#author("2024-08-03T01:10:59+09:00","","") #author("2024-09-24T17:09:06+09:00","","") *《&ruby(はかいひでん){破界秘伝};ナッシング・ゼロ》 [#y93f302a] |破界秘伝ナッシング・ゼロ R 無色 (7)| |呪文| |''アタック・チャンス'':無色クリーチャー(自分の無色クリーチャーが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)| |自分の山札の上から3枚を表向きにする。こうして表向きにした無色カード1枚につき、このターン、自分のクリーチャー1体はシールドをさらに1枚ブレイクする。表向きにしたカードはすべて、好きな順序で山札の上か下のどちらかに置く。| [[DMX-13]]で登場した[[無色]][[呪文]]。 [[アタック・チャンス]]:[[無色]][[クリーチャー]]と、自分の[[山札]]の上から3枚を表にして、出た[[無色]][[カード]]の数だけ自分の[[クリーチャー]]1体の[[ブレイク]]数を増加させる能力を持つ。 「[[スリリング・スリー]]:[[無色]]カード」と言った趣の条件で[[ブレイク]]数を増加させることから、[[《フレミングジェット・ドラゴン》]]を思い出させる[[呪文]]。 [[無色]]主体の[[デッキ]]では一撃通せば高確率で相手[[シールド]]を半壊以上に追い込めるため非常に強力。見せた3枚の[[カード]]も好きな順で[[山札の上]]か[[山札の下]]に積み込めるので、次[[ターン]]のプランも立てやすい。 **テクニックなど [#u0659f1f] -見せたカードは[[山札の上]]に戻るため、[[《魂の呼び声》]]等で[[山札の上]]を固定した後で複数枚[[アタック・チャンス]]を発動させれば、確実に唱えた枚数×3枚の[[ブレイク]]数増加が可能となる。当然[[オーバーキル]]だが。 -コントロール型の[[ジョーカーズデッキ>【ジョーカーズ】]]では、[[《消王ケシカス》]]で[[S・トリガー]]をケアしきれなくなるので無暗にこのカードを使わずに小型で1枚ずつ[[シールド]]を[[ブレイク]]するか、[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]を使うというプレイングが求められる。前者は1枚程度なら[[S・トリガー]]呪文を踏んでもまだ挽回可能であるという理由からである。 -当然だが、[[デッキ]]の[[無色]]比率によっては思うような効果を得られない。[[《終末の時計 ザ・クロック》]]や《閃光の守護者ホーリー》などの確実に1[[ターン]]をしのげる有色[[S・トリガー]]も、構築の段階で枚数をよく考えて入れなければならない。 **環境において [#od7292c4] 初登場時は、[[無色]][[クリーチャー]]は[[ゼニス]]や[[アンノウン]]といった重量級の[[クリーチャー]]が多くを占め、[[無色]]メインで[[デッキ]]を組むこと自体が困難だった。そのため[[アタック・チャンス]]で[[コスト踏み倒し]]出来ると言えど、不確定要素が多い条件の割に得られる効果が[[ブレイク]]数増加のみ、[[ゼニス]]で撃つなら[[《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》]]の劣化、それ以外でも[[《カンクロウ・ブラスター》]]など他の優秀な強化カードと比べ見劣りが目立つと低評価だった。 だが[[エピソード3]]に入り[[DMR-10]]にて[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]]が、[[DMR-11]]にて[[《神豚 ブータンPOP》]]と[[《トンギヌスの槍》]]が登場。中速の[[無色]][[ビートダウン]]が[[【ブータンビート】]]として形になると、その評価は見直された。 その後、[[DMRP-01]]にて新たな[[無色]][[クリーチャー]]集団[[ジョーカーズ]]が登場すると評価が急変。 [[ジョーカーズ]]が登場した当初の[[新章デュエル・マスターズ環境]]では、どの[[クリーチャー]]からでも[[1ショットキル]]を開始できる奇襲性、[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]との相性の良さから[[【ジョーカーズ】]]においてほぼ必須レベルの[[カード]]となった。しかし、[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]が[[《閃光の守護者ホーリー》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などの[[S・トリガー獣]]に止められると、返しの[[ターン]]に負けてしまうという展開が対戦で多発し、弱点が露呈してしまう。また、[[《超特Q ダンガンオー》]]で十分打点が形成できること、単純に枠が取れないこと、これありきでデッキを組むと[[手札]][[事故]]が怖いことなどから、徐々に採用はまばらになっていった。大量[[ブレイク]]による急襲を防げる[[デッキ]]は少なかったとはいえ、ブレイク後に何かしらのアクションを起こせるデッキは少なくなかったため、さほどの脅威にはならなかった。 2018年3月1日よりこのカードは殿堂入りとなることが決定。しかし、環境の変遷によって[[【ジョーカーズ】]]はコントロール軸での運用が主体となっており、[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]を[[フィニッシャー]]とした[[【ジョーカーズ】]]が環境に食い込めなかった事実もあって、このカードの[[殿堂入り]]を疑問視する者も多かった。 後に登場した[[《希望のジョー星》]]によってヒット率を100%にすることができるので、強力な相方が生まれたと言える。 [[DMEX-14]]期には相手の[[《希望のジョー星》]]で[[友情コンボ]]を決めるための札として[[【赤青ドギラゴン閃】]]に投入されるケースが見られるようになった。[[《水晶の記録 ゼノシャーク》>《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]を絡めれば[[サーチ]]には困らない上に、[[《希望のジョー星》]]を逆利用することで[[革命チェンジ]]が封じられていても順当なところで4ターンキルができる。