼ存在しない''。

あえていうならシールドを「増やさせない」[[《海王龍聖ラスト・アヴァタール》]]や、自分の[[シールド]]が10枚以上になると[[エクストラウィン]]を得られる[[《光霊姫アレフティナ》]]もあるが、[[ループ]]の途中でも[[除去]]すればいいためそれほど苦労することはない。
//一応、[[《海王龍聖ラスト・アヴァタール》]]が[[バトルゾーン]]にある間に[[《疾封怒闘 キューブリック》]]や[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]など「どこからでも[[墓地]]に置かれた時」に誘発する[[能力]]を使えば何とかなるかもしれないが、予め相手の[[シールド]]になかった場合、そもそも[[《パクリオ》]]で5枚の[[手札]]の中からそれらの[[カード]]を選ばなければいいだけの話なので、たとえ[[デッキ]]にあったとしても防ぐ手段としては非現実的。&br()それ以前にまず[[《海王龍聖ラスト・アヴァタール》]]が[[除去]]されてしまえば元も子もない。

主なこのループを阻止できる可能性のあるカードは以下。ただし、場合によっては抜け道があることもある。
#region2(){{
-''[[《海王龍聖ラスト・アヴァタール》]]''、''[[《鬼星の絆 フウジン天&ライジン天》]]''など
シールドを追加できないため、[[《パクリオ》]]の効果を使えない。《アヴァタール》の場合はカードが墓地に置かれたカードを[[《サイバー・N・ワールド》]]が山札に戻してしまうため、山札が減らない。
ただし上述の通り、それに除去耐性が付与されていないならループの過程で[[《アクア・サーファー》]]などを出し、除去してしまえばいい。ただし、通常のクリーチャー除去が効かない[[鬼タイム]]下の[[《極悪!獄鬼夜城》]]には注意。
-''[[《燃える革命 ドギラゴン》]]''、''[[《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》]]''など
[[敗北回避能力]]を持っているクリーチャーがいれば[[山札]]がなくなっても負ける事はなくなる。ただし、[[誘発型能力]]のものはターンを返された時点で効果が切れる可能性があり、[[常在型能力]]のものは耐性がなければ除去されてしまう。
[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]などのライブラリアウトメタも、除去耐性がなければ貫通する。
-''[[《神の試練》]]''
効果をこちらのループより前に発動させてしまえば、山札がなくても負ける事はなくなる。また永続的な効果であるため、一度決まれば普通は負ける事はなくなる。例え山札を全て[[シールド送り]]にされても、【パクリオループ】以外の勝ち筋を用意していないデッキでは攻撃を強要されるため[[S・トリガー]]の危険がつきまとう。
効果をこちらのループより前に発動させてしまえば、山札がなくても負ける事はなくなる。また永続的な効果であるため、一度決まれば普通は負ける事はなくなる。たとえ山札を全て[[シールド送り]]にされても、【パクリオループ】以外の勝ち筋を用意していないデッキでは攻撃を強要されるため[[S・トリガー]]の危険がつきまとう。
ただし、《神の試練》を発動するまでが大変な上、《神の試練》が使えるような状況では大抵そのまま勝ってしまうためメタとして現実的ではない。また、[[S・トリガー]]メタの[[《超神龍バイラス・カースド》]]を添えて攻撃したり、[[エクストラウィン]]するなどの勝ち筋は残されている上、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を出せば《神の試練》の効果を無効化してしまえる。
-''[[《光霊姫アレフティナ》]]''
シールドが10枚まで増えた段階で[[常在型能力]]の[[エクストラウィン]]を叩きつけられる。ただし除去される可能性はある上、[[敗北回避能力]]に阻まれる可能性もある。
}}

[[殿堂入り]]を遵守した[[環境]]下では[[【ラララオプティマス】]]のエンジンを組み込んだ[[デッキ]]が最も実現性が高い。しかし下地を揃えるための手間や、[[オーバーキル]]感を考慮に入れると[[トップメタ]]とは若干言いにくい部分がある。それ以外だと[[【トワイライトΣ】]]でも動かすことが可能。特殊なケースでは[[【天門ループ】]]に組込まれることもある。

一方、[[殿堂ゼロデュエル]]では[[【ターボロマネスク】]]や[[【サイクリカル―プ】>【大地サイクリカ】]]のエンジンを無理なく採用できるため、安全な勝ち筋としてよく利用される。

-[[無限ループ]]の常であるが、普通に回すと決着までにかなり時間がかかってしまうコンボである。山札を何度もシャッフルすることや、山札圧縮などを行うのも時間がかかる一因。大会などでは時間切れになってしまうことも考えられるので要注意。

-手札をゼロにしながら[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]と交互に出し入れすることでも達成可能。コスト5以下が望ましい[[【イメンループ】]]では採用されやすい。

-「[[DMデッキ開発部レボリューション>DMデッキ開発部]] Vol.02」でこのコンボが紹介されている。[[《正体不明》]]、[[《ボルバルザーク・エクス》]]、[[《深海の伝道師 アトランティス》]]の3枚で手札のクリーチャーを自由に出し入れするコンボのフィニッシャーとして【パクリオループ】を利用するというもの。バトルゾーンにクリーチャーを退避させ、《N・ワールド》の手札交換を解決した後で《アトランティス》でバウンスする事で、ループパーツが山に戻ってしまう危険を一切排除した上で《パクリオ》の能力を何度でも発動できる。

**参考 [#ie76d9b6]
-[[《パクリオ》]]
-[[《サイバー・N・ワールド》]]
-[[殿堂ゼロデュエル]]