#author("2024-03-30T20:09:37+09:00","","")
#author("2024-03-30T20:10:36+09:00","","")
*《&ruby(てんし){天使};と&ruby(あくま){悪魔};の&ruby(ふんぼ){墳墓};》 [#a70f634d]

|天使と悪魔の墳墓 R 光/闇文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンに同じ名前のクリーチャーが2体以上あれば、それらをすべて破壊する。|
|すべてのマナゾーンを見て、同じ名前のカードが2枚以上あれば、それらをすべて持ち主の墓地に置く。|

[[DM-13]]で登場した[[光]]/[[闇]]の[[呪文]]。
自他を問わず、重複した[[カード]]を対象とした変則的な[[除去]]と[[ランデス]]を行う。
特定の状況下では非常に高い決定力を持ち、[[墳墓避け]]という言葉を生み出すほど[[環境]]への影響力を持つ[[カード]]である。

前提として[[除去]]及び[[ランデス]]が発動するためには[[カード]]が重複する必要があり、相手の[[デッキ]]や動き次第ではまったく使う機会がない事も多い。また、相手だけでなく自分も[[能力]]に巻き込まれるため、極力自分の[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]や[[マナゾーン]]の[[カード]]が重複しないように、構築や[[プレイング]]で注意しておく必要がある。

発動する機会に恵まれた場合、それが相手と自分1枚ずつの重複でないのなら、条件上最低2体[[除去]]か2枚[[ランデス]]を行うため、非常に高い[[コストパフォーマンス]]を発揮する。重複する[[カード]]が多ければ効力を増し、場合によっては一方的な大量[[除去]]と大量[[ランデス]]を同時に行う破壊的[[呪文]]に変貌し得る。
2体[[除去]]と2枚[[ランデス]]が同時に発動すれば[[《英知と追撃の宝剣》]]顔負けの[[コストパフォーマンス]]になり、同名の[[クリーチャー]]が並んだ場では小型の[[《アポカリプス・デイ》]]の様にも扱える。相手の[[マナゾーン]]に[[カード]]が複数重複し大量[[ランデス]]が決まれば[[《竜脈噴火》]]の様な[[フィニッシャー]][[呪文]]になることもある。特に[[ランデス]][[呪文]]としての脅威度は高く、4[[コスト]]の2枚[[ランデス]]はそれだけでも高い[[フィニッシャー]]性を持っており、序盤でうっかり[[ランデス]]が決まれば勝負が決するほどの[[テンポアドバンテージ]]となる。

