#author("2023-09-30T15:47:47+09:00","","")
#author("2024-10-28T11:34:12+09:00","","")
*【ウォズレックバジュラズテラ】 [#h2e6fa2a]

[[《サイバー・K・ウォズレック》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]を始めとする[[呪文]]の[[コスト踏み倒し]]で[[《ヒラメキ・プログラム》]]を連打することで[[《超竜バジュラズテラ》]]に繋ぎ、[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]による[[除去]]と[[リアニメイト]]を絡めて[[フィールドアドバンテージ]]を取り、1ショットキルを行えるようにもしたデッキタイプ。[[【ヒラメキシャコガイル】]]にその源流がある。「ヒラメキウォズレック」とも呼ばれる。

|超竜バジュラズテラ P 火文明 (9)|
|進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 12000|
|進化−自分のドラゴン1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーはドラゴンではないカードをすべて、自身のマナゾーンから墓地に置く。|
|T・ブレイカー|

|サイバー・K・ウォズレック VR 水文明 (6)|
|クリーチャー:サイバー・コマンド 6000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト3以下の呪文を合計2枚まで、両プレイヤーの墓地から選ぶ。それらをコストを支払わずに唱え、その後、持ち主の山札の一番下に置く。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|ウォズレックの審問 VR 闇文明 (2)|
|呪文|
|相手の手札を見て、コスト3以下のカードを1枚選び、捨てさせる。|

**主要カード [#j20ba58a]
|[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]|[[《ヒラメキ》>《ヒラメキ・プログラム》]]系統の[[コンボデッキ]]に新たな動きを与えたコンボパーツ|
|[[《超竜バジュラズテラ》]]|各[[プレイヤー]]に大規模[[ランデス]]。自分はコンボ中にクリーチャーが並ぶので平気|
|[[《ヒラメキ・プログラム》]]☒|コンボの核となる[[踏み倒し]][[呪文]]|
|[[《ミラクル1 ドレミ24》]]|コンボの出発点。[[サーチ]]呪文や軽量[[超次元]][[呪文]]も踏み倒せるので妨害や準備もできて[[汎用性]]抜群。[[《バジュラズテラ》>《超竜バジュラズテラ》]]の[[進化元]]|
|[[《龍素記号Og アマテ・ラジアル》]]|[[cip]]はほぼ[[《ヒラメキ》>《ヒラメキ・プログラム》]]専用機。[[《バジュラズテラ》>《超竜バジュラズテラ》]]の[[進化元]]|
|[[《クイーン・アマテラス》]]|[[《ハリデル》>《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]展開が主な仕事|
|[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]|[[リアニメイト]]による[[コンボ]]成立、[[打点]]形成の要|

**候補カード [#i0078999]
|[[《ナゾの光・リリアング》]]|[[《♪銀河》>《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》]]を唱え最速2ターン目にコンボ可能だが、このデッキで過剰な速度は必要ない。寧ろ[[《クロック》>《終末の時計 ザ・クロック》]]にヒラメけるのが重要|
|[[《貪欲な若魔導士 ミノミー》]]|[[山札の上]]3枚から[[呪文]]を[[サーチ]]できる。[[革命チェンジ]]元|
|[[《月光電人オボロカゲロウ》]]|[[水]]系の[[多色]][[デッキ]]御用達の初動[[手札交換]]。[[革命チェンジ]]元|
|[[《ロジック・スパーク》]]|山札から呪文をサーチ|
|[[《ロジック・キューブ》]]|~|
|[[《ヘブンズ・キューブ》]]|~|
|[[《ロジック・サークル》]]|1ターン目に引くと強いサーチ|
|[[《デビル・ドレーン》]]※|[[シールド]]落ちのコンボパーツを回収|
|[[《ヴァリアブル・ポーカー》]]|~|
|[[《超次元エクストラ・ホール》]]|[[墓地]]にあるパーツを[[山札]]に仕込む、[[覚醒獣>サイキック・クリーチャー]]で妨害するるなど[[汎用性]]◎。[[踏み倒し]]ルートもこのデッキでは多め|
|[[《超次元エクストラ・ホール》]]|[[墓地]]にあるパーツを[[山札]]に仕込む、[[覚醒獣>サイキック・クリーチャー]]で妨害するなど[[汎用性]]◎。[[踏み倒し]]ルートもこのデッキでは多め|
|[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]|ループパーツを回収するサーチカード。[[《リリアング》>《ナゾの光・リリアング》]]からヒラメくことができる|
|[[《クリスタル・メモリー》]]|《クロック》へのヒラメきを図る場合はこちら|
|[[《貝獣 マーデク/クラムダンク》]]|呪文面でコンボパーツを山札に装填。クリーチャー面は[[S・トリガー]]で捲れば直接《ウォズレック》にヒラメくための種になる|
|[[《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》]]|5コストが捲れるとそのまま[[《ヒラメキ》>《ヒラメキ・プログラム》]]を撃ってコンボ開始|
|[[《古代楽園モアイランド》]]|フィニッシャー。[[《オリオティス・ジャッジ》]]もこれで完封できる|
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|水の定番防御[[S・トリガー]]。[[ターンスキップ>ターンの残りをとばす]]を[[コスト踏み倒しメタ]]対策として使う手も|
|[[《音精 ラフルル》]]☒|[[呪文]][[ロック]]。サーチさえすればタダ出し可能で、要《ヒラメキ》の[[《モアイ》>《古代楽園モアイランド》]]と差別化可能|

