#author("2024-10-30T10:41:52+09:00","","")
#author("2024-10-30T10:50:31+09:00","","")
*《&ruby(クライマックス){CRYMAX}; ジャオウガ》 [#o1e6f6ba]

|CRYMAX ジャオウガ KGM 闇文明 (7)|
|S-MAX進化クリーチャー:デモニオ/鬼レクスターズ 13000|
|''鬼S-MAX進化'':自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドゾーンにあるカードを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。|

[[DMRP-22]]で登場した[[闇]]の[[デモニオ]]/[[鬼レクスターズ]]の[[S-MAX進化クリーチャー]]。

[[cip]]でお互いに自身の[[シールドゾーン]]からカード3枚を選ばせて、その選ばれた3枚以外を全て[[焼却>シールド焼却]]し、[[アタックトリガー]]で相手の[[クリーチャー]]1体と[[手札]]2枚を狩り取る[[T・ブレイカー]]。

[[cip]]は、互いのシールドを強制的に3つまで減らす((城を要塞化していなかったり、シールドが2枚以上の束になっていない場合の話。そうなっていた場合は選択次第で2つ以下になることがある。))ことができ、シールド数が多いほど墓地に置かれるカードも多くなる。
[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]などでの妨害を加味しなければ、強制的に[[鬼タイム]]が発動するデザインであり、自身の[[T・ブレイカー]]が決まれば[[鬼エンド]]の発動も視野に入る。

また、[[バトルゾーン]]にある[[カード]]を犠牲にする事で除去耐性と[[敗北回避能力]]も発揮する。
自分に対する[[シールド焼却]]の[[デメリット]]軽減に役立てるので有用。展開力のあるデッキなら鬼S-MAX進化による耐性や敗北回避能力を発揮するためのコストは用意しやすいだろう。

最後の[[攻撃時>アタックトリガー]]における除去と2ハンデスは強力ではあるが、能力は強制のため[[《シン・ガイギンガ》]]といった選びたくないクリーチャーや各種[[マッドネス]]には注意。

[[火]]を含まないクリーチャーでありながら、出すだけで[[cip]]と[[T・ブレイカー]]で相手のシールドを0にでき、しかもアタックトリガーの除去によって[[ブロッカー]]も突破できる点や、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]のパワー超えるパワー13000であり、7コストとしては破格の[[フィニッシャー]]性能を持っている。

ここまでゲームエンド性能が高いと、[[EXライフ]]や[[ギャラクシールド]]など自身への[[シールド追加]]を無に帰す相性の悪さすらそこまで気にならない。守りが薄くなったせいで負ける前に勝ちきってしまえば問題ないのである。
ここまでゲームエンド性能が高いと[[EXライフ]]や[[ギャラクシールド]]など自身への[[シールド追加]]を無に帰す相性の悪さや、[[S-MAX進化クリーチャー]]共通の2体目以降が場に残らないデメリットすらそこまで気にならない。守りが薄くなったせいで負ける前に勝ちきってしまえば問題ないのである。

種族は[[コマンド]]も[[ドラゴン]]も持たないため、[[侵略]]や[[《メンデルスゾーン》]]基盤の適性は低い。基本的にはデメリットではあるが、逆にそれらへのメタになる[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]などで縛られないメリットになることもある。

-自軍シールド焼却は基本的にはデメリットだが、メリットには[[鬼タイム]]達成以外にも[[墓地肥やし]]として役立つ場合もある。[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]では[[《Disジルコン》]]や[[《SSS級天災 デッドダムド》]]などの墓地から[[出せる>出す]]クリーチャーが[[落ちた>落ちる]]場合などが該当する。[[《母なる星域》>《幻緑の双月/母なる星域》]]で出した場合なら着地後にマナが残っていることは珍しくないので、そこからさらに墓地利用系の[[軽量級]]あるいは[[中量級]]カードを同じターン中に使うというのは十分有り得る。こうしたことを念頭に置いておいて損はない。
//これまで冷遇気味だった中速型[[鬼タイム]]の再評価にも繋がるだろう。
//[[オーバーキル]]感はあるが、[[《グーゴル <XENOM.Star>》]]といった[[タップイン]]や光文明の[[フリーズ]]を用いて永続的に[[殴り返し]]を繰り返せば相手は[[今引き]]に追い込まれるだろう。
//ビートダウン気質の鬼札であえてとどめを刺さずにコントロールに走ると遅延行為や舐めプと判断されかねないかもしれない