この様に、上振れた時の[[アドバンテージ]]は底が知れず、高いポテンシャルを持った[[呪文]]であることがよく分かるだろう。

ではどうすれば相手の[[カード]]が重複するのかという話であるが、相手の構築に依存する関係上こちらが出来る事は「相手の[[デッキ]]を読んで採用する」か「運頼み」である。
相手に[[カード]]を重複させるように仕向けるプレイがないわけでもないが、それがどのようなプレイかとなるとケースバイケースである。一例を挙げるなら[[《解体人形ジェニー》]]などの[[ピーピング]][[ハンデス]]によって、[[マナゾーン]]に置かせる札や出される[[クリーチャー]]を誘導することが出来る。
「相手の[[デッキ]]を読む」という点において、《天使と悪魔の墳墓》が刺さる要素をざっくりと挙げると以下の通りである。
-共通として[[4枚積み]]が多い[[デッキ]]に刺さりやすく、[[ハイランダー]]気味の[[デッキ]]には刺さりにくい。
-大量[[マナブースト]]を行う[[ビッグマナ]]や大量展開を行う[[ワンショット]]は、[[カード]]が重複しやすく刺さりやすい。
-[[山札の上]]からの[[マナブースト]]を行う[[カード]]はそれ自体が[[4枚積み]]されやすい上に、[[マナゾーン]]での重複を避けることに限界があり、[[ランデス]]が発動しやすい。
-[[G・ゼロ]]や[[《黒神龍グールジェネレイド》]]など自前で[[コスト踏み倒し]][[能力]]をもつ[[カード]]は、大量展開を狙ってくるため恰好の[[除去]]の的である。
-[[《青銅の鎧》]]や[[《天雷の導士アヴァラルド公》]]など[[cip]][[能力]]持ち[[クリーチャー]]の潤滑油は[[バトルゾーン]]に放置されやすく、[[除去]]の的にしやすい。
-[[チャージャー]][[呪文]]は[[手札交換]]しない限り[[マナゾーン]]に行くため恰好の[[ランデス]]の的である。
-[[《シャーマン・ブロッコリー》]]や[[《キセル・カイワレ》]]、[[《再生妖精スズラン》]]など自らを[[マナ]]に置く効果を持つ[[クリーチャー]]も恰好の[[ランデス]]の的である。
-[[S・トリガー]]は[[手打ち]]の[[コストパフォーマンス]]が悪く[[マナ]]に埋められやすいことから[[ランデス]]の的にしやすい。
-[[種族]][[デッキ]]や[[【サバイバー】]]、[[【ウェーブストライカー】]]などは[[カードプール]]が狭い上、特定の[[カード]]間の[[シナジー]]を軸に構築することが多いため、[[4枚積み]]されやすく場にも並びやすい。
-[[【ヘブンズ・ゲート】]]や[[【ダイヤモンドリエス】]]などの[[ブロッカー]][[デッキ]]は、[[ブロッカー]]の大量展開によって場を頓着させる戦法を取るため、場に並びやすい。
-[[【速攻】]]は[[4枚積み]]が多い上、ゲームスピードの速さと[[リソース]]の少なさから展開する[[クリーチャー]]や[[マナゾーン]]に埋める[[カード]]を選べるほどの余裕はないため、刺さる時は刺さる。
-[[ミラーマッチ]]ではお互いに同じ[[カード]]を採用する関係で、痛み分けの形で発動する機会に恵まれる。
-公式戦ではありえない事だが、人数が増えるほど条件を満たしやすくなる。

[[環境]]や周辺の対戦相手でこれらの要素を持った[[デッキ]]を戦う機会がある場合、十分に自身の構築や[[プレイング]]でケアした上で《天使と悪魔の墳墓》を採用すると良いだろう。
自分が《天使と悪魔の墳墓》を使う分には[[プレイング]]でケア出来る部分が大きく、そこまで[[ハイランダー]]構築に寄せなくともよい。
また「自分に2枚」「相手に2枚」だけでなく「自分と相手に1枚ずつ」でも反応するので、プレイの際は相手と意図的に重複させて[[除去]]や[[ランデス]]を狙っても良い。

逆に[[光]]と[[闇]]が入った[[コントロール]]と対峙した場合は、不用意に[[カード]]が重複しないよう気を付けるべきである。
また詳細は下記するが、[[デッキ]]を構築する際は《天使と悪魔の墳墓》を考慮して出来るだけ[[墳墓避け]]を施しておくのが望ましい。

どこまでも相手の構築次第の[[カード]]ではあるものの、その決定力の高さから《天使と悪魔の墳墓》がもたらす構築や[[プレイング]]への影響力は極めて大きい。
正に「[[環境]]を読んで使う[[カード]]」を体現した存在であり、その性質からこれからもこのカードを意識していくことになるだろう。

**ルール [#of55fe89]
-選んで[[破壊]]するわけではないので[[アンタッチャブル]]も[[破壊]]できる。また[[アンタッチャブル]]の[[効果]]は[[バトルゾーン]]にある間のみ有効なので、[[《獰猛なる大地》]]や[[《魔龍バベルギヌス》]]などで強引に2体並べて[[破壊]]することも可能。

