#author("2024-04-28T05:25:38+09:00","","")
#author("2024-04-28T05:26:19+09:00","","")
*《&ruby(しょうり){勝利};の&ruby(ちょうじょう){頂上}; ヴォルグ・イソレイト&ruby(シックス){6th};》 [#top]

|勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th UC 光/水/闇/火/自然文明 (15)|
|サイキック・スーパー・クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 15000|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが攻撃する時、クリーチャーを合計3体まで、自分の手札、マナゾーン、または墓地から出す。|
|自分の他のクリーチャーに「ブロッカー」、「ジャストダイバー」、「スレイヤー」、「スピードアタッカー」、「マッハファイター」を与える。|
|BGCOLOR(white):覚醒リンク前⇒[[《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》]](上)/[[《頂上の精霊 ミラクルスZ》]](中)/[[《頂上龍素 サイクリタ》]](下)|

[[DM23-EX2]]で登場した[[5色レインボー]]の[[サイキック・スーパー]][[デーモン・コマンド・ドラゴン]]。

クリーチャーを3体も[[コスト踏み倒し]]できる豪快なアタックトリガーに加え、他のクリーチャーに様々な能力を付与できる。
踏み倒し可能なゾーンが多いため、[[1ショットキル]]を決めるのは容易。[[ハンデス]]や[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]などで邪魔されにくいのも利点。
[[《T・T・T》]]でカードを引きまくったり、[[《神秘の石柱》]]で[[マナ]]や[[墓地]]にキーカードを揃えるなどすればリンク完成した瞬間に勝利確定と言える。
ただし、[[ブロッカー]]付与に関しては裏目に出ることがまれにあるので、[[《超爆デュエル・ファイアー》]]や[[《メガ・ブレード・ドラゴン》]]の餌食にならないよう気を付けたい。

一見すると着地が難しい上に[[リンク解除]]すら持たないクリーチャーに見えるが、リンク元が共通の[[超次元召喚]]能力を持つ上に全てコスト5なので意外と揃えやすい。
2023年10月現在、1枚のカードでリンク元を2体以上出せる可能性があるカードは、[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]・[[《超次元ライデン・ホール》]]・[[《ガイアール・ゼロ》]]・[[《星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン》]]・[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]の5枚が存在している。
流石に後ろの2枚は[[オーバーキル]]寄りだが、他のカードは使えば一気に[[GP覚醒リンク]]に近づけるので相性が良い。

[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]で[[超次元]][[呪文]]を[[手札]]から[[コスト踏み倒し]]で唱え、[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]で増幅させて一気に[[GP覚醒リンク]]を狙うという手もある。4コスト超次元呪文を軸にすれば4ターン目には[[GP覚醒リンク]]を狙える。

//「など」と書く場合、ちゃんと該当するカードが他にあり、それを省略する場合に使ってください。(《ライデン・ホール》は見逃してました……)
//《次元院のディメンジョン・ホーン》は、自然を含むのが《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》だけなので2体出しは不可

あまり[[高速化]]の影響が進んでいない[[カジュアル]]での対戦場面では、単に[[5色]]デッキが大量[[マナ加速]]によって15[[マナ]]に到達した際の勝利手段として、真っ当にリンク元を[[召喚]]しても良いだろう。
[[手札]]に有効なマナの使い道が無い時にも、それどころか40枚の[[山札]]に明確な[[フィニッシャー]]を用意していなかったとしても[[選ばれない>アンタッチャブル]][[スピードアタッカー]]の[[クリーチャー]]を最低でも6[[打点]]分用意できる。

**ルール [#aaafc9f2]
-このクリーチャーの2つ目の能力について、[[ブロッカー]]、[[スレイヤー]]、[[スピードアタッカー]]、[[マッハファイター]]は[[常在型能力]]であるが、[[ジャストダイバー]]は[[誘発型能力]]である。このため、これらの能力には以下のような差が生まれる。
--[[ブロッカー]]、[[スレイヤー]]、[[スピードアタッカー]]、[[マッハファイター]]能力は、《ヴォルグ・イソレイト》がリンクするより前にいたクリーチャーも恩恵を得られる。一方、《ヴォルグ・イソレイト》が離れると、それらの能力は全て失われる。
--[[ジャストダイバー]]は、《ヴォルグ・イソレイト》より後に出たクリーチャーしか効果を受けられない。一方、一度誘発したら《ヴォルグ・イソレイト》が離れても[[攻撃されない]]、[[選ばれない>アンタッチャブル]]の2つの効果は続く。