-([[《極幻空 ザハ・エルハ》]]のような例外を除いて)出すだけで確実に[[鬼タイム]]に入るという独自性から何かしらのコンボを考えたくもなるが、《CRYMAX ジャオウガ》が着地して勝利が目前になった上でさらに相手を制圧しようとするのは完全に[[オーバーキル]]である。単体でゲームエンド目前まで持ち込めてしまう性質上、コンボの中継点とすることは難しく、むしろ''コンボやゲームの終着点が《CRYMAX ジャオウガ》''となってしまう。デッキを乗っ取る勢いの暴力的なスペックはある意味考え物である。

**他のカード・デッキとの相性 [#x7236354]
-丁度直前に流行した[[【青黒赤緑邪王門】]]対面でも[[刺さる]]。そちらのデッキは鬼エンドや[[革命チェンジ]]などの[[手札誘発]]への依存度が高いので、[[ブレイク]]による[[手札補充]]のリスクを大きく軽減できるこのカードは対策札として役立つ。ただし、[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]より2コストも重いので、蓋をする手段としては不向き。

-[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]と[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]は自分の味方を全滅させるので相性が悪いようにも思えるが、[[鬼S-MAX進化]]でこのクリーチャーの破壊を回避出来ればダイレクトアタック要員として扱えるので相性はそこそこと言ったところ。
--ジャオウガ繋がりで組ませるなら味方の展開を行う[[《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》]]がベストか。同じ様に展開ができる[[《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》]]は[[リアニメイト]]対象が[[非進化]]のみであることに注意。
[[《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》]]も相性がいい。こちらの能力で即座に鬼タイムに入るため、一瞬で即死打点が完成する。
--[[鬼S-MAX進化]]の[[敗北回避能力]]および[[耐性]]は[[置換効果]]であるため、置換先の行動を取れない場合はその置換効果を適用させられない点に注意。つまるところ自前で[[離れない]]状態になれる[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]を破壊置換の1枚に選ぶことはできない。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40629/]])

-[[背景ストーリー]]では宿命のライバルとして敵対しているものの、恒常的に[[表向き]]の[[カード]]を供給できる[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]とは抜群の相性を誇る。
[[鬼S-MAX進化]]の[[能力]]で《モモキングダムX》のカードを取り除けば再びあちらの[[パワー低下]][[能力]]を狙う事もでき、[[ハンデス]]による継戦能力の削減や[[敗北回避能力]]も相まって真っ向勝負では無類の打たれ強さを発揮できる。

-シールドがいくつあろうが、強制的に3つ以下に減らす性質上、[[シールド送り]]とも相性がいい。当然、[[《パクリオ》]]の[[シールド送り]]方式の[[ハンデス]]も純粋な[[メリット]]に化ける。
//シールドカード指定なので「3つ以下」という表現であっています。

-[[《転生スイッチ》]]で[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]をコストに早期着地を狙うことも可能。

-[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]型の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]を組もうと思えば3ターンキルもできる。[[《桜風妖精ステップル》]]や[[《天体妖精エスメル》>《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]を2ターン目に出しつつ[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]を唱え、3ターン目に適当なマナブースト持ちを召喚してからそれをコストに[[《母なる星域》>《幻緑の双月/母なる星域》]]でこれを[[着地]]させて突っ走るだけである。

-相手のバトルゾーンに[[《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]がいる状態で攻撃すると[[アタックトリガー]]のクリーチャー[[破壊]]を《同期》に吸われて[[メガ・ラスト・バースト]]で[[バウンス]]され[[攻撃中止]]させられてしまう。
**環境において [#waa83f83]
いずれの時期もあらゆる意味で自己完結した性能から、直接的な[[フィニッシャー]]ないしはサブフィニッシャーとして専用デッキに近いものが組まれている。

