#author("2024-03-23T16:10:14+09:00","","")
#author("2024-11-24T12:06:05+09:00","","")
*【キリコキュービック】 [#z1971331]

[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]の[[能力]]で一気に3枚の[[呪文]]を踏み倒す[[デッキ]]。

|甲型龍帝式 キリコ3(キュービック) SR 水文明 (8)|
|進化クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 13000|
|進化-自分の水のドラゴン1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札をすべて、好きな順序で山札の下に置く。その後、自分の山札の上から、呪文が3枚出るまで、カードをすべてのプレイヤーに見せる。こうして見せたそれ以外のカードをすべて山札に加えてシャッフルし、その後、その3枚の呪文をコストを支払わずに唱える。|
|T・ブレイカー|

[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]は、[[プレミアム殿堂]]となった[[《エンペラー・キリコ》]]の[[ドラゴン]]版と言える[[カード]]。
[[クリーチャー]]の代わりに[[呪文]]を3枚踏み倒せるようになっており、[[手札]]をすべて[[山札]]に戻すことで3枚もの[[呪文]]を[[コスト踏み倒し]]できる。

[[《インビンシブル・フォートレス》]]や[[《ティラノ・リンク・ノヴァ》]]などの1発でゲームエンドに持ち込める大型呪文ですら容易に3枚唱えることが可能。また、[[超次元]][[呪文]]を3回唱えれば[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]を1度に揃えることもでき、フィニッシュには苦労しない。キリコの名に恥じない強力なカードと言えるだろう。

大型[[呪文]]を安定して[[唱える]]ために、[[ドロー]]や[[マナブースト]]は[[クリーチャー]]で賄う。
[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]の[[文明]]である[[水]]を中心に、[[マナブースト]]の[[自然]]、大型[[呪文]]の[[火]]を加えた[[青赤緑]]で組まれることが多い。

**主要カード [#b80fc605]
|[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]|[[コンセプト]]|
|[[《幻緑の双月/母なる星域》]]|[[進化]]を[[マナゾーン]]から踏み倒す。初動にも|
|[[《幻緑の双月/母なる星域》]]※|[[進化]]を[[マナゾーン]]から踏み倒す。初動にも|

**踏み倒す呪文の候補 [#z181a1f3]
|[[《超銀河弾 HELL》]]|9000割り振り[[火力]]+[[シールド焼却]]|
|[[《ティラノ・リンク・ノヴァ》]]|相手[[シールド]]を全て[[手札]]に戻す|
|[[《インビンシブル・フォートレス》]]|相手[[シールド]]を3枚[[焼却>シールド焼却]]|
|[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]|豪快な[[コスト踏み倒し]]。[[着地]]封じと合わせて確実にゲームエンドを目指す|
|[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]|必殺の[[オールハンデス]]|
|[[《ガンヴィート・ブラスター》]]|[[確定除去]]+2枚[[ハンデス]]|
|[[《オールデリート》]]|お互いのマナゾーン以外のすべてのカードを[[山札送り]]。&br;[[超次元呪文]]等と一緒に唱えればほぼ確定でワンショット|
|[[《インビンシブル・アビス》]]|敵獣を全て[[破壊]]|
|[[《英知と追撃の宝剣》]]|4枚ものカードに干渉する[[除去]]|
|[[《ドラグシュート・チャージャー》]]|[[山札の上]]からドラゴンをスピードアタッカー化して踏み倒し[[ターン終わり>ターン終了ステップ]]に[[自壊]]。&br;《キリコ³》も踏み倒せるため連鎖的に頭数を増やせる|
|[[《無双と竜機の伝説》]]|パワー6000のクリーチャーを一掃+[[追加ターン]]を獲得。&br;《キリコ³》で複数枚唱えた場合その枚数分加算される|
|[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]|[[追加ターン]]を獲得。[[ドルスザク]]の踏み倒しはオマケ。&br;[[《無双と竜機の伝説》]]と違い手打ちは狙えないが水単色のため差別化は容易|
|[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]|クリーチャー1体に1ターンだけ呪文封じ&味方の数だけ[[追加ブレイク]]を付与。&br;[[超次元呪文]]等と併用することで[[追加ブレイク]]の枚数は稼ぎやすい|
|[[《運 命》]]|5枚まで[[手札補充]]し手札からドラゴン踏み倒し。&br;[[サーチ]]呪文と合わせて再び《キリコ³》を出しさらなる展開も可能|
|[[《闘うべき時!!》]]|相手のシールド1枚焼却&相手のシールドが空ならエクストラウィン|