**超次元ゾーン [#p4c4fdb2]
|[[《小結 座美の花》]]|[[ブロッカー]]対策|
|[[《イオの伝道師ガガ・パックン》]]|[[呪文メタ]]|
|[[《時空の喧嘩屋キル》]]|覚醒すれば[[《オニカマス》>《異端流し オニカマス》]]対策に|
|[[《時空の踊り子マティーニ》]]|[[ビート>ビートダウン]]対策になるブロッカー|
|[[《アクア・カスケード<ZABUUUN・クルーザー>》]]|[[メインデッキ]]の枠を潰さない高[[パワー]][[ブロッカー]]|
|[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]|定番[[アンタッチャブル]]|
|[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]|定番[[SA>スピードアタッカー]]化手段である[[サイキック]]|

**超GRゾーン [#bf19f036]
|[[《The ジョラゴン・ガンマスター》]]|5マナの[[ヒラメキ>《ヒラメキ・プログラム》]][[コスト]]に|
|[[《煌銀河 サヴァクティス》]]|~|
|[[《C.A.P. アアルカイト》]]|~|
**このデッキの回し方 [#rc2fa3dc]
序盤はとにかくサーチしつつ水のクリーチャーを出しておく。最速でコンボに入るのが鉄則だが、時には[[《超次元エクストラ・ホール》]]で[[《イオの伝道師ガガ・パックン》]]を呼び出して相手の呪文を牽制したり[[《ウォズレックの審問》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]で[[ハンデス]]することも必要。

