#author("2023-12-21T09:47:34+09:00","","")
#author("2024-03-04T19:08:19+09:00","","")
*《&ruby(でんのうせいじゃ){電脳聖者};タージマル》 [#meb037eb]

|電脳聖者タージマル UC 光/水文明 (3)|
|クリーチャー:イニシエート/リキッド・ピープル 4000+|
|ブロッカー|
|このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。|
|火のクリーチャーとバトル中、このクリーチャーのパワーを+4000する。|

[[DM-10]]で登場した[[リキッド・ピープル]]/[[イニシエート]]。

[[火]]の[[クリーチャー]]との[[バトル]]に強い[[多色]][[ブロッカー]]。

素の[[スペック]]は3[[マナ]]4000の標準的な[[ブロッカー]]に過ぎない。しかし、[[バトル]]する相手が[[火]]ならば+4000の[[パンプアップ]]が起動して[[パワー]]8000になる。これは半端な数値ではなく、[[《ブレードグレンオー・マックス》]]や[[《鬼切丸》]]のような[[火]]入りの[[【速攻】]]で使われる[[ウィニー]]は大抵討ち取ることができる。

時には[[フィニッシャー]]ですら止めてしまうこともあり、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]は一方的に勝ち、[[《偽りの名 バザガジー・ラゴン》]]や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]には[[相打ち]]に持ち込める。

対戦環境を歴史的に見ても、手軽に出せる[[火]]の[[クリーチャー]]でこの[[カード]]を除去できて[[パワー]]も[[パンプアップ]]時より勝るのは[[《“轟轟轟”ブランド》]]程度なものである。

[[火]]以外の相手に対しても[[《宣凶師キンゼラ》]]などの過去の3[[コスト]][[ブロッカー]]と同等の[[スペック]]を持ち、完全に[[腐る]]事は少ない。この[[カード]]から[[バトル]]を仕掛けたときも[[パンプアップ]]されるため、[[光]][[文明]]お得意の[[タップキル]]とも噛み合う。

[[光]]の小型[[ブロッカー]]ということで[[【ジェスターソード】]]のような[[デッキ]]の選択肢として優秀。過去には[[イニシエート]]の[[デッキ]]でも活躍していた。

欠点は[[刺さる]]相手が限られること。[[【グレンモルト】]]や[[【赤単速攻】]]など、[[パワー]]8000以下の[[火]]の[[クリーチャー]]を多用する[[デッキ]]には効果的だが、それ以外の相手にはただの[[準バニラ]]となる。[[環境]]によっては1[[マナ]][[軽い]][[《「守の甲殻」》]]で十分だろう。

また、[[《爆竜 GENJI・XX》]]や[[シューティングガイアール]]の前では簡単に[[破壊]]されるので、別の対策を用いるべき。[[火]]には[[ブロッカー]]の[[除去]]が多いので、あまり安心はできない。

[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]の性質として[[環境]]によって強さが左右されやすいが、総合的な[[スペック]]は優れている。[[メタゲーム]]の状況によっては十分採用を見込める[[カード]]である。

**環境において [#f2ed6b6f]
登場以来多くの[[火]]の[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を防いだ実力者。[[聖拳編環境]]では[[【ボルバル】]]に対してよく使われていた。

[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]などの強力[[ドラゴン]]すら軽々と止め、[[ドラゴン]]以外でも[[光]]の天敵[[《ストームジャベリン・ワイバーン》]]を一方的に討ち取れるなど活躍の場は多かった。

[[【除去コントロール】]]には2005年度ジェネレートリーグ日本一決定戦を機に投入されるようになったと伝わる。

[[【連ドラ】]]の勢いを止められる有力な[[カード]]の1つだったが、[[不死鳥編]]になると[[《フレイムバーン・ドラゴン》]]が登場。《タージマル》を[[除去]]できることから長く張り合っていくこととなる。

[[イニシエート]]であることも利点であり、[[《聖天使クラウゼ・バルキューラ》]]に[[進化]]させることもできた。[[極神編]]では[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]と[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]を獲得し、それらの[[進化元]]になることも多々あった。

[[覚醒編]]に入った辺りからこの[[カード]]の採用率は徐々に失速。[[《爆竜 GENJI・XX》]]や[[シューティングガイアール]]などの、この[[クリーチャー]]を簡単に[[破壊]]できる強力な[[アタッカー]]が登場したことによりその具合は顕著となった。

[[除去]]耐性自体は無いため、[[火]][[文明]]の[[カード]]で相手を攻めるついでに[[ブロッカー]]を[[破壊]]できるような[[カード]]が増えてしまったのが一番の痛手と言えるだろう。対処できる[[火]]の[[クリーチャー]]が減ったことで以降は[[《霊王機エル・カイオウ》]]が優先されることが増える。

