#author("2023-11-11T03:12:58+09:00","","")
#author("2023-11-11T03:14:13+09:00","","")
*《&ruby(きょくせんりゅう){極仙龍};バイオレンス・サンダー》 [#r033be33]

|極仙龍バイオレンス・サンダー SR 水/闇/火文明 (10)|
|進化クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ/アーマード・ドラゴン 12000|
|進化−自分の多色クリーチャー1体の上に置く。|
|このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、カードを3枚引き、相手の手札を3枚見ないで選び捨てさせ、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊してもよい。|
|T・ブレイカー|

[[DM-25]]で登場した大型[[進化]][[ポセイディア・ドラゴン]]/[[ドラゴン・ゾンビ]]/[[アーマード・ドラゴン]]。

凄まじく[[オーバーキル]]な[[能力]]を持ち、[[サボタージュ能力]]で3[[ドロー]]、3[[ハンデス]]、6000[[火力]]をそれぞれ放った上で[[T・ブレイカー]]を決める。

大量の[[アドバンテージ]]を稼げるため、一気に優位に立つことができるだろう。
[[任意]]だが、3種の能力を全部使うか、1つも使わないかのどちらかしか選べない点には注意。

出すには非常に高い[[コスト]]をどうするかが一番の問題。
[[召喚]]までの手間から、専用デッキの構築が求められる。[[進化元]]は対象が幅広く苦労しないので、[[マナ]]が揃い次第[[《母なる星域》]]を使って[[マナゾーン]]から引っ張り出してやりたい。
[[マナコスト]]の[[重さ>重い]]は何らかの[[マナブースト]]でクリアしたいところ。

[[cip]]で[[マナブースト]]してそのまま[[進化元]]になる[[《飛散する斧 プロメテウス》]]や[[《龍仙ロマネスク》]]との相性は良い。
前者は[[《母なる星域》]]を[[マナゾーン]]から[[回収]]でき、後者は増えた4[[マナ]]で[[《母なる星域》]]を[[手札]]から[[唱える]]ことができる。
その他、[[《セブンス・タワー》]]や[[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]]などのを使えば速やかに10[[マナ]]圏まで到達できる。

[[種族]]に3種類も[[ドラゴン]]を持つためサポートも多く、[[《コッコ・ルピア》]]などの各種[[ファイアー・バード]]の恩恵を受けられる。
[[進化元]]がいれば、自分の[[《爆竜兵ドラグストライク》]]の[[破壊]]や、[[《幻想妖精カチュア》]]の[[タップ能力]]等を使っても出せる。
特に前者は[[《爆竜兵ドラグストライク》]]を[[破壊]]するための[[《腐敗勇騎ドルマークス》]]がそのまま[[進化元]]にもなり、早い段階で出しやすい。

また、[[《エマージェンシー・タイフーン》]]等で[[墓地]]に置いた後に[[《貴星虫ヤタイズナ》]]で[[コスト踏み倒し]]するという手段や、[[《紅神龍バルガゲイザー》]]の[[アタックトリガー]]を利用する方法も考えられる。

[[能力]]のタイミング上、使い勝手は[[《超竜バジュラ》]]よりも[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]に近い。
[[軽量>軽量級]][[ブロッカー]]の大群が相手の場合、なかなか[[能力]]が誘発しないことがしばしば。[[《反撃のサイレント・スパーク》]]や[[《熱血龍 GENJI・XXX》]]で[[ブロッカー]]を無力化したり、別の[[フィニッシャー]]と使い分けるなどして対応したい。

それを差し引いても[[能力]]、[[イラスト]]共に豪快かつロマンに溢れており、[[切札]]にはうってつけの[[カード]]。[[多色]][[クリーチャー]]が多く、強烈な[[マナブースト]]が可能な[[【5色コントロール】]]では[[フィニッシャー]]の選択肢に数えることができる。
それを差し引いても[[能力]]、[[イラスト]]共に豪快かつロマンに溢れており、[[切札]]にはうってつけの[[カード]]。
[[多色]][[クリーチャー]]が多く、強烈な[[マナブースト]]が可能な[[【5色コントロール】]]では[[フィニッシャー]]の選択肢に数えることができる。

専用デッキについては「[[【バイオレンス・サンダー】]]」を参照のこと。

**ルール [#u86de920]
-「相手[[プレイヤー]]を[[攻撃]]して[[ブロック]]されなかった時」の[[能力]]は相手の[[シールド]]が[[ブレイク]]される直前に[[解決]]する。そのため、[[ブロッカー]]や[[ニンジャ・ストライク]]に妨害されやすい。

-3つの[[効果]]は書かれている順番に処理する。そのため、[[火力]]で相手の[[モヤシ]]を[[手札]]に戻してから[[ハンデス]]で[[墓地]]に送る事は出来ない。[[ハンデス]]によって出現した[[マッドネス]]を[[火力]]で[[焼く]]事は可能。

