#author("2024-10-18T01:48:29+09:00","","") #author("2024-10-18T01:57:00+09:00","","") *【デュエランドエクストラウィン】 [#z492d0c6] ---- #contents ---- [[《夢の変形 デュエランド》]]でコスト7以下の[[水]][[カード]]を7枚[[コスト踏み倒し]]し、[[エクストラウィン]]を狙う[[デッキ]]。 当初こそオーバーキルなファンデッキの域を出なかったが、[[カードプール]]の増加に伴い、そこそこの結果を残す[[地雷]]デッキとなった。基本的に[[青緑]]で組まれることが多い。 |夢の変形 デュエランド SR 水文明 (14)| |クリーチャー:ジ・アンサー 14000| |T・ブレイカー| |このクリーチャーが召喚されてバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から7枚を墓地に置く。その中から、コスト7以下の水のカードを好きな数、コストを支払わずに使ってもよい。こうして7枚すべてを使った場合、自分はゲームに勝つ。| |このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。| [[《夢の変形 デュエランド》]]による[[エクストラウィン]]を狙う上で障害となるのが -[[召喚コスト]]が14と非常に重く、[[cip]]が[[召喚]]時限定。 -対象がコスト7以下の[[水]][[文明]]の[[カード]]のみ。 -[[山札]]が7枚も減るため[[ライブラリアウト]]の危険性が付きまとう。 踏み倒し対象の縛りは最初からデッキを[[青単]]且つ《デュエランド》以外をコスト7以下のカードで統一すればよく、山札切れは[[《埋没のカルマ オリーブオイル》]]などの山札回復で対策するとして、問題は1番目。 正規の手順で[[召喚]]するにしても[[青単]]では[[自然]]の[[マナブースト]]が使えず、仮に入れたとしても14マナも貯めるのは非常に時間が掛かるため、やはりここは何かしらの[[コンボ]]を利用した方が手っ取り早い。 **主要カード [#o430fffa] |[[《夢の変形 デュエランド》]]|コンセプト| **共通候補カード [#u6ff9296] |[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]|《デュエランド》を[[サーチ]]&[[山札圧縮]]| |[[《ストリーミング・シェイパー》]]※|青単専用の[[ドロースペル]]。[[効果]]は強制のため山札切れに注意| |[[《一撃奪取 マイパッド》]]|[[召喚コスト]]軽減| |[[《パクリオ》]]|擬似[[ハンデス]]。[[攻撃]]しないため[[シールド]]が増えても問題ない| |[[《埋没のカルマ オリーブオイル》]]|山札回復| |[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]|~| |[[《サイバー・N・ワールド》]]|~| |[[《ガチャンコ ミニロボ1号》]]|[[呪文メタ]]| |[[《奇天烈 シャッフ》]]|指定したコストのカードを封じる| |[[《スペルブック・チャージャー》]]|[[呪文]][[サーチ]]&[[チャージャー]]| |[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|[[S・トリガー]]。[[【速攻】]]・[[ビートダウン]]対策| |[[《アクア・サーファー》]]|~| |[[《スパイラル・ゲート》]]|~| |[[《金縛の天秤》]]|~| |[[《幾何学艦隊ピタゴラス》]]|~| |[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]|~| |[[《異端流し オニカマス》]]|[[アンタッチャブル]]の[[コスト踏み倒しメタ]]| |[[《斬隠オロチ》]]※|[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]対策| |[[《超次元エナジー・ホール》]]|[[水]]の[[超次元]][[呪文]]| |[[《超次元ガロウズ・ホール》]]|~| |[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]|[[Dスイッチ]]で[[cip]]を2回発動| |[[《水上第九院 シャコガイル》]]|サブ[[フィニッシャー]]| |[[《知識の包囲網》]]|コンボパーツ回収用の大型ドローソース。《デュエランド》を公開コストにするとGOOD。《シャコガイル》のエクストラウィン補助にも| *イッツ・ショータイム型 [#m2ab5338] [[DMR-20]]で[[《夢の変形 デュエランド》]]と共に収録された[[《イッツ・ショータイム》]]による[[デザイナーズコンボ]]を利用したタイプ。 [[《アクア大尉 ガリレオ・ガリレイ》]]ならば[[マナ武装]]5を達成した時点で、[[《夢の兵器 デュエロウ》]]と[[《龍素記号X2 アーマ・フランツ》]]ならば[[《ピーピング・チャージャー》]]から繋ぐことで最速5ターン目にして《イッツ・ショータイム》を唱えられる。 