#author("2025-02-12T02:41:12+09:00","","") #author("2025-03-29T11:08:41+09:00","","") *《&ruby(はえ){蠅};の&ruby(おう){王}; クリス=タブラ=ラーサ》 [#top] |蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ SR 無色 (15)| |クリーチャー:ゼニス・セレス 57975| |''革命チェンジ'':ゼニス(自分のゼニスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)| |''ワールド・ブレイカー''(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)| |このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の手札をすべて裏向きでマナゾーンに置く。| |相手は、自分のマナゾーンにある裏向きのカードの枚数よりコストが小さい呪文を唱えられない。| |''エターナル・Κ''(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)| [[DM24-SP2]]で登場した[[無色]]の[[ゼニス・セレス]]。 [[ゼニス]]からの[[革命チェンジ]]と非常に[[重い]]が、[[cip]]でお互いに[[水晶マナ]]化させる形の全[[ハンデス]]、自分の[[水晶マナ]]の数未満の[[呪文ロック]]、[[ワールド・ブレイカー]]に[[ゼニス・セレス]]共通の[[エターナル・Κ]]を持つ。 【ゼニス・セレス】であればフィニッシュ時には5〜6枚の[[水晶マナ]]を溜め込んでいるのがザラであり、さらに手札を[[水晶マナ]]化できれば大概の呪文を[[ロック]]できるため、[[フィニッシャー]]として申し分ない性能。 裏向きハンデスの都合上、手札から置かせた[[水晶マナ]]は通常のカードでは参照できずほとんど[[回収]]不能になる。カードの替えがきかない[[ハイランダー]]構築や[[デュエパーティー]]では凶悪度がさらに上がる。 弱点としては[[ダイレクトアタック]]に失敗すると[[無色]]とはいえ多くの[[マナ]]を与えてしまう上、[[シールド]][[ブレイク]]で相手の[[手札]]は潤っているのに対してこちらの手札はゼロという劇的に不利な状況になってしまうこと。そのため、試合を決め切れるタイミングで繰り出すのは勿論のこと[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]や[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]でロックを掛けるなどの逆転阻止もしておくのがベストである。 [[強制]]で[[自分]]の[[手札]]もすべて[[水晶マナ]]にしてしまう性質上、[[リソース]]がなくなるかつ[[cip]]の再利用や同名カードの相互[[革命チェンジ]]が不可能になるなど、全[[ハンデス]]という能力と裏腹に[[コントロール]]で使うには工夫が必要なカードとなっている。 **ルール [#a10e3d34] -[[呪文ロック]]については、参照するマナ枚数は《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》を出している側のプレイヤーのもの。相手自身のマナは参照しない。(類似例:[[《サファイア・ウィズダム》]]) -多くの水晶マナブーストと異なり[[手札]]から[[水晶マナ]]を置くので元のカードが[[単色]]か[[多色]]か分かってしまうが、すべて[[アンタップイン]]する。[[非公開ゾーン]]から非公開のまま移動されるので[[特性]]は参照されない。 **他のカードとの相性 [#w38e4fff] -[[クリーチャー]]の[[cip]]を封じる[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]と組み合わせれば、ほとんどの[[S・トリガー]]を封じながら[[シールド]]を割り切ってとどめまで向かえる。 -基本的には同デッキ収録の[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]からチェンジすることになる。[[G・ゼロ]]で登場しつつこのカードを回収し、即座に相手プレイヤーに攻撃してくれる最高のパートナーと言える。 -他にも[[水晶ソウル]]持ちの[[ゼニス・セレス]]は相性が良い。[[《「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア》]]は[[疑似スピードアタッカー]]で[[革命チェンジ]]元に適している上、このクリーチャーを直接[[踏み倒せ>踏み倒し]]る。 また、運こそ絡むが、《シャングリラ・ファンタジア》の能力で[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]を踏み倒せれば、呪文とクリーチャーの両方を[[ロック]]可能。この場合エターナル・Κでの[[水晶マナ]]の消費も、手札に戻った《シャングリラ・ファンタジア》がこのクリーチャーのcipで水晶マナ化するので、《ワスプメリサ》の[[cip]]も合わせ、最低でも差し引き1枚まで抑えられる。 -珍しい所では、[[バウンス]]で[[メタ]]クリーチャーをどかしつつ[[ジャストダイバー]]と[[エターナル・Κ]]の二重の除去耐性を持つ[[《「狡智」の頂天 レディオ・ローゼス》]]とも相性が良い。 -低コストの[[《「怪異」の頂天 クリス=ベルゼ》]]も[[《奪取のクリス アラカン》]]などでシールドを削っておけば4ターン目に革命チェンジできる。 -それ以外の手段としては[[成長チェンジ>【成長ミラダンテ】]]の要領で[[《「心」の頂天 プロフェシー》]]からチェンジする手もあるが、あちらを高速で出す手段が現状足りていないか。 -[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]は[[cip]]でこのクリーチャーや《クリス・バアル》をサーチしつつ[[水晶マナ]]を増やせ、さらに《ベートーベン》の[[攻撃誘導]]でワンショット失敗時の保険を掛けられる為相性は非常に良好。 その反面、盤面に残しておきたい《ベートーベン》が手札に戻ってしまう上[[水晶マナ]]化で再利用不可能と、チェンジ元としては不向き。 [[攻撃誘導]]のために残しておきたいのでチェンジ元としては不向きだが、[[マッハファイター]]で[[クリーチャー]]を[[攻撃]]しながら[[革命チェンジ]]することで[[ブレイク]]せず[[オールハンデス]]と[[呪文ロック]]だけかける[[プレイング]]を行うことはそれなりにある。 -一般の[[ゼニス]]との相性は良くない。殴らせて[[1ショットキル]]を狙うなら既に[[《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》]]が存在している上、呪文ロックがそれほど機能しない。 [[革命チェンジ]]で[[cip]]を使い回すという運用も[[オールハンデス]]で不可能であり、その動きをしたいのならば既に[[《「心」の頂天 プロフェシー》]]が存在する。 -[[《天頂と停滞と水晶の決断》]]との相性は格別。邪魔な[[ブロッカー]]の除去や、確定で4枚or最大7枚もの水晶マナ増幅による呪文ロック強化などかなり噛み合っている。 ただし、こちらの[[cip]]を先に解決してしまうと唱える予定だった[[《天頂と停滞と水晶の決断》]]を含めた、こちらの手札もすべて[[水晶マナ]]になってしまう。併用するなら、必ず[[革命チェンジ]]時に同時宣言しておき、cipより先に[[《天頂と停滞と水晶の決断》]]を唱えて手札から消費しておく必要があるので注意。 -水晶マナギミックの天敵である[[《魔天降臨》]]を[[メタ]]った能力とも言える。 **環境において [#ib0dfa6f] [[【黒緑ゼニス・セレス】]]は[[オールハンデス]]で勝敗を決定付ける[[フィニッシャー]]である[[《「呪怨」の頂天 サスペンス》]]のために黒を入れていたが、[[オールハンデス]]に加え[[呪文ロック]]と[[ワールド・ブレイカー]]を持つ、より高性能な[[フィニッシャー]]である本カードの登場により黒を入れる必要がなくなり、[[【緑零ゼニス・セレス】]]が成立する原動力となった。 登場後瞬く間に[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]とのセットでの[[フィニッシャー]]として運用されるようになった。このカードにより緑零だけで十分なフィニッシュ力を獲得したこと、その他[[DM24-SP2]]産のカードに[[デッキスペース]]を押し除けられて黒のカードが入る余地がなくなったことから[[【黒緑ゼニス・セレス】]]は衰退している。 **その他 [#ha59e4e1] -[[革命チェンジ]]では初めて[[ワールド・ブレイカー]]を持つクリーチャー。[[革命チェンジ]]を持つが、このクリーチャーはむしろ支配と停滞をもたらす側である。 また、チェンジ元が[[手札]]に残らない性質は[[侵略]]に似ている。 -[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]のパワーは28482で各位に使う数字が偶数統一だったが、《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》は57975の奇数統一である。 --あくまでパワーは記号程度の意味合いだが、(28482の2倍=56964) < 57975 なのでこちらの姿になるとパワーが僅差で2倍を超える値になっている。このパワーにより[[《大樹王 ギガンディダノス》]]を貫通したり、[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]にバトルで勝ったりできる。 -[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]と違い、[[クリスターナル・Κ]]ではなく[[エターナル・Κ]]になっている。能力で[[水晶マナ]]を用意できるため、[[敗北回避能力]]まであると強すぎると判断されたのかもしれない。 -「蠅の王」とは、[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]の由来でもある悪魔「ベルゼブブ」の異名。また、ウィリアム・ゴールディングの小説のタイトルにもなっており、[[Duel Masters LOST ~追憶の水晶~]]第2話にて授業で取り上げられていた。 -トレジャー版のイラストを手掛ける[[Hisashi Momose]]氏は[[DMC-41]]の[[《地獄スクラッパー》]]以来''16年振り''の復帰となる。 -公式カードリストには、なぜか[[シークレットカード]]版のみ掲載されていない。 **関連カード [#related] -[[《クリス=タブラ=ラーサ》]] -[[《「無」の頂天 タブラ=ラーサ》]] -[[《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》]] -[[《「心」の頂天 プロフェシー》]] //**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] //-[[DM24-SP2]]&br;'''''' **収録セット [#pack] //***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm] -illus.[[Kotakan]] --[[DM24-SP2 「キャラプレミアムデッキ Duel Masters LOST 誓いの水晶」>DM24-SP2]](1/13) -illus.[[Hisashi Momose]] --[[DM24-SP2 「キャラプレミアムデッキ Duel Masters LOST 誓いの水晶」>DM24-SP2]](TD1/TD5) -illus.[[金林洋]] --[[DM24-SP2 「キャラプレミアムデッキ Duel Masters LOST 誓いの水晶」>DM24-SP2]](㊙1/㊙1) //***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp] //-CV:[[]] //-illus.[[]] **参考 [#reference] -[[ゼニス・セレス]] -[[革命チェンジ]] -[[ゼニス]] -[[ワールド・ブレイカー]] -[[cip]] -[[マナブースト]] -[[オールハンデス]] -[[マナ送り]] -[[水晶マナ]] -[[呪文]] -[[ロック]] -[[エターナル・Κ]] &tag(クリーチャー,無色,コスト15,ゼニス・セレス,ゼニス,パワー57975,革命チェンジ,革命チェンジ:ゼニス,ワールド・ブレイカー,cip,マナブースト,水晶マナブースト,ハンデス,オールハンデス,マナ送り,水晶マナ送り,水晶マナサポート,コスト参照,呪文メタ,呪文ロック,ロック,エターナル・Κ,《クリス=タブラ=ラーサ》,SR,スーパーレア,トレジャー,キャラプレミアムトレジャー,Kotakan,Hisashi Momose,金林洋);