#author("2024-01-29T16:39:13+09:00","","")
#author("2024-01-29T17:06:33+09:00","","")
*《&ruby(パーフェクト・オラトリオクルス){禁呪と聖句の決断};》 [#top] 

|禁呪と聖句の決断 VR 光/闇文明 (6)|
|呪文|
|このターン中に自分のクリーチャーが出ていれば、自分のシールドゾーンにあるこの呪文に「S・トリガー」を与える。|
|次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)|
|▶相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。|
|▶「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の手札から出す。|
|▶自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をシールド化し、もう1枚を墓地に置く。|

[[DM23-RP3]]で登場した[[光]]/[[闇]]の[[パーフェクト呪文]]。

1体[[破壊]]、[[ブロッカー]]の[[コスト踏み倒し]]、[[シールド追加]]と[[墓地肥やし]]の3つの[[モード]]から2回選ぶ。さらにこの[[ターン]]自分の[[クリーチャー]]が出ていれば[[S・トリガー]]を得る。

1つ目の[[モード]]は相手の[[クリーチャー]]の[[破壊]]。単純ながら使いやすい効果で、[[メタ]][[クリーチャー]]を[[破壊]]した後、2つ目のモードの[[踏み倒し]]に繋げることもできる。

2つ目の[[モード]]は[[ブロッカー]]の[[コスト踏み倒し]]。
[[文明]]の制限がないため[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]なども出せる。実用性のあるカードは少ないが[[非進化]]の制限もない。

既存カードで例えるなら、[[【ヘブンズ・ゲート】]]ギミックにおいて[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]を経由したものと同等だが、《ウェルキウス》を噛ませないため要求カードが1枚少なく済み、相手のコスト踏み倒しメタが1体だけなら、6マナ+手札に《ゲンムエンペラー》、わずか2枚で瀕死レベルの盤面を作り出せてしまう。
踏み倒しを2回選んだ場合の[[ボードアドバンテージ]]は、数では[[《ヘブンズ・ゲート》]]と同じで質はそれ以上な反面、[[白黒]]の[[2色]]カードであることやS・トリガーが条件付きなことなど、こちら特有の弱点もある。

3つ目の[[モード]]は山上2枚を見て割り振る[[シールド追加]]と[[墓地肥やし]]。

上記の2つの[[モード]]とは違い直接[[アドバンテージ]]を稼げる[[効果]]ではないが、状況を選ばず使える[[効果]]なので余ったモードをこちらに割り振れる。
2回使った場合はある程度狙ったカードをシールドに仕込めるので、防御力を大きく上げられる他、[[《マーシャル・クイーン》]]などの[[暴発]]系のカードとのコンボも考えられる。
処理順的に、[[《神楯と天門と正義の決断》]]ではできなかった[[《音奏 ハイオリーダ》>《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》]]を出してから[[シールド追加]]効果を使うことも可能である。

[[S・トリガー]]を持つ条件は、[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]のように相手ターン中にもクリーチャーを呼べるクリーチャー、ブレイクされた後に出せる[[S・バック]]持ちクリーチャー、[[ニンジャ・ストライク]]や[[ニンジャ・チェンジ]]など[[ブレイク]]の前に出せるクリーチャーで確実に達成できる。やや賭け気味だが[[《邪王来混沌三眼鬼》]]の能力を用いてブレイク前にクリーチャーを出してもいいだろう。また[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]などで自分のターン中に暴発させても[[S・トリガー]]を発動できる。

ただし、相手ターン中に自分のクリーチャーを出していても、[[シールドチェック]]で《禁呪と聖句の決断》が見つからないと意味がない。やはり[[《光牙忍ライデン》]]や[[《裏斬隠 カクシ・レシピ》]]などニンジャ・ストライク条件が極限まで緩いものを使って序盤から博打を打つより、ニンジャ・チェンジで攻撃をいなしつつ、なお貫通してくる攻撃には受け札が発動するかもしれないという二段構えの流れが望ましいだろう。

同弾の[[《堕カオスマントラ》]]はニンジャ・チェンジ3と[[cip]]の[[攻撃強制]]を持ち、相手がこの呪文を警戒して攻撃を控えてくる可能性をケアできるので相性が良い。