欠点は《イッツ・ショータイム》の能力が[[相手依存]]で不安定なところ。仮に相手がコスト15以上のクリーチャーを始め[[《龍世界 ドラゴ大王》]]や[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]などを[[手札]]に温存していた場合は全て水の泡となってしまう。 また、《デュエランド》と同じくこの呪文自体がコスト8であるためエクストラウィン条件を阻害してしまう点も気がかり。 -現在は例えば[[《フェアリー・シャワー》]]の様な[[青緑]]の多色カードを初動に据え、豊富なマナブーストから強力だが達成させるのが難しかった水の[[マナ武装]]を発動させ、最後に[[《イッツ・ショータイム》]]で決めるという形が主流。 **候補カード [#zbcf1a1d] |[[《イッツ・ショータイム》]]|《デュエランド》を召喚扱いで踏み倒す| |[[《アクア大尉 ガリレオ・ガリレイ》]]|[[マナ武装]]5で呪文コストを3減らす| |[[《夢の兵器 デュエロウ》]]|呪文コストを2減らす| |[[《龍素記号X2 アーマ・フランツ》]]|~| |[[《龍素記号 Sb リュウイーソウ》]]|《イッツ・ショータイム》を[[S・バック]]化| |[[《シークレット・クロックタワー》]]|コスト2の[[手札交換]][[呪文]]| |[[《ブレイン・ストーム》]]|~| |[[《ピーピング・チャージャー》]]|コスト3の[[チャージャー]][[呪文]]| **青緑折衷型 [#s6a61573] |[[《電脳鎧冑アナリス》]]|初動| |[[《地龍神の魔陣》]]|~| |[[《蒼狼の豊穣 ワクムテラス/オリジナル・ライフ》]]|~| |[[《デュエマ・ボーイ ダイキ》]]|~| |[[《眼鏡妖精コモリ》]]|~| |[[《フェアリー・シャワー》]]|2→4の動きを達成| |[[《ウマキン☆プロジェクト》]]|~| |[[《怒流牙 佐助の超人》]]|4コストのシノビ。マナカーブ的にも《バイケン》とのコンボによる防御も優秀| |[[《ドンドン水撒くナウ》]]|潤滑油と防御札を兼ねる優秀な一枚| |[[《キング・マニフェスト》]]|デュエランドのエクストラウィン能力を邪魔しない上、デュエランドを[[召喚]]扱いで踏み倒せる大型の[[マッハファイター]]| |[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|大型のシノビ。山札回復はデュエランドのエクストラウィン能力との相性も抜群| |[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]|水単色の構築では厳しい[[マナ武装]]7もこのデッキなら達成可能| |[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]|《佐助》とのコンボから青緑型で使用すると安定する。余裕があれば[[cip]]持ちの[[クリーチャー]]を選んで再利用に| |[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]|ビートダウンを牽制しつつ《デュエランド》の召喚コスト軽減| |[[《飛散する斧 プロメテウス》]]|[[山札]]の上から2枚を[[タップ]]して[[マナゾーン]]に置き、その後[[マナゾーン]]から[[カード]]を1枚[[手札]]に戻す。| |[[《機動基盤 コア・キャリバー/エレクトロ・シャワー》]]|~| 構築が[[シノビ]]に寄るため、カウンター構築になりやすい。フィニッシュに必要な枠を[[《夢の変形 デュエランド》]]のエクストラウィンを活かして最小化しており、そうして空いた枠に沢山のカウンター札を積みこめる点からカウンター構築にすると非常に粘り強い。 *新世壊型[#jd2e210a] [[《卍 新世壊 卍》]]の[[無月の門99]]で[[《イッツ・ショータイム》]]を[[コスト踏み倒し]]するタイプ。 [[水]]の[[魔導具]]の多くは[[S・トリガー]]で相手[[クリーチャー]]の[[バウンス]]、[[攻撃]]封じできる[[呪文]]なので受けにも強い。 ただし、[[《卍 新世壊 卍》]]の[[能力]]で過剰な[[ドロー]]をすると、ライブラリアウトで自滅する可能性もある。 **候補カード [#z810eeec] |[[《卍 新世壊 卍》]]|《イッツ・ショータイム》を[[コスト踏み倒し]]| |[[《イッツ・ショータイム》]]|《デュエランド》を[[コスト踏み倒し]]| |各種青[[魔導具]]|[[《卍 新世壊 卍》]]の下に敷く| *マーシャル・クイーン型 [#m64a3593] [[《夢の変形 デュエランド》]]の埋まった[[シールド]]を[[《海魔城 ティーツー》]]で[[S・トリガー]]化して[[《マーシャル・クイーン》]]により[[暴発]]させるタイプ。 [[《星龍の記憶》]]や[[《暴発秘宝ベンゾ》]]など他の文明のカードを[[タッチ]]する場合もあるが、その分エクストラウィンの成功率は低下する。また、いずれにせよ[[シールド焼却]]には滅法弱い。 