#author("2023-07-27T21:33:32+09:00","","")
#author("2024-02-24T23:51:34+09:00","","")
*《&ruby(げんとうこんせい){原闘混成};  ボルシャック&ruby(アデブ){ADEVE}; 》 [#b221225d]

|原闘混成 ボルシャックADEVE VR 光/水/火文明 (8)|
|クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/ゴッド/オリジン 10000+|
|''EXライフ''|
|''ブロッカー''|
|''パワード・ブレイカー''|
|自分のシールド1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。|
|このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを山札の下に置く。|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を見てもよい。そうしたら、そのうちの1枚をシールド化しもう1枚を手札に加える。|

[[DMEX-19]]で登場した[[火]]/[[水]]/[[光]][[文明]]の[[ディスペクター]]/[[アーマード・ドラゴン]]/[[ゴッド]]/[[オリジン]]。

自分の[[シールド]]1つにつきパワー1000ずつ上昇する[[パワード・ブレイカー]]。
[[cip]]で相手[[クリーチャー]]1体を[[山札の下>デッキボトム]]に[[送り>山札送り]]、[[アタックトリガー]]で[[山札]]の上2枚から[[シールド追加]]と[[手札補充]]を行う。

自分の[[シールド]]の枚数に応じて自己強化が出来るが、[[パンプアップ]]値は元の[[《ボルシャック・ドラゴン》]]に倣ってか1枚につき1000と低く、正直心許ない。
とはいえ、登場時の[[EXライフ]]によって最低でも11000、相手に[[シールド]]を[[ブレイク]]されなければ[[アタックトリガー]]でさらに追加し12000になるため、[[パワード・ブレイカー]]によってとりあえず3打点は自力で確保できるようになっている。

[[cip]]で[[確定除去]]が行える。これだけでは[[コスト]]8の[[クリーチャー]]の仕事としては物足りないが、[[除去]]方法が[[デッキボトム]]行の[[山札送り]]であるため再利用が難しく、[[除去]][[効果]]としての質そのものは良好。
[[デッキボトム]]を確定させてしまうため、[[《時空の賢者ランブル》]]の[[覚醒]]等には注意。

[[アタックトリガー]]は地味ではあるものの、[[山札]]の上2枚を確認した上で[[シールド]]と[[手札]]に振り分けられるため、[[S・トリガー]]や[[G・ストライク]]、[[S・バック]]といった防御効果のある[[カード]]を配置したり、[[暴発]]札とその起爆剤を纏めてセット出来たりと、考え方次第で有効活用できる。[[《切札勝舞&ボルメテウス -決闘の物語-》]]の[[S・トリガー]]付与や[[攻撃時>アタックトリガー]]の[[暴発]]とも噛み合う。
[[攻撃]]時に[[手札]]と[[シールド]]の質を同時に上げられるという点では[[《魔王と天使 <アブゾ・ドルバ.Star>》]]と似ているが、あちらと比べて[[シールド化]]の選択肢が少ない代わりに、[[山札]]を1枚多く掘ることが出来る。
効果自体は有用ながら、[[スピードアタッカー]]を持たないため起動までにタイムラグがあるのが難点。

[[ボルシャック]]を[[名前>カード名]]に持ち、[[光]]の[[ブロッカー]]かつ[[ディスペクター]]/[[アーマード・ドラゴン]]/[[ゴッド]]/[[オリジン]]というサポートの豊富な[[種族]]を持つなど、中々悪くない基礎スペックを持つ。
[[名目コスト]]も8であるため[[《灰燼と天門の儀式》]]など有力なカウンター[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]札の範囲内に入っており、相手[[ターン]]に[[S・トリガー]]で呼び出すことで[[cip]]・[[EXライフ]]・[[ブロッカー]]によって3体分の攻撃を防ぐことができる。
相手[[ターン]]に出せば[[アタックトリガー]]のタイムラグも緩和できるため、全体的に防御・カウンター寄りのカードと言える。

[[色]]や[[能力]]、[[種族]]を考えると[[【5色ディスペクター天門】>【5色ディスペクター】]]に適していると言える。丁度[[【5色ザーディクリカ】]]に偶に採用される[[《煌龍 サッヴァーク》]]のようなポジションとなろう。