[[【ヘブンズマーシャル】]]では[[《ヘブンズ・ゲート》]]と合わせて8枚体制とすることができる。そうすることで、いざという時に野生の[[S・トリガー]]を[[暴発]]するプレイングも現実的に行える。[[《ヘブンズ・ゲート》]]とこれの合計2枚以上、[[《サイバー・ブレイン》]]や[[《龍脈術 水霊の計》]]などのドローソースを合わせて暴発することで、後攻3ターン目に4体ものブロッカーが並ぶ。

[[濁り>濁る]]の関係上多少運は絡むが、ドラゴン基盤なら[[《メンデルスゾーン》]]→[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]と繫ぎ、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》から[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]に革命チェンジし、最速先攻3ターン目にこれにアクセスすることができる。
相当無茶なデッキ構築をすれば、理論上3ターン目に唱えることはできる。(2ターン目[[《メンデルスゾーン》]]→3ターン目[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]と繫ぎ、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》から[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]に革命チェンジし唱える。)
とはいえ机上論レベルに過ぎず、そこまで早く唱えて出したいブロッカー持ちドラゴンは[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]ぐらいなもので闇のクリーチャーの早出しなら[[《闇王ゼーロ》]]で良い。

//***進化ブロッカーを出せる点について [#h41eb805]
//踏み倒しに「進化ではない」の制限がないが、現代で実用性のあるブロッカー持ち大型進化は皆無。デュエマの性質上、頭数で上回る必要のある[[ブロッカー]]と頭数を減らす[[進化クリーチャー]]は超アンチシナジーであり、[[神化編]]で多少登場した[[ブロッカー進化]]以外では全くフィーチャーされていないためである
//((レアリティの高さと強さは一致しないが、参考までに[[ビクトリー]]には[[《聖霊龍王 バラディオス》]]、[[スーパーレア]]では[[《サッヴァーク <ギャラクシー.Star>》]]や[[《聖霊龍王 ジーク・キャヴァリエ》]]などがいて、あまりパッとしない。))。

//全く[[ブロッカー破壊]]が入っていない速攻デッキには、適当な[[メカサンダー]]と[[《開眼者クーカイ》]]の順番で出せば、[[無限ブロッカー]]で完封できるのはこの呪文ならでは。

//奇をてらうなら[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]がいる。文明指定がないのでこのクリーチャーを出せる。

//実用性はかなり怪しいが、[[《堕悪の覇王 シャークウガ》>《堕悪の覇王 シャークウガ/闇の魔改造》]]と[[《死神術士デスマーチ》]]or[[《レジェンダリー・デスペラード》]]の組み合わせで出すことでタイムラグなしに[[退化]]できる。
//こんな長々書かなくても「実用性のあるカードは少ないが[[非進化]]の制限もない。」の1文で良くないですか?このカードが無くてもヘブンズゲートからウェルキウス2体出せば今までも出来たわけですし。
//まあ書く意味のない文章なのは同意するけど、手札に《ウェルキウス》2枚とコンボパーツA,Bの合計4枚を持っていて実現されることって、机上論ではできても実戦でできる範囲に到達してない気がする。

**ルール [#aa8fc9c8]
-《禁呪と聖句の決断》を含みW・ブレイク以上された場合、クリーチャーを出す[[S・トリガー]]を含んでいたとしても、「自分のクリーチャーが出ていれば」は達成されていない。[[S・トリガー]]として宣言するには、[[シールドチェック]]の時点でこのターン中に自分のクリーチャーが1体でも出されている必要がある。

-2番目の▶は[[非公開ゾーン]]を対象としている効果のため、「出す」という[[強制]]テキストだが、手札に出せるクリーチャーがあっても[[任意]]で出さないことを選べる。1つ目の[[モード]]で相手[[クリーチャー]]を[[破壊]]したくない場合かつ、3つ目の[[モード]]で[[山札]]を削りたくない場合に有効。