-登場早々[[【青黒緑デッドダムド】]]や[[【青黒緑有象夢造】]]、[[【黒ガイアッシュ覇道】]]、[[【青黒赤緑邪王門】]]などの[[青黒緑]]系の[[マナ]]がある程度伸びるデッキの[[フィニッシャー]]として活躍。やがて[[【青黒緑デッドダムド】]]の基盤を踏襲しつつこちらをメインフィニッシャーに据えた[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]が成立した。ある程度マナが伸びる[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]にサブフィニッシャーとして投入されるケースもある。

-[[《幻緑の双月/母なる星域》]]とよくセットで使われる。青黒緑のリソース基盤だと、[[《天災 デドダム》]]のようなクリーチャーが残る初動マナブーストを種に容易に呼び出せる。
--極端な構築としては、2ターン目のブースト→3ターン目の《デドダム》や[[《Disメイデン》]]等でブースト+[[《珊瑚妖精キユリ》]]召喚→4ターン目のこちら召喚で雑に[[ワンショット]]するものまである。これは何と言っても4枚でワンショットパーツが完結しているという[[要求値]]の低さが大きい。そこまで極端な例でなくとも、《CRYMAX ジャオウガ》でのシールド全処理と[[《異端流し オニカマス》]]や[[《珊瑚妖精キユリ》]]ら[[アンタッチャブル]]での[[ダイレクトアタック]]で大体勝ててしまう。
実際にDM23-EX2発売頃には、
[[《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]を初めとする低コストクリーチャーの強化により、[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]の主流はこのような4ターン目のワンショットを現実的に行える型にシフトしており、競技シーンにおいて14週連続の入賞率1位を記録した。

-2024年3月11日で[[《幻緑の双月/母なる星域》]]が[[殿堂入り]]。その他、同施行で[[【青赤マジック】]]のマークが厳しくなり多少使用率低下、[[【黒緑アビス】]]や[[【白緑巨大天門】]]などが使用率を伸ばし、[[【白青赤ゴスペル】]]や[[【5色蒼龍】]]なども後を追う。[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]の性質上、雑多な環境だと序盤に立てるメタクリーチャーは対面に合わせて最適なものを選択する必要がある=デッキレシピが雑然となりかねない問題に直面し、速度が足りなくなる恐れがある。少なくとも[[DMGP>公認グランプリ]]2024-1stの時点では両フォーマットで使用率は低かった。

-[[【青黒COMPLEXコントロール】]]では初期型で一瞬使われただけで「なくてもフィニッシュには困らない」という点が浮き彫りになり、すぐに廃れた。

-[[【5色ガイアハザード退化】]]にロックを保てない時のためのサブフィニッシャーとして利用されるケースも見られた。

-[[【白青黒ギャラクシールド】>【白青ギャラクシールド】#c1f4c5ad]]においてフィニッシャーとして採用される場合もある。[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]との複合で安全に詰めるのが狙いである。シールド追加ギミックと現在シールド枚数に関わらず自軍のシールドを3枚に減らすこのカードのデメリットはアンチシナジーだが、にもかかわらず採用される辺りこのカードのフィニッシュ性能の程が分かるだろう。なお、積極的に[[《魔王と天使のカナシミ》]]でシールド回収する場合もあるため、自分のシールドを2つ以上焼却してしまうとは言い切れない。

-2022年9月に入ると、[[《パクリオ》]]との相性に着目してそちらを採用した【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】も結果を残した。

-[[【神羅ケンジ・キングダム】]]にも[[《神羅ケンジ・キングダム》]]や[[《超神羅ギュンター・ペガサス》]]によって呼び出す前提で、[[打点]]兼[[究極進化]]元として利用される。
ただし、《ギュンター》から呼び出した場合は[[出ることによって起こる効果]]が無視されるので《CRYMAX ジャオウガ》の[[シールド焼却]]は発動しない。一方で[[究極進化MAX]]の盤面に進化元を大量に要求する性質は[[鬼S-MAX進化]]と相性が良く、両者の相性は抜群。変わったテクニックとして《ジャオウガ》を2体出して[[S-MAX進化]]のバウンスをあえて誘発させ、[[置換効果]]で《ギュンター》の攻撃キャンセルと《ケンジ》の再装填を行うことができる。