-[[光]]の[[非進化]][[ブロッカー]]なので、当然[[《ヘブンズ・ゲート》]]に対応する。上記の様に防御要員として登用出来る他、自分[[ターン]]に唱え[[《連珠の精霊アガピトス》]]と共に出すことで、あちらの[[能力]]で[[《その子供、可憐につき》]]を[[リクルート]]すれば[[スピードアタッカー]]を獲得できる。
これ自体は《天門》対応[[クリーチャー]]全てに共通することだが、この[[クリーチャー]]の場合、《可憐》自身と完全に[[色]]が合い、さらに[[アタックトリガー]]で《天門》系[[カード]]を再装填できる点が特筆に値する。
-[[ゴッド]]単体でこちらが選択できる[[確定除去]]はこのカードが初。[[《ゴッド・ゲート》]]によるカウンターも期待できる。

**その他 [#t7ccdb2a]
[[超獣王来列伝>DMSP-02]]に予告されていた[[ディスペクター]]。
「[[決''闘''王>《ボルシャック・ドラゴン GS》]]」[[《''ボルシャック''・ドラゴン》>《ボルシャック・ドラゴン》]]と"新たな始まりを意味する者"「創世王」[[創世神]]([[《蒼世神 ''AD''AM》>《蒼世神 ADAM》]]/[[《創聖神 ''EVE''》>《創聖神 EVE》]])を合成した『混成』[[ディスペクター]]。
#region2(合成元との関係){{
-《ボルシャック》を中心に、右腕(《EVE》の胴体)・右足(《EVE》の右脚)・左腕(《ADAM》の胴体)・左足(《ADAM》の左脚)がそれぞれ合成されている。
[[カード]]で再現した場合、[[リンク]]状態の《EVE》と《ADAM》に《ボルシャック》を割り込ませる形となる。
--あるいは、《EVE》の右腕と《ADAM》の左腕がそれぞれ《ボルシャック》の物に置き換えられていることから、「《ボルシャック》の両腕に《EVE》と《ADAM》を割り込ませている」と捉えることも出来る。
---[[創世神]]側もそのまま接合されているわけではなく、本来騎兵タイプの造形であるところを、人型部と馬型部の胴体が丸ごと削除され、[[一>《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]][[部>《ボルシャック・ドギラゴン》]]に見られる「竜頭型の胸部を持つ人型[[クリーチャー]]」かのように扱われている。
---「強敵と拳を交え相互理解を図る」という理念を持つ《ボルシャック》から「拳」を奪い、[[対と一つになる>G・リンク]]ことで完全になる《ADAM》・《EVE》を、「左右の腕の一部」というおよそ繋がることの出来ない箇所に配置するなど、「始まりの[[ディスペクター]]」の名に相応しい酷な「ディスペクト」施術が行われている。
--[[ブロッカー]]・[[EXライフ]](回数制限付きの[[耐性]])・[[パワー]]に応じて打点も増える性質に《EVE》の、[[cip]]の[[山札送り]]・[[アタックトリガー]]での[[シールド追加]]に《ADAM》の、そして+1000ごとの[[パンプアップ]]に《ボルシャック》の面影がある。
---しかし、一種の攻撃として相手の[[シールド]]を増やしていた《ADAM》と異なりこの[[クリーチャー]]の[[シールド追加]]はただ身を護るための物であり、[[墓地]]の枚数を参照し「友情を力に」と謳われた《ボルシャック》の[[パンプアップ]]は只管[[己の命>シールド]]の数を数えて一喜一憂するばかりの物に成り果てている。
-[[カード名]]「原闘」の「原」は、[[創世神]]とも縁深い[[《''原''初の決闘者 アダム》>《原初の決闘者 アダム》]]から取った物だろう。
また、「原初の闘い」、つまり「[[決闘>デュエル・マスターズ]]の[[はじまり>DM-01]]」にも掛けていると思われる。
-[[創世神]]属する[[オリジン]]勢力は、[[ボルシャック]]を源流とする[[NEX]]と[[背景ストーリー>神化編背景ストーリー]]において敵対しており、[[創世神]]自身も[[《ボルシャック・クロス・NEX》]]に敗れている。
--「[[列伝>DMSP-02]]」産[[ディスペクター]]としては二体目の「[[直接>《聖霊王アルファディオス》]][[戦った者>《悪魔神ドルバロム》]]同士の[[合成>《聖魔連結王 ドルファディロム》]]」となる。
--設定上[[創世神]]と由来を同じくする[[アダム]]は、漫画「SX」において[[NEX]]を操る[[勝舞>切札 勝舞]]と戦い、[[《ボルシャック・ドラゴン》]]の前に敗れている。
「[[背景ストーリー]]と漫画の両方で直接敵対した者同士」と見ることも出来、そういう意味では唯一無二である。
-《ボルシャック》と[[創世神]]から、[[種族]]と[[文明]]全てを過不足なく継承している。
--[[ボルシャック]]では初の[[3色]][[クリーチャー]]。
--[[ベリーレア]]では初の4[[種族]][[ディスペクター]]。おそらく、「[[ゴッド]]/[[オリジン]]」という文字数の少なさが功を奏したのだろう。
--[[ジョニー]]以外で基礎[[パワー]]が10000丁度なのは[[DMEX-19]]時点ではまだ珍しく、[[特>スペシャルズ]][[殊>《10月》]]な物を加えても5種類目である。そのような性質を「[[原初の存在>オリジン]]」と「[[決闘の歴史の象徴>ボルシャック]]」のディスペクターに持たせるのも、一種の「ディスペクト」なのだろうか。
}}

