#author("2022-10-12T12:20:24+09:00","","")
#author("2023-02-23T22:29:00+09:00","","")
*【アッシュランデス】 [#j2cf5a7d]

[[アーマロイド]]が[[破壊]]されると[[ランデス]]する[[《猿神兵アッシュ》]]を使った[[ランデス]][[デッキ]]。略称として【猿ラン】などがある。

|猿神兵アッシュ R 火文明 (4)|
|クリーチャー:アーマロイド 3000|
|自分のアーマロイドが破壊された時、相手は自分自身のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。|

|銃神兵ディオライオス R 火文明 (4)|
|クリーチャー:アーマロイド 4000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は自分自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。|

|螺神兵ボロック UC 火文明 (1)|
|クリーチャー:アーマロイド 1000-|
|このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある光または水のクリーチャー1体につき-1000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)|

[[自壊]][[能力]]を持つ[[《銃神兵ディオライオス》]]や[[《螺神兵ボロック》]]、[[相打ち]]を取りやすい[[《砕神兵ガッツンダー》]]などを[[破壊]]し、相手の[[マナ]]を[[墓地]]に送る。

[[DM-09]]で登場して以来、細々とではあるがずっと使われ続けている、非常に長い歴史を持った[[デッキ]]の一つである。

[[黒赤]]の2色で組まれることが多い。

**主要カード(現在型) [#r5aa21f7]
|[[《猿神兵アッシュ》]]|[[コンセプト]]。[[アーマロイド]]が[[破壊]]されると[[ランデス]]|
|[[《銃神兵ディオライオス》]]|[[cip]]で[[自壊]]しつつ[[除去]]|
|[[《螺神兵ボロック》]]|[[光]]か[[水]]の[[クリーチャー]]がいると[[自壊]]|

**火の候補 [#w4d8295f]
|[[《一撃奪取 トップギア》]]|[[火]]の[[クリーチャー]]を[[コスト軽減]]|
|[[《Re:奪取 トップギア》]]|~|
|[[《穿神兵ジェットドリル》]]|[[マナブースト]]を妨害する[[アーマロイド]]|
|[[《砕神兵ガッツンダー》]]|軽量[[アンタップキラー]]の[[アーマロイド]]|
|[[《爆神兵ツヴァイラッド》]]|マナが5枚あれば2マナで出せてターンの終わりに[[自壊]]|
|[[《カモン・ピッピー》]]|[[cip]]で[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]を出す|

**闇の候補 [#zf67a8b9]
|[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]|[[マナブースト]]や[[シールド追加]]を妨害|
|[[《禁術のカルマ カレイコ》]]|~|
|[[《星空に浮かぶニンギョ》]]|~|
|[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]|[[マナ]]の[[タップイン]]で足を引っ張る|
|[[《解体人形ジェニー》]]|[[cip]]で[[ピーピングハンデス]]|
|[[《帝神龍装 ティーゾリス》]]|[[《猿神兵アッシュ》]]の[[能力]]を2回ずつ[[トリガー]]|
|[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]|[[《螺神兵ボロック》]]の使い回しに|
|[[《凶鬼03号 ガシャゴズラ》]]|軽量[[アーマロイド]]の[[リアニメイト]]用に|
|[[《復活のトリプル・リバイブ》]]|~|
|[[《インフェルノ・サイン》]]※|[[リアニメイト]]|
|[[《ルソー・モンテス/法と契約の秤》]]|~|
|[[《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]|[[墓地肥やし]]しつつ[[墓地回収]]。擬似[[サーチ]]にも|
|[[《ゾンビ・カーニバル》]]|同じ[[種族]]の[[クリーチャー]]を3体[[サルベージ]]|
|[[《超次元リバイヴ・ホール》]]|[[墓地回収]]しつつ[[《激天下》>《激天下!シャチホコ・カイザー》]]を出す|
|[[《深淵の支配者 ジャシン》]]|[[タマシード/クリーチャー]]版[[《激天下》>《激天下!シャチホコ・カイザー》]]。&br;[[クリーチャー]]化し辛さを逆手に取り[[除去]]を防ぐ|