コンボでは[[《超竜バジュラズテラ》]]によるランデスと10コストのフィニッシャーの踏み倒しによる制圧を狙う。

コンボが成立したら後は1ショットキルに向かう。

**コンボの手順 [#l224a3b7]
[[バトルゾーン]]に[[水]]の[[クリーチャー]]1体、手札に[[《ミラクル1 ドレミ24》]]1体、[[《ヒラメキ・プログラム》]]1枚が必要。

+水のクリーチャーから[[《ミラクル1 ドレミ24》]]に[[革命チェンジ]]。[[《ミラクル1 ドレミ24》]]の[[cip]]で[[《ヒラメキ・プログラム》]]を唱える。唱えた呪文は墓地に置かれる。
+[[《ヒラメキ・プログラム》]]の[[効果]]で[[《ミラクル1 ドレミ24》]]を[[破壊]]し、[[《サイバー・K・ウォズレック》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]を[[山札]]から[[バトルゾーン]]へ。
+《サイバー・K・ウォズレック》の[[cip]]で墓地から[[《ヒラメキ・プログラム》]]を唱える。[[唱えた>唱える]][[呪文]]は[[山札の下]]に置かれる。同時に[[サーチ]][[呪文]]や[[シールド]]落ち対策呪文でも唱えておくと尚良い。
+[[《ヒラメキ・プログラム》]]の[[効果]]で《サイバー・K・ウォズレック》を[[破壊]]し、[[《龍素記号Og アマテ・ラジアル》]]を[[山札]]から[[バトルゾーン]]へ。
+[[《龍素記号Og アマテ・ラジアル》]]の[[cip]]で先ほど山札に戻した《ヒラメキ・プログラム》を唱える。
+[[《ヒラメキ・プログラム》]]の[[効果]]で《龍素記号Og アマテ・ラジアル》を[[破壊]]し、[[《クイーン・アマテラス》]]を[[山札]]から[[バトルゾーン]]へ。
+[[《クイーン・アマテラス》]]のcipで[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]を[[展開]]する。その後、[[ターンエンド]]宣言。
+ターンエンド宣言時に《Dの地獄 ハリデルベルグ》の[[Dスイッチ]]発動。《ミラクル1 ドレミ24》、《サイバー・K・ウォズレック》、《龍素記号Og アマテ・ラジアル》をリアニメイト。
+《サイバー・K・ウォズレック》で墓地の《ヒラメキ・プログラム》を唱え、[[《クイーン・アマテラス》]]を破壊して[[《超竜バジュラズテラ》]]を[[山札]]から[[バトルゾーン]]へ。《超竜バジュラズテラ》は《ミラクル1 ドレミ24》を進化元にするとよい。《超竜バジュラズテラ》のcipでランデス。
+《龍素記号Og アマテ・ラジアル》のcipで山札から《ヒラメキ・プログラム》を唱え、《超竜バジュラズテラ》を破壊して[[《古代楽園モアイランド》]]などを山札からバトルゾーンへ。

後は[[《古代楽園モアイランド》]]によるロックを活かして1ショットキルするのみである。余裕があれば《Dの地獄 ハリデルベルグ》でリアニメイトした《ミラクル1 ドレミ24》のcipで[[超次元]][[呪文]]を唱え、[[《イオの伝道師ガガ・パックン》]]などを出して妨害しよう。

ヒラメく対象を上記のテンプレルートから少し変えて余った2コストウィニーに《ヒラメキ・プログラム》宛がえば、[[《水晶の記録 ゼノシャーク》>《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]に繋がる。そこから[[《音精 ラフルル》]]を[[サーチ]]して[[呪文]][[ロック]]で締める構築もある。

**長所 [#xb253629]
早ければ3ターン目にコンボが成立する上に手札とバトルゾーンに必要なパーツも少ないので安定感が高い。さらに、1ショットキルを目指すので、[[山札破壊]][[メタ]]のようなメタカードに引っ掛かりにくい。

[[除去]][[耐性]]さえなければ[[コスト踏み倒しメタ]]も[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]による[[パワー低下]]で除去できる。現実的にはコンボの途中で除去さえすれば[[ランデス]]と[[1ショットキル]]自体はできる。ただし、コンボ中に[[《Dの地獄 ハリデルベルグ》]]を展開してもそれまでの[[踏み倒し]]分はストックされているので注意。

従来の[[【ヒラメキシャコガイル】]]型の【ウォズレックループ】と比べると、[[《水上第九院 シャコガイル》]]の[[エクストラウィン]]を補助するためにしか使わないカードと同じ性質のものを極力抑えることができるため、フィニッシャー枠が少なくて済む。

**短所 [#kdea0290]

言うまでもなく[[《異端流し オニカマス》]]には弱い。しかし、このデッキが流行した頃の環境では[[GR召喚]]に対して効き目の無い[[《異端流し オニカマス》]]を採用しないプレイヤーも多く、だからこそ流行したデッキと言える。最悪、[[《ヒラメキ・プログラム》]]で2コストクリーチャーを[[《終末の時計 ザ・クロック》]]に変えて相手の[[コスト踏み倒しメタ]]の[[解決]]を打ち切るというルートもある。

[[《ヒラメキ・プログラム》]]をメインエンジンにする都合、山札に必要パーツが揃わなかった場合コンボが止まってしまう。採用枚数を調整すればそうした裏目は避けやすくなるが、あまりコンボ用パーツの枚数を増やすとコンボまでの準備段階で[[事故]]が起きやすくなる。