それだけ[[《希望のジョー星》]]がメタゲーム上に跋扈しているという表れでもある。 その後[[《希望のジョー星》]]が[[殿堂入り]]となり、無色[[【ジョーカーズ】]]の優位性の低下か、2022年7月1日付で殿堂解除。 その後[[《希望のジョー星》]]が[[殿堂入り]]となり、[[【無色ジョーカーズ】>【ジョーカーズ】]]の優位性の低下か、2022年7月1日付で殿堂解除。 しかし、[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]という天敵が解除時点で既に登場しているので油断ならない。 [[《ハイパー・ザ・ジョニー》]]が登場すると、そちらとのシナジーでこれを2枚程度挿した型の[[【無色ジョーカーズ】>【ジョーカーズ】]]が見られるように。もっとも、[[《ハイパー・ザ・ジョニー》]]自体[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]と共通の欠点を抱えていることから、そちらも2枚積みのサブ運用がメイン。 **カードイラスト・フレーバーテキストなどについて [#da6750c6] -[[イラスト]]で《破界秘伝ナッシング・ゼロ》を使っているのは[[《破界の右手 スミス》]]。[[イラスト]]には漢字の「無」と「零」が組み合わさっている文字が書かれている。 --また、[[プロモ>プロモーション・カード]]版では巨大なバズーカを持つ[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]が描かれている。 **アニメ・漫画での活躍 [#lb6ec451] -アニメ、漫画では共に[[切札 ジョー]]が[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]との必殺コンボ「マスター・オール・ブレイク」で使用している。 --漫画では巨大なドラゴンの絵を詰め込まれたデッキーが生み出した1枚として登場しており、[[《自然星人》]]や[[ボルツ]]とのデュエマで使用しどちらも勝利に導いた。 --アニメでは第14話のおまけコーナーで登場。寝ているデッキーにジョーが読んでいたヨロヨロコミック(元ネタは言うまでもなく「コロコロコミック」)の7月号を食べさせることで生み出した。このカードを使って[[シャチョー]]とのデュエマを一撃で勝利を決めた。 おまけコーナーでの登場となったのは、おそらくアニメ本編で使うとすぐに決着がついてしまい、時間が余ってしまうからだと思われる。 **その他 [#vbf9470e] -当初は上記の通り無色クリーチャーの多くが[[重量級]]であったため、活用するとすれば当時最軽量の無色クリーチャーだった[[《逆転王女プリン》]]や[[《墓地の守護者メガギョロン》]]に使うか、[[シールド焼却]]能力を持つ非ゼニスの[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]や[[《神青輝 P・サファイア》]]に使うかの用途ぐらいしかなかった。 --むしろ見せた3枚のカードを好きな順で[[山札の上]]か[[山札の下]]に戻せる点を活かし、[[《真実の名 修羅丸》]]の[[アタックトリガー]]の前にこのカードの効果を先に処理することで[[コスト踏み倒し]]の確率を高める、[[山札の下]]から[[無色]][[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]できる[[《天頂のゼロ・エッグ》]]や、このカードを持ってきてそのまま自身で使える[[《宿命のディスティニー・リュウセイ》]]と[[コンボ]]させる等が考案されていた。 -[[ブレイク]]数を増やすのみで、それ以外の強化は一切無い。[[ブロッカー]]や[[攻撃曲げ]]には注意。 -余談だが、[[無色]]のカードでは初の殿堂入りである。 **関連カード [#y85c4b45] -[[《ブラッキング・ザ・ジョニー》]] -このカードに描かれているクリーチャー --[[《破界の右手 スミス》]]([[DMX-13]]、[[DMSP-01]]) --[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]([[プロモ>プロモーション・カード]](P73/Y16)) --[[《ハイパー・ザ・ジョニー》]]([[DM24-RP3]]) **[[フレーバーテキスト]] [#z91fac34] -[[DMX-13]]&br;'''オレの右手がすべてを[[ゼロ>ゼロ文明]]にする!――[[破界の右手 スミス>《破界の右手 スミス》]]''' -[[DMSP-01]]&br;'''[[ジョリー・ザ・ジョニー>《ジョリー・ザ・ジョニー》]]を反則級に強化するとっておきのウラ技!!''' -[[DM24-RP3]]&br;'''[[ジョー>切札 ジョー]]識を超えた力は、[[ゼロ>ゼロ文明]]から生まれる。''' -[[プロモ>プロモーション・カード]](P73/Y16)&br;'''引き金は二度引かねぇ!一発が全てだ!!行くぜ!マスター・オール・ブレイク!!――[[切札 ジョー]]''' **収録セット [#q32eaadc] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Mikio Masuda]] --[[DMX-13 「ホワイト・ゼニス・パック」>DMX-13]](13/39) --[[DMSP-01 「ステキ!カンペキ!!ジョーデッキーBOX」>DMSP-01]](28/48) -illus.[[boyaking]] --[[プロモーション・カード]](P73/Y16) -illus.[[MATSUMOTO EIGHT>MATSUMOTO EITO]] --[[DM24-RP3 「王道篇 第3弾 ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」>DM24-RP3]](T2/T12) **参考 [#c844e8d5] -[[アタック・チャンス]] -[[無色]] -[[山札の上]] -[[見せる]] -[[追加ブレイク]] -[[山札の下]] -[[【ジョーカーズ】]] &tag(呪文,無色,コスト7,アタック・チャンス,アタック・チャンス:無色クリーチャー,山札公開,無色サポート,追加ブレイク,山札操作,・,殿堂解除,R,レア,トレジャー,黒トレジャー,Mikio Masuda,boyaking,MATSUMOTO EIGHT);