#author("2024-02-23T11:28:25+09:00","","")
#author("2024-02-23T11:56:57+09:00","","")
*《&ruby(エターナル・ゲート){憎悪と怒りの獄門};》 [#x7a8974a]

|憎悪と怒りの獄門 SR 闇/火文明 (6)|
|呪文|
|相手のシールドが自分のより多ければ、この呪文を唱えることができる。|
|自分のシールドと同じ数のシールドを、相手は自身のシールドゾーンから選ぶ。相手は残りのシールドを手札に加える。(相手は、こうして手札に加えたシールドカードの「S・トリガー」を使える)|

[[DM-11]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[エターナル呪文]]。

相手の[[シールド]]の枚数を、自分の[[シールド]]と同じにする。
自分の[[シールド]]が減っている状態ほど[[効果]]が大きい。もちろん自分の[[シールド]]が1〜0枚のときに使えば非常に強力である。

ただし、相手はその[[S・トリガー]]を使うことができる上、[[シールド]]は[[手札]]に加えられて次の[[ターン]]の反撃を助長する。使った[[ターン]]中に止めが刺せる構成を心掛けたい。

普通に使うなら[[【速攻】]]、[[ビートダウン]]への対策が考えられる。
[[ブロッカー]]や[[殴り返し]]で時間を稼ぎつつ、[[シールド]]が減りきったところで[[唱えれ>唱える]]ば逆転することが可能。

[[《光器ペトローバ》]][[《地神エメラルド・ファラオ》]]などの[[アンタッチャブル]][[クリーチャー]]が[[攻撃]]できる状態で使えば、[[《スーパー・スパーク》]]など全体に[[効果]]が及ぶ[[S・トリガー]]を踏まない限り、確実に[[攻撃]]を通すことができる。色の合う[[黒赤緑]]の[[五元神]]ではしばしば[[【速攻】]]対策に採用される。

[[闇]]を含む[[呪文]]のため、[[《邪眼皇ロマノフI世》]]等[[ロマノフ]]一派の[[効果]]によってタダで[[唱える]]事が可能である。

うまく使えば[[シールド]]の差を一気にひっくり返して[[1ショットキル]]が可能な[[スペック]]は魅力的である。使いこなすのは難しいが、強力な[[呪文]]の1つである。

**ルール [#ec7352a3]
-相手の[[シールド]]を[[手札]]に加えさせる[[効果]]なので、[[S・トリガー]]は使用可能。ただしブレイクではないので[[S・トリガー・プラス]]効果は使用できない。
-相手の[[シールド]]を[[手札]]に加えさせる[[効果]]なので、[[S・トリガー]]は使用可能。ただしブレイクではないので[[S・トリガー・プラス]]のカウントには寄与しない。

-[[手札]]に加わる[[シールド]]は、同じタイミングで一気に[[手札]]に加わるという裁定である。よって、元々持っていた[[手札]]の[[S・バック]]ならば使用可能である。この時、[[手札]]と[[シールド]]の[[カード]]が混ざらないように注意。

-[[《邪眼皇ロマノフI世》]]などの[[アタックトリガー]]で[[攻撃]]時に[[唱えた>唱える]]場合について。
--相手は使用する[[S・トリガー]]を一旦全て[[解決]]し、その後で[[ニンジャ・ストライク]]などの相手が[[攻撃]]した時に使える[[能力]]を処理する。
--[[《邪眼皇ロマノフI世》]]が[[《至宝 オール・イエス》]]などで[[攻撃]]時に誘発する[[トリガー能力]]を使える場合、[[呪文]]の[[コスト踏み倒し]]と[[《至宝 オール・イエス》]]の[[ハンデス]]を好きな順番で[[解決]]できる。《憎悪と怒りの獄門》の踏み倒しを先に行った場合、めくれた[[S・トリガー]]を全て処理し、その後[[《至宝 オール・イエス》]]の[[ハンデス]]を[[解決]]する。
--守備側[[プレイヤー]]が出した[[S・トリガー獣]]の[[cip]]は一旦保留され、[[ターン・プレイヤー]]の[[アタックトリガー]]を全て[[解決]]した後で処理する。ただし、[[S・トリガー]][[呪文]]や[[G・ストライク]]はその時点で割り込んで解決される。
//-似たような[[能力]]の[[《R.S.F.K.》]]の場合は[[ブレイク]]なので、[[シールド]]は1枚ずつ[[ブレイク]]し、その都度[[S・トリガー]]や[[S・バック]]の確認を行う。混同しないように注意。
//R.S.F.K.の裁定は今だと疑問点が多く、ブレイクだからは過去のルール

