#author("2022-07-05T14:10:59+09:00","","")
#author("2022-12-15T04:29:36+09:00","","")
*《&ruby(ローズ・ソーサラー){薔薇の使者};》 [#bd602744]

|薔薇の使者 R 自然文明 (6)|
|クリーチャー:ビーストフォーク/オリジン 4000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。|
|このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、カードを2枚、自分のマナゾーンから好きな順序で山札の上に置く。|

[[DM-32]]で登場した[[ビーストフォーク]]/[[オリジン]]。

[[出た時]]と[[離れた時]]で逆の[[効果]]をもたらす[[サイクル]]の一枚。
[[cip]]で2枚ブーストし、[[バトルゾーン]]を離れれば[[マナゾーン]]から[[強制]]で2枚選び[[山札の上]]に置く。

普通に使うと6[[マナ]]で[[クリーチャー]]が残る2ブーストができるが、[[除去]]されると[[マナ]]が2枚減ってしまう。
この[[サイクル]]は[[コスト論]]的には損な[[カード]]が多いが、一目見て弱いと判断してしまった[[プレイヤー]]はこの[[エキスパンション]]のテーマを思い出す必要がある。
すなわち、これらは[[cip]]で一仕事し、[[デメリット]]を避けるために[[進化元]]にする[[能力]]なのである。

とは言っても、この[[カード]]は[[サイクル]]でも異色の[[スペック]]。まずそこそこ[[重い]]ため、そもそも[[進化元]]には向かない。加えて[[デメリット]]が[[マナ回収]]ともなれば話は別で、うまく[[アドバンテージ]]に転換することもできる。

[[除去]]されてしまえば8枚以上の[[マナゾーン]]から次とその次に引いてくる[[カード]]を選択できるため、たとえば[[《ロスト・ソウル》]]などが[[マナ]]にあると、相手にとっては非常に[[除去]]しにくい。[[マナブースト]]兼[[マナ回収]]としてなかなか有能な[[カード]]だと言える。

場を離れた時の状況を見て操作できるため、たとえば今対応できなさそうな強い[[クリーチャー]]が相手にいれば[[《狼虎サンダー・ブレード》]]や[[《地獄門デス・ゲート》]]などの[[除去]]を[[山札の上]]に置けばよい。

[[スリリング・スリー]]や[[連鎖]]等、[[山札の上]]が重要となる[[カード]]と組み合わせるのも良いだろう。特に、次の[[ターン]]には[[マナチャージ]]せずとも8[[マナ]]あるため、[[《サイバー・G・ホーガン》]]とも相性がよい。

他の6[[コスト]][[マナブースト]][[カード]]とかち合うので、[[コンセプト]]と[[マナカーブ]]に工夫をいれて活かしたい。比較対象となるのは[[《スーパー大番長「四つ牙」》]][[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]][[《龍仙ロマネスク》]]あたりか。

[[マナブースト]]と、[[山札操作]]を兼ねた[[マナ回収]]が両方こなせる点は貴重なので採用できる[[デッキ]]もあるだろう。

6コストの[[マナブースト]]としては後に登場した[[《剛撃古龍テラネスク》]]より劣るが、こちらは[[離れた時]]に山札操作ができる点で差別化可能。[[《異端流し オニカマス》]]が立っていて[[《ガチャンコ ガチロボ》]]による[[コスト踏み倒し]]が阻害されている時、このカードの能力で[[《気高き魂 不動》]]と2体目以降の《ガチャンコ ガチロボ》を仕込めると美味しい。

-[[《ヒラメキ・プログラム》]]とも相性がいい。[[《龍聖大河・L・デストラーデ》]]や[[《紺碧術者 フューチャー》]]などに変えれば、[[マナゾーン]]の[[クリーチャー]]や[[呪文]]を踏み倒すこともできる。

-[[《転生プログラム》]]でこの[[クリーチャー]]を[[破壊]]すれば、好きな[[クリーチャー]]を[[マナゾーン]]から出せるように見えるが、この[[コンボ]]は不可能。この場合[[《転生プログラム》]]の[[能力]]を全て[[解決]]した後で《薔薇の使者》の[[能力]]で[[マナゾーン]]の[[カード]]を[[山札の上]]に置く。[[トリガー能力]]はある[[能力]]が[[解決]]している最中には処理できないためである。

-[[《エンペラー・キリコ》]]とも好相性。これを出せば8[[マナ]]たまり、[[種族]]も[[オリジン]]であるため、次[[ターン]]での[[《エンペラー・キリコ》]]の[[進化元]]としても有用だった。[[《母なる星域》]]でひっこめて[[《エンペラー・キリコ》]]を出し、[[マナゾーン]]から[[カード]]を[[山札の上]]に置けば、好きな[[クリーチャー]]を出せる。

-天敵は[[《英知と追撃の宝剣》]]。[[cip]]で[[マナ]]が増えているとはいえ、一度に4枚も[[マナ]]が削られてしまうのはさすがに痛い。

-「薔薇」の冠詞があり「ローズ」のルビがふられているが、[[《ローズ・キャッスル》]][[《邪眼ローズ・アヴァクーム公》]]などとの関連はないと思われる。

-[[種族]]違いには[[下位種]]のような存在として[[《桜風妖精ステップル》]]が存在する。

-[[DMX-09]] の[[フレーバーテキスト]]では「薔薇の''死者''」となっている。おそらくはミスだろうが、[[エピソード2]]時代での[[背景ストーリー]]では[[オリジン]]はほぼ絶滅しかけているため、本当に死者になっているのかもしれない。

