#author("2024-11-11T11:05:31+09:00","","") #author("2024-11-11T14:34:03+09:00","","") *《&ruby(しんじゃれんけつ){真邪連結}; バウ・&ruby(マッド){M};・ロマイオン》 [#x2eec896] |真邪連結 バウ・M・ロマイオン P(R) 光/火文明 (8)| |クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/ナイト 14000| |''EXライフ''(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)| |''ブロッカー''| |''T・ブレイカー''| |このクリーチャーが出た時、呪文を2枚まで、自分の墓地から手札に戻す。| |このクリーチャーが攻撃する時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、コスト8以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。| [[DMEX-16]]で登場した[[光]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[エンジェル・コマンド]]/[[ナイト]]。 [[EXライフ]]、[[ブロッカー]]、[[T・ブレイカー]]という高い基本スペックに加え、[[cip]]で[[呪文]]を[[墓地]]から[[回収>サルベージ]]し、[[アタックトリガー]]と[[EXライフ]][[シールド]]が離れた時に[[手札]]から[[コスト]]8以下の[[呪文]]を[[コスト踏み倒し]]できる。 二つの固有[[能力]]は噛み合っており、[[回収]]した[[呪文]]をそのまま[[アタックトリガー]]で[[唱える]]ことが可能。[[踏み倒し]]条件は[[コスト]]8までと非常に緩く、文明制限もない。 [[コスト]]8の[[呪文]]と言えば[[《蒼龍の大地》]]などの強力なカードがひしめく超激戦区であり、これらをタダで唱えられるのは非常に強力。 //↑ロスソは強いけど、コスト8って言い切るうえではなんか違和感なので //ラストバイオレンスは無いでしょ 自身の[[コスト]]も8と重量級だが、[[光]]の[[非進化]][[ブロッカー]]なので[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《スターゲイズ・ゲート》>《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》]]など[[コスト踏み倒し]]手段には事欠かない。そして、この[[クリーチャー]]を呼び出せる[[呪文]]の多くが、自ら[[能力]]で[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]射程に収まっているのも強力。 [[スピードアタッカー]]を持たない[[クリーチャー]]の[[アタックトリガー]]ということで、自力では出た[[ターン]]に発動できず、それゆえ速効性に欠けることが弱点となる。しかし、『連結』[[ディスペクター]]特有の[[EXライフ]][[シールド]]が離れた時にも誘発するという条件のおかげで、場に出ることさえできれば最低1回は発動できるようになっており、[[アタックトリガー]]共通の弱点を大きく克服していると言える。 はじめて[[除去]]を受けたときはもちろん、[[EXライフ]][[シールド]]が離れる方法は問わないので、[[ダイレクトアタック]]で殴り勝とうとするなら必ず1度は誘発する。 とはいえ、[[置換効果]]による[[除去]]には対抗手段を持たず、[[ライブラリアウト]]や[[エクストラウィン]]を相手が狙ってきた場合には1[[ターン]]というタイムラグは致命的な物となる。また、この[[カード]]を出した段階で[[手札]]の[[呪文]]の[[踏み倒し]]を狙っていることは相手にとっても明白であり、そこへ[[ハンデス]]などで[[踏み倒し]]先の[[呪文]]を落とされると厳しい。 可能ならば、[[《T・T・T》]]や[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]など、[[スピードアタッカー]]を[[付与]]する手段はしっかりと用意しておきたい。[[種族]]に[[ナイト]]を持つため[[《爆獣イナバ・ギーゼ》]]でも[[スピードアタッカー]]を[[付与]]できる。 [[呪文]]の[[コスト踏み倒し]]を抜きに考えても、[[cip]]で[[呪文]]の[[回収>サルベージ]]ができる[[パワー]]14000の[[耐性]]持ち[[ブロッカー]]であり、単体のスペックだけでもかなり強固な防御性能を誇る。