-2022年10月頃になると、ある程度マナの貯まる闇のデッキには必ずと言っていいほど採用候補に挙がる存在になり、[[【5色ザーディクリカ】]]のほか、果ては[[【青黒緑キリコグラスパー】>【キリコスクリプトループ】]]のようなループデッキにすらサブプランとして採用される事がある。あまりに環境でよく使われるため、次第に[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]や[[《貝獣 パウアー》]]などの[[マッドネス]]で露骨に対策されるようになった。

-2023年の正月明けにはこれをサブフィニッシャーとして採用した[[【5色マッド・デッド・ウッド】]]が[[オリジナル]]のチャンピオンシップで優勝した。着地するタイミングでは大体相手が[[S・トリガー]]を踏んでいるはずなので、自己シールド焼却は実質的にはアンチシナジーにならない。[[闇]]系の【ギャラクシールド】にも、[[ギャラクシールド]]で仕込んだシールドだけ無事ならそれらを使っていくらでも耐久出来るため、採用される場合がある。

-[[DM23-RP2]]期に環境に進出した[[【赤黒テレスコ=テレス】]]でも採用された。チャンピオンシップで活躍するようなメジャーなデッキでは、[[黒赤]]版[[《フェアリー・ギフト》]]である[[《鬼寄せの術》]]を《CRYMAX ジャオウガ》召喚目的に使うというのは当デッキが初となる。
//このWiki内検索で見つかった【赤黒ジャオウガ】は《鬼寄せ》→《CRYMAX》は重視してないっぽい?
//【赤黒ジャオウガ】は結局それ以前の問題なんで…

-[[DM24-RP3]]で成立した[[【青黒緑マルル】]]においては、当初[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]とのシナジーを活かすため10マナ以上の[[フィニッシャー]]が積まれていたが、下手な[[ファッティ]]を積むより《CRYMAX ジャオウガ》で雑に殴るだけでフィニッシュ力は十分である事が徐々に判明し《CRYMAX ジャオウガ》軸が主流となった。

-変わったところでは[[DM23-RP3]]発売日のアドバンスのチャンピオンシップで、これをフィニッシャーにした[[【トリガービート】]]が優勝している。これが出るころには自軍シールドが3枚以下になっていることが殆どなので、自己シールド焼却はデメリットになりづらい。[[【トリガービート】]]ではこれただ1種類が非・S・トリガーとして採用される構築もあり、如何に圧倒的なフィニッシュ力であるかが分かる。

このカードがこれだけのシェアを誇るのは、[[シールド焼却]]・[[確定除去]]、[[ハンデス]]で大量のアドバンテージを刈り取り、状況の有利・不利に関係なくあらゆる場面から即死を狙えるフィニッシュ性能はもちろん、7コスト・パワー13000という絶妙な数値のおかげで[[《灰燼と天門の儀式》]]や[[《グレート・グラスパー》]]などこのカードにアクセスできる[[コスト踏み倒し]]札が多数存在する事や、[[《ヨビニオン・マルル》]]など近年現実的になりつつある2→4→7のマナカーブで比較的早期に到達できるコストであることが大きい。[[鬼S-MAX進化]]による[[耐性]]も盤面を並べるデッキでは馬鹿にならない点も強みである。
**[[背景ストーリー]]において [#lb21e6bb]
[[《モモキング-MAX》]]と[[《MAX・ザ・ジョニー》]]に追い詰められた[[《終来王鬼 ジャオウガ》]]が、無数の鬼の[[巻物>タマシード]]を取り込み、[[鬼S-MAX進化]]を果たした姿。
[[龍>ドラゴン]]の歴史にある力は、当然[[鬼>デモニオ]]の歴史にも存在する力であったため、《モモキング》達がパワーアップする事は即ち、鬼の歴史を背負う《ジャオウガ》も強化される事を意味していたのである。
《終来王鬼》の時点ですら立ち上がっただけで[[《神聖十二神騎》]]と配下である[[《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》]]を全滅させたにもかかわらず、[[《夢幻の無》]]の無限の概念すら[[タマシード]]化させて掻き消し、無限のパワーを持つ[[《ゲンムエンペラー》>《ゲンム-MAX》]]を一撃で[[龍頭星雲]]の彼方まで吹き飛ばすほどのパワーを持つ。

