#author("2024-03-09T19:22:50+09:00","","")
#author("2024-04-13T08:04:21+09:00","","")
*《&ruby(わか){若};き&ruby(だいちょうろう){大長老}; アプル》 [#top]

|若き大長老 アプル UC 自然文明 (2)|
|クリーチャー:グランセクト 3000|
|''G・ストライク''(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)|
|''ガードマン''(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、自分の他のクリーチャーからこのクリーチャーに変更してもよい)|
|相手のカードは、墓地またはマナゾーンを離れない。|
|相手は、墓地またはマナゾーンから呪文を唱えられない。|

[[DMRP-22]]で登場した[[自然]]の[[グランセクト]]。

相手の[[カード]]の[[墓地]]と[[マナゾーン]]からの[[ゾーン]]移動に、その2つのゾーンからの呪文[[詠唱>唱える]]を同時にロックする[[能力]]を持つ。

自然、闇文明の得意分野にあたる2つのゾーンに同時に干渉することができる。
オマケに[[G・ストライク]]や[[ガードマン]]も備えており、クリーチャーだけでなくプレイヤーへの攻撃も守ることが可能。卑近な例では、退化系のデッキの先置き退化元を狙う[[マッハファイター]]に対して役立つか。
//実際は[[マッハファイター]]や[[除去]]で露骨に狙われるようなメタ能力を持っているためガードマンは役立ちにくいか。

当然の如く[[《鋼鉄の鎚》]]や[[《超級の面 ゴメス》]]の様な[[攻撃できない]]デメリットも無い。

//直近の環境で活躍している[[【青黒緑退化】]]、[[【白青黒退化】]]のような[[墓地]][[退化]]および[[【白青赤退化】]]、[[【白赤緑退化】]]などの[[マナ]]退化に対するメタカードとしても強力である。
特に[[ハンデス]]戦略との組み合わせは強力無比で、相手のリソースを枯渇させたのにもかかわらず[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]等で逆転されるケースを未然に防ぐことができ、より確実に相手をコントロールすることができる。墓地に置かせたカードはこのクリーチャーがいる限り利用不可能になり、墓地を参照する(疑似)[[シンパシー]]系能力などを除けば除外に近い扱いとなるため、非常に強力。

特に[[ハンデス]]戦略との組み合わせは強力無比で、相手のリソースを枯渇させたのにもかかわらず[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]や[[《生命と大地と轟破の決断》]]等で逆転されるケースを未然に防ぐことができ、より確実に相手をコントロールすることができる。墓地に置かせたカードはこのクリーチャーがいる限り利用不可能になり、墓地を参照する(疑似)[[シンパシー]]系能力などを除けば除外に近い扱いとなるため、非常に強力。

[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]と組み合わせると、本来であれば相手の展開も許す《轟破天九十九語》をノーデメリットで使えるようになる。

ただ、[[コスト]]2で[[パワー]]3000と、[[メタ]][[カード]]としては[[除去]]しようと思えば簡単に除去できる水準。登場直前の環境では[[《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》]]や[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]、[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]辺りの範囲内に入っている点が悩ましく、[[退化]]系列のデッキもこの程度なら除去には困らない。一応[[《霊峰 メテオザ-1》]]や[[《ブルンランブル》]]([[アドバンス]]限定)で死なないだけマシか。

また、肝心のメタ能力も[[《カラフル・ナスオ》]]など、[[マナブースト]]からの自己[[ランデス]]を行うタイプの[[カード]]を相手に合わせられると、大量マナブーストという形で[[友情コンボ]]を許してしまう。特に[[《悪魔の契約》]]を使われるとノーリスクで大量手札補充させてしまう。

自分からの[[墓地リセット]]すら無効にしてしまうので、[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]との相性は良くない。[[【5色ザーディクリカ】]]などが8枠程度を割いて[[【絶望神サガループ】]]対策を考える場合は、お互い干渉しない[[《とこしえの超人》]]+[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]の組み合わせが推奨される。
加えて、相手のカードがマナゾーンを離れないという事は相手のマナが減らせなくなってしまうという事なので、[[ランデス]]戦略との相性も最悪である。

-[[墓地]]や[[マナゾーン]]にあっても、[[《ウルザの激怒》]]は唱えられない効果を貫通して、ちょうど《アプル》を倒せる3000火力を撃てる。[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]といった墓地から呪文を利用するデッキで使えるかもしれない。

**環境において [#d9adf1f2]
登場から[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]の新戦力として活躍。また、[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]、[[【青黒緑退化】]]など、[[青黒緑]]カラーのデッキ全般で使われる。特に【青黒緑ハンデス有象夢造】での活躍は目覚ましく、メタ範囲と[[ハンデス]]戦略との噛み合いもさることながら、[[《有象夢造》]]で繰り返しリアニメイトできるため非常に粘り強く場に存在することができ、このカード1枚で同デッキがトップメタに押し上げられたと言っても過言ではないだろう。