-自分の[[シールド]]が相手より多い場合、この[[呪文]]を[[唱える]]ことは一切できない。[[《魔流毒》]]と同じく、[[空撃ち]]できない場合がある[[呪文]]の一つ。

-この[[呪文]]の[[効果]]は[[ブレイク]]ではないので、[[《ハッスル・キャッスル》]]や[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]の身代わり[[能力]]など、[[ブレイク]]時に発生する[[能力]]は誘発しない。

-[[S・トリガー]]を使うのはこの[[呪文]]の[[効果]]を全て[[解決]]した後である。[[《DNA・スパーク》]]などで[[シールド]]が新たに追加された場合、そのシールドを手札に加えさせることは出来ない。

**環境において [#kff541ca]
登場からしばらくは[[速攻]]・[[ビートダウン]]対策としての[[グッドスタッフ]]的な使い方が多かった。
例として、色が合い[[アンタッチャブル]]をフィニッシャーにする[[【五元神】]]、同じく色が合いトリガーの[[《インフェルノ・サイン》]]で早期[[《邪眼皇ロマノフI世》]]が望める[[【ロマノフサイン】]]で採用された。

ところが、[[《邪神M・ロマノフ》]]が登場してからは立場が一変。[[《デビル・ドレーン》]]で自分の[[シールド]]を全て[[手札]]に加えてからそちらの[[効果]]でこの呪文を唱えて[[1ショットキル]]を行う[[デッキ]]も出現した(>[[【マッドロマノフワンショット】]])。そちらのデッキが成立した当時としては、[[1ショットキル]]自体が小刻みにブレイクを行って[[手札]]を相手に献上するのと違って滅多に反撃のチャンスを与えづらい強力な戦法として認識されており、さらに無制限の[[《光牙忍ハヤブサマル》]]に加えて[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]も登場していたためシールド0枚の状況で耐えることにはあまり困らなかった。

[[《邪神M・ロマノフ》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されたその後も逆転札、1ショットキル手段として活躍したが、[[革命編環境]]以降[[1ショットキル]]が当たり前となり、このカードのメリットが低下。

その後、[[双極篇]]の[[【ドギラゴン剣】]]、[[【“B-我”ライザ】]]など上手くいけば3マナ域で何もないところから1ショットキルができるデッキまでが登場し、このカードでわざわざリスクを背負いながら1ショットキルするメリットは少なくなった。

**その他 [#z167bf48]
-[[S・トリガー]]で唱えた[[《インフェルノ・サイン》]]によるロマノフの[[リアニメイト]]からこの[[カード]]を[[墓地]]に送れば、[[【速攻】]]に対する強烈なカウンターとなる。だが、[[《インフェルノ・サイン》]]は[[殿堂入り]]しており、狙って行うのはなかなか難しい。

//-登場当時、満足な[[S・トリガー]]を持たない妥協デッキ同士の戦いでは、理想デッキ同士の戦い以上に高いフィニッシュ力を発揮した。

-総じて[[《邪眼皇ロマノフI世》]][[《邪神M・ロマノフ》]]を始めとするロマノフ系やその他呪文を踏み倒せるアタックトリガークリーチャーと相性が良い。

-その効果の性質上、[[《デビル・ドレーン》]][[《黒神龍ブライゼナーガ》]][[《斬斬人形コダマンマ》]]など自分の[[シールド]]を減らす[[スーサイド]]効果とは相性がいい。

