#author("2025-09-19T18:42:58+09:00","","")
#author("2025-09-27T19:02:28+09:00","","")
*《&ruby(あんこくけん){暗黒剣}; フラヴナグニル》 [#top] 

|暗黒剣 フラヴナグニル C 無色 (2)|
|クリーチャー:マスターズ・レガシー 3000|
|''G・ストライク''(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)|
|各ターンに一度、自分の超化獣クリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。|

[[DM24-RP1]]で登場した[[無色]]の[[マスターズ・レガシー]]。

[[超化獣]][[クリーチャー]]の[[召喚コスト]]を1下げる。[[G・ストライク]]も持つ。

[[無色]]なので、[[デッキカラー]]に左右されず以下の3つの[[プレイング]]が可能。

+2[[ターン]]目に設置して3ターン目にコスト4の[[超化獣]]に繋げる。
+[[タップ誘発]]持ちと[[超化獣]]の同時展開を補助する。
+[[超化獣]]の(コスト+1)の[[マナ]]で即座に[[ハイパー化]]可能な状態になる。例えば5マナある状態で、2マナで《フラヴナグニル》を召喚し即座に1軽減の3マナで[[《炎怒の夜 アゲブロム》]]を召喚する。

欠点としては、別にこのクリーチャーを採用しなくても[[《桜風妖精ステップル》]]や[[Re:奪取>一撃奪取]]でも上記の動きはできてしまうこと。特に[[G・ストライク]]の所持はRe:奪取と共通。
ただし、[[パワー]]の高さや、[[超化獣]]の召喚先に2種類以上の文明を採用していてもいずれも軽減できる点では[[一撃奪取]]より優れる。

[[超化獣]]ギミックは[[王道篇]]を通して強化されると思われるため将来性はある、と登場時点では思われていたが、[[DM24-RP3]]で早々に[[超化獣]]ギミックが打ち切られたため、活躍の機会は得られなかった。

**背景ストーリーにおいて [#ac141a09]
[[《光喜の夜 エルボロム》]]ら「夜の四天王」が仕える存在で、月に満ちた闇のマナが[[剣の形>《魔誕妖クズトレイン》]]になったもの。
[[《光喜の夜 エルボロム》]]ら「夜の四天王」が仕える存在で、[[月>月の軍勢]]に満ちた闇のマナが[[剣の形>《魔誕妖クズトレイン》]]になったもの。

***[[王道篇背景ストーリー]] [#me22f683]
[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]を倒した[[《アビスベル=ジャシン帝》]]を月から強襲し、斬った相手を[[超化獣]]の力に目覚めさせる能力によって《ジャシン帝》を[[《邪魂の王道 ジャシン帝》]]の姿に変えた。
また、[[暗黒剣よりも更に上の「主」がいることが示唆されていた。>《ギガカキン》]]
--余談になるが、このカードの[[フレーバーテキスト]]が公開された段階ではまだ《フラヴナグニル》自身に意思があるとは考えられていなかったため、ネット上では「誰が剣を投げて《ジャシン帝》を貫いたのか」という考察が飛び交っていた。実態としては上記の通り、意思があるどころか夜の四天王との戦いの元凶である。
//---よく見ると文末が「漆黒の剣''に''持ち去られてしまった」と《フラヴナグニル》動作主の受け身になっている。
//別に何もおかしくない

その後は月の裏側で密かに力を蓄えはじめる。やがて《ジャシン》の心臓を貫いた後、それぞれの思惑の下に各文明で行動する《エルボロム》らの体を切り刻んだうえで《ジャシン》の身体の一部を埋め込み、更にパワーアップさせた。なおこの頃、[[《死神覇王 ブラックXENARCH》]]が《フラヴナグニル》を倒しに月に[[向かった>《黒神龍スカルシューム》]]が[[未遂に終わった>《不吉秘宝コーデン》]]ようだ。
//XENARCHを避けたというより、単なる行き違いともとれるため

夜の四天王それぞれの喜怒哀楽の感情が極まりきったところで彼らの身体から飛び出てきた《ジャシン》の肉体を[[利用>魔法陣サイクル]]し([[その際>《喜像エル》]][[四天王>《怒像アゲ》]][[たちは>《哀像シン》]][[彫像化>《楽像フミ》]])、遂に[[《悪魔世界ワルドバロム》]]の[[魔誕]]を成し遂げる。
だが、その《ワルドバロム》はジャシンの接近によって魂が弾き出されてしまい、《フラヴナグニル》はその魂を回収して去っていくのだった。