[[ドラゴン・サーガ]]に入ると、[[DMR-13]]で登場した[[《龍覇 グレンモルト》]]に対抗できる数少ない軽量[[ブロッカー]]として再び注目を集める。

[[火]]の[[除去]]が[[火力]]から[[効果バトル]]に移り、[[火]]との[[バトル]]に強いこの[[クリーチャー]]も[[効果バトル]][[メタ]]として見直された。
例えば、[[《フレイムバーン・ドラゴン》]]は《電脳聖者タージマル》を[[除去]]できるが、その[[上位互換]]として見られている[[《爆竜 バトラッシュ・ナックル》]]や[[《熱血龍 バトリベンジ》]]では《電脳聖者タージマル》を[[除去]]できない、という点からも[[効果バトル]]に対する強さを実感できる。

[[革命編]]に入ると、[[火]]の中型の[[進化クリーチャー]]に対する抑止力としてさらに注目される。[[侵略]]の登場で[[火]]の[[ビートダウン]]が今までにないスピードと[[パワー]]で攻められるようになると、3[[コスト]]という低さでありながら[[パワー]]8000という点も、[[《音速 ガトリング》]]や[[《超音速 ターボ3》]]といった強豪な[[火]]の[[侵略]][[カード]]に対して抑止力として機能するようになった。[[DMGP-1st>公認グランプリ]]で4位入賞した[[【白青黒超次元】]]にも侵略メタとして投入されていた。革命編でもDMGP-1stまでこのカードはほぼ採用されず、DMGP-1stでも使用していたのは4位入賞者1人だけであった。

同じ時期に登場した[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]という強烈な[[多色]][[メタ]]に対しても優位を保てるのも良い。

**その他 [#r0795593]
-[[ドラゴン]]対策としてこの[[カード]]、[[ドラゴン]]側のこの[[カード]]対策としての[[《フレイムバーン・ドラゴン》]]というのは、過去の対戦環境でよくみられた光景である。

-[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]など、[[アタックトリガー]]の[[除去]]を持つ[[クリーチャー]]には注意。[[攻撃]]されると、[[ブロック]]する前に6000[[火力]]により[[破壊]]されてしまう。[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]なども同じ理由で注意。

-[[神化編]]以降[[再録]]されておらず[[絶版]]だったが[[DMD-06]]で久々に[[再録]]された。その際の[[フレーバーテキスト]]で、[[《電脳聖者エストール》]][[《光牙王機ゼロカゲ》]]に続く、[[イニシエート]]としては珍しい喋る[[クリーチャー]]の1体となった。[[アンノイズ]]の誕生を語った、[[背景ストーリー]]を読み解くのに重要なセリフとなっている。

-[[DMEX-11]]で再録された時には既に[[インフレ]]に付いて行けなくなった[[カード]]となっているが、恐らくは[[デュエル・マスターズ プレイス]]からデュエマを知った新規層を取り込むための再録だろう。

-[[火]]以外には3[[マナ]]4000の標準的な[[ブロッカー]]だが、標準スペックでありながら優秀な[[種族]]を持つため[[火]][[文明]]以外にも一定の働きを期待された。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-03]]で実装された。
--実装当時は3[[マナ]]4000[[ブロッカー]]が[[《翡翠樹》]]しか存在しないほど人材不足だったため、広い範囲での活躍を期待された。
--当初イラストレーターの名義は''D-Suzuki''となっていたが、バージョン2.3.0より''D-suzuki''に修正された。

-漫画「デュエル・マスターズ」では[[ヤカンマン]]が[[切札 勝舞]]戦で使用。後に最初の[[プレミアム殿堂]]となる悪名高き[[《無双竜機ボルバルザーク》]]をあっさり討ち取る大金星を挙げた。
漫画「FE」では[[W (ホワイト)>白凰]]が[[ベルベル]]戦で使用。1回目の[[《ヘブンズ・ゲート》]]で[[《悪魔聖霊バルホルス》]]と共に呼び出されたが、[[《戦攻竜騎ドルボラン》]]の能力で破壊された。
Wは世界大会直前に勝舞戦でも使用。3体目の[[《神門の精霊エールフリート》]]と同時に[[召喚]]されたが、直後に[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]の能力で破壊された。
[[白凰]]としても[[Y (イエスマン)]]戦で使用。[[《電磁霊樹アカシック・セカンド》]]に続いて召喚された。直前のターンでは出せるクリーチャーを持っていなかったと思われるため、その能力で[[今引き]]したのだろう。

-漫画「ビクトリー」では[[襟斗 偉色]]と[[レオ>百獣 レオ]]が[[勝太>切札 勝太]]戦で使用。この[[カード]]で勝太はレオが[[光]][[文明]]使いだと確信した。