**闇・火の候補 [#g3a75901]
|[[《虹彩奪取 ブラッドギア》]]|[[火]]と[[闇]]の[[クリーチャー]]を[[コスト軽減]]|
|[[《ミチズレ入道》]]|[[cip]]で[[効果バトル]]の[[スレイヤー]]持ち|
|[[《影速 ザ・トリッパー》]]|[[SA>スピードアタッカー]]と[[コマンド]]持ちの《トリッパー》|
|[[《襲来、鬼札王国!》]]|[[受け札>防御札]]にもなる[[リアニメイト]]|

**サイキック・クリーチャーの候補 [#r7f49181]
|[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]|[[ウィニー]]を毎[[ターン]][[リアニメイト]]。&br;[[光]]を含むので《ボロック》を[[自壊]]させられる|
|[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]|相手の[[マナ]]を[[タップイン]]。&br;[[水]]を含むので《ボロック》を[[自壊]]させられる|
|[[《時空の喧嘩屋キル》]]|[[パワー]]6000以上がいると[[覚醒]]。打点の確保に|
|[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]|[[cip]]で[[タップ]]された[[クリーチャー]]を[[破壊]]|

**このデッキの動かし方 [#l2f8632c]
[[《一撃奪取 トップギア》]]から速やかに[[《猿神兵アッシュ》]]に繋ぐ。《アッシュ》が出た後は[[《銃神兵ディオライオス》]]と[[《螺神兵ボロック》]]を[[自壊]]させて[[ランデス]]していく。

《ボロック》は[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]との相性が良く、[[自壊]]の条件を満たせる上に自分のターンのはじめに[[リアニメイト]]できる。《アッシュ》とともに3枚揃えれば相手の[[マナ]]を縛り続けることができるので、非常に強力である。

それ以外には[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]や[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]で相手の足を引っ張って時間を稼ぐ。

[[フィニッシャー]]が貧弱なので、[[パワー]]6000の[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]を使って[[《時空の喧嘩屋キル》]]を[[覚醒]]させて[[W・ブレイカー]]の[[《巨人の覚醒者セツダン》]]を2体用意すると効率がいいだろう。

[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が2016年2月1日に[[殿堂入り]]に、2022年7月1日に[[殿堂解除]]に降格したので更なる強化が認められる。
このデッキと非常に相性のよい[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が2016年2月1日に[[殿堂入り]]に降格。さらに2022年7月1日の[[殿堂解除]]で4枚使用できるようになったため、後述の[[コンボ]]を再び使う事が可能となった。

**このデッキの弱点 [#y4e8798d]
[[キーカード]]の[[《猿神兵アッシュ》]]がなければ話にならないため、[[ハンデス]]で落とされたり[[除去]]されたりすると何もできなくなってしまう。

[[文明]]の都合上、手軽な[[ドロー]]や[[サーチ]][[カード]]が使えないため、[[《ライク・ア・ローリング・ストーム》]]などの[[サルベージ]]や[[《インフェルノ・サイン》]]などの[[リアニメイト]]で対抗していくことになる。

また[[コンボ]]の完成が遅いため、[[ビートダウン]]の相手は基本的に厳しい。

**その他のデッキタイプ [#k168b1bf]
[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が一時期[[プレミアム殿堂]]に指定されるまでは、この[[デッキ]]の回す手順は以下の通りであった。

まず[[《猿神兵アッシュ》]]と[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]を[[バトルゾーン]]に出す。
次に[[自壊]][[能力]]を持つ[[アーマロイド]]を場に出し、自身を[[破壊]]する。
[[《猿神兵アッシュ》]]の[[能力]]で相手の[[マナ]]を[[墓地]]に送る。
[[アーマロイド]]を[[バトルゾーン]]に出したため[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]の[[効果]]で、[[破壊]]された[[アーマロイド]]を[[サルベージ]]。
そして[[サルベージ]]した[[アーマロイド]]をまた[[自壊]]させ、同様に[[ランデス]]する。
[[《銃神兵ディオライオス》]]を使った場合は4[[マナ]]ごとに1[[マナ]][[破壊]]+相手[[クリーチャー]]1体[[破壊]]。
このとき、[[《螺神兵ボロック》]]が自身の[[能力]]で[[破壊]]された場合は、たった1[[マナ]]で1[[ランデス]]となる。