-マナゾーンに[[ツインパクト]]カードと同じ名前を持つカード(例:[[《キングダム・オウ禍武斗》]]と[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]])が1枚ずつある状況でこれを打っても、マナゾーンにある場合は両面の[[カード名]]が合わさったもの参照するためそれらをランデスすることはできない。しかし、バトルゾーンに1枚ずつある状況ではクリーチャー面のカード名だけを参照するため、それらを破壊できる。(2018年5月13日正式回答)

**環境において [#ke3c78f5]
登場当初は[[墳墓避け]]の理論自体が存在せず(当時仮にあったとしても未成熟であった)、自軍に被害を与える札として非常に低く評価されていた。高く評価する者としても「[[ウェーブストライカー]]や[[サバイバー]]に刺さる」程度としか考えていなかった。精々[[ハイランダー]]に近い初見殺し・[[プレイング]]勘狂わせ特化の変則の[[【ボルバル】]]にフィニッシャー呪文として投入される程度であった。

まともに評価されるようになったのは、[[1枚積み]]が多い構築であった(当時完全な[[ハイランダー]]とまでは行かなかった)[[【ボルメテウスコントロール】]]が環境の一角にあった[[極神編環境]]に入ってからの事であった。

[[戦国編]]では、同名の[[クリーチャー]]を大量展開する[[【グールジェネレイド】]]、[[【シノビドルゲーザ】]]、[[【ナイト】]]、[[【カウンターマッドネス】]]等が[[環境]]に進出し、それらに強烈に突き刺さる[[メタカード]]となった。また、この頃は[[自然]]入りの[[グッドスタッフ]]構築の[[デッキ]]が多く、[[マナブースト]]で不意にダブってしまった[[カード]]を[[ランデス]]する機会にも恵まれた。
ただ、《天使の悪魔の墳墓》を明確に採用した[[デッキ]]はなく、[[【ボルメテウスコントロール】]]や[[【ゼン&アク】]]、[[【5色コントロール】]]などに好みで投入された。それでも、[[トップメタ]]には一歩届かない[[デッキ]]に[[地雷]]性能を持たせるには十分な決定力があり、徐々に知名度や使用者も増えていった。

[[神化編環境]]では上記の[[デッキ]]らは[[トップメタ]]から転落し、これといった明確に刺さる[[デッキ]]はいなかった。それでも、[[G・ゼロ]]で[[《パラダイス・アロマ》]]を大量展開する[[【サイバー青単】]]や、同じく[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]を展開する[[【ハイドロ・ハリケーン】]]などには上手く刺さると大きな有利を築くことが出来た。
[[【エンペラー・キリコ】]]も[[マナゾーン]]で[[《エンペラー・キリコ》]]が被ってしまったり、[[《ブレイン・チャージャー》]]を採用した構築だったりすると大きな脅威となりえた。

[[覚醒編環境]]では[[《時空の喧嘩屋キル》]]の展開への返答として使われることがあった。普通なら打点形成のために[[《時空の喧嘩屋キル》]]を2体展開するところを、《天使と悪魔の墳墓》を採用していそうな相手の場合[[《時空の喧嘩屋キル》]]と[[《時空の英雄アンタッチャブル》]]に分けて展開することも少なくなかった。

[[エピソード1環境]]では[[《時空の喧嘩屋キル》]]をメインの打点とする[[【黒緑超次元】]]や、[[4枚積み]]満載の[[【紅蓮ゾルゲ】]]に刺さるようになった。ほぼ[[4枚積み]]で構築されながらも積極的に[[マナブースト]]と展開を繰り返す[[【ラムダビート】]]や、3~[[4枚積み]]で大半を締めながら[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]のために8[[マナ]]と贄となる[[ウィニー]]を捻出しなければならない[[【青黒ハンデス超次元】]]も、引きによってはどうしてもケアをしきれず度々《天使と悪魔の墳墓》の餌食となった。

[[エピソード2環境]]で[[【Nエクス】]]や[[【ターボゼニス】]]などの[[マナ]]を伸ばす[[デッキ]]が流行すると、その対策として[[【オール・イエス】]]や[[【白青黒超次元】]]などの[[マナブースト]]が出来ない[[デッキ]]で盛んに使用された。

