#author("2023-12-21T16:30:06+09:00","","")
#author("2024-09-16T16:47:33+09:00","","")
*《&ruby(ディー){D};の&ruby(きかん){機関}; オール・フォー・ワン》 [#j90df656]

|Dの機関 オール・フォー・ワン R 水文明 (5)|
|D2フィールド|
|自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体、破壊してもよい。そうしたら、そのクリーチャーよりコストが最大2大きい、水の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札から出す。&br;(他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)|
|''Dスイッチ'':自分のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、その能力は1度のかわりに2度トリガーする。|

[[DMR-22]]で登場した[[水]]の[[D2フィールド]]。

自分の[[ターン]]終了時に[[クリーチャー]]1体を犠牲にすることで[[手札]]からそれより2[[コスト]]大きい[[水]]の[[非進化]]獣を[[コスト踏み倒し]]する能力と、[[クリーチャー]]が場に出た時に[[cip]]を2回発動させる[[Dスイッチ]]を持つ。

[[コスト]]となる[[クリーチャー]]が必要とは言え、毎[[ターン]]自分の[[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]できるのは強力。タイミングの関係上、最低1回でも[[能力]]を使用できるのは[[張り替え]]の怖い[[D2フィールド]]にとっては強みである。
例えば[[コスト]]4の[[クリーチャー]]から繋げれば、[[コスト]]6の[[クリーチャー]]を一足早く呼び出す事ができる。[[水]]の[[コスト]]6にはこの[[フィールド]]と[[デザイナーズコンボ]]を形成する[[パワーカード]][[《禁断機関 VV-8》]]、双方の[[能力]]を合わせ合計最大4体の[[コスト踏み倒し]]ができる[[《電脳大河バタフライ・ブランデ》]]、[[ドラグナー]]の[[《龍覇 メタルアベンジャー》]]や[[《龍覇 M・A・S》]]などが控える。

また、[[Dスイッチ]]は自分の[[クリーチャー]]の[[cip]]効果を2倍にするという斬新な[[能力]]。
こちらは[[《D2W ワイルド・スピード》]]との[[デザイナーズコンボ]]でもあり、2体のクリーチャーを[[コマンド]]化しながら[[コスト踏み倒し]]する事で[[《禁断機関 VV-8》]]の3枚の[[封印]]を一気に外すというものである。
他にも、[[《サイバー・G・ホーガン》]]、[[《クイーン・アマテラス》]]といった強力な[[cip]]持ちに使うだけでも多大なアドバンテージに繋げる事ができる。

こちらは対象となる[[クリーチャー]]の[[文明]]を問わない。前述の[[《龍覇 メタルアベンジャー》]]や[[《龍覇 M・A・S》]]に限らず、あらゆる[[ドラグナー]]を2刀流に変えることができる。わずか5[[コスト]]で[[cip]]を2倍にできるという[[能力]]がいかに凶悪かを堪能できるだろう。

また、十王編にて[[ギャラクシールド]]が登場。ギャラクシールド4からこのフィールドを使うことで早い[[ターン]]から大型獣を踏み倒せるようになった。

[[王来篇]]にて[[EXライフ]]が登場。上手く行けば水のEXライフ持ちを恒常的に出すこともできるようになった。

**ルール [#l1bf586f]

[[Dスイッチ]]の対象は「[[バトルゾーン]]に出たその[[クリーチャー]]の[[cip]][[能力]]」であるため、[[バトルゾーン]]に出た事に反応する他の[[カード]]の[[能力]]や、[[コマンド]]を出した際の[[封印]]の取り外しを2度行う事はできない。
//以下、要裁定確認
//[[サバイバー]]の場合はcip能力そのものを与えるため、別のクリーチャーから与えられた能力でもDスイッチの対象にできる。


-一見すると[[コスト踏み倒し]]が可能な範囲は[[破壊]]した[[クリーチャー]]の[[マナコスト]]+0~2あるいは1~2のように見えるが、実は''出せる[[コスト]]の下限はない''。例えば、[[《D2W ワイルド・スピード》]]を[[破壊]]した場合、0~9(=7+2)の範囲内の[[コスト]]で、かつ[[水]]の[[非進化]][[クリーチャー]]の条件を満たしていればどんなクリーチャーでも出す事ができる。[[参考>https://dmvault.ath.cx/cardfaqs.php?faqId=2131]]