時空が歪む程の大咆哮で激震を起こし、[[「世界をつなぐ柱」>世界をつなぐ柱]]を倒壊させ、鬼の歴史で龍の歴史を押し潰そうとした。
《ゲンムエンペラー》の敗北に驚くモモキングとジョニーを[[《邪王極限怒号掌》]]で吹き飛ばし、[[《MAX-Gジョラゴン》]]が加勢に加わっても互角以上に戦った。
やがて鬼の歴史が世界を押し潰すにつれて、[[ジョニー>《MAX・ザ・ジョニー》]]や[[ジョラゴン>《MAX-Gジョラゴン》]]も鬼化させていき、世界を完全に鬼化する直前にまで追い詰めた。

しかし、[[モモキング]]、ジョニー、ジョラゴンの3体が力を合わせたことで、龍の歴史を具現化した虹の柱が現れる。
モモキングと共に虹の柱と融合し、新たな「世界をつなぐ柱」として鬼の世界と龍の世界を隔てる存在となった。

果てしなくパワーアップしてしまうが故に倒しきる事は出来なかったが、最後は捨て身の手段で封印されるという前代未聞の結末を迎えた。
望みどおり世界は《ジャオウガ》のものになったが、自身は世界に干渉する事が出来ない存在になってしまったのは悔しい限りだろう。

-「元々[[鬼札王国]]は闇文明がメインであった」と紹介されていたが、最終弾で満を辞して闇単色のジャオウガが登場することとなった。

**メディアにおいて [#p38308ea]
-アニメ『[[キングMAX>デュエル・マスターズ キングMAX]]』では[[鬼札 アバク]]が使用する最後の切り札であり5枚目((使用しなかった[[《終来王鬼 ジャオウガ》]]を含めば6枚目。))の[[キングマスターカード]]として登場。声優はこれまでのジャオウガ系統を担当した[[白石兼斗]]氏。
[[DMRP-22]]の情報公開よりも前にオープニングテーマ「ヒストリア」の映像で登場し、[[《MAX・ザ・ジョニー》]]と戦う様子が描かれた。
本編において当初は王来学園の地下に封印されていたが、第9話でアバクが[[鬼の槍>《一王二命三眼槍》]]に封じ込めた[[切札 勝太]]の魂を捧げて[[《終来王鬼 ジャオウガ》]]の内1枚が進化する形で復活した。
--デュエマシーンでの初登場は続く第10話での[[切札 ジョー]]戦で、[[シールド]]を増やして[[《MAX・ザ・ジョニー》]]の[[エクストラウィン]]を狙うジョーの[[シールド]]を一度に削って戦略を妨害し、[[アタックトリガー]]で[[《ホワイト・スワン》]]を、バトルで《MAX・ザ・ジョニー》を破壊し、その後の返しのターンでそのまま[[ダイレクトアタック]]を決めた。
--その後は第16話の最終決戦でも使用して第10話と同様に苦しめたが逆転され、敗北した後は自分の本当の願いに気付いたアバクの叫びと思いに応え実体化し、彼を利用した[[《邪王来混沌三眼鬼》]]の攻撃から庇い、《MAX・ザ・ジョニー》と[[《MAX-Gジョラゴン》]]と共闘し《三眼鬼》を倒した。
--召喚シーンでは空間をガラス状に破って登場している。その後はアバクが[[《一王二命三眼槍》]]のオーラを纏う。オーラは闇文明の紫色になる。
[[鬼S-MAX進化]]による破壊回避および敗北回避は「タマシードやクリーチャーを捕食して復活する」という演出が取られている。
--第10話のAパート後のアイキャッチおよび第15話のBパート開始前のアイキャッチではカードと共に登場している。

