#author("2023-12-30T19:22:30+09:00","","")
#author("2024-01-07T20:29:56+09:00","","")
*【チアスカーレット アカネ】 [#top]

**概要 [#body]
[[《チアスカーレット アカネ》]]の[[メクレイド]]で[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]などの大型[[ジャイアント]]を[[踏み倒し]]、[[バトルゾーン]]を制圧する[[デッキ]]。[[DM23-RP1]]発売と同時に成立。

別名には【緑単ジャイアント】【緑単ゴルファンタジスタ】などがある。

|チアスカーレット アカネ SR 自然文明 (5)|
|クリーチャー:ジャイアント・スノーフェアリー 7000|
|''W・ブレイカー''|
|''マッハファイター''|
|自分のターン中、ジャイアントを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のジャイアントを1つ、マナゾーンに置いてもよい。そうしたら、ジャイアント・メクレイド8する。(ジャイアント・メクレイド8:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト8以下のジャイアントを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)|

|首領竜 ゴルファンタジスタ OR 自然文明 (8)|
|クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン 25000|
|''ワールド・ブレイカー''(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする。)|
|このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、自分はこのクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーに攻撃されない。|
|このクリーチャーがブロックされた時、このクリーチャーは相手のシールドを3つブレイクする。|
|このクリーチャーが離れる時、かわりにカードを4枚、自分のマナゾーンから墓地に置いてもよい。|

**主要カード [#main]
|[[《チアスカーレット アカネ》]]|核。ジャイアントを[[マナ召喚]]。[[アタックトリガー]]でメクレイド|
|[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]|核その2。[[cip]]で1[[ターン]]稼ぐ。貴重な[[単色]][[ワールド・ブレイカー]]で[[フィニッシャー]]|

**候補カード1 [#sub_1]
《アカネ》のアタックトリガーの[[コスト]]になる[[軽量>軽い]]ジャイアントは16枚程度採用したい。

[[《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》]]の登場以後は、[[メクレイド]]の出力を犠牲にしてここの枚数を増やした構築も考えられるようになった。

|[[《とこしえの超人》]]|最軽量のジャイアント。[[メタカード]]と[[防御札]]を兼ねる|
|[[《キャディ・ビートル》]]|[[不正メタ>コスト踏み倒しメタ]]。[[破壊]]される時[[マナ送り]]|
|[[《アシスター・サイネリア》]]|ジャイアントを[[コスト軽減]]できる[[ガードマン]]。メタクリーチャーを守る|
|[[《楽球の妖精》]]|[[マナ加速]]と[[マナ回収]]。このデッキでは簡単に[[スーサイド]]できるので《アシスター・サイネリア》より優先される場合も|
|[[《マーチングバトン ダイダイ》]]|防御札|
|[[《氷打の妖精/巨打設計図》]]|[[呪文]]側の[[手札補充]]が強力|
|[[《トラップの地版》]]|マナ加速と防御札。貴重な軽量[[除去]]|
|[[《マーチングドラム ミドリ/ハーメルン・ハーモニー》]]|[[《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》]]型で採用例が多い|
|[[《氷駆の妖精》]]|~|
|[[《ニアピン・モスキート》]]|~|

**候補カード2 [#sub_2]
メクレイドの「当たり」になる[[重量級]]ジャイアントは13枚以上採用したい。

|[[《配球の超人/記録的剛球》]]|呪文側がマナ加速になる|
|[[《輝跡!シャイニングロード・マンティス/輝跡の大地》]]|呪文側が強力な防御札になる|
|[[《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》]]|[[クリーチャー]]側のcipで《アカネ》を出せる。呪文側は防御札|
|[[《ダクライ龍樹》]]|[[フシギバース]]により[[ハンデス]]に強い|
|[[《超球の超人/父なるタッチダウン》]]|コスト5以下の[[非クリーチャー]]を[[ロック]]|
|[[《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》]]|コスト3以下[[エレメント]]除去|