**踏み倒す超次元呪文の候補 [#z181a1f3]
|[[《超次元ボルシャック・ホール》]]|3000以下[[破壊]]+[[火]]のサイキック|
|[[《超次元ムシャ・ホール》]]|4コスト以下[[破壊]]+[[火]]のサイキック|
|[[《超次元エナジー・ホール》]]|1枚[[ドロー]]+[[水]]のサイキック|
|[[《超次元ガロウズ・ホール》]]|[[非サイキック]]を[[バウンス]]+[[水]]か[[闇]]のサイキック|
|[[《超次元フェアリー・ホール》]]|1枚ブースト+[[自然]]サイキック|
|[[《超次元ガード・ホール》]]|[[非進化]]クリーチャー1体を[[シールド送り]]&br;[[闇]]または[[光]]のコスト10以下の[[コマンド]]・サイキック|

**サイキックの候補 [#v3875161]
|[[《勝利のガイアール・カイザー》]]|[[スピードアタッカー]]の[[アンタップキラー]]|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手[[マナ]]を[[タップイン]] 進化元にも|
|[[《勝利のプリンプリン》]]|[[cip]]で敵獣1体の動きを封じる|
|[[《魂の大番長「四つ牙」》]]|[[ターンのはじめ>ターン開始ステップ]]に[[マナブースト]]|
|[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]|[[ターンの終わり>ターン終了ステップ]]に[[マナ回収]]|

**水のドラゴンの候補 [#cfeabbc3]
|[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]|[[cip]]で[[墓地]]の[[呪文]]を[[唱える]]|
|[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]|お互いの[[山札を回復>山札回復]]させる[[ブロッカー]]|
|[[《龍素記号JJ アヴァルスペーラ》]]|[[cip]]で[[山札の上]]から5枚見て[[呪文]]を1枚加える|
|[[《龍素記号 Sb リュウイーソウ》]]|[[手札]]の[[呪文]]に[[S・バック]]を与える|
|[[《龍装者 タルスーパ》]]|[[S・トリガー]]で[[アンタップ]]クリーチャーをバウンス。5コストと軽いのが魅力|
|[[《龍素記号Mm スペルサイケデリカ》]]|[[召喚]]時限定[[cip]]で[[山札の上]]4枚から相手が選んだ[[呪文]]を[[唱える]]。&br;他の[[コマンド・ドラゴン]]の召喚にも反応|
|[[《龍素記号Bg ニュートン専用パンツァー》]]|相手がドローしたとき同じ枚数ドロー|
|[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]|cipで擬似[[ハンデス]]。手札整理に|
|[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]|定番[[マッドネス]]。《佐助の超人》との組み合わせることで能動的に踏み倒せる|
|[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]|相手1体に[[プリン効果]]を付与する[[ブロッカー]]。&br;多色だが5コストと軽く、[[S・トリガー獣]]でもある|
|[[《ガイアッシュの海地図》]]|[[cip]]で1[[ドロー]]と[[プリン効果]]を使える[[S・トリガー]]。[[コスト]]8以上の[[クリーチャー]]を2[[軽減]]|
**その他の候補 [#ae4271d9]
|[[《霞み妖精ジャスミン》]]|[[cip]]で[[自壊]]して[[マナブースト]]|
|[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]|~|
|[[《電脳鎧冑アナリス》]]|~|
|[[《再生妖精スズラン》]]|[[ターン終了時>ターン終了ステップ]]にこのクリーチャーを[[マナゾーン]]へ。&br;疑似[[マナ爆誕]]を持つため《母なる星域》の種にも|
|[[《桜風妖精ステップル》]]|[[cip]]で[[マナブースト]]|
|[[《青銅の鎧》]]|~|
|[[《モモダチ モンキッド》]]|~|
|[[《緑銅の鎧》]]|[[cip]]で[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]を[[マナゾーン]]に|
|[[《怒流牙 佐助の超人》]]|ニンジャ・ストライク持ち。&br;[[cip]]で1[[ドロー]]、1[[ディスカード]]、1枚墓地からマナブースト|
|[[《天真妖精オチャッピィ》]]|[[cip]]で[[墓地]]から[[マナブースト]]。[[S・バック]]持ち|
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|[[ターンの残りをとばす]][[S・トリガー獣]]|
|[[《アクア・スペルブルー》]]|[[cip]]で[[呪文]]を踏み倒し|
|[[《カモン・ピッピー》]]|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]を出す|

