#author("2024-06-08T02:52:45+09:00","","") #author("2024-06-29T22:57:55+09:00","","") *《&ruby(ほうじゅん){豊潤};フォージュン》 [#s04718e6] |豊潤フォージュン C 自然文明 (3)| |呪文| |自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンのカードが5枚以下なら、カードを1枚引く。| [[DMR-14]]で登場した[[自然]]の[[呪文]]。 1[[マナブースト]]と、5[[マナ]]以下であることを条件とした[[キャントリップ]]を持つ。 5マナの状態で唱えても、この呪文の効果で1マナブーストされて6マナになるので[[キャントリップ]]は発動しない。 つまり、[[キャントリップ]]が使えるのは4マナ以下の状態でこの呪文を唱えた時である。 既出のコスト3の類似カードには[[《ジオ・ブロンズ・マジック》]]があった。手札の入れ替えにはならないが、結果として手札を減らさない呪文では[[《フェアリーの火の子祭》]]や[[《ガチンコ・ルーレット》]]もライバルとなりうる。 先程挙げた3枚は、いずれも非公開ゾーンの結果を参照するため不確実である一方、《豊潤フォージュン》はマナゾーンの枚数で判断するため、[[振れ幅]]もない。 実際の試合の流れで考えると、[[キャントリップ]]が使えるのは普通に3ターン目・3マナ時に唱えたときか、[[《フェアリー・ライフ》]]などから繋いだ4→6の最中のみであり、[[ランデス]]を受けるか[[チャージ]]を見送らない限りゲーム内では一度きりしか発動できないことを意味する。 ブースト札共通の弱点として、これ以上マナが要らない終盤には完全に腐るのは据え置きで、さらには追加効果が中盤以降損なわれると、複数枚採用および2枚目以降の詠唱が極めて弱い特徴を持つ。 「[[マナブースト]]を採用するデッキは、1試合に最低2枚、必要なら合計3枚以上[[マナブースト]]し、コスト7以上の重量級カードを目指す」という固定観念の中では、このカードは他のブースト札を蹴ってまで採用する性能はないと評価できる。 **環境において [#if0df26e] 登場からまともに採用されていなかったが、2022年6月に行われた『全国大会2019』日本一決定戦にて3位に輝いた[[【青黒赤緑邪王門】]]に、5枚目以降の[[《天災 デドダム》]]及び[[単色]][[マナ]]枠として3枚投入されていた。[[ゲーム]]の高速化に加え5マナまで溜まれば[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]で[[1ショットキル]]に向かうことができることが採用理由と見られる。 2022年末からオリジナルの[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]でも使われるようになった。マナブースト手段が豊富なので5マナ以降は他のマナブーストで事足りる。 [[【4色万軍投】]]にも2枚程度挿される場合がある。優秀な[[多色]][[マナブースト]]が増えたことでデッキ全体の多色比率が上がり過ぎたため使いやすい単色枠として再評価された側面もある。 その後も[[DM23-RP3]]期には[[【ブレスラチェイン】]]での入賞が確認された。最速なら5マナ溜まれば[[《ディスタス・ゲート》]]や[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]で即死を狙えるためである。 [[DM23-RP3]]最終週辺りになると、[[【ブレスラチェイン】]]での使用に引っ張られてその源流の1つである通常の[[【5色ザーディクリカ】]]でも使われるようになった。 2024年の全国大会2024以降から[[【黒緑アビス】]]を想定したマナブースト札として[[【青緑ジャイアント】]]に採用され始め、ゴールデンウィーク明けには、オリジナルの実績が見られた(70人参加、3位)。 -総じて、最低5マナが溜まればビッグアクションを起こせるデッキの誕生により、「5マナ以上ある時に唱えたらただのマナブースト」という欠点を「5マナ以上あるならこのカードはお役御免」という形で消滅させられる。 --コスト5の起爆カードがないデッキでも、[[《天災 デドダム》]]の5枚目以降として使える。3ターン目に《デドダム》を引けてない場合は《豊潤フォージュン》、引けている場合は《デドダム》スタートで以降は《豊潤フォージュン》を単色マナとして使い分けができる。その運用も「5マナ以上になると《豊潤フォージュン》として唱えない」プレイングになるので弱点を消せる。 **その他 [#rf8b5653] -『デュエル・マスターズ 超全集 DS』でも「4マナ以下の時に使えば、確実にドローできる!!!」と寸評が書かれていたが、まさか後年の環境でそれを地で行く運用法がされるとは、公式側も思いがけなかっただろう。 -[[コモン]]ではあるが、長期間活躍の機会がなかったことから当然[[再録]]も長期間されず、一時期高騰することになった。 [[DM23-EX1]]で約10年ぶりに初めての再録を果たした。その後もちょくちょく再録されることが続いた。 -[[DMART-14]]版では、[[《龍覇 サソリス》]]の使い手である[[毒島サソリ>サソリ]]に似た[[スノーフェアリー]]の《原始妖積サリス》が描かれている。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#j830e64b] [[DMPP-23]]で能力そのままで実装。TCGで実績が知られるカードだが、レアリティ上昇はなく[[コモン]]を維持している。 -登場時の[[DMPP-23]]環境では、コンパクトなマナ加速で強い動きができるカードやデッキに乏しく、目覚ましいといえる活躍はしていない。 せいぜい、かつての[[【アガサ天門】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]が3→5→6時のリソース札として使っていた[[《ジオ・ブロンズ・マジック》]]には差し替えできるといった程度で、《豊潤フォージュン》の活躍は今後コスト5帯にゲームの流れを支配するカードの登場に委ねられるだろう。 **関連カード [#bc84b6d0] -[[《ジオ・ブロンズ・マジック》]] -[[《フェアリー・パワー》]] -[[《オラオラ・ジョーカーズ》]] -[[《全虹帝 ミノガミ/ハザード・パクト》]] -このカードに描かれているクリーチャー --[[《龍覇 サソリス》]] **[[フレーバーテキスト]] [#xa1ec524] -[[DMR-14]]、[[DMPP-23]]&br;'''しかしなんでこんなに美味しいんだろうね、ドングリってやつは。 ---[[龍覇 サソリス>《龍覇 サソリス》]]''' -[[DM23-EX1]]&br;'''[[パンドラの民>エイリアン]]による[[ハンター]]の記憶は[[ゼニス]]をうみだすほど大きなものだった。[[プリン>《鬼羅王女プリン》]]はその偉大さに敬意を表し、想いによってうみだされたハンターたちを「[[ジャイアント・ハンター]]」と呼んだ。''' -[[DM23-BD4]]&br;'''龍との思い出が、龍を愛する心を豊かにする。''' -P70/Y22&br;'''豊潤なマナから切り札へとつなごう!''' -[[DMART-14]]&br;'''豊潤な原始のパワー、見せてあげるっ! ――原始妖積サリス''' -[[DMART-14]]&br;'''豊潤な原始のパワー、見せてあげるっ! ― 原始妖精サリス''' **収録セット [#j48c01ff] ***[[デュエル・マスターズ]] [#cd14929a] -illus.[[500siki]] --[[DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」>DMR-14]](55/55) --[[DM23-EX1 「大感謝祭 ビクトリーBEST」 >DM23-EX1]](82/84) --[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](超36/超38) --[[DM23-BD4 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ドラドラドラゴン龍幻郷」>DM23-BD4]](56/60) --[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第21期〜第25期)]](P70/Y22) -illus.[[douzen]] --[[DMART-14 「神アート フェアリー・タイムライン」>DMART-14]](5/6) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#b8e63f54] -illus.[[500siki]] --[[DMPP-23 「双剣王凱旋 -DRAGHEART SOLUTION-」>DMPP-23]] **参考 [#pedad5a1] -[[山札の上]] -[[マナブースト]] -[[マナゾーン]] -[[キャントリップ]] &tag(呪文,自然文明,緑単,単色,コスト3,マナブースト,5枚以下,ドロー,キャントリップ,終音「ん」,C,コモン,500siki,douzen,呪文 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),マナブースト (デュエプレ),5枚以下 (デュエプレ),ドロー (デュエプレ),キャントリップ (デュエプレ),終音「ん」 (デュエプレ),C (デュエプレ),コモン (デュエプレ),500siki (デュエプレ));