特に[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]や[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]などメジャーな切り札が犇めくパワー13000台を超えているのが大きい。 わざわざ[[コンボ]]を組まずとも、[[《ヘブンズ・ゲート》]]などで呼び出す[[ブロッカー]]の1種として採用するだけでも非常に強力な[[クリーチャー]]である。 また[[DMEX-17]]で強化された[[ナイト]]とも、[[《煉獄魔弾グレイテスト・ゲート》]]などの全ての[[ナイト・マジック]]が圏内であるため相性がいい。[[《煉獄魔弾グレイテスト・ゲート》]]で自身を[[リアニメイト]]した後、[[ナイト・マジック]]の効果でさらに展開ができる。[[《百発人形マグナム》]]の[[破壊]][[能力]]をこのクリーチャーに宛がえば、[[EXライフ]][[シールド]]が離れた時の能力は簡単に[[トリガー]]できる。 -[[《「疾風」の鬼 フウジン天》]]とは好相性。あちらの[[能力]]で[[焼却>シールド焼却]]する[[シールド]]に出たばかりのこの[[クリーチャー]]の[[EXライフ]][[シールド]]を選ぶことで、[[スピードアタッカー]][[付与]]と[[コスト踏み倒し]][[能力]]の誘発を1アクションで行える。これを応用した[[1ショットキル]][[コンボ]]なども発見されている(後述)。 -[[EXライフ]][[シールド]]が離れた時の[[能力]]で[[《フォース・アゲイン》]]や[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]等の「クリーチャーを出し直す」呪文を唱え、《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》を再び[[バトルゾーン]]に出すと、[[EXライフ]][[シールド]]が補充され、さらに[[cip]]で先程唱えた[[呪文]]を[[手札]]に戻すことが出来る。 こうなると《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》は[[置換効果]]での[[除去]]以外では[[バトルゾーン]]を離れなくなり、更に[[EXライフ]][[シールド]]も[[山札]]が尽きるまで補充され続けるという極めて強固な壁になる。 --[[ハンデス]]で出し直す用の[[呪文]]を落とされる、[[置換効果]]による除去、[[封印]]や能力の[[無視]]、[[呪文ロック]]などでの能力の無力化等の抜け道は存在するため、いわゆる「詰み」状態に持っていける訳ではない。 -[[《獰猛なる大地》]]によってこの[[クリーチャー]]を出すと[[マナゾーン]]に送る際に[[EXライフ]][[シールド]]が離れるため、[[cip]]で《獰猛なる大地》を回収してからもう一度唱えることができる。そのままこの[[クリーチャー]]を4体並べた上で別の[[呪文]]を唱えることもでき、[[EXライフ]][[シールド]]から呪文が落ちればそれも手札に加えられる。《獰猛なる大地》に限らず、「[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出し、[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]からどかす」という順序で処理を行う[[呪文]]ならいずれも同じ動きをすることができる。 -上記の様にデッキの核にも成りえる強力なクリーチャーだが、[[DMEX-19]]で[[レアリティ]]が[[レア]]で[[再録]]された。初出のパックでは[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]の方が目玉で、このカードは[[フルフレーム]]ではなかったためだろう。 ***[[1ショットキル]][[コンボ]]について [#f40676cf] 出してすぐに[[《「疾風」の鬼 フウジン天》]]の[[能力]]で[[EXライフ]][[シールド]]を[[墓地]]に置くことで、[[呪文]]を唱えつつ[[スピードアタッカー]]を付与し[[攻撃]]時にさらに[[呪文]]を唱えられる。この時に[[唱える]][[呪文]]を[[《テキサス・ストーム》]]にすることで相手のシールドをすべて[[ブレイク]]することが可能。 具体的には以下の通り。([[バトルゾーン]]に[[《「疾風」の鬼 フウジン天》]]、[[手札]]か墓地に[[《テキサス・ストーム》]]が必要) +《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》をバトルゾーンに出す。《テキサス・ストーム》が墓地にあれば[[cip]]により墓地から手札に戻す。 +《「疾風」の鬼 フウジン天》の効果でEXライフシールドを墓地に置く。 +《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》のEXライフシールドが離れた時の効果で《テキサス・ストーム》を唱え、《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》を山札の上に置いて出し直し相手のシールドをブレイクする。 +《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》のcipにより唱えた《テキサス・ストーム》を墓地から手札に戻す。 +2に戻る。 --特に[[《テキサス・ストーム》]]は前述の無限出し直しコンボにも組み込めるため、汎用性が高い。 --相手のシールドが残り1つになったら唱える呪文を[[《闘うべき時!!》]]にすることでそのまま[[エクストラウィン]]が可能。この際相手の[[S・トリガー]]で[[クリーチャー]]が出たとしても、[[ループ]]の最中に相手に[[待機]]した能力を[[解決]]するタイミングを渡さずに勝利できるため、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などは実質的に無効化できる。 -この[[クリーチャー]]の出し直しを[[《フォース・アゲイン》]]にし、[[EXライフ]]が離れた時に[[《闘うべき時!!》]]、[[アタックトリガー]]で[[《フォース・アゲイン》]]と組めば相手の[[シールド]]を1枚も[[ブレイク]]することなく[[《闘うべき時!!》]]で[[エクストラウィン]]できるが、[[《フォース・アゲイン》]]が[[殿堂入り]]しているのが多少ネックとなるか。《ロマイオン》がもう1体あれば、[[《獰猛なる大地》]]でも代用可能。 **環境において [#xe20b9e8] 情報判明当初は、[[ファッティ]]でありながら[[cip]]の[[呪文回収>墓地回収]]がすぐに直接的な[[アドバンテージ]]を取りにいけないことから軽視されていた点、[[マナ]]を伸ばす[[デッキ]]に適性があるにもかかわらず[[《天災 デドダム》]]と全く色が合わない点、[[【ヘブンズ・ゲート】]]系統が環境で大した活躍をしないだろうと過小評価されていた点などから、あまり評価されなかった。 ところが蓋を開けると、[[EXライフ]]や[[EXライフ]][[シールド]]が離れた時の能力が優秀な点、[[白赤]]の2色は[[白青赤]]の[[《T・T・T》]]と色が合う点、[[5色]]で組むなら[[《天災 デドダム》]]と色を補完できる点、[[王来篇]]で[[【ヘブンズ・ゲート】]]系統と相性の良い強化パーツが続々登場した点などから高評価を受け、[[【白青赤天門】>【ヘブンズ・ゲート】#sc3d5a76]]や[[【ヘブンズ・ゲート】]]型の[[【5色ディスペクター】]]などで活躍。 [[cip]]の呪文回収も、[[《ヘブンズ・ゲート》]]で《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》を踏み倒したら、そのまま踏み倒すために使った[[《ヘブンズ・ゲート》]]を手札に戻せるなど、十分強力なものであった。[[《ドンドン火噴くナウ》]]で墓地に置いたカードや、[[EXライフ]]耐性時の[[シールド焼却]]で墓地に置かれた呪文も手札に確保できる。 ただ、[[アビス・レボリューション環境]]では[[【ヘブンズ・ゲート】]]と言えば[[【ムザルミ天門】]]([[アドバンス]])や[[【白緑巨大天門】]]([[オリジナル]])のように図抜けた基盤を持つものが主流となり、必然と[[白赤]]か[[白青赤]]、[[5色]]での採用となるこのカードは往時ほどの評価は得られなくなった。 しかし[[王道篇]]に入り[[【白黒赤ファイアー・バード】]]が台頭すると、[[《ハッター・ルピア》]]対策に[[EXライフ]]で耐えられる大型ブロッカーとして[[【白青天門】]]に2〜4枚採用されるようになった。[[《「真実を見極めよ、ジョニー!」》>《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》]]を踏み倒せば3ターン目[[《ハッター・ルピア》]]の[[メクレイド]]が決まった際も[[コスト踏み倒し]]系を捲られた場合を除いて一掃できる。また[[アタックトリガー]]で[[《♪必殺で つわものどもが 夢の跡》>《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》]]を唱える役割も持った。 しかし[[王道篇]]に入り[[【白黒赤ファイアー・バード】]]が台頭すると、[[《ハッター・ルピア》]]対策に[[EXライフ]]で耐えられる大型ブロッカーとして[[【白青天門】]]に2〜4枚採用されるようになった。[[《「真実を見極めよ、ジョニー!」》>《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》]]を踏み倒せば3ターン目[[《ハッター・ルピア》]]の[[メクレイド]]が決まった際も[[コスト踏み倒し]]系を捲られた場合を除いて一掃できる。