必須は、[[火]]と[[闇]]の2[[色]]だが、この[[コンボ]]が考えられたのが[[DM-09]]が発売された当時と非常に古くから存在している事、さらにその魅力から様々な[[デッキタイプ]]が考え出された。

**火闇2色型(初期) [#j7cc20ed]
最も初期に組まれたのがこの形であろう。
[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]がまだ登場していなかったため、[[《ゾンビ・カーニバル》]]で[[墓地]]の[[アーマロイド]]を[[回収]]していた。
また、[[《憤怒の猛将ダイダロス》]]を[[フィニッシャー]]兼[[アーマロイド]]を[[破壊]]する[[トリガー]]として使用していた。
また、[[ドロー]]として[[《邪魂転生》]]を採用されていた。
これも[[ドロー]]兼[[破壊]][[トリガー]]となっているため、非常に[[シナジー]]している。
後に[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が登場してからは、これが投入され、[[プレミアム殿堂]]になるまで[[デッキ]]の中心として機能している。

現在でも非常に相性の良い[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]が登場した事で[[ドロー]]が強化され、この2[[色]]でも十分やっていける。

[[色事故]]の可能性が低いというのも長所の一つであり、補助[[カード]]にそれほど[[スペース]]を割かなくてよいため、多種多様な[[アーマロイド]]を入れる事が出来るのも利点である。

が、このタイプだと、アッシュランデス元来の弱点が他[[色]]で補えないため、非常に辛い。[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]の[[プレミアム殿堂]]入りもあり、今後このタイプは廃れていくと思われた。

ところが、のちに[[サイキック・クリーチャー]]という概念が誕生し、[[光]][[文明]]を有しておきながらも、[[《超次元リバイヴ・ホール》]]などの[[闇]][[単色]][[呪文]]で簡単に呼び出せる[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]が登場した。

これにより、ターン開始時に[[墓地]]にある[[《螺神兵ボロック》]]を[[リアニメイト]]し、直後に必ず[[自壊]]できるようになるため、相手の[[マナ]]の数を完全に[[ロック]]できるようになった。

[[《穿神兵ジェットドリル》]]を併せて使えば、[[手札]]や[[シールドゾーン]]以外からの[[ブースト]]は無効化され、[[《猿神兵アッシュ》]]が2体以上いれば、毎ターンマナが減ることになる。[[《超次元リバイヴ・ホール》]]で[[《螺神兵ボロック》]]を[[サルベージ]]し、ダメ押しの一撃を与えても良いだろう。

**光入り [#s91c3c7c]
小型[[アーマロイド]]を投入することで、[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]による大量[[ドロー]]を狙い、[[《ペトリアル・フレーム》]]による[[除去]]耐性、優良[[ブロッカー]]と[[S・トリガー]]の増量による[[速攻]]への耐性を付けた[[デッキ]]。

[[キーカード]]の[[《猿神兵アッシュ》]]を守りやすくなったため、安定して[[コンボ]]を持続させるという点では、非常に優れている。

更に、[[全体除去]]の手段として、[[《アポカリプス・デイ》]]が存在する。
[[アドバンテージ]]の獲得が少々難しいが、[[クリーチャー]]全滅に加えて[[ランデス]]という深刻な被害も与えられるため、逆転の方法としてはかなり有効な手段である。

また、[[アーマロイド]]を[[回収]]する手段として、[[光]]には[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]など、[[墓地]]の[[呪文]]を[[回収]]する[[カード]]が多いため、より粘り強くなっている。

弱点としては、[[事故]]の要素が非常に大きい事。
[[アーマロイド]]以外の[[カード]]が増えることにより[[スロット]]が狭く、[[デッキ]]構築が難しくなるうえ、[[デュエル]]でも[[色事故]]や[[手札]][[事故]]に悩まされることになる。