-[[ハンデス]]能力のせいで間違えやすいが、[[攻撃]]のページを参照してわかるとおり、能力のタイミングは3ついずれも相手が「ブロックしないことを選んだ直後」であり、「シールドをブレイクした直後」ではないので、ブレイクした3枚までのシールドをこのクリーチャーの能力で墓地に送ったり、ブレイクして出た相手の[[S・トリガー獣]]を[[除去]]したりという順番での処理はできないので注意。

-「相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊してもよい。」はこの[[クリーチャー]]自身の[[能力]]であるため、[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]を[[クロス]]すると[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]の[[能力]]を受けて12000以下を[[破壊]]できるようになる。[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]による6000以下[[破壊]]も同時に使えるため、[[ブロック]]されなければ一度の[[攻撃]]で2体倒せるということになる。が、当然ながら狙うのはかなり厳しい。

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-[[コロコロコミック]]2007年11月号では、この[[クリーチャー]]を6[[ターン]]目で出せるという[[コンボ]]が載っていた。

そのコンボの手順は

1.[[《ダンディ・ナスオ》]]で《バイオレンス・サンダー》を[[マナゾーン]]へ。
2.5[[ターン]]目までに《バイオレンス・サンダー》と同じ[[文明]]の[[クリーチャー]]を1体でも出す。
3.6[[ターン]]目に[[《龍仙ロマネスク》]]を出し、4[[マナ]]溜める。
4.残りの3[[マナ]]で[[《母なる紋章》]]を唱え、2で出しておいた[[クリーチャー]]を[[マナ]]において、《ロマネスク》の上に《バイオレンス・サンダー》を重ねる。

というもの。しかし、このコンボを決めるには5[[色]]必要で[[事故]]も起こりやすいので、あまり採用率は高くない。上記のように[[《コッコ・ルピア》]]などを使ったほうが一般的。&br;現在は[[《母なる紋章》]]の[[プレミアム殿堂]]によってこの手順は成立しなくなったが、後に[[《母なる星域》]]と[[《緑銅の鎧》]]が登場。[[《緑銅の鎧》]]を[[召喚]]して《バイオレンス・サンダー》を[[マナゾーン]]へ置き、次の[[ターン]]に[[《龍仙ロマネスク》]]と[[《母なる星域》]]が[[手札]]にあれば良いので、理論上はこれよりも早い4〜5[[ターン]]目に出せる。

-しかし、あくまで「理論上可能」というだけであり、この[[コンボ]]の成立は楽ではない。いずれにせよ[[《母なる星域》]]等のサポートの存在が大きく、[[コスト]]10ともなると普通に[[召喚]]しようとするとライバルが多いため、[[コスト踏み倒し]]を意識してまともに[[召喚]]しようとは思わない方がいいだろう。
--2018年1月29日に[[《龍仙ロマネスク》]]が[[殿堂解除]]となり、この[[コンボ]]を成立させる事も不可能ではなくなった。
しかし、登場当初から既に10年をゆうに上回る年月が経過して[[インフレ]]が進み、[[環境]]も高速化して[[アドバンテージ]]の考え方や[[デッキビルディング]]のセオリーそのものが登場当初と大きく変わった。2023年現在の環境における『4ターン目』というのはもはやこのクリーチャーを上回る強力[[フィニッシャー]]が展開されている事も珍しくない段階であり、コンボが考案された当時のような『使いたいカードの為に下準備』をするような段階ではなくなってしまったのである。なので、手間暇かけてこの[[カード]]を出すより、単体で強力な[[ディスペクター]]を始めとした[[非進化]][[多色]][[ファッティ]]を出した方が勝利をつかみやすくなってしまった今「《バイオレンス・サンダー》を使いたい」という明確な目的意識がない限り、この[[コンボ]]が日の目を浴びる事はないだろう。

**その他 [#t0afa6ab]
-[[能力]]には自身が持つ[[文明]]の代表的な[[効果]]が集められている。
--[[水]][[文明]]の[[ドロー]]
--[[闇]][[文明]]の[[ハンデス]]
--[[火]][[文明]]の[[火力]]

-[[能力]]を[[呪文]]に置き換えると[[《トリプル・ブレイン》]]+[[《スケルトン・バイス》]]+[[《ゴースト・タッチ》]]+[[《ドリル・トラップ》]]で、計18[[コスト]]ほどの[[アドバンテージ]]を得ている計算となる。
--2020年頃の呪文のコストパフォーマンスで置き換えても[[《王立アカデミー・ホウエイル》]]+[[《スケルトン・バイス》]]+[[《ゴースト・タッチ》]]+[[《モモダチパワー!!!》]]となり、計15コスト程のアドバンテージを得ている。