また[[アタックトリガー]]で[[《♪必殺で つわものどもが 夢の跡》>《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》]]を唱える役割も持った。ただし、[[《深淵の逆転撃》]]のような一発解体を狙う除去札も登場しているため、なるべく除去される前に手早く呪文でアドバンテージを取りたいところ。 **その他 [#x8fe0773] [[《''真''実の名 ''バウ''ラ''イオン''》>《真実の名 バウライオン》]]と[[《''邪''神''M・ロマ''ノフ》>《邪神M・ロマノフ》]]の『連結』[[ディスペクター]]。 #region2(合成元との関係){{ -《バウライオン》の右肩に、さながら[[G・リンク]]しているかのように《M・ロマノフ》が本体まるごと接合されている。また、《バウライオン》の左下腕と《M・ロマノフ》の左腕をそれぞれ肘から先だけ交換しているのがわかる。 --ジッパーのツマミの部分が、「菱形の中がくり抜かれ結晶が浮遊している」という、《バウライオン》らを始めとする[[エピソード2]]期の[[アンノウン]]を思わせる独特なデザインとなっている。 -[[ディスペクター]]らしく、《バウライオン》の[[特殊種族]][[アンノウン]]が削除されている。一方、《M・ロマノフ》は通常[[種族]]の[[ダークロード]]でも優先度の高い[[特殊種族]]である[[ゴッド]]でもなく[[ナイト]]を継承している。 --《M・ロマノフ》はその高い汎用性から[[G・リンク]]することなく単体で活躍し、結果[[プレミアム殿堂]]に指定されたという経歴を持つ。そのため本来の[[マッド・ロック・チェスター]]を公式戦で完成させることは不可能になってしまった。[[リンク]]体ではなく単身で合成され、[[種族]]から[[ゴッド]]を削除されているのは、そうした状況を「ディスペクト」しているのかもしれない。 ---なお、[[マッド・ロック・チェスター]]は設定上「[[ナイト]]から[[神>ゴッド]]に成り上がった[[ロマノフ]]」である。そこから[[神>ゴッド]]足る存在であると[[証明>種族]][[する>ゴッド]][[要素>G・リンク]]を悉く剥奪し、そのくせ[[ナイト]][[種族]]を残しながら[[ロマノフ]]の[[名>名称カテゴリ]]と[[文>文明]][[明>闇]]を奪っているという点もまた、中々に高度な「ディスペクト」であると言える。 --『連結』[[ディスペクター]]であるが、[[光]]/[[火]]という[[色]]構成で[[呪文]]主体の[[能力]]を持つ点は『混成』[[ディスペクター]]を思わせる。『連結』と『混成』の架け橋にと意図されたカードデザインなのかもしれない。 }} **アニメにおいて [#x8fe0773] -アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN]]』では第6話で[[マズキ]]が[[覚知山 ボウイ]]戦で使用。 [[S・トリガー]]で発動した[[《ヘブンズ・ゲート》]]によって2体出した。 **関連カード [#ze402c2f] -[[《真実の名 バウライオン》]] -[[《邪神M・ロマノフ》]] -[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]] -[[《煉獄大帝 キング・ロマノフ》]] //**[[フレーバーテキスト]] [#z1a84a15] //-[[]]&br;'''''' **収録セット [#c7311e7c] -illus.[[Hokuyu]] --[[DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」>DMEX-16]](72/100) --[[DMEX-19 「ファイナル・マスター・メモリアル・パック」>DMEX-19]](36/68) --[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](超28/超50) --[[DM24-SD2 「いきなりつよいデッキ 守りの王道」>DM24-SD2]](7/11) **参考 [#y7ecf13d] -[[ディスペクター]] -[[エンジェル・コマンド]] -[[ナイト]] -[[EXライフ]] -[[ブロッカー]] -[[T・ブレイカー]] -[[cip]] -[[呪文]] -[[墓地回収]] -[[アタックトリガー]] -[[離れた時]] -[[手札]] -[[コスト踏み倒し]] &tag(クリーチャー,光文明,火文明,白赤,2色,多色,コスト8,ディスペクター,連結,エンジェル・コマンド,コマンド,ナイト,パワー14000,EXライフ,ブロッカー,T・ブレイカー,cip,墓地回収,呪文回収,アタックトリガー,「EXライフ」シールドが離れた時,攻撃する時または「EXライフ」シールドが離れた時,コスト8以下,呪文サポート,コスト踏み倒し,呪文コスト踏み倒し,・,ロマノフ,終音「ん」,P,レアリティなし,R,レア,Hokuyu);