[[十王篇]]にて赤白のアーマロイドの[[《機機-メーカ》]]が登場。[[S・トリガー]]付き軽量[[ブロッカー]]のアーマロイドということで十全の活躍が期待できる。
**水入り [#d5279190]
かつてこのタイプが一番爆発力が高く、かつ強力であっただろう。
その理由は、[[《炎槍と水剣の裁》]]の投入が可能であった事である。
上記の[[《アポカリプス・デイ》]]は、[[全体除去]]と[[ランデス]]だけだが、こちらは、さらに[[破壊]]された毎数分[[ドロー]]出来る。

一回打てれば[[ランデス]]、[[除去]]、[[ドロー]]とまさに鬼の様な[[アドバンテージ]]を簡単に稼げたため、非常に強力なタイプであった([[《アポカリプス・デイ》]]と違い、[[破壊]]した枚数分[[ドロー]]出来るため、[[《猿神兵アッシュ》]]+[[破壊]]する[[アーマロイド]]がもう2体いれば、確実に[[アドバンテージ]]が取れる)。

[[《炎槍と水剣の裁》]]の[[プレミアム殿堂]]により、かなり弱体化したが、[[《エナジー・ライト》]]を筆頭とした安定性のある[[ドロー]]が使えるため、他の[[デッキ]]に対しても決して引けを取らない。2016年2月から《炎槍と水剣の裁》が再び投入可能になったが[[インフレ]]によって、必須級の扱いではなくなった。

さらに、相性のよい[[《フォース・アゲイン》]]が2016年9月15日から[[殿堂入り]]となった。[[《禁断〜封印されしX〜》]]と共に[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]を採用し、[[《フォース・アゲイン》]]のリペアを図ると良いだろう。

また、後述するが、この[[デッキ]]の弱点の一つに[[マナカーブ]]の問題があるが、3[[コスト]]以下の[[ドローソース]]で減らすこともが出来るのも強みである。

弱点は[[光]]入りとほぼ同様。やはり[[事故]]が怖い。

**その他 [#vcf12fae]
[[光]]入りと[[水]]入りに共通する利点として、[[《螺神兵ボロック》]]を自力で[[破壊]]できる、ということがいえる。[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]と組めば自分の[[火]][[マナ]]の数だけ[[ランデス]]できるので、一瞬で相手の[[マナゾーン]]を空にできる。

以上に上げたどの[[デッキ]]にも言える事だが、弱点は相手の[[除去]]によって[[《猿神兵アッシュ》]]や[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]が[[破壊]]されてしまうと脆い事であろう。

また、[[速攻]]にも弱いため、[[S・トリガー]]頼みになることもしばしばある。
更に、[[マナカーブ]]の性質上、4[[マナ]]で出す[[クリーチャー]]が多いのも難点の一つである。
(一応上記の弱点をそれぞれ補ったのが、[[光]]入りと[[水]]入りである。)

だが、回ったときの威力は凄まじく、[[バトルゾーン]]と[[マナゾーン]]にある相手のカードを空にできるのも珍しくない。

[[《超竜バジュラ》]]の登場で[[ドラゴン]]が台頭した事からも見て取れるように、[[マナ]]が全ての基盤である[[デュエル・マスターズ]]において、[[ランデス]]は非常に強力である。

**その他 [#rc9158f1]
-[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]は[[《螺神兵ボロック》]]と相性が良く、[[光]]か[[水]]の[[クリーチャー]]がいる状態だと、わずか1マナで[[自壊]]と[[サルベージ]]を繰り返すことが可能。[[《猿神兵アッシュ》]]と揃えば、1ターンで相手の[[マナ]]を空にすることもできる。
《ダーク・ヒドラ》の[[プレミアム殿堂]]以前は非常に恐れられており、[[殿堂解除]]となった現在でも通用するコンボである。普通に[[《銃神兵ディオライオス》]]を使い回すだけでも十分強力である。

-[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]を使った似たような[[コンボ]]として、[[【ヘヴィループ】]]が存在する。

-[[キーカード]]の[[《猿神兵アッシュ》]]と[[《螺神兵ボロック》]]が長らく[[絶版]]だったが[[DMEX-08]]でどちらも再録された。 

**参考 [#o7cbf872]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/ランデス]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[アーマロイド]]
//-[[猿ラン]]
-[[《猿神兵アッシュ》]]
-[[《銃神兵ディオライオス》]]
-[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]
-[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]

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