**その他の候補カード [#sub_ex]
|[[《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》]]|強力な[[墓地リセット]]。マナ召喚も持つ|
|[[《雲の超人》]]|《アカネ》が引けない場合のサブプラン。ジャイアント統一が必要|
|[[《推出の超人》]]|[[メクレイド]]5。アカネやアカネのコストを踏み倒す。|
|[[《極輪の妖精》]]|[[汎用性]]の高い[[マッハファイター]]。軽量ジャイアントと[[シナジー]]|
|[[《乱振!アルバトロス・タランチュラ》]]|[[W・メクレイド]]8|
|[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]]|最悪7[[マナ]]でも[[召喚]]できる。cip封殺とマッハファイターの組み合わせが凶悪|
|[[《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》]]|W・シンパシーで最速4ターン目に出せる2コスト軽減&十八体以上でエクストラウィン|
|[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]※|[[ファッティ]]デッキと相性の良い[[S・トリガー]]持ち[[フィールド]]|
|[[《ブラキオ龍樹》]]|[[フシギバース]]13。クリーチャーが出た時にトリガーする能力を封じる|
**水をタッチする場合 [#aac4847a]
|[[《銀河竜 ゴルファンタジスタ》]]|相手クリーチャーが[[出た時]][[プリン効果]]を[[付与]]ジャイアントの[[バトル]]を肩代わり&br;[[コスト]]5以上の[[ジャイアント]]を条件とした[[革命チェンジ]]で出る|
|[[《超重竜 ゴルファンタジスタ》]]|[[ジャイアント]]からの[[革命チェンジ]] [[終極宣言]]で[[手札]]と[[マナ]]を倍に&br;[[ジャイアント]]を[[マナゾーン]]から[[踏み倒し]]つつ[[ジャイアント]]を[[アンブロッカブル]]に|
|[[《チアスペース アカネ》]]|[[ジャイアント]]からの[[革命チェンジ]]&br;[[マッハファイター]]&[[cip]]で[[《フェアリー・シャワー》]]|
|[[《五番龍 レイクポーチャー ParZero》]]|[[ブロッカー]]&[[ジャストダイバー]]&br;[[cip]]で[[山札]]の上から6枚を[[見て>見る]]2枚を[[手札]]に加え[[任意]]で自分の手札1枚と同じ[[コスト]]の相手[[クリーチャー]]を[[バウンス]]|
|[[《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]|相手の[[G・ストライク]]や単体[[除去]]を引き受ける/[[バウンス]]&[[ドロー]]|
|[[《竹刀の超人/サイバー免許皆伝》]]|[[マッハファイター]]/[[プリン効果]]&1ドロー|
|[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]|[[G・ゼロ]]:[[ジャイアント]]4体以上、強力なマナ回収&マナブースト|
|[[《蒼神龍トライクラブ・トライショット》]]|最大で3打点を止める[[S・トリガー]]|
|[[《巨魔天 アオフェシー》]]|革命チェンジしたら2ドロー出来るW・ブレイカー&擬似[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]|
|[[《アシステスト・シネラリア》]]|[[ジャイアント]]を[[コスト軽減]]。&br;[[ウルトラ・セイバー]]|
|[[《宙番龍 オービーメイカー Par001/奇跡の一打》]]|盾に1枚仕込み/選ばせ除去|
**このデッキの回し方 [#htu]
[[スペース]]と[[《巨打設計図》>《氷打の妖精/巨打設計図》]]との兼ね合いからジャイアント以外の[[カード]]をほぼ採用できず、普通に[[デッキビルディング]]するだけで[[種族デッキ]]に近い形になる。
[[デッキカラー]]も[[緑単]]でほぼ固定で、[[自然]]以外のカードは入れても[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]1枚程度。

この点を逆手にとっての[[《雲の超人》]]採用がおすすめ。デッキをジャイアントで統一すればcipが確定3マナ加速になり、[[《チアスカーレット アカネ》]]を引けない場合のサブプランとして優秀。[[マナカーブ]]も2→4→8と[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]まで綺麗に繋がる。
[[《西南の超人》]]もサブプランの候補に挙がるが、《雲の超人》と同時採用すると流石にかさばることや《ゴルファンタジスタ》にマナカーブが繋がらないことから[[DM23-RP1]]期時点では敬遠される傾向にある。

基本は[[《とこしえの超人》]],[[《キャディ・ビートル》]]といった軽量ジャイアントのメタカードで序盤を凌ぎ、《チアスカーレット アカネ》に繋いだ後はそれらをマナ送りしてメクレイドする。メタカードが必要ない対面ではマナブーストを駆使して《アカネ》の早期召喚を狙う。

《アカネ》自身が[[W・ブレイカー]]を持つため、適当な[[T・ブレイカー]]を踏み倒すことで5[[打点]]が揃う。その後は[[リーサル]]の圧力をかけながら追加のマッハファイターで盤面を[[コントロール]]し、必要に応じて《ゴルファンタジスタ》で[[攻撃ロック]]する。

フィニッシュは《ゴルファンタジスタ》の[[除去置換効果]]を活かしての[[ダイレクトアタック]]が望ましい。その頃には《ゴルファンタジスタ》以外にも多数のファッティが並び、[[《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》]]の擬似[[シビルカウント]]も達成していることだろう。
[[《極輪の妖精》]]を軸にした構築なら、より早い段階で[[プレイヤー]]を[[攻撃]]するビートプランも視野に入る。

[[《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》]]によって[[エクストラウィン]]を狙う場合、[[《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》]]のコスト軽減や[[《推出の超人》]]のメクレイド、[[《氷駆の妖精》]]のマナ数固定などでジャイアントを並べ、[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]]や[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]などで蓋をして安全に自分にターンを回して[[エクストラウィン]]をしたい。