-[[コロコロコミック]]で連載していた漫画「DUEL・JACK!!([[デュエル・ジャック!!]])」で紹介された[[コンボ]][[デッキ]]も知られている。そちらは[[《逆転のオーロラ》]]から[[唱える]]というもの。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#q19d2f53]

|憎悪と怒りの獄門 VR 闇/火文明 (5)|
|呪文|
|自分のシールドと同じ数になるように、相手のシールドをランダムにブレイクする。|

[[DMPP-05]]で実装。全体的に強化されているが、他の[[エターナル呪文]]に合わせるためか[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]に降格。

TCG版では相手にどのシールドを手札に加えるか選択権があったが、こちらは相手に選択権を与えない。
とはいえ、自分のシールドが1つもない場合はランダム化は全く関係ない。

さらに[[コスト]]が1下がっているため、1ターン早く使うことができるようになった。

カードの性質として、速攻や中速相手に押し切られる可能性がある遅めのデッキ、あるいはビートダウンのデッキにてミラー時に劣勢に陥った際の保険目的として採用される。
ギリギリの場面でヤケクソのように使われることが多いが、[[S・トリガー]]の採用を少なくした[[ビートダウン]]には、安定感は意外と高い。
この呪文で1枚でもブレイクできれば、実質「攻撃の後に自壊する5コストの[[ブロックされない]][[スピードアタッカー]]を召喚してシールドブレイクした」のと同じであることは覚えておきたい。

-自分のシールドの数が相手を上回っていた場合に唱えられない能力が削除された。
--しかし、唱えても[[空撃ち]]になるのでメリットはない。逆に「誤って使おうとした場合、使用がキャンセルされずにそのまま使われてしまう」という観点ではデメリットにもなる。

-自分のシールドが残っておらず、9マナある状態で《憎悪と怒りの獄門》→[[《腐敗勇騎マルドゥクス》]]の順番で使うと、大部分の[[S・トリガー]]を無力化して[[ダイレクトアタック]]ができる。
--《マルドゥクス》だと[[S・トリガー]]ブロッカーには防がれてしまうが、7軽減の[[《機動聖霊ムゲン・イングマール》]]を使えばブロッカーすら[[《無限掌》]]効果で[[ダイレクトアタック]]まで到達できる。

**[[サイクル]] [#lf12a229]
[[DM-11]]と[[DMPP-05]]の[[エターナル呪文]][[サイクル]]
-[[白青]]:[[《魂と記憶の盾》]]
-[[青黒]]:[[《英知と追撃の宝剣》]]
-[[黒赤]]:''《憎悪と怒りの獄門》''
-[[赤緑]]:[[《破壊と誕生の神殿》]]
-[[白緑]]:[[《調和と繁栄の罠》]]

**関連カード [#related]
-[[《ロスト・チョイス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#id37656e]
-[[DMPP-05]]、[[DMPCD-03]]
'''その門は、憎悪や怒りを糧とし敵を引きずりこむ。'''

**収録セット [#q33bb27f]
***[[デュエル・マスターズ]] [#r906f0b7]
-illus.[[Daisuke Izuka]]
--[[DM-11 「聖拳編 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」>DM-11]](S4/S5)
--[[DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」>DMC-58]](9/16)
--[[DMPCD-03 「デュエマプレイス・コラボデッキ 激竜の英雄&邪眼の始祖」>DMPCD-03]](邪4/邪13)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#q8ca4eaa]
-illus.[[Daisuke Izuka]]
--[[DMPP-05 「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」>DMPP-05]]

**参考 [#z0be9ffe]
-[[タップイン]]
-[[シールド]]
-[[シールド回収]]
-[[エターナル呪文]]

-[[1ショットキル]]

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