[[革命編環境]]において多くのプレイヤーが[[【レッドゾーン】]]対策について頭を悩ませていた中、先攻なら相手が動き出す前に3ターン目のランデスで出足を鈍らせることも状況次第で実現可能な札として注目された。実際、[[タッチ]]の[[S・トリガー]]として[[《閃光の守護者ホーリー》]]、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を各[[4枚積み]]とした型の場合、手札にあっても仕方のないそれらのS・トリガーは積極的に早期に[[マナチャージ]]されたため、案外刺さりやすかったと言える。

[[革命ファイナル環境]]から[[新章デュエル・マスターズ環境]]にかけては、[[【知新ジャスティス】]]における妨害札として活躍。[[新章デュエル・マスターズ]]期は4枚×10種類の構築が幅を利かせていたため、[[【白青黒ロージア】>【ロージアミラダンテ】#gcf86266]]のフィニッシャーの1枚とし使われることもあった。

[[双極篇]]では[[マナブースト]]系統が強化を受けたため、複数のマナゾーンのカードに干渉できるこのカードの需要が増した。

[[超天篇環境]]では同名クリーチャーを2積みする事が殆どである[[超GR]]戦術の対抗策として考慮されたが、[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]で封じられたり、[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]の[[ループ]]戦術の前では唱える術がなかった。

[[王来篇環境]]では[[【5色コントロール】]]系統が[[アドバンス]]・[[オリジナル]]を問わずに環境の中心にあるため、[[1枚積み]]中心の[[グッドスタッフ]]構成での入賞が偶に見られる。[[《13番目の計画》]]登場後は、そちらで自軍の被害を出にくくした型の[[【5色コントロール】]]で使われるように。

[[オリジナル]]では[[【白青黒ギャラクシールド】>【白青ギャラクシールド】#c1f4c5ad]]に中盤の繋ぎやフィニッシャー呪文として採用される場合もある。[[【5色ザーディクリカ】]]の場合は[[4枚積み]]が多い上に対面ごとに使わないカードは積極的にマナ埋めするため、案外早期に放っても刺さる。

[[DM22-BD1]]期には[[【白青ナウ・オア・ネバーループ】>【ナウ・オア・ネバーループ】]]に妨害手段として[[1枚積み]]されるケースが目立つようになった。

[[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]期辺りから[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]軸の[[【オボロティガウォック】]]での活躍が散見されるようになった。極端な話、[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]の[[革命チェンジ]]元である[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]を召喚できる5マナを1回でも払えればあとはほとんどマナが必要ないため、逆の意味で自軍マナゾーンへのデメリットが機能しづらい。DM23-EX3期には[[【アーテルマトリクスループ】]]のフィニッシャー呪文に利用される事例もあった。
[[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]期辺りから[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]軸の[[【オボロティガウォック】]]での活躍が散見されるようになった。極端な話、[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]の[[革命チェンジ]]元である[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]を召喚できる5マナを1回でも払えればあとはほとんどマナが必要ないため、逆の意味で自軍マナゾーンへのデメリットが機能しづらい。

DM23-EX3期には[[【アーテルマトリクスループ】]]のフィニッシャー呪文に利用される事例もあった。自軍を巻き込んでも後で無限[[リアニメイト]]のストックを解決すれば挽回できるためである。
**テクニック・対策 [#w69c8afa]
-[[デュエル・マスターズ]]における[[デッキビルディング]]では、[[種族]]や[[名称カテゴリ]]にこだわる必要がない[[デッキ]]の場合、この[[カード]]を相手に使われる可能性を踏まえて、同じ[[カード]]2〜4枚を入れるよりかは''なるべく[[相互互換]]・[[同型再販]]を複数種類採用する''のがセオリー。
例えば、ただ単に[[マナブースト]]用の[[クリーチャー]]が欲しいだけなら、「[[《幻緑の双月》]]を3枚」よりも「[[《幻緑の双月》]][[《シビレアシダケ》]][[《大冒犬ヤッタルワン》]]を1枚ずつ」入れるほうが安全である([[墳墓避け]]の項も参照)。