-[[着地置換効果]]は「出るかわりに」であり、クリーチャーを出したことにはならず《禁呪と聖句の決断》のS・トリガー化に貢献できない。

-「[[S・トリガー]]」になるのは、シールドゾーンにある間と[[シールドチェック]]の間だけ。[[《呪術と脈動の刃》]]や[[《電磁魔天イエス・ザナドゥ》]]など、シールドゾーン以外のゾーンからS・トリガー付きカードを選ぶ効果には対応していない。
--[[《陽炎の守護者ブルー・メルキス》]]や[[《神青輝 P・サファイア》]]のようにシールドゾーンに置かれたままカードの内容を見て、それがS・トリガーかどうかを判断するカードなら、条件を満たしているとS・トリガーとみなす。

**環境において [#x437e907]
登場から[[【白青黒天門】>【ヘブンズ・ゲート】#saf2829d]]や[[【4色ロマノグリラ天門】]]などの色の合う[[【ヘブンズ・ゲート】]]に採用された。
ただし、S・トリガー化条件が若干厳しいため、引いて[[手打ち]]するための[[《ヘブンズ・ゲート》]]枠として[[1枚積み]]にして依存度を下げた型もそれなりに見られる。

3枚投入と[[《裏斬隠 カクシ・レシピ》]]と併用した型の【白青黒天門】も結果を出した。[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]といったシールドゾーンに[[《禁呪と聖句の決断》]]があることを確信できるギミックはなく、[[ニンジャ・ストライク]]から[[S・トリガー]]になることは低確率であるものの、《カクシ・レシピ》自体が[[《我我我ガイアール・ブランド》]]の[[自壊]][[ワンショット]]から1ターン延命する実用性もある。
[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]が[[メテオバーン]]で走ってきた際に約33.8%((40枚デッキから無作為に5枚シールドにして、3枚積みの《禁呪と聖句の決断》が少なくとも1枚は含まれている確率))で1枚以上ヒットする計算となるので自分のシールドの中身が未確定でも試す価値はある。この場合、《禁呪と聖句の決断》が[[シールド追加]]の[[モード]]を持っているため、耐えた以降のターンに[[進化速攻]]から[[ダイレクトアタック]]という負け筋も潰すことができる。
その《禁呪と聖句の決断》3枚採用型では[[《「合体」の頂 アクア・TITAAANS/「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」》]]も4枚採用されていた。[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]と同じく光指定のないブロッカー踏み倒しで参照できるクリーチャーである。

2023年10月に入ると[[4枚積み]]されるケースが目立つように。相手ターン中にクリーチャーを狙って出すギミックがないと[[S・トリガー]]にはならないが、そもそも[[《ヘブンズ・ゲート》]]すら[[S・トリガー]]抜きの正規6マナ詠唱して展開札に使う場合もある上に、詰み盤面回避用の[[除去]]札、いざという時のためのS・トリガー仕込みと、そもそもできる仕事が[[《ヘブンズ・ゲート》]]よりも遥かに多い。

[[【オボロティガウォック】]]に普通に4ターン目から5ターン目辺りに[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]でアクセスして唱える呪文として投入される場合があった。そもそもブロッカー踏み倒し抜きでも「1体破壊」「山上2枚を見て片方シールド、片方墓地」を2回選択できる時点で及第点。
ブロッカー踏み倒しとしては、『[[超CSⅥ in福岡>超CS]]』ベスト8構築のように、[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]4枚と[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]2枚程度、[[《MMM-ジョーキング》]]1枚程度(あとは呼び出し先として勘案しづらい[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]、[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]が各1枚)しかブロッカーが入らない場合でも、[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を1枚を叩き付けることができてしまえば、少なからずのデッキにとっての実質的な即死を狙える。

**その他 [#na63ca51]
-一般に、必要な[[コスト]]は[[マナ送り]]<破壊の関係になることが多いが、この呪文は2体破壊時の1体あたりのコストが3と、軽減後の[[《幻想と伝承の決断》]]と比較しても遜色ない。
//-[[S・トリガー]]が条件付きになっているが、実は自分のターンに限っては無条件と変わらない。というのも、自分の[[シールド]]を[[ブレイク]]するカードは基本的にクリーチャーだけだからである。
//--[[《DG 〜ヒトノ造リシモノ〜》]][[《月と破壊と魔王と天使》]]など出たターン以外に効果ブレイクできるカードも少数存在する。
//--相手の効果ブレイクを自分のターン中に誘発させる、[[友情コンボ]]も抜け道になり得る。現実的な確率で発生する友情コンボとしては「自分の除去呪文+相手の[[《烈火大聖 ソンクン》]]」などが挙げられる。