-[[青黒赤]]の3[[色]]で構成されており、[[進化元]]に[[多色]][[クリーチャー]]をとる初の[[進化クリーチャー]]でもある。

-[[《龍仙ロマネスク》]]とは色が対となっており、噛み合いは良好ではないものの、マナ加速で10マナまで到達できることや自ら進化元になれるなどそこまで悪くはない。

-[[背景ストーリー]]では[[闇]][[文明]]の蜂起に呼応した[[自然]][[文明]]によって、大地のエネルギーに各[[文明]]の力を加える事で生み出された。それによって大地の生命力は失われ、[[自然]][[文明]]は荒廃してしまう。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#d02a4082]
|極仙龍バイオレンス・サンダー SR 水/闇/火文明 (10)|
|進化クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ/アーマード・ドラゴン 12000|
|進化-多色クリーチャーまたはドラゴン|
|攻撃する時、カードを3枚引き、相手の手札をランダムに3枚捨てさせ、相手のパワー9000以下のクリーチャー1体を破壊する。|
|T・ブレイカー|

[[DMPP-08]]で実装。進化元対象がドラゴンまで広がり、[[サボタージュ能力]]が[[アタックトリガー]]に変更される強化を受けた。火力も9000に上昇し、大幅にスペックが向上している。
[[ブロッカー]]に弱かったのが、むしろこちらが先にブロッカーを焼いて突破口を開くことができるようになった。タップキル戦術と組ませれば猛烈な勢いで手札差・盤面差を広げることができる。
ドラゴンなので[[《幻想妖精カチュア》]]で出すのもいい。ターン終了時に進化元とともに[[破壊]]されてしまうとはいえ、早期に3ドロー、3ハンデス、9000火力で圧倒的な[[アドバンテージ]]を得れば十分勝利に直結する。

ただし、強制効果になったため、[[ライブラリアウト]]には十分気をつけたい。残り山札が3枚以下になったら、このクリーチャーで[[ダイレクトアタック]]して勝とうとする前に、先に自分の敗北が訪れてしまう。

-些細な問題だが、TCG版の[[サボタージュ能力]]なら[[《紅神龍バルガゲイザー》]]の[[アタックトリガー]]で攻撃中の《バルガゲイザー》に重ねた場合、相手次第では「相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時」の効果を使用できた。デュエプレでは攻撃中の《バルガゲイザー》に重ねても《バイオレンス・サンダー》のアタックトリガーのタイミングは過ぎているので効果は不発となる。

-デュエプレに[[デュアル進化]]が登場するより先にお披露目となった、進化元を指定されたいずれかから選べる進化クリーチャーである。
--また、「(文明指定)または(種族指定)クリーチャー」という進化条件は、実装時点ではTCG版にも存在していなかった。
--後にTCG版でも同様の進化条件を持つカードとして[[スター進化]]が登場した。

-進化元対象に[[種族]]が追加されたことにより、[[《無垢の宝剣》]]や[[《式神イノセント》]]からも[[進化]]できるようになった。

-2021年6月13日に行われた配信者王決定戦で、優勝したプレイヤーの指定したカードが全プレイヤーに配布されるというレギュレーションとなり、優勝者であるささぼー氏が指定した《バイオレンス・サンダー》が全体配布されることとなった。
--他の参加者が指定したカードは、[[《超絶究極神》]](シモカワチャンネル)・[[《竜極神》]](はんじょう)・[[《悪魔神バロム・エンペラー》]](加賀美ハヤト)・[[《キング・レムリア》]](愛の戦士)・[[《エンペラー・マルコ》]](flat-)であった。
**関連カード [#h4288be5]
-[[《必殺!絶対絶望!!》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#gde333ab]
-[[DMPP-08]]
'''[[ロマネスク>《龍仙ロマネスク》]]とバイオレンス・サンダーが[[仙界]]の力を使い、[[ネプチューン・シュトローム>《超神星ネプチューン・シュトローム》]]は倒された。しかし、彼らが生み出した[[神>ゴッド]]が、また新たな戦争を起こす火種となってしまうのだった。'''

**収録セット [#t130be1b]
***[[デュエル・マスターズ]] [#af411156]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DM-25 「極神編 第2弾 人造神の創造(バイオレンス・クリエイター)」>DM-25]](S5/S5)
--[[DMC-55 「コロコロ・レジェンド・7」>DMC-55]](26/84)
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」>DMC-66]](23/36)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#l3db02fa]
-CV:[[石黒史剛]]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMPP-08 「極神創世譚 -VIOLENCE FUSION-」>DMPP-08]]

**参考 [#zf134d85]
-[[ポセイディア・ドラゴン]]
-[[ドラゴン・ゾンビ]]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[タップイン]]
-[[多色]]
-[[クリーチャー]]
-[[プレイヤー]]
-[[攻撃]]
-[[ブロック]]
-[[ドロー]]
-[[ハンデス]]
-[[火力]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[青黒赤]]
-[[【バイオレンス・サンダー】]]

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