-なお、[[マッハファイター]]はそのクリーチャーが出たターンでなければ効果を失うため、リンクするより前のターンからいたクリーチャーにはほぼ無意味なものとなる。もっとも、[[スピードアタッカー]]も前のターンからいたクリーチャーにはほぼ無意味であるためあえて書く弱点でもない。

**他のカード、デッキとの相性 [#qbf8d554]
-以下の手順で、任意の1体の[[cip]]を無限に使える。

+《ザビ・ミラ》Aで3体破壊し、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》に[[GP覚醒リンク]]させる。
+このクリーチャーの[[アタックトリガー]]で、《ザビ・ミラ》Bと《([[cip]]を使い回すクリーチャー)》を出す。
+《ザビ・ミラ》Bの[[cip]]で《6th》と《ザビ・ミラ》Aと《([[cip]]を使い回すクリーチャー)》を破壊して攻撃キャンセルしつつ、3体出しで《6th》にリンクさせる。
+2.に戻りループする。

純粋に、[[ハンデス]]を無限ループするだけでも詰めとして使える。相手の手札にクリーチャーが1枚もない状態では[[《ヘブンズ・ゲート》]]も[[《光開の精霊サイフォゲート》]]も[[腐る]]ため、無限[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]→SA《マーダン》1点→ループでハンデスしてから1点のループで[[【ムザルミ天門】]]の対策が可能。
純粋に、[[ハンデス]]を無限ループするだけでも詰めとして使える。相手の手札にクリーチャーが1枚もない状態ではシングル・ブレイクの[[《ヘブンズ・ゲート》]]と[[《光開の精霊サイフォゲート》]]が[[腐る]]ため、無限[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]→SA《マーダン》1点→ループでハンデスしてから1点のループで[[【ムザルミ天門】]]の対策が可能。
ここで[[《水雲の聖沌 5u170n》]]は《ヴォルグ・イソレイト6th》をタップ対象に選ぶことで、ループを切ることができるので注意。(以下の[[ジャストダイバー]][[引き継ぎ]]で《6th》を保護しておけば問題ない。)

古からある[[《黒神龍ザルバ》]][[ライブラリアウト]]戦術もできるし、[[マッハファイター]]&[[スレイヤー]]付与もあるため相手のクリーチャーが全滅するまで使い回せる。《ザビ・ミラ》で無限に[[pig]]も誘発できるので[[《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]の[[ラスト・バースト]]でも相手の[[ライブラリアウト]]が可能。

-[[《アーテル・ゴルギーニ》]]があれば《ザビ・ミラ》1枚でループ可能。
--《ザビ・ミラ》で《アーテル》含む3体破壊しようとし、《アーテル》の破壊に[[置換効果]]を適用してかわりに《ザビ・ミラ》を破壊する。
--《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》に[[GP覚醒リンク]]させるところまでは同じだが、この時点で1枚目の《ザビ・ミラ》が墓地にある状態なので[[アタックトリガー]]ループに2枚目の《ザビ・ミラ》が必要にならない。

//-[[超次元ゾーン]]に《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》の構成カード3枚を2セット入れておけば、一度上記の《ザビ・ミラ》ループで頭数を増やしていき2体目の《6th》がいる状態になれば、「自分の他のクリーチャー」特有の発生源本人は付与の恩恵を受けられない欠点を解消できる。
//--といっても、実際には有効活用するのはバトルゾーンに少なくとも1体、[[ジャストダイバー]]解決済みの《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》が作れる可能性があるという部分だけだろう。[[スピードアタッカー]]付与の部分は[[引き継ぎ]]がないため、耐性のないそれが除去されてしまえば、このターン出たクリーチャーが[[召喚酔い]]状態に戻ってしまい[[ワンショット]]失敗のリスクがある。