-[[cip]]を2つ以上持つ[[クリーチャー]]に[[Dスイッチ]]を使った場合、すべての[[cip]]を2回分トリガーさせられる。
--例えば、[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]を[[マナ武装]]を達成した状態で出し、[[Dスイッチ]]を使った場合、6以下の[[ウエポン]]2枚、5以下の[[ウエポン]]2枚の合計4枚までを[[装備]]させることができる。どのように持っているか疑問である。

-[[《禁断機関 VV-8》]]に[[Dスイッチ]]を使った場合、1番目の[[cip]]で[[封印]]3枚を置いた時点で《VV-8》の存在を参照できなくなるため、2回目の[[cip]]で本来[[封印]]として置かれるはずのカードは''元の順番のまま[[山札]]にとどまる''。一方、[[手札]]に加える[[カード]]は問題なく2枚ずつ、計4枚[[手札]]に加える事ができる。

**環境において [#ada43723]
関東の一部プレイヤーがこれを採用した[[【オボロティガウォック】]]を使用しており、[[チャンピオンシップ]]([[オリジナル]])3位を記録している。[[ブレイク]]後に[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]をコストに[[《ニコル・ボーラス》]]を呼び出すことで相手に[[手札]]を与えずにターンを返すことができ、[[Dスイッチ]]による[[cip]]増加で幅広い戦術を行うことが可能。[[コスト踏み倒し]]先には[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]も存在する。[[マッドネス]]で出た[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]をコストにするという手もある。

[[【白青ギャラクシールド】]]のコスト踏み倒し戦術として組み込まれることもあり、[[【青魔導具】]]に[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を踏み台としてクリーチャー呼び出す運用で使われることも。

[[【青黒魔導具】]]に[[《水上第九院 シャコガイル》]]を呼び出す目的で使われる場合もある。

2024年9月の中頃には、[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]で呼び出してから[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]を砕いて[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]や[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]を高速展開する、【5色ギュカウツ】の派生形である【5色オール・フォー・ワン】なる型が43人参加のオリジナルのチャンピオンシップで優勝。
**[[背景ストーリー]]では [#gdb8458f]
-[[革命編]]で[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]が使っていた[[研究所>《Dの天災 海底研究所》]]を[[禁断]]勢力が[[D2フィールド]]に改造したもの。
-[[《改速 4-W》]]を[[《禁断機関 VV-8》]]に、[[《改速 スパナードW》]]を[[《D2W ワイルド・スピード》]]に改造する際に使われた。
**その他 [#ecb5c267]
-[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]はこのカードが登場する直前に[[殿堂入り]]している。[[【イメンループ】]]の凶悪さもさることながら、この[[Dスイッチ]]との相性の良さも理由の一つと考えられる。

-[[《夢の変形 デュエランド》]]に[[Dスイッチ]]を使えば[[エクストラウィン]]のチャンスが2回になり、勝率を上げる事ができる。[[コスト]]の高いカードがやや多めの[[デッキ]]でも、状況次第では《デュエランド》の一回目の[[コスト踏み倒し]]で[[山札操作]]し、2度目のトリガーで確実に[[エクストラウィン]]を決めるという荒技も可能。ただし[[山札]]を14枚も削る事になるので、回復手段は用意しておきたい。&br;[[文明]]は違うが、同じく[[cip]]の[[エクストラウィン]]を持つ[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]と合わせて使われることもある。こちらは相手に[[除去]][[耐性]]持ちの[[クリーチャー]]がいなければ、2度目の[[cip]]で確実に[[エクストラウィン]]が決まる。

-4[[マナ]]で出せる[[《アクア・ライブラリアン》]]から繋いでそちらを[[破壊]]すれば、[[コスト]]10までの好きな[[非進化]][[水]]クリーチャーを早期に出すことができる。[[破壊]]する[[クリーチャー]]は[[文明]]を問わないため、[[サイクル]]の他のクリーチャーでもかまわない。