登場後の環境では[[【邪王門】>《百鬼の邪王門》]]系統、[[墓地]][[退化]]系統、[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]ミラーマッチ、[[【青黒緑デッドダムド】]]、[[【闇王ゼーロ】>《闇王ゼーロ》]]系統、[[【5色ザーディクリカ】]]など数多くのデッキに刺さり、このカードが環境を定義していると言っても過言ではない。

登場から日が経つにつれて[[【神羅ケンジ・キングダム】]]や[[【赤緑“逆悪襲”ブランド】]]といった[[【速攻】]]・[[【ビートダウン】>ビートダウン]]にも採用されるようになり、単なる[[メタ]][[カード]]の域を超えた取り回しの良さが目立つようになった。次第に[[ミラーマッチ]]対策として[[【5色ザーディクリカ】]]にも入るようになった。

ただ、余りに使用率が上がったため、『[[DMGP2022>公認グランプリ]]』([[オリジナル]])ベスト32入賞の【青黒緑フシギバース】など、[[《悪魔の契約》]]で前述の友情コンボを狙ったデッキまで現れるように。

その後、[[DM22-RP1]]発売から1ヶ月程度が経過すると、[[《恋愛妖精アジサイ》]]型の[[【緑単オービーメイカー】]]に採用した事例もチャンピオンシップ上位入賞レシピとして見られるようになった。[[スノーフェアリー]][[シナジー]]を重視するそちらにも投入される辺りに[[汎用性]]の程が窺い知れよう。

[[【絶望神サガループ】]]登場以降は需要が伸びると思いきや、コスト1で使いやすい[[《とこしえの超人》]]を最優先した場合、《若き大長老 アプル》まで追加で入れるとデッキスペースを圧迫し自身の動きを鈍化させかねないため、入るデッキが限られるようになった。
特に[[【青黒緑有象夢造】]]以外の[[青黒緑]]全般([[【青黒緑オービーメイカー】]]など)や[[【5色ザーディクリカ】]]のような色バランスが重要なデッキでは特に緑単色の過剰投入問題がネックとなる。青黒緑基盤系統のデッキ視点では、同じメタカード枠の[[《キャディ・ビートル》]]と比べてビートダウン系にあまり刺さりが良くないのも欠点である。

2023年3月20日付で[[《生命と大地と轟破の決断》]]が[[プレミアム殿堂]]したことにより、マナゾーンから唱えさせない能力が生かしづらくなったという向かい風もある。なお、環境で見るかは別として、[[《ソーシャル・マニフェストII世》]]や[[《Disアイ・チョイス》]]など、マナゾーンから唱える効果自体はまだまだ[[カードプール]]上には存在している。

[[DM23-RP3]]期時点では、ほかのカードの嵩増し要員兼フィニッシュ補助の[[《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]を除けば、これか[[《とこしえの超人》]]2枚と[[《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]4枚だけしかメタカードを採用しない攻撃型の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]が主流。

[[DM23-EX2]]期になるとメタカードを[[《ボン・キゴマイム》>《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》]]と[[《キャディ・ビートル》]]、疑似的なメタカードの[[圧縮>山札圧縮]]枠の[[《同期の妖精》>《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]に焦点を絞った型の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]が主流となり、採用を見送られるケースが目立つように。

だが[[DM23-EX2]]最終週辺りになると2枚程度採用する構築の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]が目立ち、[[DM23-BD2]]・[[DM23-BD3]]発売日にはこれを3枚投入した型が250人規模のオリジナルのチャンピオンシップで3位入賞。[[《とこしえの超人》]]と異なり、「[[無月の門]]」[[能力]]の下敷きとなるカードも能力の対象範囲内に入り、そうなると[[《堕∞魔 ヴォゲンム》]]がただの自己[[ライブラリアウト]]製造機のデメリット獣と化すため、[[【青黒魔導具】]]にはこのクリーチャーが事実上《ヴォゲンム》召喚のロックとして機能する。一見このカードの対策となる[[《堕魔 ドゥポイズ》]]もあくまで[[選ばせ除去]]であり、盤面が溜まった状況では効果が薄い。

**その他 [#rd2aa9dd]
//-[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]や[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]などの2面除去を警戒する場合、1体だけ出すのに留めて残りは[[手札]]に抱え持つか何らかの[[回収]]・[[コスト踏み倒し]]をアテにして[[マナゾーン]]や[[墓地]]に退避させた方が賢明。また、[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]を握っている際にこのクリーチャーを場に出している場合は、バックアップ用に[[《有象夢造》]]を温存することが無難。
//非論理的なプレイング論の記述は控えて

-[[メタ]][[カード]]としての純粋な[[能力]]だけ見れば[[《かぼちゃうちゃうちゃう》]]を遥かに凌ぐ性能。あちらには[[《S級原始 サンマックス》]]の侵略元が務まる、[[マッハファイター]]を持つ、[[パワー]]が1000勝るなどの[[差別化]]点が存在する。