**長所 [#sp]
ジャイアントのメタカードがとにかく優秀で、[[【黒単アビスロイヤル】]]や[[【絶望神サガループ】]]には[[《とこしえの超人》]]と[[《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》]]、[[【我我我ブランド】]]や[[【青黒緑オービーメイカー】]]には[[《キャディ・ビートル》]]、[[【鬼羅.Star】]]には[[《氷打の妖精》>《氷打の妖精/巨打設計図》]]というように流行のデッキに対してひと通りのメタを貼れる。
また、メタカードが優秀でもそこから勝負を決められるフィニッシャーに繋げなければ意味がないが、その点このデッキのクリーチャーはいずれも[[《チアスカーレット アカネ》]]のメクレイドの弾丸になるので無駄がない。
[[効果]]がバラバラの各クリーチャーが[[種族カテゴリ]]によってしっかりとシナジーしており、どんな対面、どんな体勢からでも《チアスカーレット アカネ》が暴れられる。[[デザイナーズコンボ]]そのままで充分な地力のある珍しい[[コンセプト]]となっている。

マナ召喚を可能にするカードが多数採用されているため、枯渇しやすい[[手札]]をマナの物量で補える。[[《巨打設計図》>《氷打の妖精/巨打設計図》]]や[[《ダクライ龍樹》]]を上手く使えばハンデスに対しても五分の勝負ができるだろう。

[[《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》]],[[《輝跡!シャイニングロード・マンティス/輝跡の大地》]]の呪文側、[[《とこしえの超人》]]の[[G・ストライク]]の存在から[[受け]]も最低限揃っている。特に《輝跡の大地》で[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]を[[踏み倒す]]と、擬似25000[[火力]]を使いつつそれ以上の攻撃を[[ロック]]できて強力。

[[メタゲーム]]上の強さとは間接的にしか関係ないが、コスト8以下のジャイアントであればどんなクリーチャーでも採用できるため、構築の自由度が高く個性を出しやすい。
ジャイアントの種族カテゴリは[[アビス・レボリューション]]を通してフィーチャーされることが告知されているため、それなりの将来性もあるデッキである。

**短所 [#wp]
-相手の[[《とこしえの超人》]]がかなり重く、《アカネ》のマナ召喚とメクレイドの両方を止められてしまう。[[《検問の守り 輝羅》]]であれば[[《極輪の妖精》]]で一方的に討ち取れるが、《とこしえの超人》は[[パワー]]4000であり[[相打ち]]を避けるには踏み倒しやマナ加速の[[モード]]を諦める必要がある。ピンポイントメタで[[《トラップの地版》]]か[[《テイクバック・チャージャー》>《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》]]を採用するのもひとつの手。

-《アカネ》のメクレイドはバトルゾーンに自分のジャイアントがなければ使えないため、[[《九番目の旧王》]],[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]などで[[ウィニー]]をこまめに除去されると苦しい展開を強いられる。
これらに加えて[[《とこしえの超人》]]を使ってくる[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]は非常に苦手な相手。[[先攻]]を取った上で1回目のメクレイドで[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]を出せればまだ望みが繋がるか。

-マッハファイターにより盤面に触れるのは得意だが、盤面以外に干渉する手段となると途端に乏しい。
[[《サイバー・ブレイン》]]で[[ハンドアドバンテージ]]差を広げ、なけなしの防御札も[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]で無効化してくる[[【青黒赤緑邪王門】]]には明確に不利がつく。

**環境において [#metagame]
成立直後から各地の[[CS>チャンピオンシップ]]で結果を残している。[[《とこしえの超人》]],[[《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》]]の存在により[[トップメタ]]の[[【絶望神サガループ】]]に強いのが大きい。

当時は[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]および[[霞ヶ関 ファルゴ]]のカルト的人気から、[[ファンデッキ]]としてもそこそこ使用者が多かった。

[[DM23-RP4]]発売を機に、[[《超重竜 ゴルファンタジスタ》]]、[[《巨魔天 アオフェシー》]]、[[《蒼神龍トライクラブ・トライショット》]]といった[[DM23-RP4]]での強化パーツを始めとした[[水]]の[[ジャイアント]]を取り入れた[[青緑]]型も結果を出した。
**サンプルレシピ [#model]
2023年5月3日([[DM23-RP1]]期)
「はっちcs 3人チーム戦 in 板橋ハイライフプラザ」([[オリジナル]])(64チーム192名規模)準優勝@かめ選手
はっちcs公式HPより

|カード名|文明|枚数|h
|>|>|~■クリーチャー|
|[[《とこしえの超人》]]|自然|4|
|[[《アシスター・サイネリア》]]|自然|4|
|[[《キャディ・ビートル》]]|自然|3|
|[[《雲の超人》]]|自然|4|
|[[《チアスカーレット アカネ》]]|自然|4|
|[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]|自然|4|
|[[《十番龍 オービーメイカー Par100》]]|自然|1|
|>|>|~■タマシード/クリーチャー|
|[[《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》]]|自然|4|
|>|>|~■ツインパクト|
|[[《氷打の妖精/巨打設計図》]]|自然|4|
|[[《輝跡!シャイニングロード・マンティス/輝跡の大地》]]|自然|4|
|[[《配球の超人/記録的剛球》]]|自然|4|

**参考 [#reference]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/ビートダウン]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[【青緑ジャイアント】]]

&tag(デッキ,種族デッキ);