-[[《ヒラメキ・プログラム》]]等と違い、[[破壊]]する[[クリーチャー]]は[[文明]]どころか[[特殊タイプ]]の制限もないため、[[サイキック・クリーチャー]]を[[破壊]]して広い[[コスト]]範囲から好きな[[クリーチャー]]を踏み倒したり、[[エグザイル・クリーチャー]]を[[破壊]]して[[ドロン・ゴー]]を発動したりといった応用ができる。

-アニメ「VSRF」および漫画「VS」では[[No.2]]が使用。アニメ「VSRF」では1番目の能力使用時にはイラストにあるカプセルに元となるクリーチャーを放り込み、中で新たな[[クリーチャー]]に生まれ変わらせるという演出がなされている。実戦では[[背景ストーリー]]通りに[[《改速 4-W》]]を[[《禁断機関 VV-8》]]に、[[《改速 スパナードW》]]を[[《D2W ワイルド・スピード》]]に生まれ変わらせていた。

-「オール・フォーワン」とは「One for all, All for one(一人は皆の為に、皆は一人の為に)」のフレーズの後半部分。使用者の[[No.2]]の心情から鑑みるに『全ては[[バサラ]]の為に』と言った所か。

**[[サイクル]] [#w0e245b8]
[[DMR-22]]の[[単色]][[D2フィールド]]。
-[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]
-''《Dの機関 オール・フォー・ワン》''
-[[《Dの揺籠 メリーボーイラウンド》]]
-[[《ZEROの暴走 デッドリー・ハイウェイ》]]

**関連カード [#z08eeb65]
-[[《ヒラメキ・プログラム》]]
-[[《フォース・アゲイン》]]
-[[《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]
-[[《ソニック・IV・ワン》]]
-[[《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]

-[[《禁断の遺跡》]]
-[[《Dの天災 海底研究所》]]

**収録セット [#b7672f66]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」>DMR-22]](15/74)
-illus.[[Katora]]
--[[プロモーション・カード]](P74/Y15)
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](62/100)

**参考 [#ve6bb7d0]
-[[水]]
-[[D2フィールド]]
-[[手札]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[Dスイッチ]]
-[[トリガー]]
-[[出ることによって起こる効果]]

-[[【クイーン・アマテラスループ】]]

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[[公式Q&A]]

-[[Dスイッチ]]の能力について

>Q.自分の''《Dの機関 オール・フォー・ワン》''がバトルゾーンにある状況で、自分は「バズレンダ」の追加コストを4支払った[[《ウマキン☆プロジェクト》]]を出しました。''《Dの機関 オール・フォー・ワン》''の「Dスイッチ」を使った場合[[《ウマキン☆プロジェクト》]]のアイコン能力は6回使えますか?&br;類似例:[[《ソニック・IV・ワン》]][[《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]の呪文側
A.はい、6回使えます。「能力を合計3回使う」状態の「バズレンダ」が2度トリガーするためです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40597]](2021.12.17)

>Q.自分は''《Dの機関 オール・フォー・ワン》''の「Dスイッチ」を使い、[[《アクア・サーファー》]]の「出た時」の能力を1度のかわりに2度トリガーさせました。&br;この時、[[《アクア・サーファー》]]の「出た時」の能力は置換されたイベントになりますか?&br;例えば、2度トリガーさせた[[《アクア・サーファー》]]の効果で[[《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》]]のような「離れるかわりにとどまる」置換効果を持つクリーチャーを手札に戻せますか?
A.いいえ、''《Dの機関 オール・フォー・ワン》''の「Dスイッチ」で2度トリガーさせた能力の効果は、置換されたイベントではありません。&br;例の状況で[[《支配の精霊ペルフェクト》>《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》]]を選んで手札に戻そうとしたとしても、手札に戻るかわりにバトルゾーンにとどまります。&br;置換されたイベントをさらに置換することはできません。ただし、''《Dの機関 オール・フォー・ワン》''の効果が置換するのは2度トリガーさせるところまでで、待機した効果自体は置換されたイベントではありません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44095]](2023.11.17)

&tag(D2フィールド,フィールド,水文明,青単,単色,コスト5,ターン終了時,スーサイド,コスト踏み倒し,Dスイッチ,トリガーする時,2度トリガーする,・,終音「ん」,R,レア,Murakami Hisashi,Katora,Shigenobu Matsumoto);