-このカードを採用する時、このカード自体が呪文の効果の被害を受けて負け筋になることがないように、採用枚数を2枚以下に抑えるのがメジャー。複数回唱えることが自然な流れのゲームではまずないため、そういうところも採用枚数を抑える理由となる。

-序盤、4[[マナ]]前後での2[[ランデス]]は''勝敗を決するほどの[[テンポアドバンテージ]]の損失''となるため、プレイ中は下手に同じ[[カード]]を[[マナ]]に置かないように注意。ただし、注意していても[[《フェアリー・ライフ》]]などの[[効果]]でたまたま揃ってしまうことはある。

-同名カードが揃いやすい[[構築済みデッキ]]同士での[[ミラーマッチ]]の際にこの[[カード]]を使うと、[[バトルゾーン]]も[[マナゾーン]]も空という強力な[[リセット]]になりかねない。特に[[《邪眼皇ロマノフI世》]]等の能力で唱えられる[[DMC-58]]や、この[[呪文]]が収録されている[[DMD-24]]同士でのゲームでは使いどころに注意。

-[[クロスギア]]登場前のカードなので、既に[[ジェネレート]]された[[クロスギア]]には影響を及ぼさない。[[要塞化]]された[[城]]や[[ドラグハート・フォートレス]]についても同様。なお、ドラグハート・フォートレス以外は[[マナゾーン]]にあれば当然[[破壊]]の対象になる。
**その他 [#r1cbac63]
-[[多色]]且つ厳しい条件付きとはいえ、[[光]]で[[ランデス]]できる[[カード]]は珍しい。

-性質上、[[ハイランダー]]戦となる[[メガデッキデュエル7]]ではほぼ役に立たない。仮に大量に[[破壊]]できたとしても、痛み分けになってしまい、この[[カード]]を使った分だけ損してしまう。

-漫画「FE」では[[切札 勝舞]]が外伝での[[引小森 章太郎]]戦で使用。相手の場の[[《予言者マリエル》]]、[[《光器ペトローバ》]]、[[《曙の守護者パラ・オーレシス》]]、[[《光波の守護者テルス・ルース》]]それぞれ2体ずつを一掃し、[[【マリエルエンフォーサー】]]の[[ロック]]を打ち破って[[ドラゴン]]による一斉攻撃での決着に繋げた。
--この時勝舞は[[《母なる大地》]]で相手の[[《予言者マリエル》]]を[[マナゾーン]]から引きずり出してから使ったが、[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]、[[《エルメテウス・雷撃・ドラゴン》]]、[[《ボルシャック・ドラゴン》]]など[[火]]の[[ドラゴン]]が多数いる青抜き4色デッキでコンボを披露して見せている。
--上記のエピソードが関係したかどうかは不明だが[[DMD-24]]に収録される。勝舞の使うデッキという設定ではあるものの、実質の[[【ボルメテウスコントロール】]]ではあるが。

-漫画では[[角古 れく太]]が勝舞戦で使用。れく太の[[デッキ]]は[[ハイランダー]]風なバラバラな構成のため、勝舞だけが大打撃を受けた。

***エラッタ [#zae131d1]
かつてのカードテキストでは、破壊とランデスの能力が以下のようになっていた。

|バトルゾーンに同じ名前のクリーチャーが2体以上あれば、それらをすべて破壊する。その後、すべてのマナゾーンを見て、同じ名前のカードが2枚以上あれば、それらをすべて持ち主の墓地に置く。|

//一番上のテキストは、2018年12月14日の[[多色]]のルール変更により「カードの持つ能力ではない」ものと定義されたため、書かれていないものと同様に扱う。
//↑多色カード全てに言えることなので、言及する必要はないと思います。