***[[王道W背景ストーリー]] [#mfe20307]
残された《ワルドバロム》の肉体 (元を辿れば《ジャシン》の肉体でもある) は突如[[《&ruby(ナルガロッチ=ヴリドガルド){堕チシ八叉ノ蛇神};》>《堕チシ八叉ノ蛇神》]]として動き出した。

《フラヴナグニル》が王道篇ラストで、ようやく魔誕に成功した《ワルドバロム》から即座に魂を持ち去るという行動に走った裏には、《フラヴナグニル》の「[[最終計画>《魔誕戦鬼デュランザメス》]]」において彼が目指すものは「[[魔誕のその先>《魔誕妖クズトレイン》]]」にあり、魔誕は[[《ヴリドガルド》完全体を生み出す>《魔誕の賢者ランブル》]]ための手段に過ぎなかったという事実がある。

《ワルドバロム》の魂を持ち去った《フラヴナグニル》は、己の身体を5つに[[分割>《黒キ感情ガ宿ル月ノ五剣》]]し、それらを先述の四天王の彫像の内部に1つずつと、[[《死神覇王 ブラックXENARCH》]]の体内に1つ潜ませた。この際、これまで駒として使い続けていた夜の四天王だけでなく《ブラックXENARCH》にも潜伏した理由は、《ブラックXENARCH》が四天王ではカバーできていなかった「[[最後の感情>《魔誕の翼ダークモルダー》]]」すなわち恐怖を宿していたためである。《ブラックXENARCH》が恐怖を宿している事実は、王道篇で《ブラックXENARCH》が月に《フラヴナグニル》を倒しに来た際に見出されていたようである。

こうして5体の潜伏先から1種ずつ、合計[[5種>5色レインボー]]の[[マナ]]の力を得た5振りの[[剣>マスターズ・レガシー]]は、再び1つになることで「三種の神器のひとつ」である「剣」を完成させた((2025/09/19付公開の[[デュエチューブの動画>https://youtu.be/xEDZpM81_z4]]、23:19あたり))。

**その他 [#x7479bf7]
-[[カード名]]の由来は古ノルド語でカラスを意味する「『フラヴナ』(Hrafna)」+北欧神話における主神オーディンの武器「グン『グニル』(Gungnir)」だと思われる。
カラスはオーディンと関連が深い鳥であり、彼の使い魔には「フギン」と「ムニン」と言う名のワタリガラスが存在する。
また、[[背景ストーリー]]上では敵対者である《ジャシン》の愛馬[[《邪騎 スベルニル》>《邪騎 スベルニル/「我が愛馬よ!!」》]]もオーディンの使い魔である馬「スレイプニル」を元ネタにしているという奇妙な一致がある。

-一部装飾デザインが[[《神人類 ヨミ》]]に似ているように見えるが、関連性は不明である。

//**[[サイクル]] [#cycle]

**関連カード [#qff705a7]
-''Next''
--[[《黒喜剣 エルナグニル》]]
--[[《黒楽剣 フミナグニル》]]
--[[《黒怖剣 ゼナグニル》]]
--[[《黒怒剣 アゲナグニル》]]
--[[《黒哀剣 シンナグニル》]]

-[[《ヤッタレマン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM24-RP1]]&br;'''[[COMPLEX>《DARK MATERIAL COMPLEX》]]を倒したのも束の間、突如として天から飛来した漆黒の剣が[[ジャシン>《アビスベル=ジャシン帝》]]の身体を貫いた!かと思えばジャシンが驚く間もなく幾筋もの剣閃が走ると、ジャシンの身体はバラバラに解体され、漆黒の剣に持ち去られてしまった。'''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm]
-illus.[[tetrapod]]
--[[DM24-RP1 「王道篇 第1弾 デーモン・オブ・ハイパームーン」>DM24-RP1]](51/75)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[マスターズ・レガシー]]
-[[G・ストライク]]
-[[ターン1]]
-[[コスト軽減]]
-[[超化獣]]

-[[Re:奪取>一撃奪取#restart]]
-[[アシスター>一撃奪取#assister]]

&tag(クリーチャー,無色,コスト2,マスターズ・レガシー,パワー3000,G・ストライク,コスト軽減,コスト軽減1,超化獣サポート,C,コモン,tetrapod,王道篇ブロック);