-[[S・トリガー]]を得る条件が「''自分の''クリーチャーが出ていれば」と、かなり特殊。[[《善悪を超えたハンザイ》]]のような呪文経由での[[暴発]]ができない。恩恵を受ける場面は以下のようなものが考えられる。
++[[《マーシャル・クイーン》]]など、クリーチャーの[[cip]]で《禁呪と聖句の決断》を手札に加える。
++相手のターン中、まず[[S・トリガー獣]]や[[ニンジャ・ストライク]]などでクリーチャーの登場を経験しておき、続く相手からのブレイクで《禁呪と聖句の決断》を手札に加える。

-[[パーフェクト呪文]]では[[《知識と流転と時空の決断》]]以来となる自己[[S・トリガー]]付与。
--多色の共通点だったコスト軽減だったら[[ニンジャ・チェンジ]]との[[シナジー]]は生まれなかったため、意図された調整なのだろう。
//また、[[白黒]]には殿堂(現役・解除済み)の経験がある[[シノビ]]、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]も存在する。

-[[カード名]]の「聖句」とは聖書の一節のこと。「[[オラトリオ>《三日月を謡うオラトリオ》]]」は教会音楽の1種。また、「オラトリオクルス」を縮めると[[オラクル]]になる。
--「クルス」の由来は定かではないが、ポルトガル語で十字架を意味するcruzという説がある。

-通常版の[[イラスト]]は[[《支配のオラクルジュエル》]]のオマージュ。

-[[デュエチューブ]]で明かされた話によると、S・トリガー付与条件については開発段階で揉めに揉めたという。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=MYEwiD3NTKI]]

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DMRP-22]]以降に登場した多色[[パーフェクト呪文]][[サイクル]]。自己[[コスト軽減]]または[[コスト踏み倒し]]能力を持つ。
-[[《邪杯と魔術の決断》]]
-[[《荒廃と豊穣の決断》]]
-[[《闘争と成長の決断》]]
-[[《熱線と照射の決断》]]
-[[《幻想と伝承の決断》]]
-''《禁呪と聖句の決断》''
-[[《氷柱と炎弧の決断》]]

**関連カード [#card]
-[[《真実と偽りの境界》]]
-[[《天界の神罰》]]
-[[《天門ノ裁キ》]]
-[[《剥楯!月光MAX》]]

-[[《支配のオラクルジュエル》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《無法神類 G・イズモ》]]([[シークレット>シークレットカード]])

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM23-RP3]]&br;''''''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]]
-illus.[[IWAO]]
--[[DM23-RP3 「アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命」>DM23-RP3]](4/74)
-illus.[[kawasumi]]
--[[DM23-RP3 「アビス・レボリューション 第3弾 魔覇革命」>DM23-RP3]](12B/22)(10A/20)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[モード]]
-[[S・トリガー]]
-[[破壊]]
-[[ブロッカー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[シールド化]]
-[[墓地肥やし]]

-[[パーフェクト呪文]]

----
[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について

>Q.自分がタマシード/クリーチャーを出したターン、自分のシールドゾーンにある''《禁呪と聖句の決断》''は「このターン中に自分のクリーチャーが出ていれば」の条件を満たし、「S・トリガー」を得ますか?
A.状況によって「S・トリガー」が与えられるかどうかが変わります。&br;例えば[[《邪龍 ジャブラッド》]]が出た時点で自分の闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが4つ以上ある場合、クリーチャーが出たことになるので、「S・トリガー」が与えられます。闇のクリーチャーまたは闇のタマシードが3つ以下しかない場合、[[《邪龍 ジャブラッド》]]が出てもタマシードが出たことにしかならないので、「S・トリガー」を与えられません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43790]](2023.9.15)

&tag(呪文,光文明,闇文明,白黒,2色,多色,コスト6,自己S・トリガー付与,モード,除去,単体除去,確定除去,破壊,単体破壊,ブロッカーサポート,コスト踏み倒し,サーチ,シールド追加,墓地肥やし,・,パーフェクト呪文,VR,ベリーレア,IWAO,kawasumi,アビス・レボリューションブロック);