2020年12月17日の「[[その後]]」と書かれたテキストの処理に関する裁定変更に伴い、1つの能力だったものが2つの能力に分離された。
[[呪文能力]]は上から順番に処理しなくてはならないため、この変更がなされても全体除去より先にランデスを行えるようにはならない。

-エラッタ当初にアナウンスされたテキストでは、[[ランデス]]能力のテキストが「''マナゾーンに同じ名前のカードが2枚以上あれば、それらをすべて持ち主の墓地に置く。''」となっていた。このテキストでは相手の[[マナゾーン]]に干渉できることや、お互いの[[マナゾーン]]に共通のカードが1枚ずつあった場合にも[[ランデス]]できることが十分説明できておらず((バトルゾーンとは異なり、マナゾーンはプレイヤーごとにそれぞれ存在しているゾーンであるため。))、[[《職人ピコラ》]]のように自身のマナを削るデメリットにも勘違いされかねなかった。
--[[DMEX-17]]での[[再録]]時に現在のテキストとなり、エラッタ前と同じ挙動であることが明確になった。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#fc6b2389]
|天使と悪魔の墳墓 R 光/闇文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンに同じ名前のクリーチャーが2体以上あれば、それらをすべて破壊する。|

[[DMPP-09EX]]で実装。コストが3になり、ランデスが消去された。

名前はTCG版と同じものの、テキストの処理が半分なくなった。
[[《英知と追撃の宝剣》]]が[[《龍素の宝剣》]]に、[[《ヘヴンとバイオレンスの衝撃》]]が[[《ヘブンの衝撃》>《龍聖霊ウルフェウス/ヘブンの衝撃》]]になるレベルの大変更である。

マナゾーンに同名カードが並ぶことは気にならなくなったが、バトルゾーンでは同名クリーチャーを2体並べるとたった3マナ、または[[S・トリガー]]1枚だけで2体破壊される可能性が生まれた。デッキビルディングやプレイングに与える影響は無視できない。

//カードプールの増加によりマナゾーンに同名カードが並ぶことは気にならなくなったが、バトルゾーンでは同名クリーチャーを2体並べるとたった3マナ、または[[S・トリガー]]1枚だけで2体破壊される可能性が生まれた。デッキビルディングやプレイングに与える影響は無視できない。
//そもそもランデス効果がない
//盤面だけとはいえデッキの墳墓避けは可能ならやっときたいとかセンチネルやブレイブルピアとかを出しまくるのは危ないって意味じゃないの

-Ver.2.9.0時点で、[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]のような追加された名前が、「同じ名前」の判定で考慮されないバグが存在する。
なお、[[《霊騎ラディア》]]は、追加された名前も考慮して除去してくれる。
**関連カード [#e06768d6]
-[[《悪魔聖霊フンボルト》]]
-[[《天使と悪魔の審判》]]

-[[DM-13]]の[[敵対色]][[呪文]]。[[青赤]]のみ2枚存在する。
--[[白黒]]:''《天使と悪魔の墳墓》''
--[[白赤]]:[[《雷撃と火炎の城塞》]]
--[[青赤]]:[[《偶発と弾幕の要塞》]]
--[[青赤]]:[[《炎槍と水剣の裁》]]
--[[青緑]]:[[《霊鳥と水晶の楽園》]]
--[[黒緑]]:[[《生命と霊力の変換》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#oc941a75]
-[[DMEX-17]]
'''手札とマナを破壊し、[[サーチ]]も[[アタック]]も許さない。相手の行動をすべて否定するコントロールデッキがデュエキングとなった。 - 『エボリューション・マスター』'''
-[[DMPP-09EX]]
'''相反する力が、絶対不可避の裁きを下す。'''

