#author("2024-10-26T23:11:31+09:00","","")
#author("2024-10-26T23:30:02+09:00","","")
*《&ruby(はは){母};なる&ruby(もんしょう){紋章};》 [#v22c9739]

|母なる紋章 R 自然文明 (3)|
|呪文|
|文明をひとつ選ぶ。バトルゾーンにある自分の、選んだ文明のクリーチャーを1体、マナゾーンに置いてもよい。そうした場合、その文明と、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャー1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

[[DM-24]]で登場した[[自然]]の[[呪文]]。

テキストが回りくどいが、要するに[[文明]]が同じバトルゾーンとマナゾーンの自分のクリーチャーを交換できるというもの。

[[《母なる大地》]]の[[調整版]]だが、本家の特徴だった[[マナゾーン]]から[[クリーチャー]]を直接出す[[コスト踏み倒し]]能力はしっかり受け継がれている。
そちらと比べると、「[[S・トリガー]]ではない」「相手の[[クリーチャー]]に対して使用できない」「元と同じ[[文明]]の[[クリーチャー]]しか出せない」「[[無色]]クリーチャーは出せない」と大幅に弱体化をしており、「[[進化クリーチャー]]も出せる」くらいしか強化された点がない。

[[除去]][[呪文]]としての使用ができず[[汎用性]]で劣り、[[コスト踏み倒し]][[呪文]]と見ても[[文明]]制限があるため、必要な[[文明]]の[[マナ]]がなくても[[クリーチャー]]が呼び出せた[[《母なる大地》]]よりも一見かなり劣って見える。
しかし、[[進化クリーチャー]]をも呼び出すことが可能になったのは、数々の有名な[[コスト踏み倒し]][[呪文]]では成し遂げられなかった快挙である。
これを考慮すると、[[効果]]範囲がほぼ[[無色]]以外の[[クリーチャー]]全域に及ぶため、単純な[[コスト踏み倒し]]性能としては抜きん出た存在である。

[[コロコロコミック]]では当初[[《母なる大地》]]の強化版という位置付けがなされていたが、実際には調整版であり、[[《母なる大地》]]の[[殿堂入り]]の布石との見方もあった。
実際に[[《母なる大地》]]は2008年4月15日に[[殿堂入り]]し、その1年後の2009年4月15日、[[《母なる大地》]]の[[プレミアム殿堂]]と同時にこのカードも[[殿堂入り]]した。

その後も持ち前の手軽さと強力さで[[【星域キリコドラゴン】]]を中心に活躍し続けたが、その約3年後である2012年3月15日付でこのカードも[[プレミアム殿堂]]に昇格することになった。

**このカードを扱うテクニック [#x98d4043]
-選んだ文明であれば、元々その文明を持っておらず[[文明追加]]によってその文明が追加されているクリーチャーでもマナ送りすることができる。
//マナゾーンに贈られるクリーチャーが[[《黒染妃ゼノビア》]]などで[[染色]]されていた場合、それが元々持っていない文明であればどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおなるの
-選んだ文明であれば、元々その文明を持っておらず[[文明追加]]によってその文明が追加されているクリーチャーでもマナ送り、コスト踏み倒しを行うことができる。
--ただし、バトルゾーンのカードだけに[[文明追加]]をしている場合、マナゾーンに移動することで元の文明に戻り、コスト踏み倒しの条件を満たさなくなる場合もある。

-[[《母なる大地》]]同様、カウントするのは「[[マナゾーン]]にある[[カード]]の枚数」なので、[[マナ数]]0の[[5色]]の[[カード]]も問題なくカウントされる。特に5色カードなら、どんな文明のカードを種にしても踏み倒す事が可能。
--このカードの[[プレミアム殿堂]]により、5色カードをマナゾーンに置く利点は殆ど消失したとも言える。

-2007年11月、[[《母なる大地》]]と共に[[《龍仙ロマネスク》]]との組合せが[[プレミアム殿堂コンビ]]に指定され、これらの[[カード]]を一緒に[[デッキ]]に入れることができなくなった時期があった。しかし[[《母なる大地》]]の[[プレミアム殿堂]]とこの[[カード]]の[[殿堂入り]]によって解除されたため、2009年4月15日から2012年3月14日までは[[《龍仙ロマネスク》]]とともに1枚ずつ入れることができた。&br;現在ではこの[[カード]]自身も[[プレミアム殿堂]]となっているため、完全に過去の話である。

**その他 [#h394a30d]
-[[プレミアム殿堂]]にまでなった主な理由は、[[《サイバー・N・ワールド》]]や[[《ボルバルザーク・エクス》]]など簡単に[[コスト]]を踏み倒されると危険な[[カード]]が増加したこと、[[エピソード2]]で強力な[[重量級]][[フィニッシャー]]が増えることを見越してのことだろう。[[マナ]]さえ貯めれば[[コスト]]8以上の大型も出せるため、手軽な[[コスト踏み倒し]]は新規カードの開発にも影響してくると言える。