ちなみに、自分のシールドが0枚の時に《デュエランド》の能力で《海魔城 ティーツー》などの[[城]]が捲れると、[[要塞化]]出来ず[[プレイ]]できなかったと見なされエクストラウィンが不発となるので注意。 **候補カード [#ha228490] |[[《マーシャル・クイーン》]]|[[S・トリガー]]を[[暴発]]させる| |[[《海魔城 ティーツー》]]|[[要塞化]]することでS・トリガー付与| |[[《コスモ・ポリタン》]]|《マーシャル・クイーン》の[[進化元]]| |[[《ローザ・ロッサ》]]|~| |[[《マリブ・ダンサー》]]|~| |[[《電磁麗姫ジェリー》]]|~| |[[《超次元エクストラ・ホール》]]|山札回復&進化元の[[《時空の踊り子マティーニ》]]を呼び出す| |[[《エメラル》]]※|[[シールド交換]]| |[[《アクア・スーパーエメラル》]]|~| |[[《No Data》]]|~| |[[《サイキック・ユー》]]|~| |[[《フォーチュン・スロット》]]|[[城]]の入ったデッキなら最大で3枚[[手札補充]]| *Q.E.D.型 [#mb9bd15b] [[ドラグハート・クリーチャー]]である[[《龍素王 Q.E.D.》]]の能力によって[[《夢の変形 デュエランド》]]のコストを支払わずに召喚する。 [[《真理銃 エビデンス》]]をいかに素早く[[龍解]]させ、返しのターンを凌ぎきるかがカギとなる。 **候補カード [#n0e56803] |[[《真理銃 エビデンス》]]|水のクリーチャーか呪文を計3枚使用すれば[[龍解]]| |[[《龍覇 メタルアベンジャー》]]|ドラグナー。呪文限定の[[アンタッチャブル]]| |[[《龍覇 M・A・S》]]|ドラグナー。[[cip]]でコスト6以下の相手クリーチャーを[[バウンス]]| |[[《アクア忍者 ライヤ》]]|《真理銃 エビデンス》の龍解補助| |[[《龍素力学の特異点》]]|~| |[[《知識と流転と時空の決断》]]|~| *ダイシャリンループ型 [#jd2e218a] [[《龍素記号Cg ダイシャリン》]]の能力で[[チャージャー]]化した2枚の[[《セイレーン・コンチェルト》]]を交互に唱えつつ[[マナ回収]]する[[無限ループ]]を活用したタイプ。 [[バトルゾーン]]に[[《氷牙レオポル・ディーネ公》]]が存在すれば手札が尽きず[[マナ]]を増やし続ける事が出来る。 ただし、14マナも貯まる頃には山札の残り枚数も半分以下の可能性が高く、ライブラリアウトで自滅しないよう他の型以上に山札管理には注意が必要。 **候補カード [#z827eeec] |[[《龍素記号Cg ダイシャリン》]]|呪文を[[チャージャー]]化| |[[《セイレーン・コンチェルト》]]※|手札とマナゾーンのカードを1枚交換| |[[《氷牙レオポル・ディーネ公》]]|呪文を[[唱える]]度に1枚[[ドロー]]| |[[《T・アナーゴ》]]|[[システムクリーチャー]]を[[除去]]から守る| |[[《アクア特攻兵 デコイ》]]|~| **弱点 [#pa2add96] [[《夢の変形 デュエランド》]]自身はコスト14でエクストラウィン条件の対象外であるため、キーカードでありながら複数枚投入すると[[事故]]要因になりかねない。なるべく《デュエランド》の4枚積みは避け、事前に[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]などの[[サーチ]]カードで[[山札]]に残る《デュエランド》などを可能な限り抜き取りたい。 また、[[水]][[文明]]は[[クリーチャー]]の[[サルベージ]]手段に乏しく、一度《デュエランド》を[[ハンデス]]されると立て直しが困難となる。序盤で[[手札]]に来た《デュエランド》は[[マナゾーン]]に置き、必要に応じて[[マナ回収]]するなどのプレイングでカバーしたい。 呪文を唱えることそのものを禁じる[[《音精 ラフルル》]]、コスト7以下の[[クリーチャー]]の[[召喚]]そのものを禁じる[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]は天敵。前者は詰めに使われる札である関係上、出された時点で[[ゲーム]]が終わると思って諦めた方が得策だが、後者は[[呪文]]が唱えられるなら[[除去]]してしまうべきである。 **環境において [#m516d1d3] 2017年9月頃には[[チャンピオンシップ]]での優勝が報告され、上位入賞も数例ほど見られるようになった。その理由として、このカードを《イッツ・ショータイム》でバトルゾーンに出す場合とこのカードの能力でクリーチャーをバトルゾーンに出すのが[[召喚]]扱いであり、[[《異端流し オニカマス》]]の影響を受けないことが挙がる。[[DMRP-03]]で[[《水上第九院 シャコガイル》]]が登場したことにより[[エクストラウィン]]を勝ち筋とするデッキが流行したことも大きい。 **参考 [#e294ba49] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/クリーチャーコントロール]] -[[デッキ集/即死コンボ]] -[[【青単コントロール】]] -[[【青緑コントロール】]] -[[《夢の変形 デュエランド》]] -[[エクストラウィン]]