-漫画『キング』でもアニメ『キングMAX』と同様にアバクが使用。
初登場は第27話でのジョー戦(3戦目)だが、この時は能力が明かされることは無くそのまま[[ダイレクトアタック]]を決めた。
その後の第30話から第31話の最終決戦(4戦目)では本格的に使用して苦しめたが、[[《あたりポンの助》]]の効果で[[鬼S-MAX進化]]による[[敗北回避能力]]を無効化され敗北に繋がった。
単行本で追加された最終決戦後のシーンでは精神世界で[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]に戻り、アバクに別れを告げて消滅した。
--こちらもアニメ『キングMAX』と同様に[[DMRP-22]]の情報公開よりも前に登場している。
--第7巻の裏表紙にはデフォルメとして[[《神ナル機カイ「亜堕無」》]]と[[《EVE-鬼MAX》]]と共に登場した。

-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』では第21話でシモカワチャンネルのカワの切り札として[[斬札 ウィン]]戦で使用。声優は『キングMAX』の個体と同様に白石氏が担当。
4ターン目に[[《天災 デドダム》]]と[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]のマナブーストを駆使して5ターン目に[[切札 勝太]]の[[スペシャルドロー>今引き]]のパロディを行い召喚。[[cip]]でカワと[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を含むウィンのシールドを2枚焼却して3枚残し、アタックトリガーで[[《アビスベル=ジャシン帝》]]を破壊しようとしたが[[除去置換効果]]で耐えられ、さらにウィンの手札を1枚捨てさせた。
この時、ウィンは《ジャシン帝》で[[チャンプブロック]]すれば[[リーサル]]だけは免れるという状況だったが、既に《ジャシン帝》の除去置換能力と《ジャオウガ》のアタックトリガーで手札が0枚になり逆転の手段がなくなることを嫌ったウィンは敢えて[[ブレイク]]を通すことを選択し、結果として功を奏し[[S・トリガー]]で唱えた[[《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》>《冥界の不死帝 ブルース/「迷いはない。俺の成すことは決まった」》]]から《ザ・クロック》を[[リアニメイト]]されたことでターンが飛び、その後に返しのターンで[[アビスラッシュ]]で召喚された[[《邪闘 シス》]]の[[cip]]による[[無限]]の[[パワー低下]]を受けて破壊された。
--前のターンで不自然に《ベラドンナ》を[[自壊]]させていなかったので登場を予期できた者も少なくなかっただろう。
--召喚時には『キングMAX』のアバクのようにカワが[[《一王二命三眼槍》]]のオーラを纏うが、デュエマ後にコスプレ衣装だったことが判明した。
--また、同話のミニコーナーである「今日のカード」としても紹介された。
--第36話ではウィンが借りた[[ウガタ]]のデッキに入っており、[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]で山札から捲れてウィンの手札に加えられ、[[《強欲の王国》>《口寄の化身/強欲の王国》]]の効果で[[マナゾーン]]に置かれた。

-「ブラックチャンネル」とのコラボ動画では[[《ガチャンコ ガチロボ》]]がウィン戦で使用し、彼を苦戦させた。

-このように[[王来MAX]]が終了した後も登場する機会が多く、人気が高いことが分かる。

-[[DMRP-22]]のCMではこのクリーチャーの頭部がリアル劇画調のアバクになっているというシュールな部分が見られた。

**その他 [#nf70a61b]
-増えた[[シールド]]を一気に焼却する[[能力]]は、前弾の[[キングマスター]]である[[《MAX・ザ・ジョニー》]]と、単体で[[能力]]が完結している点は他の[[カード]]と組み合わせる事を前提としている[[《MAX-Gジョラゴン》]]とそれぞれ対をなすものとなっている。
--[[アタックトリガー]]で相手の[[S-MAX進化クリーチャー]]を簡単に[[除去]]する事もでき、[[王来MAX]]期の[[レクスターズ]]への対処能力がかなり高い。
ただし、クリーチャーを破壊するタイミングで除去耐性を発揮する場合、先に除去耐性に必要なコストを支払うことで、除去を免れることができる。