[[《DG 〜裁キノ刻〜》]]などの[[山札]]利用[[メタ]]、[[《獣軍隊 ヤドック》]]などの[[cip]]を使わせない[[コスト踏み倒しメタ]]もキツイ。

**環境において [#x2ebe6ac]
このデッキが公の場に初めて登場したのは『[[DMGP-8th>公認グランプリ]]』Day2([[殿堂レギュレーション]])で、たった1人しか使用者がおらず、その使用者は7-2で予選落ちであった。

後に当該プレイヤーが『DMGP2022 Day2:プレイヤーインタビュー~デッキビルダー。マスターズを目指して~』に語ったところによると、[[《サイバー・K・ウォズレック》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]の情報が判明してからコスト3の呪文を全部洗い出し、一番強そうな呪文として[[《デビル・ドレーン》]]と[[《ヒラメキ・プログラム》]]が候補に挙がり、これで勝てそうだと思ってデッキをまとめたという。だがデッキをコンパクトにまとめるのはかなり難しかったようで、最後にフィニッシャーの[[《超竜バジュラズテラ》]]を見付けるにもかなり時間が掛かったとのこと。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/coverage/dmgp2022b_interview2/]]

このデッキの登場を機に[[【赤白ミッツァイル】>【ミッツァイル】#db801057]]以外の低速系デッキが軒並み死滅したことからも、その影響力のほどがうかがい知れよう。

だが環境が進むにつれて[[《異端流し オニカマス》]]を違和感なく採用できる[[【赤青覇道】]]、[[《超竜バジュラズテラ》]]によるランデスが殆ど効かない[[【モルト NEXT】]]など、苦手なデッキも増えた。[[《ヘブンズ・フォース》]]+[[《転々のサトリ ラシャ》]]を採用してこちらのデッキに対策を施した[[【赤白ミッツァイル】>【ミッツァイル】#db801057]]も登場。メタゲーム自体は回ってはいたが、そうはいってもこのデッキの存在自体が多くのプレイヤーのデッキ選択や構築を歪ませたのは事実である。

現役終盤には[[【チェンジザドンジャングル】]]が[[《神秘の宝箱》]]で[[《ニコル・ボーラス》]]を装填して大規模ランデスに対して[[《サイコロプス》]]を構える準備をするというガンメタが行われていた。状況次第では[[《オリオティス・ジャッジ》]]で返すこともできた。
このデッキ側もそれに対して、コンボの道中で[[《時空の喧嘩屋キル》]]3体と[[《イオの伝道師ガガ・パックン》]]1体を立ててケアを図った。こうすることで[[《イオの伝道師ガガ・パックン》]]での[[呪文]][[コスト加重]]によって[[手打ち]][[《オリオティス・ジャッジ》]]なら未然に止めることができた上に、ターン開始時に[[《時空の喧嘩屋キル》]]2体を[[覚醒]]して[[《超時空ストーム G・XX》]]を呼び出してから残りの[[《時空の喧嘩屋キル》]]1体の覚醒の[[引き継ぎ]]で[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]を用意して[[《時空の不滅ギャラクシー》]]での[[S・トリガー]][[《オリオティス・ジャッジ》]]ケア込みの[[ワンショット]]を行うことができた。

2019年7月1日に[[コンボ]]のメインパーツである[[《ヒラメキ・プログラム》]]が[[プレミアム殿堂]]となり構築不可能となった。

同年6月20日に殿堂レギュレーション改定が発表され、デッキ消滅を待つばかりであった[[DMRP-10]]発売日の同月22日、通算3体目の5[[コスト]][[GRクリーチャー]]である[[《C.A.P. アアルカイト》]]を獲得。3ターン目[[《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》]]からのヒラメきコンボが現実的となり、最後の活躍を果たした。

**参考 [#q79918c9]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]
-[[《ヒラメキ・プログラム》]]
-[[《超竜バジュラズテラ》]]
-[[白青黒]]
-[[コンボデッキ]]