-[[王来MAX背景ストーリー]]では[[「亜堕無」>《神ナル機カイ「亜堕無」》]]と[[EVE>《EVENOMIKOTO》]]が「[[ディスペクター]]だった時の情報から[[S-MAX進化クリーチャー]]として[[復活>《「亜堕無」-鬼MAX》]][[する>《EVE-鬼MAX》]]」という描写があったが、その参照元となった[[ディスペクター]]はこの[[クリーチャー]]なのだろう。
--どの段階でこのクリーチャーが誕生したかは明かされていない。[[《ボルシャック・ドラゴン》]]が[[《王来英雄 モモキングRX》]]と出会う前なのか、或いはパラレル的なもしもの姿なのか、どう解釈するかはプレイヤー次第である。
鬼の歴史においてはこの姿でジャオウガの前に立ちはだかったとも推測できる。

-『混成』[[3色]][[ディスペクター]]だが[[呪文]]に関連した[[能力]]を持たない。[[シールド]]の増減に関連した[[能力]]を持つという点では、どちらかというと『連結』[[ディスペクター]]に近い存在と言える。

-[[ブロッカー]]を持つ初めての[[ボルシャック]]。当然、[[《ヘブンズ・ゲート》]]に対応する[[ボルシャック]]も初めて。
[[ボルシャック]]と縁深い[[切札 勝舞]]は[[《ヘブンズ・ゲート》]]を象徴的に操る[[白凰]]と親しい仲であり、相手のカードや戦術を借りたり、互いの切札が合体したりといったことが度々あったが、[[ブロッカー]]が付くことはなかった。

-[[フレーバーテキスト]]には「始まりのディスペクター」とあるが、このクリーチャーが最初に作られたという意味ではない事が後に[[判明した>《アイアンラビットンボ》]]。


**関連カード [#card]
-[[《ボルシャック・ドラゴン》]]
-[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]
-[[《ボルシャック・ドラゴン GS》]]
-[[創世神]]
--[[《蒼世神 ADAM》]]
--[[《創聖神 EVE》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMEX-19]]
'''「はじまり」を象徴するもの同士が、始まりの[[ディスペクター]]となった。'''

**収録セット [#pack]

-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMEX-19「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](21/68)

**参考 [#reference]
-[[ディスペクター]]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[ゴッド]]
-[[オリジン]]
-[[ボルシャック]]
-[[EXライフ]]
-[[ブロッカー]]
-[[パワード・ブレイカー]]
-[[山札送り]]
-[[シールド追加]]

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