-「コスト7の(実質)[[スピードアタッカー]]」「場に攻撃可能なクリーチャーが1体いれば場に出すだけでジャスキルに届く」「原則的に同カードを複数体横に並べられない」「とどめを刺しきれなかった場合自身にもデメリットが及ぶ」という点で[[《無双竜機ボルバルザーク》]]と使用感が近い。登場時期に大きな違いがあるため当然だが、[[シールド焼却]]や[[アタックトリガー]]により決定力は勝り、自身へのデメリットも小さい。

-冠詞の「CRYMAX」は、「cry(英:叫ぶ)」と「[[climax>《CLIMAX-ARMOR!》]](英:最高潮, 最高点)」とを組み合わせた造語。
--「cry」には叫ぶという意味はあるが、どちらかと言うと「泣き叫ぶ」「泣き喚く」といった、涙を伴った慟哭を指す事が多い。[[鬼>デモニオ]]が泣く物語といえば童話「泣いた赤鬼」が有名である。しかし、このクリーチャーのスペックの凶悪さから考えると、「相手が恐怖で泣き叫ぶ」という意味がこめられているのかもしれない。
--アニメ『デュエル・マスターズ!』には第3期エンディングテーマに『CRY MAX!!』というタイトルの曲が存在しているが、このクリーチャーの名前とは関係ない。
--[[エピソード3]]の締めくくりに登場した[[《絶頂神話 カツムゲン》]]も「クライマックス」の名を持っており、またこのカードの対となる[[《MAX-Gジョラゴン》]]はカツムゲンの対となる[[《無法神類 G・イズモ》]]と同じ「G」の名を持っている。

-[[20thSPゴールドレア]]版では、カード名が枠の装飾で隠れてしまっている。

-[[DM23-RP4]]では金[[トレジャー]]となって再録。イラストは褐色肌で半裸に[[《一王二命三眼槍》]]を模した鎧を纏った男性が描かれている。
--半裸なためアニメ『キングMAX』および漫画『キング』での使用者である[[鬼札 アバク]]の影響を受けていると思われる。

**[[サイクル]] [#m1fb0849]
[[DMRP-22]]の[[S-MAX進化クリーチャー]][[サイクル]]
-[[《MAX-Gジョラゴン》]]
-''《CRYMAX ジャオウガ》''
-[[《サッヴァーク-MAX》]]
-[[《「亜堕無」-鬼MAX》]]
-[[《EVE-鬼MAX》]]

**関連カード [#m0b29407]
-''PREV''
--[[《終来王鬼 ジャオウガ》]]


-[[《復讐 ブラックサイコ》]]
-[[《ハープーン・ランチャー》]]
-[[《ガンヴィート・ブラスター》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《邪王極限怒号掌》]]
--[[《鬼星の絆 ウコン丸&サコン丸》]](P18/Y21)
--[[《鬼札アバクと鬼札王国》]]([[DM23-RP3]]銀[[トレジャー]]版)

***背景ストーリーのラスボス [#d7b6ff76]
-''Prev'':[[王来篇>王来篇背景ストーリー]]
--[[《龍魂珠》]]
--[[《Volzeos-Balamord》]]

-''Next'':[[ゴッド・オブ・アビス>ゴッド・オブ・アビス背景ストーリー]]
--[[《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#k578a1f7]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#nc0a7b17]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMRP-22 「王来MAX 最終弾 切札! マスターCRYMAX!!」>DMRP-22]](KM2/2)(2S/2)(2B/10)
--[[DM23-BD3 「開発部セレクションデッキ 水闇自然ハンデス」>DM23-BD3]](2/16)
--[[DM23-BD7 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ネゴシエートの偽衒学者」>DM23-BD7]](11/60)
-illus.[[Mikio Masuda]](新規イラスト)
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第21期〜第25期)]](P68/Y23)
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第21期〜第25期)]](P71/Y23)
-illus.[[Ryota-H]]
--[[DM23-RP4 「アビス・レボリューション第4弾 竜皇神爆輝」>DM23-RP4]](SP1/SP4)
--[[DM23-RP4X「アビス・レボリューション 第4弾 竜皇神爆輝 超刺激パック」>DM23-RP4X]] (〃)