-最少で、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》の構成カード4枚(1枚はダブり)採用しておくことで、バトルゾーンに[[ジャストダイバー]]を引き継いだ《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》を残せる。
--《ミラクルスZ》を2枚採用したとして話を進める。[[状況誘発]]で《ヴォルグ・イソレイト6th》に裏返ったのを確認してからダブりの《ミラクルスZ》を出す。この《ミラクルスZ》はジャストダイバーを解決して耐性を持つ。それが済んでから《ヴォルグ・イソレイト6th》を超次元ゾーンに戻してもバトルゾーンの《ミラクルスZ》にジャストダイバー状態は残るため、《ザビ・ミラ》ループで《ヴィル・ド・テラ》《サイクリタ》の2体を出せば[[引き継ぎ]]で《ヴォルグ・イソレイト6th》もジャストダイバー状態になる。
---「自分の他のクリーチャー」特有の発生源本人は付与の恩恵を受けられない欠点を貫通して、《ヴォルグ・イソレイト6th》本人があたかもジャストダイバー能力を得たかのように振る舞える(実際には得るのは能力ではなく効果)。バトルゾーンにある[[スピードアタッカー]]付与の発生源のこれが除去されてしまい、このターン出たクリーチャーが[[召喚酔い]]状態に戻ってしまい[[ワンショット]]失敗になるリスクを減らせる。

**環境において [#s107e1aa]
//この様にフィニッシャーとしても強力だが、覚醒前の三枚も[[《超次元の手ホワイト・ブラックホール》]]など多様な[[超次元呪文]]に対応しているので汎用性が高い。
//総じて、今後の[[アドバンス]]環境において必須級のカードと言えるだろう。

[[チャンピオンシップ]]では、[[GP覚醒リンク]]前の個々の3体は[[《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》]]/[[《蒼き覚醒 ドギラゴンX》]]ほどの押し付け力がなく、[[超次元召喚]]で呼び出せる性能に反してあまり汎用性はない。
[[超次元ゾーン]]の枠の面では[[【モルトNEXT】]]なら余裕がなく、【モルネク】偽装なら《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》の関連カードを入れると違うことがバレてしまうため入れてしまったら[[ブラフ]]にならず、[[【赤黒バイク】]]系でも[[P侵略]]の[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]や[[《超次元キル・ホール》>《轟速 ザ・レッド/超次元キル・ホール》]]で出せる[[《STARSCREAM -ALT MODE-》]][[《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》]][[《時空の英雄アンタッチャブル》]][[《魔導器プロテクト》]]と入れたいカードが多数ある。消去法で、本当に[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]で[[GP覚醒リンク]]を狙うデッキか、[[アドバンス]]環境に[[オリジナル]]デッキを微調整した流用デッキで挑み、ほとんどあるいは一切[[超次元ゾーン]]を使わない自由枠に採用されていることが多い。

登場2日目のアドバンスでは、これを[[フィニッシャー]]にした[[《CRYMAX ジャオウガ》]]抜きの[[【青黒緑ジ・ウォッチ】>【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]が準優勝(ただし32人規模のチャンピオンシップ)。[[覚醒リンク]]元は[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]で呼び出せるため、想像以上に用意しやすい。このカードの登場によって、[[殿堂復帰>殿堂解除]]後に需要が皆無であった[[《超次元バイス・ホール》]]も入賞実績をまた作るようになった。

[[DM23-EX2]]発売2週目には、[[《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》]]と[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]を採用した【80枚ディスペクター天門】なる[[【4色ロマノグリラ天門】]]の亜種がアドバンスで3位入賞。
気になる超次元ゾーンの枠は、[[《13番目の計画》]]4枚、[[《頂上の精霊 ミラクルスZ》]][[《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》]][[《頂上龍素 サイクリタ》]]各1枚、[[《蒼き覚醒 ドギラゴンX》]]1枚の計8枚である。

[[DM23-EX2]]発売2週間後には、【白青黒緑ヴォルグ・イソレイト6th】なる専用デッキが3位入賞(ただし50人規模のチャンピオンシップ)。これで[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]と[[《水上第九院 シャコガイル》]]を呼び出してフィニッシュする型であった。