-[[ウィン編]]のメインギミックである[[アビスラッシュ]]にも刺さる。

-[[《バリバリ・ケドケド》]]とは違い「ゾーンから[[離れない]]」なので[[《陰陽の舞》]]を無限に[[マナ爆誕]]で召喚したり、闇または火のコスト5以上のコマンドを[[墓地召喚]]してクリーチャーを出さずに[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の封印を外すことができる。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40657/]])

-同[[サイクル]]のカードの中では唯一[[レクスターズ]]の種族を持っていない。

-[[カードイラスト]]にはカブトムシ、テントウムシ、トンボ、プテラノドンの雛、恐竜に囲まれた樹木型グランセクトが描かれている。この内[[カブトムシ>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]、[[テントウムシ>《トテントンタン》]]、[[トンボ>《ボントボルト》]]は[[《マナの長老 ジョウモン爺》>《マナの長老 ジョウモン爺/枯れ葉マナ隠し》]]のイラストにも描かれている。

-カード名からアニメ・漫画『[[デュエル・マスターズ キング]]』シリーズに登場した「[[自然文明]]の[[大長老]]」との関連がうかがえる。
「若き大長老」ということから、彼の若い頃の姿か、彼の子孫と思われる。

-[[DM23-RP4X]]の金[[トレジャー]]版では《アプル》の紋様デザインの衣装に身を包んだ金髪碧眼の女性キャラクターが描かれている。
--イラスト的に仕方ないのだが、''元が大長老の若い頃なのに美少女''という点はよくプレイヤーにもツッコミを入れられている。

**サイクル [#cycle]
[[DMRP-22]]のコスト2メタクリーチャーサイクル。[[G・ストライク]]と各文明固有の能力を併せ持つ。
公式アカウントの[[ツイート>https://twitter.com/t2duema/status/1537706744763191297]]にて一斉に紹介された。
-[[《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》]]
-[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]
-[[《星空に浮かぶニンギョ》]]
-[[《鬼星の絆 フウジン天&ライジン天》]]
-''《若き大長老 アプル》''

**関連カード [#card]
-[[《封鎖の誓い 玄渦》]]
-[[《群蟲 シェルフォ-2》]]
-[[《かぼちゃうちゃうちゃう》]]

-[[《マナの長老 ジョウモン爺/枯れ葉マナ隠し》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#pack]
-illus.[[nablange]]
--[[DMRP-22 「王来MAX 最終弾 切札! マスターCRYMAX!!」>DMRP-22]](42/76)
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](超31/超38)
--[[DM23-BD3 「開発部セレクションデッキ 水闇自然ハンデス」>DM23-BD3]](13/16)
-illus.[[NOCO]]
--[[DM23-RP4X 「アビス・レボリューション 第4弾 竜王神爆輝」超刺激パック>DM23-RP4X]](SPX/SP4)

**参考 [#reference]
-[[グランセクト]]
-[[G・ストライク]]
-[[ガードマン]]
-[[離れない]]
-[[墓地利用メタ]]
-[[マナゾーン]]
-[[メタ]]
-[[呪文メタ]]

-[[大長老]]

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[[公式Q&A]]

-4つ目の能力について

>Q.相手の''《若き大長老 アプル》''がバトルゾーンにいる状況です。&br;自分の「メガ・ラスト・バースト」を持つクリーチャーが手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、その呪文側を唱えられますか?&br;参照:[[《同期の妖精/ド浮きの動悸》]]
A.手札に移動した場合のみ、唱えられます。&br;「メガ・ラスト・バースト」は移動先のゾーンで解決されます。マナゾーン、墓地に置かれた場合、そこから呪文を唱えようとするので、''《若き大長老 アプル》''の効果で唱えられません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43867]](2023.10.11)

類似能力をもつカードの[[公式Q&A]]
-4つ目の能力について

>Q.[[《かぼちゃうちゃうちゃう》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分は墓地から「ムゲンクライム」で呪文を唱えられますか?&br;参照:[[《夢幻の無》]][[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]
A.いいえ、唱えられません。墓地から呪文を唱えられない状況ではコストも支払えないので、「ムゲンクライム」によって自分のクリーチャーとマナゾーンのカードをタップすることもできません。
#region2((総合ルール 601.1b)){{
:601.1b |使うことを宣言した時点でカードは元々あるゾーンを離れ、どこでもないゾーンに移ります(通常は手札から)。カードの使用を禁止されている場合、宣言そのものができません。また、代替コストを支払えない場合も、宣言することはできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40656]](2021.12.17)

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト2,グランセクト,植物兵士,パワー3000,G・ストライク,ガードマン,墓地利用メタ,マナ回収メタ,離れない,UC,アンコモン,nablange,NOCO,王来MAXブロック,アビス・レボリューションブロック);