** [[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#m160618b]
***最新バージョンの性能 [#ibd77616]
|薔薇の使者 R 自然文明 (6)|
|クリーチャー:ビーストフォーク/オリジン 4000|
|バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。|
|バトルゾーンから離れた時、自分のマナゾーンから進化でないクリーチャーをコストの大きい順に2枚、山札に戻しシャッフルする。(複数あるなら、その中からランダムに選ぶ)|

[[DMPP-12]]で実装。離れた時の[[ランデス]]が「進化でないクリーチャーをコストの大きい順に2枚」かつ山札に戻した後にシャッフルするようになった。

離れた時の自己ランデスは非進化クリーチャー限定であり、《薔薇の使者》を進化元に使ってしまう以外にも、非進化クリーチャーを極力デッキに入れないことでも回避できる。呪文や[[ゴッド・カード]]など非クリーチャー、クリーチャーでもマナ進化や墓地進化などでデッキを固めるのが現実的な方法か。

***アップデート履歴 [#pb09e594]

2022年1月24日に使用可能になってから、2022年3月24日実施のメンテナンスまでの59日間、以下のような性能だった。

|薔薇の使者 R 自然文明 (5)|
|クリーチャー:ビーストフォーク/オリジン 4000|
|バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。|
|バトルゾーンから離れた時、自分のマナゾーンから進化でないクリーチャーをコストの大きい順に2枚、山札に戻しシャッフルする。(複数あるなら、その中からランダムに選ぶ)|

離れた時の[[ランデス]]は最新バージョンと同じだが、TCG版より[[マナコスト]]が1低くなっていた。

コスト5になったのは大きな利点。
「《薔薇の使者》 →マナ加速した2枚分から[[《フェアリー・ライフ》]]→次のターンにコスト9のカード」
や
「(6マナと自分のクリーチャーが1体あるときに)《薔薇の使者》→ [[《神歌の星域》]]→ [[《エンペラー・キリコ》]]」
と繋げられる様になった。

//進化クリーチャーである[[《エンペラー・キリコ》]]はランデスの対象にならないため、[[《神歌の星域》]]とのコンボが阻害されることはない。
//一方で、デッキトップを固定できなくなったため、《エンペラー・キリコ》が出た時に踏み倒されるクリーチャーを固定することはできなくなった。

なお、[[《神歌の星域》]]で《薔薇の使者》をマナゾーンに置いて[[《エンペラー・キリコ》]]を出すと、[[誘発]]の順番は「《薔薇の使者》が離れた時」→「《エンペラー・キリコ》が出た時」になる一方で、ゲーム内の[[解決]]の順番は「《エンペラー・キリコ》が出た時」→「《薔薇の使者》が離れた時」になっているので注意(Ver.2.9.0)。

**[[サイクル]] [#j937a390]
[[DM-32]]で登場した、[[出た時]]と[[離れた時]]で逆の[[効果]]をもたらすクリーチャー
-[[《黙示聖獣カラドリウス》]]
-[[《ツクモ・スパーク》]]
-[[《サイバーX・ザナドゥ》]]
-[[《妖蟲恐皇ガイルス》]]
-[[《烈光戦士イザノミヒート》]]
-''《薔薇の使者》''
-[[《式神セメタリアン》]]

**関連カード [#k96b31c4]

-[[《薔薇の使者/ガイアズ・ソング》]]

-[[《剣薔電融 バザガロズソール》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《ホーガン・ブラスター》]]([[DMBD-18]]版)
**[[フレーバーテキスト]] [#odf14318]
-[[DM-32]]、[[DMPP-12]]&br;'''太古の昔、彼は大地と共に生き、精霊達の声を聞いていた。'''
-[[DMX-09]] &br;'''[[マイナスに見えるもの>デメリット]]も、[[考え方>マナ回収]][[次第>山札操作]]では[[プラス>メリット]]になるという事を薔薇の死者は僕らに教えてくれた。'''

**収録セット [#r1ef537b]
***[[デュエル・マスターズ]] [#v8194452]
-illus.[[P-HEAD]]
--[[DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」>DM-32]](35/110)
--[[DMX-09 「デッキビルダー鬼DX ガンバ!勝太編」>DMX-09]](23/56)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#y03ce29d]
-CV:[[熊谷海麗]]
-illus.[[P-HEAD]]
--[[DMPP-12 「太陽の神歌 -NEXT EVOLUTION-」>DMPP-12]]

**参考 [#p40bda90]
-[[ビーストフォーク]]
-[[オリジン]]
-[[cip]]
-[[山札の上]]
-[[マナブースト]]
-[[離れた時]]
-[[マナ回収]]
-[[デメリット]]
-[[【エンペラー・キリコ】 (デュエプレ)]]

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト6,ビーストフォーク,オリジン,パワー4000,cip,マナブースト,離れた時,自己ランデス,山札操作,・,R,レア,P-HEAD,クリーチャー (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト5 (デュエプレ),ビーストフォーク (デュエプレ),オリジン (デュエプレ),パワー4000 (デュエプレ),cip (デュエプレ),マナブースト (デュエプレ),離れた時 (デュエプレ),自己ランデス (デュエプレ),コストの大きい順 (デュエプレ),・ (デュエプレ),R (デュエプレ),レア (デュエプレ),P-HEAD (デュエプレ));