-[[カード名]]の由来はインドの世界遺産タージ・マハルからだろう。

**[[DM-10]]の[[敵対色]]の[[メタ]] [#tcd07437]
-[[《反発のタグタップ》]]
-《電脳聖者タージマル》

**関連カード [#o8184837]
-[[《光器スヴェータ》]]
-[[《ミクセル <タージマル.Star>》]]
-[[《電脳聖者ディス・タージマル》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#s262b409]
-[[DM-10]]、[[DMC-16]]、[[DMC-17]]、[[DMC-34]]、[[DMPP-03]]、[[DMPD-04]]、[[DMPD-06]]、[[DMPS-02]]&br;'''[[同じ敵>火]]と戦う。ただその一点でのみ彼等は[[仲間>友好色]]となった。'''
-[[DMC-37]]&br;'''光届かぬ深海と、雨すら降らぬ天空。その二つが混ざり合うと誰が思っただろうか?'''
-[[DMD-06]]、[[DMPB-03]]&br;'''[[アンノイズ]]も「[[三角錐の結晶>トライストーン]]」を埋め込まれる前は、普通の[[クリーチャー]]だったんだ。――電脳聖者タージマル'''
-[[DMEX-11]]&br;'''~[[チーム銀河]]の正義~'''&br;'''デッキに[[ブロッカー]]がいれば、[[ギャラクシールド]]を守れるぞ!コストが軽くて防御力が高い[[ブロッカー]]を序盤に並べよう!'''
-[[パフチョコ3>デュエル・マスターズ パフチョコレート 第3弾]](P18/Y8)&br;'''炎を見れば見るほど、強くなる!'''
-[[パフチョコ3>デュエル・マスターズ パフチョコレート 第3弾]](P26/Y8)&br;'''渦巻く炎の波も、奴だけは避けて通る。'''

**収録セット [#bd749a5d]
***[[デュエル・マスターズ]] [#wddfabb2]
-illus.[[D-Suzuki]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]
--[[DMC-16 「紺碧の守護聖天(ガーディアン・ブルー)デッキ」>DMC-16]]
--[[DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」>DMC-17]]
--[[DMC-34 「コロコロ・ドリーム・パック2(エターナル・レガシー)」>DMC-34]]
--[[DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」>DMC-37]]
--[[DMD-06 「ライジング・ダッシュ・デッキ 反撃ブロック!!」>DMD-06]]
--[[DMX-23 「奥義伝授!! デッキLv.マックスパック」>DMX-23]]
--[[DMEX-11 「Wチームドッキングパック チーム銀河&チームボンバー」>DMEX-11]](25/42)
-illus.[[D-Suzuki]]/[[HIROHIDE NISHIMURA]]
--[[デュエル・マスターズ パフチョコレート 第3弾]](P18/Y8)
-illus.[[D-Suzuki]]/[[HIROYUKI TADOKORO]]
--[[デュエル・マスターズ パフチョコレート 第3弾]](P26/Y8)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#ea25adf0]
-CV:[[宮城一貴]]
-illus.[[D-suzuki]]
--[[DMPP-03 「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」>DMPP-03]]
--[[DMPD-04 「天使と悪魔の鎮魂歌」>DMPD-04]]
--[[DMPD-06 「ベストセレクション 光・水 ディフェンス」>DMPD-06]]
--[[DMPS-02 「セイクリッド・エンジェル」>DMPS-02]]
-illus.[[D-suzuki]]/[[HIROYUKI TADOKORO]]
--[[DMPB-03 「LEGEND OF PLAY'S 2023」>DMPB-03]]

**参考 [#td69a372]
-[[イニシエート]]
-[[リキッド・ピープル]]
-[[ブロッカー]]
-[[攻撃できない]]
-[[火]]
-[[クリーチャー]]
-[[バトル]]
-[[パンプアップ]]
-[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]

&tag(クリーチャー,光文明,水文明,白青,2色,多色,コスト3,イニシエート,リキッド・ピープル,パワー4000,ブロッカー,攻撃制限,相手プレイヤーを攻撃できない,パンプアップ,パンプアップ+4000,UC,アンコモン,D-Suzuki,HIROHIDE NISHIMURA,HIROYUKI TADOKORO,十王篇ブロック,クリーチャー (デュエプレ),光文明 (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),白青 (デュエプレ),2色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),イニシエート (デュエプレ),リキッド・ピープル (デュエプレ),パワー4000+ (デュエプレ),パワー4000 (デュエプレ),ブロッカー (デュエプレ),相手プレイヤーを攻撃できない (デュエプレ),攻撃できない (デュエプレ),パンプアップ (デュエプレ),パンプアップ+4000 (デュエプレ),UC (デュエプレ),アンコモン (デュエプレ),D-Suzuki (デュエプレ));
&tag(クリーチャー,光文明,水文明,白青,2色,多色,コスト3,イニシエート,リキッド・ピープル,パワー4000,ブロッカー,攻撃制限,相手プレイヤーを攻撃できない,パンプアップ,パンプアップ+4000,UC,アンコモン,D-Suzuki,HIROHIDE NISHIMURA,HIROYUKI TADOKORO,十王篇ブロック,クリーチャー (デュエプレ),光文明 (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),白青 (デュエプレ),2色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),イニシエート (デュエプレ),リキッド・ピープル (デュエプレ),パワー4000+ (デュエプレ),パワー4000 (デュエプレ),ブロッカー (デュエプレ),相手プレイヤーを攻撃できない (デュエプレ),攻撃できない (デュエプレ),パンプアップ (デュエプレ),パンプアップ+4000 (デュエプレ),UC (デュエプレ),アンコモン (デュエプレ),D-Suzuki (デュエプレ),HIROYUKI TADOKORO (デュエプレ));