**このデッキの戦い方 [#pf3c1a6c]
[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]は[[バトルゾーン]]に出しさえすれば[[呪文]]を3枚[[コスト踏み倒し]]して多大な[[アドバンテージ]]を得られる。

[[クリーチャー]]の[[《霞み妖精ジャスミン》]]や[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]で[[マナブースト]]する。[[《緑銅の鎧》]]で[[マナゾーン]]に[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]を準備したり、[[墓地]]に落ちた[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]を[[《天真妖精オチャッピィ》]]で[[マナゾーン]]に置いたりすることもできる。

[[進化元]]には[[サイキック]]の[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]が便利。[[《次元流の豪力》]]や[[《カモン・ピッピー》]]から気軽に出して妨害ができる。
他には[[cip]]を使い終わった[[《龍素記号Mm スペルサイケデリカ》]]や[[《龍素記号JJ アヴァルスペーラ》]]、[[G・ゼロ]]で出した[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]などが使える。
[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]で[[超次元呪文]]を連打するだけでも十分に強力である。

7[[マナ]]たまったら[[《幻緑の双月/母なる星域》]]を唱えて[[マナゾーン]]から出す。[[cip]]で[[手札]]を全て[[山札の下]]に戻した後、[[呪文]]が3枚めくれるまで[[山札の上]]を[[表向き]]にしていき、出た[[呪文]]を[[コスト踏み倒し]]で[[唱える]]ことができる。

[[デッキ]]内の[[呪文]]を大型のみに絞ることで、[[《ティラノ・リンク・ノヴァ》]]や[[《インビンシブル・フォートレス》]]を撃って一気に勝負を決めることができる。
もしくは[[超次元]][[呪文]]を何発か撃って[[《勝利のガイアール・カイザー》]]や[[《勝利のプリンプリン》]]を並べ、[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]を完成させることもできる。他の[[覚醒リンク]]とは異なり、パーツが揃った時点で[[リンク]]できるため、[[ワールド・ブレイカー]]で即座に相手の[[シールド]]を叩き割ることができる。
[[《幻緑の双月/母なる星域》]]がもう1枚めくれた場合、別の[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]を出すことで再び踏み倒し[[能力]]を実行できる。そうなるともはや[[オーバーキル]]な程の[[アドバンテージ]]を得られるだろう。ただしマナゾーンに進化クリーチャーがいない場合でも必ず唱える必要があり、逆に盤面が減ってしまうこともあるため採用枚数には気を付けたい。

いずれによ[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]を出すこと自体が[[即死コンボ]]に近い威力になるように、[[デッキビルディング]]には気を配りたい。

**このデッキの弱点 [#fc41e184]
[[呪文]]の使用を[[ロック]]する[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]や[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]は天敵。[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]の[[能力]]が完全に封じられて[[手札]]を失うだけになってしまう。