**参考 [#m9eef290]
-[[S-MAX進化クリーチャー]]
-[[デモニオ]]
-[[鬼レクスターズ]]
-[[鬼S-MAX進化]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[シールド焼却]]
-[[アタックトリガー]]
-[[破壊]]
-[[ランダムハンデス]]
-[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]

-[[キングマスターカード]]
----
[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について
--[[鬼S-MAX進化]]も参照のこと

>Q.相手が[[《水上第九院 シャコガイル》]]の「自分の山札の最後の1枚を引く時」の効果で勝つ際、''《CRYMAX ジャオウガ》''の「鬼S-MAX進化」の置換効果で、負けを置換できますか?
A.いいえ、できません。[[《水上第九院 シャコガイル》]]の特殊勝利効果は、置換効果です。置換効果に対してさらに置換効果を適用することはできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41458]](2022.6.24)

>Q.''《CRYMAX ジャオウガ》''の「鬼S-MAX進化」の置換効果で、[[《零龍》]]など、バトルゾーンを離れないカードを破壊しようとすることはできますか?
A.いいえ、できません。置換効果は、置換後のイベントが実行できない場合は使えません。[[《零龍》]]の構成カードは墓地に置くことができないので、破壊するカードとして選べません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41459]](2022.6.24)

>Q.''《CRYMAX ジャオウガ》''の「鬼S-MAX進化」にある置換効果で、封印されているクリーチャーを破壊できますか?
%%A.いいえ、封印されているクリーチャーは無視されているので、破壊できません。ただし、封印されているクリーチャーに付いているオーラやウエポンは無視されていないので、破壊できます。%%
//[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41460]](2022.6.24)
A.いいえ、封印されているクリーチャーは無視されているので、破壊できません。また、封印されているクリーチャーに付いているオーラも、クリーチャーの構成カードですので、破壊できません。&br;ただし、封印されているクリーチャーに装備されているクロスギアやウエポンは無視されていないので、破壊できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41575]](2022.7.22)

>Q.''《CRYMAX ジャオウガ》''の「鬼S-MAX進化」にある置換効果で、どのようなカードを破壊できますか?
A.表向きでバトルゾーンに存在するカードを破壊できます。クリーチャー、フィールドなどに加え、進化クリーチャーや[[《卍 デ・スザーク 卍》]]の下にあるカードや、[[《卍 新世壊 卍》]]の下に置かれているカードも墓地に置けます。また、クリーチャーに付いているオーラやウエポンも破壊できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41461]](2022.6.24)

-3つ目の能力について

>Q.自分のシールドが5つあり、その内1つは城が要塞化している状況で、相手は''《CRYMAX ジャオウガ》''をバトルゾーンに出しました。「出た時」の能力でシールドゾーンのカードを墓地に置く際、城も1枚として数えますか?
A.はい、要塞化している城もシールドゾーンにあるカードですので、1枚分になります。城を残したい場合、城と要塞化されているシールドを両方残す必要があります。要塞化されているシールドを墓地に置いて城を残した場合、城も墓地に置かれてしまいます。
#region2((総合ルール 304.3.)){{
:304.3. |要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた場合、そのシールドの持つS・トリガー能力が解決された後で城を墓地に置きます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41462]](2022.6.24)

>Q.''《CRYMAX ジャオウガ》''の「出た時」の能力は、どのような順番で処理しますか?
A.ターン・プレイヤーから順に、シールドゾーンにあるカードを3枚選びます。その後、選んだシールド以外のシールドゾーンのカードをお互い同時に墓地に置きます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42520]](2022.12.16)

&tag(S-MAX進化クリーチャー,進化クリーチャー,クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト7,デモニオ,鬼レクスターズ,レクスターズ,パワー13000,鬼S-MAX進化,S-MAX進化,進化,T・ブレイカー,cip,シールド焼却,自己シールド焼却,両者シールド焼却,アタックトリガー,除去,単体除去,確定除去,破壊,単体破壊,ハンデス,ランダムハンデス,ジャオウガ,背景ストーリー:ラスボス,KGM,キングマスターカード,トレジャー,金トレジャー,クリエイターズコラボ,Mikio Masuda,Ryota-H,王来MAXブロック);