-[[カードイラスト]]には[[進化マーク]]があり、[[進化クリーチャー]]を出そうとしていることが分かる。[[イラスト>カードイラスト]]の背景には[[《超竜バジュラ》]]と思われるシルエットも描かれている。

-上記の通り[[進化クリーチャー]]に対応したことがアピールされ[[《エンペラー・キリコ》]]の補佐も務めたが、[[《龍仙ロマネスク》]]など[[非進化]][[クリーチャー]]の踏み倒しや出し入れによる[[cip]]の使い回しといった[[《母なる大地》]]の[[リペア]]的な使い方が多かった。
後に登場し文明制限がなくなり[[進化クリーチャー]]の踏み倒す目的では使いやすくなった[[《母なる星域》]]が未だに殿堂入りすらしていない点を考慮すると、手軽に非進化クリーチャーを出し入れできるカードは危険なのだろう。
多少理由は違えど、[[《フォース・アゲイン》]]や[[《魔龍バベルギヌス》]]など容易に[[cip]]を使い回せる[[カード]]は[[殿堂入り]]している。

-漫画「FE」では[[V (バベル)]]が[[Dr.ルート]]戦で使用。[[《パルピィ・ゴービー》]]で山札の一番上に置かれ、同ターンに[[《蒼神龍スペル・グレートブルー》]]の能力で踏み倒して[[《超神龍アルグロス・クリューソス》]]を呼び出した。しかしこの時のVの場は他に[[《パルピィ・ゴービー》]]と[[《緑神龍ジオブリード》]]しか描写されておらず、[[進化元]]は《ジオブリード》だろうが、マナに送った光のクリーチャーは不明となっている。

-漫画では[[文明]]制限や[[進化元]]制限などの細かい[[ルール]]が守られていない場面が多い。特に[[進化クリーチャー]]を[[進化元]]なしに出していると思われる場面がいくつもある。
--例を上げるとすれば漫画「FE」の[[白凰]]vs[[Y (イエスマン)]]戦。[[文明]]制限を無視して[[《パルピィ・ゴービー》]]と[[《聖霊王アルカディアス》]]を交換してしまっている。

-漫画「覇王伝ガチ!!」では[[赤星 大虎]]が使用。0[[マナ]]の状態から[[S・トリガー]]で出た[[《偉大なる恵み》]]と[[ターン]]の最初の1[[マナ]]で計4[[マナ]]まで回復。この[[カード]]で同時に[[召喚]]した[[《死神術士デスマーチ》]]を[[マナ]]に送り、[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]を踏み倒した。《ヴィルジニア》によって[[リアニメイト]]された[[《大邪眼B・ロマノフ》]]はそのまま試合の勝敗を決めることとなる。

-アニメ「クロス」では[[勝舞>切札 勝舞]]が[[Y (イエスマン)]]戦で使用。
バトルゾーンの[[《エンドラ・パッピー》]]とドローしたターンマナゾーンへ送った[[《超聖竜シデン・ギャラクシー》]]を入れ替え反撃の起点となる。

-アニメ「ビクトリー」では[[勝三>切札 勝三]]が使用。かつて[[プレミアム殿堂コンビ]]に指定されていた[[《龍仙ロマネスク》]]を[[バトルゾーン]]に出し、[[《ボルバルザーク・エクス》]]や[[《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》]]等を絡めて[[《コッコ・ルピア》]]と[[ドラゴン]]を20体並べる起点となる。本放送の僅か数日後の2012年2月15日にはこの[[カード]]の[[プレミアム殿堂]]が発表され、事実上最期の華を飾る形となった。

**関連カード [#u665a0e0]
-[[《母なる大地》]]
-[[《獰猛なる大地》]]
-[[《母なる星域》]]
-[[《父なる大地》]]
-[[《深淵なる大地》]]

-[[《最強虫 ナゾまる》]]
-[[《むじゅうりょ君》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#pb1c88ab]
-[[DM-24]]
'''母の意志は時により鋭く、より攻撃的となる。'''
-[[DMX-01]]
'''聖なる剣が[[大地>《母なる大地》]]に捧げられ、紋章があらわれる。それは、新しき戦士が生まれる証。'''
-[[DM-24]]&br;'''母の意志は時により鋭く、より攻撃的となる。'''
-[[DMX-01]]&br;'''聖なる剣が[[大地>《母なる大地》]]に捧げられ、紋章があらわれる。それは、新しき戦士が生まれる証。'''


**収録セット [#h7cd94c5]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Somen]]
--[[DM-24 「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」>DM-24]](30/110)
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]](10/110)
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」>DMC-57]](27/39)

**参考 [#v23d935e]
-[[文明]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[マナゾーン]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[プレミアム殿堂コンビ]]
-[[殿堂入り]]
-[[プレミアム殿堂]]
-[[呪文]]
-[[自然]]
-[[レア]]

&tag(呪文,自然文明,緑単,単色,コスト3,文明選択,自己マナ送り,マナゾーンのカードの枚数以下,コスト踏み倒し,プレミアム殿堂,R,レア,Somen,Mikio Masuda);