[[文明]]の都合上[[確定除去]]が入れづらい。
//[[文明]]の都合上[[クリーチャー]]の[[確定除去]]が入れづらいのでそれらを出される前に[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]の降臨につなげたい。
//コメントアウト。文に言葉足らずな点がある。このままでは加筆者の意図を正確に伝えることも、加筆の意図を組んだ形で書き直すことも不可能と判断した。 2020/5/23/19:55

[[【速攻】]]も基本的に苦手だが、[[《龍素記号 Sb リュウイーソウ》]]で[[手札]]の[[呪文]]を[[S・バック]]にしたり、各種[[S・トリガー獣]]を使うことで対抗できる。

[[《オールデリート》]]型では相手が[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を使ってきた場合、[[《オールデリート》]]を使うと《ドキンダムX》の封印が全て外れてしまい、逆にこちらのクリーチャーが全て封印されて一方的に負けてしまう。

[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]不採用の[[《オールデリート》]]型の場合、相手の[[《気高き魂 不動》]]によって[[《オールデリート》]]が完全に[[腐って>腐る]]しまう。[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]などのような[[封印]]による除去で対策を打っておこう。

また、デッキ内の[[クリーチャー]]を踏み倒すことを軸にした構築の場合、踏み倒す[[呪文]]+踏み倒し先の[[クリーチャー]]で[[スロット]]がカツカツになりやすいため枚数調整は必須。[[スロット]]の圧縮になりやすい[[ツインパクト]]カードの登場で多少はマシになったか。

**環境において [#ha03c3fb]
[[タマシード]][[《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]]などの強化パーツを手に入れたためか、[[DMBD-19]]・[[DMBD-20]]期の[[オリジナル]]で[[《オールデリート》]]型がポツポツと結果を残すようになった。自軍の盤面が[[リセット]]される弱点は、[[《マクスカルゴ・トラップ》>《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》]]で[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]や[[《一王二命三眼槍》]]を呼び出せば問題ない。

[[DM22-RP2]]発売約2週間前には、[[【青黒赤緑邪王門】]]基盤折衷型がオリジナルのチャンピオンシップ準優勝を果たした。[[《百鬼の邪王門》]]が2枚投入されていたが、[[《百鬼の邪王門》]]のカードパワーが[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]の[[濁り>濁る]]を正当化した結果となっている。

[[DM23-SD1]]・[[DM23-SD2]]発売1週間前には[[【絶望神サガループ】]]対策と[[【我我我ブランド】]]対策の両方を積みつつメインの勝ち筋も強力なものを持つことからそこそこ流行。

[[DM23-EX3]]期には基盤を[[アビス・レボリューション]]で追加された[[ジャイアント]]に若干寄せた型がオリジナルで優勝(ただし32人参加規模)。
**その他 [#h60c0583]
-[[《エンペラー・キリコ》]]でも分かる通り、大量の[[コスト踏み倒し]]は勝利を決定付ける程の威力がある。デッキに使えるカードが兎に角多いことや、相手によってデッキの勝ちパターンを変えやすいのも特徴。

-[[フォイル]]を多めに使用するので構築費用はやや高め。[[《甲型龍帝式 キリコ³》]]が[[スーパーレア]]である他、[[能力]]を有効に利用しようと思うと、[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]が2枚以上必要になることもある。

-[[《エンペラー・キリコ》]]といえば、[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]で唱えた[[《母なる星域》]]で踏み倒す[[コンボ]]が有名だったが、現在はどちらも[[プレミアム殿堂]]となっている。[[調整版]]の[[《光器アマテラス・セラフィナ》]]と[[《龍素記号Og アマテ・ラジアル》]]はともに[[《母なる星域》]]を唱えられないのが残念といえば残念か。後に[[DMX-24]]にて登場した[[《クイーン・アマテラス》]]によってある程度は再現可能となった。しかし、[[《龍素記号Og アマテ・ラジアル》]]と違い、[[ドラゴン]]ではないため《キリコ³》への進化は不可能となっている。

**参考 [#z54e9445]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[コンボデッキ]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[【エンペラー・キリコ】]]
-[[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]

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