[[DM23-RP4]]発売直後のアドバンスでは、これで[[《龍月 ドラグ・スザーク》>《龍月 ドラグ・スザーク/龍・獄・殺》]]や[[《CRYMAX ジャオウガ》]]を呼び出し、過剰打点で押す型の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]の上位入賞報告が為された。

[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]で破壊カウントを稼げることを活かし、[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]]で[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]を呼び出す場合もある。

DMGP2024-1stの優勝デッキは、[[【黒緑アビスロイヤル】]]の[[メインデッキ]]に[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]を入れてこのサイキック・スーパー・クリーチャーの着地を視野に入れたものだった。[[《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》]]経由で《ザビ・ミラ》を出す工夫、《ヴォルグ・イソレイト》から呼び出すフィニッシャーに[[《無双恐皇ガラムタ》]]を採用する工夫もあった。
//もっとも、大抵は過剰打点を組んで[[スピードアタッカー]]・[[ジャストダイバー]]化して一斉攻撃すれば、[[《無双恐皇ガラムタ》]]まで使わなくとも大体勝てる。
[[【黒緑アビスロイヤル】]]の打点生成能力は余裕で[[リーサル]]を組めるものであるため、《ガラムタ》は[[【ムザルミ天門】]]対策の札である。

**その他 [#v7338bd0]
-[[DMGP-''6th''>公認グランプリ]]が由来となったカード。
リンク元となった3体は、当大会の優勝チーム「卍陸の孤島卍」の各メンバーが使っていたカード並びにデッキを元ネタとしている。
一方でこのカードは、卍陸の孤島卍が3人共通で採用していたカードであった[[《''ヴォルグ''・サンダー》>《ヴォルグ・サンダー》]]が由来となっている。カードイラストには、3体の[[《ヴォルグ・サンダー》]]が融合した三つ首の龍が描かれている。

-カード名の「イソレイト」は、「隔離」「孤立」「絶縁」などの意味を持つ単語「isolate(読みは:''アイ''ソレイト)」が由来だろう。チーム名である「孤島」から拝借してある。
また、本来[[《サンダー・ティーガー》]]とリンクする[[《ヴォルグ・サンダー》]]が単独で成立していることに対し、電気における「絶縁体」のニュアンスも引っかけていると思われる。
--能力は[[《ヴォルグ・サンダー》]]の面影はないものの、墓地のクリーチャーを踏み倒せることから、一定のシナジーを持っている。
しかし、あちらは現在[[プレミアム殿堂]]入りしているため共存させることは不可能。

-なんと''[[アンコモン]]''である。これ程巨大でフィニッシャーに相応しい能力を持つクリーチャーが低レアリティなのは珍しい。元となる3枚の封入率の偏りをなくし揃えやすくするための配慮だろうか。
--また、[[5色レインボー]]としても[[アンコモン]]なのは史上初である。

-[[付与]]できる5つの[[能力]]は、[[ファイブ・オリジン・ドラゴン]]がそれぞれ持つ[[キーワード能力]]と一致している。

-[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]初の[[ハンター]]でも[[エイリアン]]でもない[[クリーチャー]]。

**関連カード [#u3b9524c]
-[[《ヴォルグ・サンダー》]]
-[[《勝利のヴォルグ・サンダー》]]
-[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#o221e838]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#xfc06bd5]
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](85b/112)(86b/112)(87b/112)

**参考 [#a41bc48a]
-[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]
-[[デーモン・コマンド・ドラゴン]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[アタックトリガー]]
-[[手札]]
-[[マナゾーン]]
-[[墓地]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[ブロッカー]]
-[[ジャストダイバー]]
-[[スレイヤー]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[マッハファイター]]
-[[付与]]

&tag(サイキック・スーパー・クリーチャー,サイキック・クリーチャー,サイキック,クリーチャー,光文明,水文明,闇文明,火文明,自然文明,5色レインボー,多色,コスト15,デーモン・コマンド・ドラゴン,デーモン・コマンド,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,パワー15000,T・ブレイカー,アタックトリガー,コスト踏み倒し,リアニメイト,ブロッカー付与,ジャストダイバー付与,スレイヤー付与,スピードアタッカー付与,マッハファイター付与,・,UC,アンコモン,RUI MARUYAMA);