**収録セット [#u5488bd5]
***[[デュエル・マスターズ]] [#t70eda25]
-illus.[[Masaki Hirooka]]
--[[DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」>DM-13]](16/55)
--[[DMC-42 「コロコロ・ドリーム・パック3(エターナル・ギア)」>DMC-42]](5/90)
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]](14/40)
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]](68/84)
--[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]](23/37)
--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](W10/W20)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#w3c97173]
-illus.[[Masaki Hirooka]]
--[[DMPP-09EX 「聖竜凱旋 -REBORN OF THE SURVIVOR-」>DMPP-09EX]]

**参考 [#t25f111c]
-[[タップイン]]
-[[S・トリガー]]
-[[カード名]]
-[[除去]]
-[[ランデス]]
-[[墳墓避け]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.呪文''《天使と悪魔の墳墓》''は、どのように使えばいいのですか?
A.''《天使と悪魔の墳墓》''は、バトルゾーンにあるカード名が同じクリーチャーをすべて破壊し、マナゾーンにある同名のカードをすべて墓地に置かせます。 &br;この呪文を唱えた時、まずバトルゾーンに同じ名前のクリーチャーが2体以上ないかチェックします。2体以上あった場合はそれらをすべて破壊してください。&br;次に、自分と相手のマナゾーン両方を見て、同じ名前のカードがないかをチェックします。そして、同じ名前のカードはすべて持ち主の墓地に置きます。&br;例えば自分と相手プレイヤーが1枚ずつ[[《デーモン・ハンド》]]をマナゾーンに持っていた場合、その[[《デーモン・ハンド》]]は両方とも持ち主の墓地に置いてください。 同名のカードがすべてプレイヤー1人のものであっても構いません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35281]](過去のよくある質問より)

//----

>Q.バトルゾーンに自分の[[《光器ペトローバ》]]が2体あります。 相手が''《天使と悪魔の墳墓》''を唱えた場合、[[《光器ペトローバ》]]を破壊することになりますか?
A.はい、破壊することになります。 相手は''《天使と悪魔の墳墓》''で[[《光器ペトローバ》]]を「選んだ」わけではないので、効果の対象となります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/35280]](過去のよくある質問より)

>Q.G・リンクしたゴッド1体と片方のゴッド1体が出ている状態で''《天使と悪魔の墳墓》''を使われると、リンクしているゴッドは好きな方を破壊できますか?
A.はい、好きなほうを選んで破壊できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37721]](過去のよくある質問より)


>Q.リンクしている[[《龍神ヘヴィ》]][[《龍神メタル》]]と、[[《龍神ヘヴィ》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は''《天使と悪魔の墳墓》''を唱えました。この場合、どうなりますか?
A.リンクしている[[《龍神ヘヴィ》]][[《龍神メタル》]]と、[[《龍神ヘヴィ》]]が破壊されます。リンクしている[[《龍神ヘヴィ》]]と[[《龍神メタル》]]は、[[《龍神ヘヴィ》]]の名前も持っていますので、''《天使と悪魔の墳墓》''の効果で破壊されます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39954]](2021.7.16)

>Q.バトルゾーンに相手の[[《「正義星帝」 <ダンテ.Star>》]]と[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]と[[《「正義星帝」》]]がいる状況で''《天使と悪魔の墳墓》''を唱えた場合、この3体のクリーチャーは破壊されますか?
A.いいえ、破壊されません。「同じ名前のクリーチャー」とは、名前が完全に一致しているクリーチャーを指します。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40634]](2021.12.17)

&tag(呪文,光文明,闇文明,白黒,2色,多色,コスト4,S・トリガー,カード名,2体以上,同名メタ,除去,全体除去,確定除去,破壊,全体破壊,ランデス,R,レア,Masaki Hirooka,呪文 (デュエプレ),光文明 (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),白黒 (デュエプレ),2色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),S・トリガー (デュエプレ),カード名 (デュエプレ),同名メタ (デュエプレ),2体以上 (デュエプレ),除去 (デュエプレ),全体除去 (デュエプレ),確定除去 (デュエプレ),破壊 (デュエプレ),全体破壊 (デュエプレ),R (デュエプレ),レア (デュエプレ),Masaki Hirooka (デュエプレ));